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2024-10-10 28:40

#18 児童福祉の業界から見えたこと。あるがままでいられる社会を目指して(一般社団法人くじら雲 並川 明日香さん)

今回のゲストは、京都市北区の新大宮商店街にある「放課後等デイサービスそらいろチルドレン」で活動する並川明日香さんです。みなさんは「児童福祉」と聞いて、何を思い浮かべますか? 並川さんは、福祉において、子どもたちのために「やってあげる」「支えてあげる」ではなく、互いに尊敬し合い、対等な関係で接することが大切だと考えています。今回は、並川さんに、福祉に興味を持ったきっかけや、現在の活動についてお話を伺いました。


▼今回のトーク内容

自己紹介/放課後等デイサービスとは/大学で福祉を専攻/障害という言葉の違和感/児童館のアルバイト/そらいろチルドレン/新大宮商店街/地域との関わり/児童福祉について/ありのままでいられる居場所づくり


▼出演

ゲスト

並川 明日香

京都生まれ。関西学院大学 人間福祉学部卒業。大学在学中の児童館でのアルバイトをきっかけに児童福祉の分野に興味をもつ。大学卒業後は「京都市障がいのある中高生のタイムケア事業」の支援員として勤務、京都市内の総合支援学校に通う中高生の余暇活動の場に携わる。2019年一般社団法人くじら雲に入職、「放課後等デイサービスそらいろチルドレン」の職員として現在活動をしている。


京都移住計画でも求人記事を掲載しています。

https://kyoto-iju.com/works/kujiragumo


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並川さんよりメッセージ

福祉施設や事業の枠組みにとらわれず、こどももおとなもみんなにとって心地よい居場所づくりがしたいという思いで活動してきました。

最近では『いっしょに生きる』という大きなテーマのもと、こどもといっしょにあそびを深め、地域や社会とのつながりのなかで生きていくことについても探求しています。

こどもたちが「今」をおもいっきり楽しみ、未来に希望をもってわくわくしながらすごすためになにができるか?どうすれば良いか?

ひとりの人間、ひとつの事業所としてできることは限られてしまいますが、こども、おとな、地域など...立場をこえていろいろな方といっしょに「対話」や「探求」を重ねながら、こんな居場所があったらいいな、こんなことできたらいいなを実現していきたいです。

そらいろチルドレンがある新大宮商店街、その周辺には魅力的なスポット、素敵な方がたくさんおられます。こどもたちもあたたかく見守っていただきながら活動しています。この地域の良さもたくさんの方に知っていただけたらうれしいです!


メインパーソナリティ

中村 千波:⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/chinamaily⁠⁠⁠⁠

京都に生まれ、大学卒業まで一貫して京都で過ごす。学生時代から「納得できるキャリア形成」に強い興味を持ち、人材業界へ就職。東京・大阪での勤務を経験し、京都へUターン。「これもいいし、あれもいい。」多様性が生まれる生き方・働き方を探究・探求している。


▼番組概要

京都の様々なプレイヤーが集まり活動している様子や「居・職・住」について、鴨川でゆっくりしながら雑談する番組。記事に載せきれなかったことや、日々の生活のことなど、音声コンテンツならではの情報もお届けします。ホストは「京都移住計画」のメンバーが務めます。


▼京都移住計画

WEBサイト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://kyoto-iju.com/⁠


サマリー

児童福祉の業界で働く並川明日香さんが、放課後とデイサービスの重要性や自身の学びを通じて感じていることを語ります。特に、障害を持つ子どもたちとの関わり方や、対等な関係を築くことの大切さについての洞察が深まります。並川さんは、子どもたちの個別支援計画を通じて彼らの個性を理解し、楽しめる時間を提供することの重要性について話します。また、地域の商店街との繋がりや公園での活動が、子どもたちにとって素晴らしい体験を提供していることも強調されます。児童福祉の分野では、すべての人が心地よく過ごせる居場所の重要性と、地域社会全体で子どもたちを見守る必要性が強調されています。

ゲストの紹介と児童福祉の背景
鴨川でゆっくりしたいラジオ、通称鴨ラジオの時間がやってきました。
本日のパーソナリティは中村が務めます。よろしくお願いします。
鴨ラジオでは、ゲスト会と称して、京都移住計画でお世話になっているパートナーや企業の皆さんをゲストにお呼びして、それぞれの京都移住話を伺っています。
今回は放課後とデイサービスを運営する一般社団法人くじら雲の並川明日香さんをゲストにお迎えしました。
個性豊かな子どもたちや地域に向き合う並川さんが、児童福祉業界で働いてみえた世界や感じていることなどを中心に伺っていこうと思います。
京都には今までの鴨ラジオにもたくさんいろいろな種類の会社さんの方々が出演いただいているんですけれども、そういったたくさんの仕事がある中での児童福祉業界って何なんだろうというところも一緒にひも解いていければなというふうに思っています。
では並川さん、本日はよろしくお願いします。
放課後とデイサービス、空色チルドレンの並川明日香と申します。よろしくお願いします。
放課後とデイサービスっていうところが、もしかしたらなじみない方もいるのかなと思うので、どういった施設というか機能であったりとかなのか教えていただいてもいいですか。
はい。放課後とデイサービスなんですけど、学校の後の放課後の時間を過ごす場所で、障害のある子どもたち、特性のある子どもたちなんですけどもが対象で、小学校1年生から高校3年生までの子どもたちが通える場になっています。
ありがとうございます。そうやって今お仕事としてされている放課後とデイサービスの運営であったりとかなんですけれども、もともとのちょっと並川さんの起源じゃないですけれども、ご自身について伺いたいなと思っていて、ご出身は京都でいらっしゃってですかね。
はい。
そこからこの児童福祉と呼ばれる分野のところですかね、学ぶきっかけになったことって何があらはったんですか。
そうですね。まず中学高校の時に通ってた学校が割と福祉の活動に力を入れている学校で、年に1回施設訪問だったりとか、そういう体験を割とする学校だったんですけど、
そのきっかけにちょっとだけ福祉という世界に興味を持ち始めて、ざっくりなんですけど、大学進学の時に何を勉強していこうかなと考えた時に、そこがちょっと私の中できっかけというか、思いというか、残っているものだったので、
大学ではちょっとそこを深掘りしてみたいなというところで、大学の時に福祉の学科に先行して、進学して、それが学び始めたきっかけかなと思います。
ボランティアに参加したことから、大学での先行を決めてってなったと思うんですけれども、このボランティアに参加した時の福祉へのイメージというか、どういったものだと思っていたんですか。
そうですね。学校のイベントなので、最初は言って行ってるみたいな感じがあったんですけど、行ったら行ったで、私はいろんな人と関われるのが面白いなと思って、こんな場にはこんな人がいるんだとか、
あと職員さんとかも、本当に丁寧に関わられてる方だったりとかもたくさんおられて、いい場所だなっていうのと、働くってこういうことなんだっていうのも、ちょっと結びついた気がします。
なるほど。大学ではどんなことを具体的に学んであったんですか。
そうですね。社会福祉士を取る過程を実行してたので、それに関連するものではあるんですけど、そういう大学のことから実習にも行かせていただいて、私が行ったのは、発達障害のある子どもの施設、療育施設だったんですけど、それもすごくいい経験になったりとか、
あとゼミは、障害のある方のことを研究するようなゼミにちょっと入って、かなり障害っていろんなものがあると思うんですけど、生きるとか死ぬとか、本当に人間として大事なことに結びつくような、
障害持ってる人だけじゃなくて、私たちの生活でも感じる必要があるようなリアルみたいなところを、わりと障害持ってる方から学ぶというか、そこを追求するようなゼミだったので、そこにもすごくのめり込んでいったというか、すごくそういうリアルを障害持った人から教えてもらうというか、そういうゼミだったかなっていうふうに思ってます。
児童福祉における思いや価値観
今のお話から、人間の根本を突き詰めるみたいな言葉でもおっしゃってたと思うんですけども、それって多分いろんなアプローチがあると思ってて、哲学的に考える人もいれば、それ以外の実験的な感じで理系分野で突き詰める人もいれば、いろんなアプローチがある中での福祉なんだなっていうのが、私の中でも新しい発見だったんですけれども、のめり込んでいったっていうのは、どんなところに面白みを感じてあったんですか?
面白み、そのゼミでですかね。
そうですね。この福祉っていうのを追求していく中で、生と死を考えるようにさらにのめり込んでいった言葉があったので。
そうですね。やっぱり私たち生活してる中では、そんなに不自由がなかったりすることがやっぱり多かったりするんですけど、重度の障害、例えば近似ストロフィーとか、どんどん進行してて、体の使い方というかにどんどん動かなくなっていてっていう進行性の病気の方だったりとかの研究というか、
書籍読んで、ちょっと学んだりとかいう時もあったんですけど、そういうのって、私たちの日常とちょっと違うことを考えるきっかけというか、視点ではあるんですけど、
ちょっとぼーっと今はしてるけど、そうやって毎日を必死に生きてる人たちもいるんだなっていう、なんかそういう非日常じゃないけど、そういうところからちょっとのめり込むというか、私たちもっとやらなきゃいけないこととか、もっと毎日一生懸命生きなきゃいけない、
常に一生懸命というのはちょっと大変なんですけど、そういう時間ってやっぱり振り返ったりとか、そういう時間が必要なんじゃないかなっていうのを気づかされるような学びになったかなっていうふうには思います。
なるほど。非日常っていう言葉で、いろいろな特徴を持たれてる方について、最初思ってたものが、それをある種自分の使命感まではいかなくても、日常に近くなってきて、その人たちのためにというふうに、徐々に仕事にしていくっていうふうな印象に、児童福祉の業界というかの事柄自体が思えるようになっていかったんですか?
そこがすごく仕事と結びついたっていうよりは、生きることを考えるきっかけになったっていう感じなので、それを常に考えられるような現場でお仕事するっていうのは、確かにやりがいとか生きがいにつながってくるのかなっていうのは、どこかで、そんなに自分ではっきりと感じてたわけではないけど、
感じてたのかなっていうふうには思います。
なるほど。生きるっていうのを、どういう立ち位置で見る感じなんですかね。
そういうのが、私自身は児童福祉の業界で働いたことがないので、リスナーの方の中でも割合としてはめっちゃ多いわけではないと思ってて、支えたいみたいな、どっちかっていうと、寄り添ってというより背中を押してあげてとか、そっちの印象を持たれている方が多いのかなと思ったときに、立ち位置的にお話聞いていると、背中を押すだけじゃないような気もしたんですよね。
そうなんですよね。私自身もだし、今働いているソライロチェルドレンもなんですけど、やってあげるとか、支えてあげるっていう感覚は正直全くなくて、常に対等な立場でいたいっていうのも、私たちの中であって、子供も一人、生まれたのが早いか遅いかだけで、一人の人としては、本当に一緒で、お互い尊敬して、
大事にされるべき立場であるし、そこは全く変わらないし、対等な立場で物事も楽しみたいし、話したいし、子供たちから学ぶことっていっぱいあって、なので、どっちかっていうと、一緒に学んだり、一緒に考えたり、一緒に楽しいことを共有したりできる仲間っていうのを作っていきたいっていうような気持ちで。
はい。なので、正直、障害っていう言葉も、ちょっと抵抗あるような感じで、それはその人の一つの特徴であるだけであって、本当にその人を知りたいという感じで、子供たちもその子を知りたいっていう感じなので、正直、あんまそういう目でって言ったら、いい肩がれなんですけど、
なので、診断名とか、障害がある子だと思って、あんま関わったことがないというか、まずはこの子を知ろうっていうような、何が好きで、何が楽しくって、何をしてるときにいい顔してるのかなとか、それは大人も子供も一緒だなと思うし、障害が重くても軽くても何でも、それはもう一緒かなと思ってます。
今のお話を聞きながら、たぶん学問としてもちゃんと学んでこられたももちろんですし、そういった方々とどれだけ向き合ったかっていう、理解をするために何をこうしてきたんですかっていうのが、結構重要なのかなと思っていて、
それはたぶん業界についての知識もそれだと思いますし、特徴を持たれた方についても同様のことが言えるなと思ったので、結構普遍的に、別に福祉にとらわれず、同じようにその人を理解するために、知ろうとすることをしたんだっけっていうのは、すごい帰ってきたなと思うんですが、
ナミカさんご自身の今の福祉に対する思いであったりとか、子供たちに対してどうこだわって接しているのか、すごい今語っていただいたと思うんですけども、もっともとでいくと、大学を卒業されてからは、一社目という言い方がいいんでしょうか。何にまずはトライをし合ったんですか。
大学のときに少しさかのぼるんですけど、児童館のアルバイトをしていて、その経験もかなり私の中では大きな仕事を決めるきっかけになったんですけど、児童館って放課後を過ごす場で、私は学童とかに行ってたわけではなかったので、
すごいこんなただいまって言える場所が、おうちとか以外にあるんだっていう、すごく本当にいい場所があるっていうところの気づきもあって、放課後の居場所っていうところは、なんかちょっと私もずっと関わっていたいなとか、あそこに来る子供たちと一緒に関わってたいなみたいなところはぼんやりとあって、
で、就職も同じ法人がやられてたタイムケア事業っていう、それは障害のある子の放課後の支援の場だったんですけど、そこに就職させていただいて、6年ほどそこで職員をさせていただいてました。
子供たちとの関わり方
そこから鯨雲に入らはってっていう形だと思うんですけれども、実際どんな仕事をしてはるのか、みたいなところでいくと、1日の動き方であったりとかってどんな感じなんですか。
そうですね、子供たちに学校行ったその後に来るので、だいたい子供と一緒に過ごせる時間っていうのは放課後の午後の3時以降とかぐらいになってくるんですけど、その前にちょっと学校にお迎えに行ったりっていうこともあるんですけど、なので午後から子供たちと関わっていくっていう形で、
それまでの時間っていうのは地域の関係機関が集まるような学習会とか、そういうものにあれば参加したりとか、あと子供たち一人一人個別支援計画っていうものを立てていて、どんなことをソライロチルドレンでしたいかとか、子供たちの思いだったり保護者の方の思いを聞き取りながら、一人一人どんなことができるかなっていうのを計画に立てて過ごしてるんですけど、
それを半年ごとに見直したりはしてるんですけど、その個別支援計画を作ったりとか、あと保護者の方と面談をしてちょっとお話しさせてもらったりだとか、その時期によってちょっとやってることは様々だったりはするんですけど、子供たちと遊ぶ時間の前はそういうこともしたりはしています。
ありがとうございます。
この子供の特徴ってこんなやなとか、個性の部分であったりとか、そこをどう理解をして、どう生かしていくかって、こだわってはることとか、理解するためにしてることってありますか?
そうですね。でも本当に先ほどもお伝えしてたんですけど、関わっていく中で、どんなことしてる時がすごく一番楽しそうにしてて、いい顔してるかなっていうのが本当に一番大事かなと思っていて、
そら色チルドレンでは別に、うちに来てる時はやりたいことをやりたいようにできたら、もちろんある程度のルールとかもあったり、できることとできないことももちろんあったりはするんですけど、あるがままの自分でやりたいことをどんどん探求していくような場であってほしいなと思っているので、
その子がまずどんな時にいい顔してて、どんなことが好きで、こんなことをしたら楽しくなるんじゃないかなとか、一緒にこんなことできたらもっと広がって面白くなっていくんじゃないかなということを基本的にはベースにしながら、ここでの活動というのは決めたり考えたりはしています。
なるほど。すごくやりがいの部分であったりとかは、今までのお話の中で聞いてるなっていう感じがあるんですけど、大変な努力の部分もあるんだろうなって想像したりしていて、難しさみたいなところってどんなところにあらはるんですかね。
そうですね。やっぱり一人一人やりたいことって全然違うし、うちはあえてプログラムっていうのを用意してなくて、他のいろんなデイサービスさんいろいろなことされてて、例えば今日はこんな工作しますよとか、決めて過ごしておられるところもあるんですけど、うちはあえてそこは作ってなくて、
その日の気持ちに寄り添えるように、学校行って疲れたらちょっとお部屋でゆっくりするような遊びをしてもいいしっていうところで、いろんなその日の気持ちに合わせるようにできたらなとは思ってるんですけど、すみません、これ何の質問でしたっけ。
難しさですよね。なので、めちゃくちゃ種類があるんですよね、その子供たちから。今日はこんな気持ちだからこれしたいとか、これをやりたいけど、なんかここに行きたい、買い物に行きたいとか、そういうときにすぐに行けたりとか、そういう体制だったらいいんですけど、なかなかそれが実現できない場合もすぐにはあったりします。
そこは子供たちと話し合いながら、ごめんね、すぐにはちょっとこれできないんだけど、じゃあまずこれやっとこうかとか、じゃあちょっと今日はできないけど、この日やろうかとか、このために準備しとこうかみたいな子供たちと相談しながら、段取りとかを考えていったり、他の職員と共有しながら、今日はどこまでできるかなとか、本当にやっていいかなみたいなところとかを話し合ったり、
その調整っていうのはちょっと難しさを感じたりはしますね。
地域の魅力とビジョン
なるほど。その子に合わせてっていうところとか、その子の今の特徴を生かしてとか、状態に合わせてっていうのをしようとするときに、全部がやっぱり叶えられるわけではなくてっていうところの順番を何から踏むかみたいなところなんですかね。
ありがとうございます。
今までのこのお話の中では、どんな仕事をしててっていうところがメインで伺ってたんですけれども、くじらぐもさんがあらはる新大宮商店街自体もすごい特徴的なところではあるかなと思ってて、
ぜひこの商店街のまあ付近であったりも含めてですかね、並川さんが感じた魅力のところとか、こんな遊び方、推しスポットがあって、みたいなところもぜひ聞けたらと思うんですけど、どうですか。
船岡山公園っていう公園、とっても大きくていい公園があるんですけど、そこはほんと子どもたちとよく行く場所で、あそこがあってほんとによかったなと思っていて、遊具があって遊べるだけじゃなくて、
テッペンに登って、眺めのいいところでみんなでおやつ食べたりとか、なんか子どもたちもほんとに気に入っていて、あそこに行ってちょっとリフレッシュというか、今日は思いっきり遊ぶぞ、体動かすぞっていうときはあそこに行かせてもらって、
なんかこう思いっきり遊べる場所なので、すごくいい場所だなっていうふうに思ってます。
いいですよね。公園で楽しめるっていうのは、大人になってもできるのもいいなと思いますし、あそこの公園自体、近くに神社があったりとかもするんですけれども、土日とかですかね、開かれた形でマルシェも行われたりとかするので、結構楽しみ方はいろいろある場所だなっていうのは思ってはいて、
なんかそれ以外のところで行くと、今の地域の推しの公園というところを教えてもらったんですけども、地域の人との関わり方とか、ここでよかったな、みたいな思い出話とかってあったりしますか?
やっぱ商店街の中にある事業所なので、あそこに子どもたちがいるっていうのは、なんかわりとにぎやかなので、みなさんわかってくださってて、近くに鶏肉屋さんがあったりするんですけど、そこのお店の方とかは、うちに来てる子どもたちのこともよく知ってくださってるので、なんか声かけてくださったり、元気にしてるとか、そういうコミュニケーションもあったりとか、
お隣の方もすごくおもちゃ持ってきてくださったりとか、虫捕まえて持ってきてくださるおじちゃんとかも近くにいて、子どもたちもすごくお喜びで、なんかこういろんな方に見守られながら過ごしているなっていうので、本当に商店街にあってよかったなっていうふうに思ってます。
この施設だけでどうにか子どもたちをせねばってなると、やっぱりスタッフとしても負荷がというか、責任感がみなさんあらはるからしんどいけれども、他にも助けてくれる人がいるよっていうのもそうですし、あと地域で子どもたちを見ているっていうところ、なんかこれが後々大きくならはったときにもいい影響があるんだろうなっていうのは思いますよね。
そうですね。本当に施設というか、こういう私たちだけではできる限界が本当にあって、子どもたち一人一人これから地域に出ていって過ごしていくので、本当にいろんな方の目で見ていただいて、関わってくださる方を増やすっていうのは私たちの中での課題というか、目標でもあって、あの子知ってるとか、あそこにいたねとか、何か困ってそうなときに声かけてくれたりとか、
そういう方をどんどん増やしていくっていうのは大事かなというふうに本当に思っています。
業界への影響と自己変革
いろんな大人に子どものときから会ってるかどうか、この人は助けてくれるとか、こうなりたいとか、なんかそこの一つのロールモデルまではいかなくても、なんかそのあたりの大人への安心感みたいなのが育まれそうな気もしますよね。
そうですね、なんかこう本当にいろんな大人にあって、いろんな考え方があるんだっていうのをちっちゃいときからね、あの知ってもらえたら嬉しいと思うし、なんかね、もちろん厳しいこと言ってくれる大人もいていいと思うし、あ、でなんか大きくなってからね、あ、そういうことだったんだって気づいたりもするだろうし、なんかこういろんな人の目でいろんな関わり方してもらえると、あの本当にいいかなというふうに思ってます。
ありがとうございます。今までが結構地域との関わりであったりとか、そこから見えてきたことをいろいろ教えてもらってきたんですけれども、結構あのばっくりとでっかいちょっと問いかけを投げたいなと思ってまして、この児童福祉の業界というところには関わってこられたと思うんですけど、なんかそこに関わったことによって自分自身がこう変わったなとか、なんか感じていること、見えたことみたいなのってどんなことがありますかね。
そうですね。大人になって、なんか子供たちが、なんかね、どんな社会で暮らしていってほしいかなとか、なんかどんな場所で大きくなっていってほしいかなとか、そこに自分も関われたらなとかいうのはすごく思うようになったというか、やっぱりなんかこう制度に乗って、今は放課後等デイサービスっていうシステムというか、
制度を使わせてもらってるんですけど、どっちかっていうと、それだけじゃなくて、なんかやっぱりね、それはなんか手段であって、本当にどうすれば気持ちいい場所を作れるかっていうのがすごく大事なのかなと思っていて、
大きくなっても、なんかただいまって言えるような、なんかそんな居場所をやっぱり作っていきたいなっていう、なんかそういうのが子供たちにとって必要なのかなっていうのを、最近というか、このお仕事を始めてから思うようになりました。
すごい視点のところから、それこそ地域の方と関わって、なので地域のためにという視点も身につくような気はしたんですけど、さっきのお話だと、社会ってどうあるといいんだろうという、かなり壮大なテーマに目を向けるようにならったかなと思って、これはなんか、なんでそうなってきたんですかね。
そうですね、やっぱりなんかこう、どうなんだろう、なんかね、その放課後等での制度だけではやっぱり、なんかこうできないこととか限界っていうのがやっぱりあったりとか、あのさっきもお伝えしたみたいな感じで、私たちだけでできる限界とかっていうのもあったりはすると思うんですけど、やっぱりなんかこう社会全体が、子供たちみんなを大事にするとか、見守るような環境であれば、
なんかそれって、私たちがしてることがもっとね、よくなるってあれなんですけど、子供たちにとってこういい環境を作れるんだなって思うので、本当に私たちにできる限界があって、だからなんかこう地域全体とか社会全体がなんかこうちょっとね、あのそういうふうな感じで変わっていってもらえたら、なんか子供たちもっと暮らしやすいんじゃないかなっていうのは本当にすごく感じているところで、
はい、だからこうちょっとそっちに目が向いてきたのかなっていうふうには思ってます。
なるほど、それって他の仕事にもすごい通じる学びのとこだなっていうのを思っていて、この自分たちが関わっている施設であったりとかが、例えば制度であったりとか構造的に見たときにどうなんだっけっていうのを引いてみるようにしたら、いつの間にかこの社会ってどうあるといいんだっけが結構自分ごとになっていくというか、
そうですね。
すごいこの視点音の上げ方みたいなところを今教えてもらった気がすごいしました。
素晴らしい。
なんか奈美香さん自身がこのご自身の中のキャリアとして叶えたいことってどういったことを想像されてるんですか。
そうですね、先ほども言ったことにちょっとつながってくるかなと思うんですけど、究極的にはなんかそのみんなが心地よくいれる居場所づくりを作れたらなとか、居場所を作りたいなっていうふうには思っているので、
それは子どもたちもそうだし、でも大人にとっても心地いい場所で、自分のままあるがままでいれる居場所づくりっていうのはすごく目指しているところではあるし、大事にしていきたいなと思っています。
なので、それが放課後でいいなのかとか、そこはちょっとわからなかったりはするんですけど、そういう居場所に関わりたいというか、を作っていけたらなというふうな気持ちではいます。
採用情報と社会への理解
ありがとうございます。
今、鯨雲さんでも求人で実際に募集はされているので、今のお話をいろいろラジオを通して聞いてくださった方、もちろん福祉という業界に興味があって、というところからご応募をするのももちろんありだと思いますし、
それ以外の、鯨雲さん以外のスタッフの方がどんな思いで、この児童福祉というところに向き合っているのか、いろいろな側面での児童福祉について知りたい方も、ぜひ記事は読んでいただきたいなというふうに思っています。
今回は、児童福祉業界というところを、鯨川さんをゲストにお呼びして、いろいろと紐解きながらお話を伺ってきたんですけれども、私自身も知らないことばかりだったんですけれども、
引いてみたときに、これって別に他の業界でも同じことを言えたりとか、人に対してこういうふうなまなざしを向けたりとか、理解するために勉強したりとかって、やっぱりいろいろなものでも通じることではあるなというのが、すごく大きな発見でした。
浅川さん、本日はありがとうございました。
浅川さん、ありがとうございます。
鴨川でゆっくりしたいラジオ、通称鴨ラジオの時間でした。次回の配信をお楽しみに。ありがとうございました。
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