というので、今東京に来ておりまして、東京オフィスで収録しているんですが、少し前の回で山内さんと原口さんと前畑さん、3人だけで。
30代映像クリエイター同世代トークですね。
僕らの時代バージョンをやってみたんですね。
やってみました。
MCなしのね。
そうっていう回があって、なんか最後ちょっと特撮とかいう話盛り上がりそうだねっていう話になって。
その時原山くんいなかったから、俺も入りたかったですね。
そうそう、僕とひじやさんいなくて。
そういう話の続きをしましょうって言っていたところ、ちょうど僕らが東京に来たっていうのもあって、東京オフィス、カイさんいるしできるんじゃないかなっていうので。
対面で初めてのね。
そうですね、カイさんと初対面ですね。
初対面って言うとあれなんですかね。
違うななんか。
リモートじゃなくて。
という感じでちょっとそういう回を撮ってみようかなと思いますので、ご紹介したいと思います。
どうぞ。
空気ディレクターのカイです。
よろしくお願いします。
と、もう一方この方お呼びしております。
はい、どうも空気大阪オフィスプロデューサーの前畑です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前畑さんは大阪オフィスでリモートですね。
そうですね。
はい、リモートで参加です。
すみません。
という感じでちょっとみんなで特撮の話したいなと思ってまして、前畑さんは新プロデューサーは特撮好きっていうので、その時初出演していただいてますね。
去年の8月、9月ぐらいに配信した、シャープ156から157。
これもなんか特撮ってワードが入ってるからか少し聞いてくれてる方多いですよね。
そうですね。やっぱり特撮好きな人ってやっぱり多いんですかね。
映像好きな人は何らか好きだったりしますよね。
そして、カイさんは今回でなんと6回目と。
シャープ数もう出しませんでした。多すぎるので。
一番、一番、生島さんと張りなぐらい多いんですかね。
もう純レギュラーです。
そんな、読んでいただいてます。
びっくりだな。
というわけで、今回特撮をテーマにはしますけど、結構ラフラフな感じで話していければというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
とはいえですね、特撮といっても何から喋ろうかってなるとは思ったんで、
ちょっとお二人にぜひ話題にしたい特撮作品を事前にあげてもらいまして、
それをちょっと皆さんで話しながら、このシーンとかいう話ができたらいいなというふうに思ってるんですけど、
まず前畑さんからちょっと話題にしたい特撮作品をご紹介してもらってもいいですか。
一応僕の方から、邦画と洋画で2本あげさせていただきまして、
一本目が邦画で、帝都物語ですね。
で、2本目がインディー・ジョーンズシリーズ1作目のレイダース・失われた悪の2本をあげさせていただいております。
こちら僕は収録前に見なきゃと思って、両方見てきました。
ごめんね、なんか時間かかせて。
でもこういう機会ないと昔の作品とか見ないなとは思ってたんで、見てみたらいや、おもろかったっすね。
すいません、私はちょっとどれもまだ見つけておりません。
全然わからないポジションでおろうかなと、今日は思っております。
どっちから話したいとかあります?前畑さん。
とりあえずこれ2本選んだ理由としては、今回その要はあげたい特撮の作品を選んでくださいっていうふうに言われたときに、
どういう基準で選ぼうかなっていうのでちょっと悩みまして、
せっかくあげるならちょっと聞いてる方の、特に社内の方も含めて何かちょっと参考になるような作品の方がいいのかなと思って、
それをちょっと基準にあげたときに、大体制作時期が同じぐらいのタイミングで、
これ一緒なのですか?
大体一緒です。80年代の作品なんで、レディアスの方がちょっと80年代前半であったらしいんですけれども、
帝都物語は80年代後半になる作品になるんですが、いわゆるこの制作時期は大体一緒ぐらいで、
技術的なレベルというか使える選択肢もそれぐらい、同じぐらいのハードルにある状況で、
日本映画といわゆるハリウッド映画で表現方法がどう違うかというところと、
あとこの2本って両方ともいわゆる歴史物なんですよね。
架空の歴史物といいますか。帝都物語は明治時代から大正にかけてのお話で、
実際のこの歴史上の人物がフィクションのストーリーの中に登場してきながら、
いろんな不思議なことが起こっていくというお話でして、
レディアスも基本的には同じなんですね。
1930年代のナチスドイツが敵として出てくるというふうな設定なので、
いわゆる実際の歴史とフィクションをリンクさせるというふうな形で、
取り扱っているテーマも近しいなと。
あと結構インディー・ジョーンズは昔の魔術とか呪いみたいな、
あとは宮殿とかですよね。
こういうオカルティックなテーマを描いている。
帝都物語も日本のオカルティックな音名字とか、
そういうふうなものをテーマに描いているので、
結構この2作品は似たテーマを似た時代背景で、
これ日本とハリウッドで描いた場合、
どういう表現方法の違いが出てくるかというふうな視点で見た時に、
非常に技術的にも含めて表現的な方向性でも
面白い作品になるのではないかなと思って、
上げさせていただいた2本になりますね。
なるほど。全然そういう視点なく楽しんでいました。
普通に面白かったですね。
でもやっぱりどっちも特撮というか、
それこそ爆発だったりとか見ごたえはあるんですけど、
確かにアプローチの仕方は違うなっていう、
もちろん予算があるないみたいなそういうのもあると思うんですけど。
そうですね。あとこの2作品を選んだ理由なんですけど、
今原山君が言ってくれたようにあんまり特撮感ないんですよね。
正直言うと。
というのも世間的な皆さんが思われる特撮感って、
いわゆる怪獣が出てきたりとか、
ヒーローが登場したりとかっていうふうなものが
特撮っていうイメージになりがちなんですけれども、
本来の特撮ってそうではなくてですね、
やっぱり実際撮影したいシチュエーションがあったとして、
それが技術的な問題であったりだとか予算的な問題で、
本当はリアルにそれをセットで再現するのが理想なんですけれども、
それができないという時に特殊な技法を使って、
そういう見たえを再現するっていうのが本来の特撮なんですね。
いわゆるスペシャルエフェクトとかビジュアルエフェクトというのが、
そういう意味合いのものになるんですけれども、
なのでいかにドラマのストーリーを引き立てるための表現として使っているか、
っていう意味合いでの本来の特撮的なニュアンスが
活かされている作品がこの2作品なのかなというふうに思ったので、
ドラマの進行を邪魔しない。
あくまでも引き立てるための要素としての特撮っていうニュアンスで、
僕はちょっと選ばさせていただいているので、
この辺も結構単純な怪獣を出してどうのこうのっていうわけではなくて、
こういう表現をやりたいなっていうふうな時の参考としては、
すごい良いのかなというふうに思っているので、
結構今でも見返したりするのは多いですね、この2作品に関しては。
確かに、ちゃんとストーリーに組み込まれているというか、
話の方がやっぱり気になっちゃうんですよね、どっちも。
特撮よりも。
ちゃんとそれに必要な要素として出てきてて、
やった!特撮だ!っていう感じではなかなかないですね。
そうよね、だからそこがやっぱり僕が好きな特撮のジャンルというか、
目指したい見せ方かなというふうに今思います。
だからこれは今、CGとかの時代になっても基本的には一緒なので、
いわゆるできるだけCGと思わせないような絵を作っていくということが、
本来のゴールなわけなので、
それをいわゆる80年代の技術でやるとこういうふうになるという、
すごいいい典型例かなというふうには思いますよね。
あとなんかやっぱり、特にテイト物語の方は監督さんが、
ジソ・ジャンキョさんという、初代ウルトラマンの監督をいくつかされている方なんですけれども、
結構この方の映像表現がかなり個性的というか、
作家性に振り切っている監督さんというのもありましてですね、
なかなか結構思い切った絵の撮り方をされてたりするというのもあったりとか、
あと編集も結構思い切ってされたりとかするので、
テイト物語って原作の小説があるんです。
それの実写版なんですよね。
ものすごく長いお話なんですけれども、原作に関しては。
それを要は2時間弱の映画にまとめるにあたって、
ものすごく省くところ省いていかないといけないので、
どうするんだろうなという形で見ていると、
もう本当に結構大胆に、あそこ吸っ飛ばすみたいな感じでやったりとかするんで。
原作も読まれたんですか、前畑さんは。
はい、僕はもう中学の時に原作本を全部読んで、
すごい影響を受けた作品だったので、
だからそういう構成面で初見の人が見た時にも、
ここは説明臭くなるから飛ばした方がいいなとか、
っていうふうなところの参考にもなるなというふうには思っていますね。
相当お手本にされてるんですね、じゃあ。
そうですね。
僕として原山君がこれを見てどう感じたのかなっていうのが、
すごい気になった部分ではあるんですよね。
結構あんまり最近の日本映画でやってないようなカットの編集とかもしてたりするし、
今見たら正直ちょっとこれはきついなみたいなところもあったりはするんですけど、
それも込みで今の実際に映像をやってる子がこれを見るとどう感じたのかっていうのも、
逆に聞いてみたいなっていうふうに思ったんですよね。
そうですね。さっき原作が長いのを省略されてるっていうのを聞くと、
ちょっと腑に落ちてきたんですけど、やっぱ難しいっちゃ難しいかなとは思いましたね。
最後も流れとしてはちゃんとあったんですけど、あれ結果どうなってるんだっけみたいな。
あと出てくる人物とかもしっかりこの人は小市筋の人でとか、
そういうとこも結構ぼんやりしながら僕見ちゃってたんで、
しっかり追っていかないとストーリーとしては分かりにくいかもなっていうところはありつつも、
そうなんですよ。絵の見せ方はやっぱいいなって思うかったいくつかありましたね。
どんなところ?
例えば結構上から俯瞰でミニチュアみたいなのを机の上に置いてるんですけど、
このミニチュアとかはよく作り込まれてるんだろうなみたいなって僕思ったんですけど、
ずっとこの上からの俯瞰の絵を続くんですよ。
結構長いの?
結構長いですよ。これで偉い人たちが話してたりとか。
要はこれお話としては明治時代の日本で都市改造を行っているという。
実際そうなんですけど、それが話の軸になっていまして、
いわゆる区画整理をやろうっていうお話なんですけれども、
ただ当時まだ江戸時代とかから音名字の方がまだ現役だった時代なので、
その辺の音名堂に即した区画整理もやらないと風水的によろしくないという話が出てきて、
いわゆる例的にも理にかなりつつ、近代都市としても理にかなっている都市の在り方というのはどういうものなのかっていうのを議論するシーンなんですよね。
そこを言ってみればこうやって会議シーンなんで、
すごい説明ゼリフの連続になって単調になるんですけど、
それをいかにビジュアル的に面白く見せるかっていうところをすごい研究して作られている絵作りなんで、
ものすごく巨大なモックアップの、いわゆるこういう街にしたいよねっていうような白石職の参考のミニチュアを置いて、
その中で関係者がいろいろこうあるべきだみたいな形で議論しているっていうシーンなんですよね。
ここは確かに会議シーンなんですけど、無駄に派手という感じがして、
すごいなってものすごくお金をかけている会議シーンで、というふうに思いますね。
東京の街づくりで渋沢栄一が出てくるんですよね。
そうですそうです。渋沢栄一を勝信太郎がやっておりまして、
もうなんか渋沢栄一というかもう何かのラスボスみたいな感じに見えて、
ザ・ドンっていう感じの、いわゆるこの渋沢栄一が全体の指揮をしていく中で、
いわゆるいろんな専門家の方々から意見をいただいているみたいな形になっている。
意外とその出てくるセリフの中の話とかが、
本当に今の都市設計の中に取り入れられてたりする話も出てきたりするので、
本当に現実とフィクションが交差しながら進んでいくお話なので、
確かにちょっと小原山君のように専門用語が多くて、
ついていくのに必死にはなるんですけれども、
何回か見ていくうちに、なるほどねっていう風になっていく映画だなっていう感じなんですよね。
大河ドラマを無理やり2時間にグッと収めたみたいな。
確かに。
そんな感じの見せ方になっているので、
だから確かに集中して見ないとしんどい映画ではありますね。
関東大震災みたいなのも出てきたり。
ちょうどそのちょっと前ぐらいがこの会議シーンなんですけど、
この中で話している専門家の1人が、
ちゃんと地震とかに耐えれるようにしとかないとダメだみたいなことをちゃんと言ってたりして、
本当だからフィクションと現実がちょっと、
どこまでがどっちだっけってなりがちなところはありますね。
関東大震災のシーンはこの映画の見せ場の1つなんですけど、
この映画の実質的な主役で加藤っていうキャラクターが出てくるんですね。
こいつはもう人間じゃないんですよ。
怪獣みたいなやつなんですよね、簡単に言うと。
軍事にしてる方?
そうですそうです。彼は一応役名が加藤泰則っていうキャラクターなんですけど、
設定上はこの方は要は怨霊なんですよね。
日本にもともといてた先住民族の人たちが、
いわゆる大陸から渡ってきた人たちに追いやられて、
耐えていった民族の怨念が結晶化したみたいな感じの怪獣みたいな人なんですけど、
だから日本をとにかく呪い殺すみたいなことだけに執着してる人なんですね。
その方法として人工的に地震を発生させて東京を破壊すれば、
日本の機能は要はもう実質的になくなってしまうんで、
そうすれば日本を壊すことができるっていう考え方のもとを行動するキャラクターなんですよ。
要はそれを食い止めるために周りの架空のキャラクターとか、
実際の歴史上の人物とかが立ち向かっていくみたいな、
そういうお話なので、
ちょっとアベンジャーズっぽいようなものになっている。
強大な敵に対していろんな歴史上のヒーローとかが集結して戦うぞみたいな感じの、
そういうちょっとロマンもあるお話なんですよね。
その中で彼が起こす関東大震災の場面っていうのがすごい。
今だったらCGだとかいろんな効果であるが、
当時は基本的にはアナログの技術で見せないといけないので、
その関東大震災のシーンが本当にすごくてですね、
実物大のセットを本当にぶっ壊して火事に起こしたりとか。
やっぱそうですよね。
ちゃんとできてるなと思って。
実物大?
すごいですね。
当時の東京の街並みを全部オープンセットに再現してたりもするので、
走ってる路面電車とかも作ってたりしてるんですよ。
やっぱあれ作ってんですね。
すごいです。
だから街の一角を全部作ってて、
マジのリアルなんですよ。
だから今のCGでは絶対勝てない。
本物作られたら勝てないんで。
壊れたりするところとかはミニチュアのアナログの特撮ですよね。
見せたりとかして、
編集でそれを繋いで違和感なく作ってたりとかもしてるんで、
すごいんですよね。今見ても見応えがあって。
あと地震がいろいろあった後に廃墟になった瓦礫の東京の街を
加藤が眺めているというカットがあるんですけど、
そこを見たら分かるんですけど、
実は合成ではなくて、
遠近法で撮ったりとかもしてるんですよね。
手前に人物を舐めて、
そのパースに合わせてセットにミニチュアを飾って、
要は遠近での廃墟の街が広がっているという風景を作るっていうのを、
合成なしの取り切りでやってたりみたいなこともしてるので、
それもスタジオで照明とセットのワークとカメラワークで見せて、
本当に違和感なく作っているんで、
こういうトリック撮影の部分とかもめちゃめちゃ勉強になるなと思って、
今でも見返したりする要因の一つではあるんですよね。
改めて前畑さんの話聞くともう一回いい意味よくなっちゃいましたね。
なんか今ちゃんと解説を聞けた気がして。
そういう、だからなんかここのカットすごいよっていうのは、
止めながら見ると何個も出てくるような映画なので。
すごいですね。
だから俯瞰で東京の当時の街をダーッと、
今だったらドローンとかで撮ったりとか、
またCGで作ったところにワークつけるんですけど、
当時そんなのないんで、
当時のまだ街やとか残ってる東京の風景をミニチュアで全部作って、
その上をカメラでブワーッと上から俯瞰で撮ると、
空撮でやってるように見えたりみたいなことをやってたりしてるんで、
もうないなら物を全部作っちまおうぜみたいな感じのノリが、
すげーなーって。
それで言うと予算ちょっとありますよね。
すごいです。
だから当時の日本映画の中でもかなりお金をかけた対策の予算規模だったんで、
当時目指してたのがやっぱり文献見たわけじゃないんですけど、
おそらく僕は日本でレイダースをやりたかったんじゃないかなっていうのが出てて、
すごい感じる部分なんですよね。
だから要はいかにして日本映画がハリウッドに負けないぞっていうのを見せつけれるかみたいなことに、
テレビで結構インディジョーンズシリーズがやってくれてたんですよね。
金曜ロードショーとかゴルデン洋楽劇場でやってたんで、
正直言うと僕が生まれる前の時代の映画ではあるんで、
僕らからしても多少古い映画だったんですけど、
テレビでやってくれてたんで結構見る機会が多くて、
子供の時に楽しんで見れてた作品ではあるんですよね。
だから僕らの世代から結構メジャーなジャンルの作品に入るんですけど、
意外と最近になってくるとインディジョーンズシリーズ見てる20代の子って結構少ないという話をよく聞いてたので。
僕も実は初めて見たんですよ、インディジョーンズシリーズこれで。
最近金曜ロードショーやってないんですか?
やってないのか。
やっぱりね、人結構殺すし、残酷病者も今言われてみればそれはそうよねみたいなカットとかも。
そういうカット結構ありました。
今やったらこれ普通に危ないじゃんっていう。
合成なんかないよなみたいな。
そういうカットがいっぱいありましたね。
そうそう。
っていうのもあって、だからちょっとそれはもったいないよなっていうのがあったんでちょっと上げさせていただいてますね。
レイダースも基本的には公開当時よりも時代がいわゆる半世紀ぐらい前の設定で、
その当時のリアルスケールのセットなりロケを行って、
実際の実物の背景とかを撮るというのをプラスミニチュアワークであったりだとか特殊メイクを使って。
ミニチュアあるんですね。
もうけめちゃめちゃ使ってます。
もうこの時代は。
マジですか?
はい、ミニチュアの撮影も全盛期なので、すごい使ってます。
宮殿の背景のいわゆる合成用にミニチュア作ったりだとか。
そういうのは結構やってたりとかもするんで。
あと有名なのはラストですよ。
ネタバレって言ってもいいか。
ラストシーンでもある儀式をするところがあって、そこから悪霊みたいなのがいっぱい出てくるんですけど、
そこの祭壇はミニチュア作ってたりだとか。
あとはその悪霊の力で悪い奴らが顔が溶けたりするんですけど。
そこは役者さんの顔の肩を取って、
ワックス製のダミーのヘッドを使って、
そこにいわゆるヒートガン、業務用のドライヤーを当てて、
実際に溶かしてるんですよね。
それを編集上で早回しにして、一瞬で顔がギャーっと溶けて骨まであったりみたいな風に見せて、
そこにいわゆるオプチカルの合成を加えて、
画面全体のトーンを馴染ませるみたいな形で違和感なくやったりもするんですが、
小学生の時、幼稚園というかテレビで見た時に衝撃で、
テレビの前で固まったのを思い出すんで。
でもすごい妙に生々しい気持ち悪さがあったんで。
これはアナログならではのやり方だし、
当時はダミーヘッドなんて概念僕の中にはないんで、
本当にただただ一観客として驚かされたというか、
これは植え付けられたっていうところがあったんで。
そういう意味でも、
映像表現における特撮という意味をすごい体現している場面、
シーンではあるなという感じですよね。
だからレイダースを見た上でセットで手と物語を見ると、
いわゆる日本版のレイダースをやろうとしたらこういうことになるのかなみたいな感じで、
すごい勉強になると思いますし。
僕が80年代の映画を参考にしたりするのって、
今と違ってフィルムで基本撮影していて、
現場での処理での割合がすごく多かった時代っていうのがあるんで、
カットワークであったりだとか、セットの配置だったりとかっていうので、
基本現場である程度作らないといけないという制限があった時代なんで、
結構勉強になるんですよね、そういう意味合いで。
カメラ大体この辺から配置してるなーであったりだとか、
ここはロケなのかセットなのかみたいなのも、
割と今のCGの映像に比べて分かりやすかったりするんで、
そういう意味でも、こうしておいたら予算を抑えれるのかなとか、
現場でこういうことをやっておいたらそれっぽく見えるんだなみたいなのが、
勉強しやすい教材ではあるんで。
80年代の作品って今の映像の作品のいろんなものに影響を与えているジャンルになっておりますので、
だからそういう世界観でやるなら通しやすい絵ではあるんですけど、
でもそれって結局パロディーになっちゃうんで。
だから今これをそのまま真似しても、
自分のものにできるかどうかってちょっとまた別問題かなっていう気がしますね。
だからどこでそれを使うかっていうそのセンスが問われるなと、
使いどころがすごい重要な撮り方にはなるなっていう感じですよね。
なるほど、なんか面白くなってきた。
面白くなってきた。
全然ちょっとよく分かんなかったけど最初は。
結構特撮作品ってそういう昔の作品が多いのかもしれないですけど、
面白いアングルをどうにかして作りたいっていう映画は多いなって気はしてますね。
あとやっぱりこの時代っていかにこういう怖い場面を撮るにはこういうライティングで、
こういうカット割りをしたら怖く見えるみたいなセオリーって今も含めてあるんですけど、
それをどう裏切っていくかっていう発明の競争がされてた時代でもあるんですよね。
発明してたんだ。
だいたいのパターンを皆さん発明していくんで、
70年代ぐらいにニューシネマのブームがあって、
ある程度の表現が確立されたんですよね。
80年代にもう一回原点解決していこうと。
いわゆる50年代とか40年代に作られた作品のリメイクとか、
リブート的な感じの企画がハリウッドで結構動き出していって、
スターウォーズが当たったことでSF系とか特撮系の企画をもう一度やっていこうじゃないかって気分が高まっていってたので、
だからそれがハリウッドにも来て日本にもその流れが来たと。
という風になった時に、かつて映画黄金期の50年代に作られてた作品の中で確立された表現を、
いかに当時の最新の解釈にした場合、どういう見せ方をした方がいいのかとか、
どういう風に出来上がったセオリーを壊していくかみたいなところの表現の発明をどんどんしていってた時代ではあったので、
それも撮影技法も含めてですし、特殊メイクもそうですし、
CGの基礎の部分ですよね、VFXの面でもそうだったので、
そういう競争がすごい熱かった時代っていうのも含めて、
僕は影響を受けますね、やっぱりどうしても。
だから今の時代にそれをやるならどういう表現なのかなとか、どういう見せ方なのかなみたいなのは常々考えたりはしていますね。
確かに昔と比べて今いろいろ出尽くしちゃってるところもありますけど、
でもこういうのを見るとやっぱり考えたくなりますね。
今の裏切り方って何だろうっていうのは。
そうですね、今の方がジャンルも大量化していってて、