1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.232「思いをカタチにした..
2020-09-10 42:08

Vol.232「思いをカタチにしたら、学校を作り校長になった」

「子どもが教える学校」校長の鈴木深雪さんのインタビュー第2回目です。

大企業を辞めた後、独立して「紐解き職人」になった背景や、「子どもの教える学校」プロジェクトが生まれたきっかけ、「校長」としての思いを熱く語っていただいています。
思考整理のヒントもお聞きしています。 

オープニングでは、コロナ禍を通してフランスの生活スタイルや価値観にどのような変化が出てきたか?についてお話しています。

オフィシャルサイトは、http://projectsparis.com/


00:14
こんにちは、あきです。
今日もパリで学んだ、「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
さやみさん、今日もどうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
結局、私もさやみさんと全然会えないまま来てるんですけど、
家から出ない生活が結構続いてますよね、やっぱりね。
そうなんです。夏休みの間も、私あんまり出てないし、
本当に、そしてまた、行事とかがない限りは、あんまり出てなかったですし、
新学期始まっても、あんまり出ない。
こもってる。
なんか、おこもりモードって感じがね、続いてますね。
なんか気軽に、今までだったら、
ちょくちょくね、バス乗ったり電車乗って出かけるっていうことも、
知ってたような気がするんですが、腰がどんどん重くなっていく。
定期みたいなのがとっても重要だったんですけど、ナビゴっていうね。
でも、それさえも外に出ないから、使わないから、全然更新してないというか、全然使ってない。
もったいない感じですよね、使わないとね。
本当に必要なくなって、私本当に数えるほどしか、電車とかメトロとか乗ってないですもんね、本当に。
私もですよ。
だから地元中心で、結構できる生活になってるっていう感じかな。
歩ける範囲とか。
そう、快適にね、行ける感じですよね。
あとは、ネットとかにオーダーするっていうのがすごい多くなりました。
ネスプレッソ、コーヒーのネスプレッソでさえも、近くのシャンベリゼのお店にいつも行ってたのに、
それさえももう行かなくなって、全部宅配に変えました。
でも楽は楽ですよね、確かに。
そうなの、本当そうですよね。
全然こっちのほうが楽じゃないと思って。
そうなんですよね。
家にいるからね、基本。
家にいることが多いから、配達が来ても全然不在ってこともほぼないし、問題なく。
私もアマゾンとか、すごい使ってたね。
なんか、もう本当にアマゾンプライム使い倒してるって感じで、ありがたいことに。
やっぱり、もちろん日本ほど宅急便制度って全然フランスは良くないじゃないですか。
03:01
だけど、それでも結構ちゃんと届くし、
もちろんコロナの時はね、配達の日数とかすごいかかったりとかしてたけど、
なんかそれによって、お店側もネットで配達するシステムがすごい整えられてきてる感じ。
それはなんか、不幸中の幸いみたいな感じで、
思いのほか、こういう状況になったから、フランスの宅配状況が良くなったっていう感じで、
その恩恵に預かってる感じがします。
っていう感じはしますよね。
それは逆になんかね、良かったとちょっと思いますもんね。
さっきもね、ちょっとお話したんですけど、
例えばね、ザラとか、私、基本こっちってやっぱ試着しないとダメじゃないですか。
そうなんですね。
でもお店とか、やっぱ使えないっていうか、いけないケースが多かったけど、
でもなんかちょっとお買い物したいって。
お店行っても試着NGっていうところもいっぱいありますから、できないんですよね。
そしたらとりあえず買って、ネットで通販して、着てみて、ダメだったら検品とかね。
やっぱり私の場合、例えばザラとかで買うときも、
結構今までってそういうネットのシステムとか良くなくて、
たまたまね、何のきっかけかわからないけど、
なんか新しいものをチェックするためだったのかな。
なんかちょっとわかんないんですけど、
アプリを入れてみたんですね、ザラの。
そのアプリがすごい充実してて、
別に買わなくても気に入ったものをチェックするとかっていうだけでもすごい豊富で、
配達もね、もう次の次の日ぐらいに来ちゃう。すごくない?フランスで。
さすがザラ。
だからすごいなと思って、やっぱりお店をね、
こういう時期もあってお店を結構閉店したりとか、
あと時間がね、今までの開店時間よりも短くなってて、
だから私もねなんかちょっと、やっぱ初めてだから結構間違えて、
同じものを3着買っちゃったのね。
同じものがなんで3個も届いたと思ってびっくりして、
でもさすがに3着いらないなと思って2着返品したけど、
本当にすぐ返金してくれた。
フランスではありえないっていうくらいスムーズだったんでしょう。
そういうシステムが。
これは多分こういうことが起こらなかったら、
多分無理だったんじゃないかなっていうのはすごく感じますね。
だからネットのそういうシステムっていうのはちょっと、
06:04
今回のことで発達せざるを得なかったっていうのもあると思うので、
そういう意味では昔に比べてすごくネットが使いやすい環境にはなっているのかなっていう感じはしましたね。
けがの興味をじゃないですけど、
いろんなコロナの影響があって結局発達する部分もあったっていう。
でもそのおかげでいろいろとね、
出歩かなくてもなんとか生活できるんで、
これはありがたいですよね。
だからお店、私も全然。
洋服もあんま買ってないっていうか、洋服必要な部分って。
出歩かないから、
あんまり外をお出かけする用の洋服っていう需要がとても減ったような気がするのは私だけじゃないですよね。
私もそうですね。
私はだから、靴がやっぱりまず履かなくなるじゃないですか。
で、ちょっと今のマイブームは結構スニーカー的なものが多かったっていうのもあるから、
スニーカー系とかそういうのが本当に履かなくなって。
私もそう。
で、スニーカーかサンダル、それもね、ビーサンですよ。
夏だからね、特に夏はそうなんだけど。
でもビーサンで街歩いてますもんね。
ちょっとこう、街用のビーサンみたいなの。
うんうん、わかりますわかります。
歩きやすいのがあって、これをね、ずっと履いてましたね。
だからね、履きたい靴とか、おしゃれとか本当に根本的にちょっと考えるきっかけになったし、
家の中は動きやすいのがいいから、
ましてや動きにくい服とか、本当おしゃれ着とか、必要ないですよね。
だから、秋以降どうなるかわかんないですけど、
でも生活スタイルが変わったのは確かですよね、この数ヶ月で。
そういうニーズ、社会的ニーズと、
あと実際の生活の変化みたいなものが確かに去年とは変わってるし、
これからも秋口にかけて変わる可能性はね、
冬物がどうなっていくのかわかんないですけど、
だからファッションに対する考え方とかもね、また変わってくるかもしれないし。
ただね、もうちょっとこう、逆に部屋着とか、
お家で着るお洋服におしゃれしたいなっていう感じがすごい出てきてますよ。
09:01
前からそういうのが好きだったけれども、
もっとそっちにシフトしていった方が楽しそうだなっていうのは、
今の状況よりと、
私はもっとそっちにお金をかけたりとかしていったら楽しいのかなって思います。
その辺の価値観とかの変化とかそういうのもね、
個人差で出てくると思うので、
それに合わせて生活スタイルが本当変わってくだろうなっていう感じはしますね。
ということで、フランスのネットの変化と、
あと生活スタイルの変化っていうのをちょっと感じつつある感じはしますね。
それでは本編スタートです。
はい、本編です。
今回も子どもが教える学校の校長先生でらっしゃる、
鈴木みゆきさんにインタビューさせていただいています。
前回は会社員から独立をし、
その後、夫婦関係の相談業を始めた後、
見切りをつけてひも解きという方向に進んでいったところから、
今回はそのひも解きっていうビジネスから、
今この子どもたちとのプロジェクトにどうやってつながっていったのかとか、
具体的にやっていることなどお聞きしています。
彼女の熱がこもったインタビューですので、ぜひぜひ聞いてください。
そのひも解きっていうのが言葉として出てきたのか、
イメージが出てきた時に、
もうみゆきさんの中でこれだみたいなのがあったんですか?
これだ、これでワクワクしたからこれでやってみようって電車の中だったんですけど、
電車の中で1期字目を立ちながら書いたんです。
スマホで。
ひも解きって言葉はどこから来たの?
イメージが湧いてきたんです。
その時に出てきたんです。
ひも解き職人という職人という名前を付けた方が面白いかなというので、
ひも解き職人というのを本当にその日に書いて。
記事を書き始めて、どういう方を対象にやってたんですか?
自分が企業半年間、短い期間ですけどやっている中で、
個人で事業をしている人ってすごく孤独なんだなというのを感じたんですよね。
会社員だと隣の人のところに椅子をカラカラカラッと言って、
ちょっとちょっと聞いて聞いてっていうのができるのが、
あのコミュニケーションがすごく重要だったんだなってことに、
自分が一人になって気づいたので、
そういう役目を果たせる人になりたくて、
それで話したことが何か資料に落とし込んであったりすると、
たぶん喜ばれるんじゃないかなっていうので、
事業されている人、事業主とか社長さんとか、
そういう人向けに始めました。
どういうことをひも解いているケースが多いんですか?
12:02
たぶん皆さんビジネスのやってることは結構整理できるんですけど、
それがなぜやってるかとか、
それをやることでどこにつながっていくかっていうような、
未来の展望ビジョンとかっていうところまでを自分でやろうとすると、
結構困る方が多かったりとかして、その辺を整理したり、
あとは感覚的な人は今やってることすらも整理できない人も結構いらっしゃるので、
じゃあ1個目何?2個目何?3個目、これとこれ一緒だねとか、
っていうふうにグループ整理したり表にしたりとか、
そういうふうにやってきましたね。
じゃあそれは前やっていたヒアリング的な感じで、
本当にまさにそうです。
やっていく感じで、1回で終わるの?何回かに分けてやったりするんですか?
何回かがご希望の方には何回かやったり、
1回後期の方もいらっしゃいましたし、
みゆきさんが1枚にまとめた、
まとめたり何か提案書にして差し上げたり、
そういうようなアウトプットにまでしている仕事ですね。
そのヒアリングして、引き出して、まとめるっていうのは、
自分の中では得意なの?やっぱりみゆきさんにとっては、
当たり前の感じ?
当たり前な感じですね。
なるほど。
私いつも頭の中にプリンターがあったら、
すごい仕事早いのになって思うんですよね。
ここからもう直行で出てくるみたいな。
話した瞬間に結構もう、話してる時に整理できてるので、
これを書いたり、資料に起こしたりってところが、
どうしても30分、1時間かかっちゃったりするので、
これがボタン一つだったら、すぐお客さんにお渡しできたらいいのになと、
いうふうに思うぐらい、多分結構朝飯前の感じ。
この頭の中で、だからイメージが、
イメージっていうか、青写真がしっかり喋りながらできるってことですよね。
はい。構造化していってるんですよ。
それをサービスにするぐらいだから当然なんですけども、
なかなかできないじゃないですか。
それは会社員を飛び出て初めて知ったんですよね。
そういうふうなのが苦手な方がいらっしゃるんだなっていうことを、
ずっと企画のセクションにいたもので、
そういうのを整理することが仕事の人たちばっかりの中にいたので、
当たり前だったと。
私も知らなかったです。
これでいいんだ、みたいな。
なるほどね。
逆にそういう外の声では知るみたいな感じですかね。
はい。
じゃあ一つだけちょっとアドバイスをいただきたいんですが、
私みたいにね、頭の中で青写真ができません。
もやもやしてしまう。
で、もちろん人に話すことによって整理できるっていうのはあると思うんだけど、
もし企画とかそういうのをずっとやってきた、
みゆきさんから見て、
トレーニング、まずできるものか。
こういうことって、自分で一人で。
できると思いますね。
でも本当に書くことが一番だと思います。
書く。
はい。頭の中にあるだけだと、
それ全然構造化できないですし、
15:00
同じことをAだよね、Bだよね、Cだよね、Aだよね、
あれ戻ったみたいな感じになってしまうものをきちんと紙に書いていく。
で、その書くときに段落を落として書くっていうか。
段落を落とすっていうのはもうちょっと。
例えばお家の引き出しでも、大きな引き出しと、
そこの中に小引き出しとかあるじゃないですか。
牛乳パックで式作ったりするじゃないですか。
ああいうふうに情報を、大きな情報と小さい情報で、
構造を作ってあげるだけでも結構整備できますね。
そっか、じゃあまず書いてみる。
ただ原稿用紙にバーッと書くよりも。
そうですね。
過剰書きにしたり、さっきおっしゃった引き出し、
大きい引き出しと小さい引き出しに分けてみたり、
みたいな感じですかね。
分けてみると、たぶん図にもできると思うんですね。
分けたら3つだったら、3つを三角形にしてみたら、
これで図になりますし。
じゃあそういう文字だけじゃなくて、図形とかそういうのもあるんだ。
あります。表にしたりとか。
じゃあこれは表だといいなとか、これは三角形の図形がいいなって、
パッパッと瞬時に、みゆきさんはイメージが出てくる感じ。
感じですね。
なるほどね。
でも本当に一番大事なのは、やっぱり紙に書くことだと思っていて、
やっぱりアイデアとか思いとかそういうものは、
形にして物質にすることで初めて生きよう、
命が与えられるっていうか、
例えば私のひも解きっていうことも、
整理できることがあったらいいなーだと、
たぶん底止まりなんですけど、
それはやっぱりひも解きっていう言葉に、
ぎゅっと凝縮して外に出す。
それは言葉だったりある時は表だったり図だったり、
何でもいいと思うんですけど、
それが完璧な形である必要は全くなくって、
それをでもやっぱり外に出すことで、
また周りからのフィードバックをもらいながら、
変わっていく形が成形されていくと思うので、
混乱している人こそ、
外に出すということを勇気持ってやっていくのがいいんじゃないかな。
頭の中で止めないみたいな。
それはもう一生、多分気上の空論の息を出ない。
残念ながら出ていかないので、
きちんと外に出してあげる。
できれば人に伝えてみるとか、
できればインターネットに載せてみるとか、
っていうふうにやっていくことで、
最後磨かれていくと思うんですよね。
そこで磨かれていく感じなんですね。
私もお客さんとの会話の中で磨いていくんですよ。
完璧でなくて良くって、
でも絶対その方の中には宝物があるので、
会話をしながら磨いていく。
それってどういうことですか?
そういうことですか?
つまりこういうことですって言いながら、
言葉のラリーの中で磨いていくっていうのが、
結構こだわっているところですね。
なるほどね。
18:00
でもね、私も全く同じ仕事をしているから、
わかるでしょ?テーマが違うだけで。
だから自分の思いとか感じていることとか、
考えを出して、出させる。
出したことによって気づく。
そこからまた磨いていく。
みたいなところはプロセスとして、
全く一緒だなと思って聞いてました。
本当ですよね。嬉しいです。
最後は言葉の力でガチッと、
凝固して物質にしていくみたいな。
物質化ですね。
物質化するところまで持っていくっていうのが大切。
たぶんそれは企画職畑だから、
それをやりたいんだなと思います。
だからそうやって、ひも解くってことをやってきたけれども、
今回そのコロナの件があり、
子どもたちの状態を見、
大人たちの状態を見、
っていう感じで、
どんどんつながって物質化したのが、
今回のプロジェクトだと。
このアイデア、つなぎなおすアイデア、
大人と子どもをつなぎなおすアイデアのプロジェクトを、
どういう名前がいいのかなってずっと思っていて、
子どもが教える大人の学校かな?
いや、大人じゃないよな。
子どもが教える学校でいいかな?
とかっていう風にやってたんですけど、
実はこのアイデアの種も、
2年前に私、企画書だけ書いてるんですよね。
それは何かきっかけがあったんですか?
ちょっと今騒いでますけど、
声入ってないかもしれませんけど、
そのうちの息子が、
お母さん仕事はこういうもんだよ、
家の近くがいいんじゃない?って言った、
ああいうフレーズをたくさん言ってくれて、
今までも。
それをずっと書き溜めながら、
SNSにずっと発信してたんですね。
お母さん、幸せは心の中にしかないよ。
そういう言葉を、
突然言うんですよ、寝る前とかに。
慌てていつもメモしていて。
こういうフレーズをSNSに出すと、
すごく大人の皆さんの反響が良くって、
みんな喜んでくださって、
こういう子どもの感性を大人が学ぶっていうのは、
いつかやりたいなっていうのは、
2年前に思ってたんですよ。
企画書だけは書いてて、
ワードで2枚だけの。
それは今とはちょっと違う形の企画書だった?
今のイメージとは。
子どもが大人の前で発表するっていうところは、
何も変わらないです。
同じだったんだ。
その企画書だけ書いていて、
今回、小学6年生の男の子の出会いから、
何かできないかな?
この子たちに発表の場ができないかな?
と思った時に、2年前の企画書が、
私の元にタタタタタってやってきて、
これがあるじゃないと。
今こそこの企画を形にする時なんだな、
バーって人を集めていって、
子どもが教える学校っていうタイトルのもと、
人を集めていったっていう感じなんですね。
なるほどね。
21:01
じゃあ一つ聞きたいんですけど、
2年前は形にしようとは思わなかったの?
その企画書を作って。
どうやっていいか分からなかったんですよ。
なるほどね。
企画はあったけれども、
何をどうするっていうところまでが見えてなかった。
見えてなかったんです。
理屈で考えようとしてましたし、
そもそも教育とか育児が好きかっていうと、
そうではないんですよ、実は。
なるほど。
教育とか育児に対する思い入れっていうモチベーションよりは、
子どもたちっていう存在が、
同じ人としてすごく新鮮な存在だよっていうことに、
自分が熱があったので、
こういう熱を持っている私が、
教育とか育児っていう文脈じゃなくって、
どうプロジェクトを立てていいか分からなかったんですよね、当時は。
いざやろうとすると、
教育のプログラムっぽくなっちゃったりとか、
育児サークルっぽくなっちゃったりとかするなと。
それって私がやりたいことと同じなんだけど、
ちょっと違うなって思って、
お蔵入りしてたんですね。
なるほどね。2年寝かしてたわけですね。
寝かしてたんです。
でも今回のモチベーションは、
どっちかというと教育育児というよりは、
切れてしまった大人と子どもっていう人たちを
繋ぎ直すプロジェクトだと捉え直したときに、
これだったら私がやるべきだし、
私が熱が注げるプロジェクトだなっていうことで、
多分動けたんだと思うんですね。
なるほどね。
じゃあこうやろうって決めたときに、
ちょっと具体的にプロジェクトを
どうやって進めていったのかっていうのを
ちょっと聞きたいなと思うんですけども、
まず繋げよう。
で、その当時の企画書が出てきた。
で、その小学校6年生の男の子を
まず応援しようっていうきっかけがあったことで、
どうやってまず発表したいっていう子どもが
いるのかみたいな。
ちょっと私なんかこうやって、
ちょっとこう遠慮しちゃったり、
いやーちょっとってやっぱり、
僕なんかってなりますよね。
いるんじゃないかなと思うけど、
その辺はどうやってまず耳を探した?
そうですね。
もともとSNSはずっとやってたので、
SNSで呼びかけたら、
誰かが反応してくれるかなっていうところは、
もともとあったっていうベースの上なんですけど、
一番最初にやったのは、
子どもたちに学校っていう話は
まず全然伏せておいて、
プレゼンテーションっていうのはすごいよと。
自分が伝えたことでお友達が増えたりとか、
行きたい学校とか、行きたい会社とか、
夢が叶う、そういう魔法のツールの
プレゼンテーションを学ばないっていうので
始めたんですね、一番最初は。
なるほどね。
そこには、例えばどういう形で
知り合いの方のお子さんとか、
そういう感じで伝えてたんですか?
もう本当にSNSでそれをやりませんかって言ったら、
皆さんコロナで休校中だったので、
24:02
じゃあ子どもだけで参加とか、
親御さんと一緒に参加っていうので、
そこはもう30組とか50組とか、
バーッと集まってくださって。
結構興味を持ってたんだね。
持ちました。
バーッとそこで、2時間の講義の中で
プレゼンっていうのはこんなに夢が得られる、
手に入るツールなんだよっていうのを話した後に、
最後にこう言うんですね、私いつも。
私もちょっとみんなにプレゼンしたいことがあるんだけど、
聞いてもらえる?っていうと、
子どもたちはうん、というので。
そのプレゼンしたいっていうことは何かっていうと、
みんなにもっとプレゼンが上手になってもらったり、
好きになってもらうための実践の場なんだけど。
知りたいって言うと知りたい。
それが子どもが教える学校なんだよ。
みんなに先生になってもらいたいと思ってるんだけど、
やるって言うと結構やるって言われるんですよね。
そのプレゼンが夢のツールだっていう講義を、
2時間聞いた後なんですね。
マインドセットした後に、
しかも私もちょっとプレゼンに挑戦していいかなって、
大人の鈴木さんも挑戦してるなっていうので、
子どもたちはもう1回前のめりになって聞いてきて、
手あげた。
手あげちゃったみたいな感じ。
後ろで見てるお母さんたちが、
あんた本当にやって大丈夫?みたいな感じ。
ちょっと心配そうだね。
それで始まっていったっていう感じ。
なるほどね。
それで最初、5人の子どもの先生が手あげてくれたんですよ。
よし、5人決まったと。
とりあえず5人は1ヶ月かけて3週間かけて、
私がワークショップをして、
授業を作っていくのは育てていきます。
次は大人を100人、50人集めるのが次私の仕事なので、
そしたら今度SNSいきなり大人向けのメッセージに変わって、
こんなにエネルギッシュな子どもたちが集まりましたと。
皆さん見に来ませんか?っていうのを毎日投稿する。
なるほど。
そこで50人集まってくださいました、一番最初の時。
なるほどね。
じゃあその1ヶ月の間に彼らが授業できるような、
その中身であるとか、プレゼンテーションスタイルであるとか、
その辺を結城さんがまたフォローしてあげてた。
そこは完全に今までやってきたひもときっていうものを使って、
私は何も実は教えてなくて、聞いて聞くだけです。
そのテーマはなんでそのテーマなの?
もっと他にも面白そうなテーマあるけど、わざわざどうしてそれ選んだの?
なんて意地悪なことを聞くと、子どもたちが躍起になって、
いやいやだってこれすごいんですよ。
この昆虫かっこいいんですよって言って、
虫箱を持って私に画面越しで見せてくれる。
そうやって躍起になって伝えたいとか、
鈴木さんそうじゃないよっていうような、
お腹の中の熱がブワッて上がってきたら、
もう閉めたもので、そこから先は子どもたちが
結構勝手に資料を作るんですね。
そこまでが仕事っていう感じです。
27:03
その辺ってどれぐらいでスイッチ入ってくるんですか?みんな。
結構すぐ入りますよ。
その1回目のプレゼンテーションの講座で入る子もいるし、
次回、次の時に入る子もいますし、
最後の最後まで入らない子が、プレゼンの前日に入ることがあります。
もう明日やるっていうタイミングで。
そういう少しスロースターターの子なんかだと、
親御さんがすごい心配するんですよね。
うちの子、これでいいんでしょうかと。
私が代わりに作った方がいいんじゃないでしょうかと、資料を。
お母さん、絶対それはやめてください。
親御さんたちは見守ることが仕事で、
本当に信じることが仕事なので、絶対大丈夫ですから。
最後、子どもたちと駆け抜けていくんですけど。
この3週間の成長曲線が本当にすごくて、
スイッチは入るんですけど、
みんな最初のうちはこれが好き、あれが好きって言ってるのが、
パワーポイントも触ったことがないとかっていう子たちが、
最後自分でYouTubeを見ながら、
YouTubeでパワーポイントとかキーノートの使い方を
マスターしながら作って、
本当に最後の3週間の最後に成長曲線が
二次曲線並みに上がっていくっていう感じで。
なるほど。
手書きじゃなくてちゃんとプレゼン資料を作るんですね。
手書きの子もいますけど、ほとんどパワーポイント作ってますね。
だから皆さん、最後の子どもたちの発表だけを見ると、
もともとそういう子だよねとか、
もともとそれできるし、
人見知りじゃない子だよねって言うんですけど、
確かにそういう子もいるんですが、
学校の発表があんまり好きじゃないとか、
自分のテーマなんて大人は誰も聞かないんじゃないかとか、
そういう子が多分3、4割ですね。文字文字。
あと鈴木さんのワークショップは受けるけど、
最終日発表するか分かりませんっていうことか。
ギリギリまではね。
ちょっと興味はあるけど、やるかどうかは分からない。
分からないっていう子も、
そういう子も最後私が聞くことなく普通に本番出てますからね。
へー。
なるほどね。
そのプロセスを見て、この成長曲線も含めてね、
三宅さんがこのプロジェクトを何期も進めてみて、
感じることってどんなことですか?
みんなお腹の中に、
私は熱の源って書いて熱源って言うんですけど、
熱源。
熱の源、熱源は持っているなと思って、
それがたまたま熱源が人によって違うわけですよ。
昆虫のカナヘビっていう昆虫だったりとか、
算数は全然面白くないと、
でも数学はめっちゃ面白いみたいな、
すごく特化した熱源を持っているんですよね。
いくつか熱はあると思うんですけど、
でもそれが多分普段の学校生活の中だと、
学校の教科外の場所に熱源があったりなんかすると、
30:03
カナヘビなんて多分教科書に出てこないので、
6年間の学校生活の中で授業の中で多分語ることってないと思うんですよ。
先生がカナヘビっていうこともないと思うんですね。
そうすると残念ながら、
学校の中ではその子の熱源っていうのは、
存在しているんですけども、
ない、資格外のところに存在しちゃってる。
でもそれが今回のこの自由なテーマということで、
ひとたび自分の得意分野にフォーカスがバンと当たったときの、
スポットが当たったときの子どもたちっていうのは、
今まで話しちゃダメだろうなって、
勝手に思ってた蓋が、
結構パカパカな蓋なのですぐ開くんですよね。
そうするとこの熱がブワーッと噴出しだして、
それこそカナヘビを、
画面越しに強制的に見せられたりとか、
資料が勝手に作ったりとか、
あとは学校のルールはなくした方がいいって思ってた子なんかは、
すごいプレゼント作ってきて、
ルールっていうのは何のためにあるかっていうのは、
みんなきちんと立ち返りながら、
本当に必要なものだけをやっていきましょうっていうのを、
4年生の女の子が、
可愛い女の子がそういうメッセージを言ったりとか、
この熱につながるっていうのがとってもパワフルで、
そうすると今度は大人としては、
この熱をないものにしてしまうっていうのは、
本当にもったいないことだなと思って、
だからこそ自由な真っ白な、
広いキャンバスの領域を用意してあげて、
そこにスポットライト当ててあげて、
聞いてあげてっていうのが、
とっても重要だなと思うんですよね。
なるほどね。
大人に当てはめると、
全く同じじゃないですか。
そうなんですよね。
だから子どもたちの前にいると、
私はもう自分の熱に気づきまくりますし、
あとはその熱があるのに、
恥ずかしかったりしますよね。
大人だったら失敗したらどうしようとか。
例えば私なんて教育関係者でもないのに、
校長って言っていいのかみたいなのって、
そういうふうに思いますよね。
思いますよね。
だけど、子どもたちがこれだけ熱に純粋になってるんだったら、
大人の私もやるしかないよねっていうふうに、
本当に子どもたちの熱と全く同じ構造、
でもサイズはきっと大人の方が大きなサイズで、
これがもう形としてすごく見えるので、
嘘がつけないっていうか。
子どもの親側に立った時に、
親の視点をプレゼンを見てると変わってくるじゃないですか。
さっきおっしゃってた、
お遊戯会を見てる感覚で最初は参加してたけれども、
やっぱりその辺のパラダイムシフトが
大人にも起こってくるのかなって聞いてて思ったんですけど。
起こってくると思いますね。
33:01
起こってきますね。
大人も学校に参加する視聴者としてのパラダイムシフトもあります。
それはもう本当に自分の価値観が壊されたりとか、
思い込みが外れたりっていうようなそういうパラダイムシフトですし、
実際に自分のお子さんがステージに上がっている親御さんからすると、
この子こんなこと詳しかったのとか、
こんなに自分のテーマだったら真剣になって、
親がやれって言わなくてもやるのねっていうような、
自分の子供であって、
毎日一緒にいるのに知らなかった側面をたくさん見るみたいですね。
親も知らないんですね。
知らなくて、
ということは今日のこの側面が見えてないということは、
他の側面もまだ見えてないものがあるのかもしれないなとか、
子供は話したがっているのに聞く耳が持ててなかったのかもしれないなとか、
場合によっては子供たちがたまたままだ言葉を持っていないから、
聞いてあげなきゃいけないのかもしれないなというふうに思ったり、
またそこでの気づきが、
ということは親である私たちでも、
もっとやりたいことを表現していった方がいいんじゃないのっていうふうに
気づく人もいらっしゃいますね。
自分の熱源を今度探すみたいな感じですよね。
本当にそうですね。
私このプロジェクト自身が、
子供から大人に教えて終わりみたいな、
一方向だと全然つまらないなと思っていて、
それこそ今、あきさんがいろんな方面で聞いてくださいましたけど、
だから子供から言うと、
子供を起点に大人にバーッと行くし、
今度大人は大人で、ただ聞いているだけなようなんですけども、
でもそうやって子供たちに拍手を送ったり、
涙を流すことで、
すごく自分たちの熱を発する起点になっているなと思って、
そこの場にいる誰もが起点となって、
波紋を広げていくような、
それが本当に子供たちの学習環境としてもきっといいでしょうし、
大人も生きているってきっとそういうことで、
普通に生きていると、
本当にお財布だけを持っていて、
サービスの受益者としてだけ生きるって、
今普通じゃないですか。
でもそれがコロナってなった時に、
お金があってもお金を払う場所がない、
みたいなのが起きた時に、
そうじゃなくて、ただ受益だけじゃなくて、
自分もそれは商売をしていなかったとしても、
誰かに何かを提供できる側になるっていう、
常に矢印のインとアウトがある。
それは誰にあっても、
生まれたての赤ちゃんであっても、
多分何かをして、何かをしてもらっているし、
生み出した命果ててしまうかもしれない、
ご高齢の方も、
すべて何か介護を受ける側だけじゃなくても、
そこの存在だけで与えているものって、
たくさんあると思うので、
36:01
そういうお互いが矢印が出て入って、
っていう状態になるっていうのが、
すごく重要だなと思って、
そこは結構プロジェクトを組んでいく時に、
かなり重要視しています。
一方向にならないように。
常に誰かが受け身な人がいたら、
すぐ舞台に私が引きずり出すみたいな、
なんとかさんのお母さんどうですか?
とか言って、
急にびっくりするみたいな。
黙って聞いてられない状態に逆にする。
でもそれがすごいいいなと思って、
その人も100人の前で発表なんてできないって、
思うかもしれないけれども、
でもそこで言葉がもし詰まって、
涙しか流せなかったりとか、
恥ずかしくて顔が真っ赤にしかならなかったとしても、
その彼女だったり、
それこそ勇気与えられる人が絶対いるはずで、
大人でもこうやって出てきて、
人前で顔真っ赤になるんだなっていうことが、
子どもたちの勇気にもなったりもするし、
みんながみんなプレーヤーでもあり、
観覧車でもありっていう状態にしたいなって、
それが多分私の言っている、
つなぎ直しのイメージなんですけど。
なるほどね。
そうですね。
でも本当に双方向であるっていうのは大事ですよね。
じゃあ今後、みゆきさんは、
このプロジェクトを続けていくと思われるんですが、
こうしていきたいとか、
この先をどう見ているのかっていうところを
ちょっと聞きたいなと思いますけど。
今は私がほぼ一人でやっているので、
長く続けていくためには、
もっとメンバーを増やしていきたい。
私みたいなことを一緒にやれるような人を
増やしていきたいなっていうのが、
長く続けていくためには必要だなというのが一つと、
もう一つは、つなぎ直していくプレーヤーが、
プレーヤーというか出演者が、
お子さんと親と大人っていう感じなので、
そこに、例えば本当の学校、
小学校とか中学校みたいな公の学校とか、
公教育の学校とか、地域とか、
あとは企業。
結構子どもたちがプレゼンテーションしていることと、
企業をスポンサー的に結んだりとかしたら、
面白いんじゃないかなっていう風に。
つながっていく人が増えれば増えるほど、
三角形が四角形になり、
どんどん領域が、形が大きくなって、
最後、声援に近づいていくんじゃないかなと思って、
増やしていきたいなっていうのがあります。
確かに。今のところは、親と子っていうとか、
視聴者の大人みたいな感じなのが、
もうちょっと違った角度の、
そういう組織とかそういうのも入れて、
広げていくっていう。
学校の先生が生徒さんで来るとか、例えば。
面白いかもしれないですね。
いつもは喋る側の先生が聞く立場で、
っていうのも必ず出てきそうですよね。
逆の世界から見てみるとっていう感じで、
みんなさんが自分が持っている枠とかフレームっていうのが、
39:02
バーンと壊れるような場所になったら一番いいなと思うので、
そこがやっぱり美由紀さんが一番使うんですね。
そうですね。だから常に常識の逆サイドを行きたいですね。
でも常識を知っている人だからこそ、
逆にその重要性が分かるというか、
だって最初から取っ払っている人って、
当たり前すぎてそこに行き着かないかもしれないじゃないですか。
そうですね。だからそれこそ私が子供を産んだ後に
育休に入って、
あ、平日の昼間っていうのがあるんだっていうのが、
それこそ自分の逆サイドの生活スタイルの人を触れて、
新鮮に思ったのと同じ。
あの経験をたくさんの人にしてもらって、
あの経験がやっぱり自由さを私は感じたんですよね。
不自由にしていたのは自分の思考だけだったということに気づいたのが。
大切ですね。
大人になるとその不自由さを知らず知らずのうちに
増やしていくっていうか、
抱え込んでいくというか、
喜んでバスケットに入れてるみたいな感じですよね。
無意識ですよね。ほぼ無意識に入れ込んでる感じなので。
そういう意味では子供の思考から学べることもあるし、
自分の枠を取り払うきっかけにはなるかもしれないですね。
みゆきさん自身はこれからどうしたいというのがあるんですか?
みゆきさんの枠を外すっていうところで言うと。
えー。
まあ、だから今、一人じゃなくて、
一人じゃなくて、
一人でやってるってことが多分私の最大の枠だと思うので。
確かに。
自分ができないことをできないって言ったり、
頼んでよろしくお願いしますって言ったり、
たぶん弱さを見せることが繋がっていくことになると思うので。
たぶんそこは結構最大のチャレンジですね。
やっぱりチャレンジなんだ、そこは。
チャレンジですね。これだけ枠外せって言っておきながら、
誰かとやるっていうことが結構チャレンジですね。
なるほどね。
でもそのチャレンジっていうことを認め、
次これからね、次のステージに行くっていう、
みゆきさんがまた見れるということですね。
はい、頑張ります。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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ありがとうございました。
また、次回もパリで学んだぶれない自分の作り方をお楽しみに。
42:00
秋でした。
42:08

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