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2025-12-19 17:22

第120回「kotobaという競馬に絶対不可欠な、人間が生み出した最高の発明と共に見るターコイズSと朝日杯FS」

第120回「kotobaという競馬に絶対不可欠な、人間が生み出した最高の発明と共に見るターコイズSと朝日杯FS」

【雑誌】kotoba / 競馬を読む / ターコイズS / 朝日杯FS

について話しました

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番組の感想・SNS

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競馬けんぶんろく

『競馬けんぶんろく』は、競馬歴27年の ダルマー競馬場 が、競馬の小説や映画、歴史のことなど、いろんな角度からゆるく語る競馬トーク番組です。

競馬の楽しみ方、ゆるっと一緒に広げていきませんか?

📅 毎週金曜 夜7時 更新

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ダルマー競馬場

ダービースタリオン PS版をプレイしたことをきっかけに実際の競馬を見始め、毎週土日だけでは足りず、 お年玉を貯めて作った自作PCで国内外の競馬動画を見まくる生活を開始。同時期に血統へ関心を深め、 山野浩一 著『伝説の名馬』に出会ってからはサラブレッドと競馬の歴史を知りたくなり、古本屋や Amazonを徘徊しては競馬本を収集・読破。馬券を除いた “競馬学” をこよなく愛し、マイフェイバリットは山本一生。

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BGM : MusMus

サマリー

このエピソードは、雑誌「kotoba」の特集「競馬を読む」に焦点を当てており、競馬に関連する言葉や物語について探ります。競馬を単なるスポーツと捉えるのではなく、人々の思考や語り合いを可視化することの重要性が説明され、聞き手に深い考察を促します。また、ターコイズステークスと朝日杯フューチュリティステークスについて詳しく解説し、競馬の魅力が伝えられています。特に、各競争の歴史やコースの特徴が掘り下げられ、リスナーが競馬をより楽しむための視点が提供されています。

雑誌「kotoba」と競馬の言葉
こんにちは、ダルマー競馬場です。
今日もね、競馬けんぶんろくやっていきたいと思うんですけど、
いや、マジ忙しくて一周飛ばしてしまってすみませんでした。ということでね、
この番組への感想・質問などありましたら、メールフォームからご連絡いただくか、コメントもお待ちしております。
そしてこの番組がいいなと思っていただけたら、ぜひ番組のフォローもよろしくお願いいたします。
ということでね、今日もね、本の紹介でございます。
くぅー、忙しいのに読めてろー。嬉しいー。自分が一番嬉しいー。
ふぅー、ということでね、すみません。
はい。
本っていうかね、雑誌なんですけど、周詠者から出ている雑誌、「kotoba」でございますね。
この「kotoba」の最新号の特集のタイトルが、「競馬を読む」だったので、
もうこれは買うしかないな、みたいな感じだったんですけども、
まずタイトル見た時点で、だいたい想像をつくと思うんですよね、このタイトルだと。
競馬でバケン当てるとか、予想するとかじゃなくて、
競馬の言葉とか物語、競馬をそうやって扱う特集なんだろうな、というふうに思って読んでいたんですよね。
本の紹介かな、みたいな感じで読んでたんですけど、実際に読んでみると、もちろん本を紹介はしているんですけども、
競馬という題材を使った言論特集みたいな感じの印象が強かったですね。
これどういうことかっていうと、この「kotoba」という雑誌は、そもそも言論誌なんですよ。
言論誌って役割としては、一つの答えを出すよりも複数の視点や立場を並べて、
読者の中で考えを促すような感じの、そういう雑誌なんですよね。
競馬特集ももちろんその作りになっていて、競馬をどう楽しむかとか、どうやって競馬業界を変えていくべきかみたいな、
そういう感じの話とか、特にってわけじゃないですけど、そういう方向にはあまり行かないんですよね。
代わりに今まで競馬に触れてきた人たちが語り手というか、文章を書いているんですけども、
どんな言葉を残してきたかみたいなのを見せてくれるっていう感じですね。
競馬と他のスポーツの違い
雑誌の概要文にもすごい象徴的なことが書かれていて、
それがですね、「強く、美しく、競馬場を駆け抜けるサラブレット。
その走りには人の心を震わせ、無数の言葉を読み覚ます。
騎手、長教師、馬主、実況、観客、それぞれが勝負の熱や歓喜、敗北の悲しみを言葉にする。」って書いてあるんですけど、
要するに競馬って馬が走って終わりじゃなくて、走る前とか走ってる最中とか走った後に、
人間が勝手に物語を語りを始めてるんですよね。言葉を紡いでるというか。
もちろん、それは走る前後と走ってる最中だけじゃなくて、
走り終わった後であったりとか、走る前の段階、もっともっと前の段階で言葉になっていったりするんですけども、
やっぱり走る前の段階っていうのは競馬の関係者、馬の関係者の言葉が多くて、
関わってる人はそっちの人はね、そういう人たちが言葉を繋いでる感じなんですけども、
走った後っていうのは私たちみたいなファンが多く関わってるような、そんな感じがして読んでましたね。
すごいね、競馬ってそうだなっていうふうに思ったんですけど、スポーツじゃないですか。スポーツと言われるじゃないですか、競馬って。
これはでも他のスポーツ、例えば野球とかサッカーとかバスケとかバレーとかとはまたちょっと違う構造をしていて、
言葉が乗っかりやすいと思うんですよね。これはね、そういうサッカーとか野球とかバスケバレーって、
チームや組織とかっていうのの継続性がすごい強いんで、物語の中心っていうのが集団になりやすいんですよね。
でも競馬は馬が主役になるんです。しかもその主役、馬っていうのは毎回入れ替わるし、人間の言葉が直接届かない存在じゃないですか。
だから見る側が勝手に意味を与えるし、勝手に人格を投影するし、勝手に物語が作れるんですよ。
言論誌としての役割
これが非常に特殊な他のスポーツは違うところだなというふうに感じましたね。
この雑誌の構成を見てもよくわかるんですけど、キッシュの話があったりとか、あとは作家の話があったりとか、
漫画であったりとか、実況、バサンチとか後はインターバ。そんな話が出てくるんですけども、それぞれ個人の話だったりするんですけども、
その個人の話に触れることによって、一つの見方にまとめないっていう感じですよね。
競馬って立つ立場、例えば見ている場所というか、視点が違えば見えてるものというか、出てくる言葉も全部違うんですよね。
そういう状態を、例えばこの雑誌の編集で無理に、競馬ってこういうもんですよねみたいな感じで訴えかけるんじゃなくて、
その人それぞれの言葉でいろんな方向に発信していってるなっていう感じでした。
それは言論史たるゆえんというか、言論史としてはかなり誠実な作りじゃないかなというふうには思いましたね。
読んでて一番感じたのは、競馬を知っている書き手が多い分、どうしてもこのままでいいんですかね、この問題みたいな感じの視点がどうしても随所に出てくるんですよ。
例えば馬の扱いであったりとか、制度であったりとか、あとは閉鎖的な業界であったりとかっていうのがあったりするんですけども。
ただこの雑誌、言葉に関しては、それがただの問題定義だけで終わってるって感じはしなかったんですよね。
むしろそういう、このままでいいのかみたいなこと言ってるけどもっていう引っかかりも含めて、競馬が言葉を生んでるっていうような感じの証拠を並べられてるみたいな感じでしたね。
なんで解決策が提示されていないっていうのも、やっぱり言論史としては一貫してるのかなっていうふうに思いました。
やっぱり誤解されやすいというか、今の時代的にと言っちゃあれなんですけども、解決というか正解を求めるじゃないですか。
求めたがあるんですけども、やっぱりGPTみたいなのに聞いたりとかして、すぐ回答を得たりとか、ググってしまえばすぐ答えに近いような回答みたいなのを得られるじゃないですか。
そういった世の中の情勢というか、そういう流れの中で、解決しないのって無責任だよねみたいな感じになるのはちょっと良くないなというふうに思ってて。
これどういうことかっていうと、まず媒体としてこの雑誌の役割が違うんですよね。
言葉っていう雑誌は答えを出す雑誌じゃなくて、問題の形を整えるというか問いにの形を整えるというか、そういう感じの雑誌なんですよね。
こういう問題がありますよっていう、ちょっと各方面にいろいろな視点が、一つの問題からね、いろんな方面に視点が向いちゃうところをギュッと丸くして、こういう問題ですって形を整えてくる。
そんなイメージですけども、競馬そのものが例えば言葉とか物語を生み出してしまう装置だというテーマを今回言ってるってだけで、
これが解決策ですっていう書き手の人たちが言ってるわけじゃないんですよね。
そうやって簡単に結論でこうするべきだみたいな感じで言っちゃうと、
例えばこの雑誌で扱っている言葉の豊かさであったりとかっていうのが死んでしまうような感じがするんですよね。
なので、そういったところが、結構この雑誌を読み終わった後にも余韻として残っている要因の一つというか、そういう問題あるよね。
どうするべきなのかなみたいな感じで、本を閉じた後にもしっかりと自分の中で考えて動き出すというか、
自分として意見はこういう感じだろうなっていうのを考えさせてくれるような雑誌なんですよね。
なので、すごい感情が大きく動いたとかっていう感じでは正直ないんですよ。
でも、ずっと引っかかってたこの構造の方法。
あ、これ競馬をどう見るかを教えてくれる特集じゃなくて、競馬を使って人がどう考えてどう語るかを可視化してくれるっていうところを、
競馬を読むっていう形で出したっていうのはすごい良かったというふうに思いました。
確かにそうですよね。読んで考えてくださいというような感じ。
なので、本当にここで書いてる人たちの、その人それぞれの立場であったりとか、思考の癖がそのまま見えてくるような感じなんで。
競馬の雑誌、例えば有春だとか、あとは週刊で言うとギャラップとかさ、ブックとかあったりするじゃないですか。
ああいうのとはまたちょっと違う方面の一般誌なんで、その一般誌で競馬を文章として捉えてください。
問題はこういう問題がありますよっていう形を整えてくれたっていうのは、すごい良かったなと。
なんか分かりやすかったというか、何て言うんですかね。
本当に競馬詳しくない方が逆に読みやすいぐらいな感じなんですよね。
なので、ちょっと読むのに体力がいるので、この年末年始、時間できたなっていう方はぜひご一読おすすめでございますね。
すごいメジャーな雑誌ではないので、どっちかっていうとすごい、ちょっと自分のお住まいの地域の大きい書店とか行かないとなかったりするかもしれないですし、
もしかしたらネットで注文した方が早く見つけられたりとかするとは思うので、
基幹誌なんですぐ新しい号が出ちゃって、これがバックナンバーとしてアーカイブされますみたいな感じではないと思うので、
ちょっとこの年末年始、お忙しい方であって、もう年明けちょっと時間ができたなっていう時には、ぜひG1が始まる前に、競馬で忙しくなる前に一回読んでみるのもありかなというふうに思っております。
というところで、今週のJRAでございます。
今週も変わらず、5回中山、5回阪神、5回中京の3場開催。中京は今年最後の開催周でございます。
ターコイズステークスの解説
順に見ていきますと、土曜日に中山競馬場でG3ターコイズステークスが行われて、日曜日に阪神競馬場でG1第77回アサヒフューチュリティーステークスが行われます。
まずはターコイズステークスでございます。今年で11回目を迎えますG3のハンデキャップ競争でございます。
2015年に新設された競争なんですけども、同じ名前、ターコイズステークスという名前で、品場限定の特別競争が2014年まで行われていたんですけども、
名前と開催場所だけいただいて、競争として始まりましたみたいな感じで。
それまでは1回ターコイズステークスが終わって、2015年から新しい回を重ねていったような感じでございますね。
ちなみにこのターコイズって、ご存知トルコ石なんですけども、この12月の誕生石の一つで、このトルコ石っていう名前なんですけど、実際にトルコでは産出されない。
トルコを経由してヨーロッパに入ってきたことからトルコ石っていう名前になったそうでございますね。
コースは中山の芝1600mですので、ザ中山競馬場みたいなコースなんですけども、直線最後グイって出れた馬が勝つみたいな感じのイメージなんですよね。
用意ドンっていうか、消耗戦の先に勝ち馬がいますみたいな。
そんなイメージなので、あとはやっぱりハンデ戦なんで、ちょっとハンデ軽かったりすると意外に狙い目感じだったりしますね。
勝つには至らないかもしれないけど、三着にはあるかもしれないみたいな感じで狙ってみたい感じはしております。
そして朝日配、フューチャリティステイクスでございます。
今年で77回目を迎えます2歳限定のG1競争でございます。
1786年にイギリスのニューマーケット競馬場を皮切りに、2歳限定戦、その当時は3歳っていうバレー表記ですけども、2歳限定戦が行われるようになって、
日本でも1946年、第二次世界大戦が終わった翌年に初めて、2歳場限定の競争が行われたそうでございます。
そんな中、1946年から3年後の1949年に関東地区の2歳場チャンピオンを決める戦いとしてできたのが、この朝日配、フューチャリティステイクス。
当時の朝日配、3歳ステイクスでございますね。
そこから2014年までは中山競馬場で行われていたんですけども、阪神競馬場に移行して現在に至るということでございます。
コースはですね、阪神競馬場、芝外回り1600mでございます。
スローペースからサッカーを、Here we go!できる馬が勝つような、そんなイメージなんですけども、
もちろんね、メンバー次第でペースも変わってきますから、一概には言い切れないんですけども、やっぱり2歳戦というところはあるので、
強いて言えば前につけて足伸ばせる馬がね、上位に来るイメージと、しっかり溜めて溜めて爆発させてきた2、3着の馬みたいな感じですかね。
勝手なイメージですけどね。
そんな馬たち、その前につけて足を伸ばせる馬と、粘れる馬って言っちゃあれですけども、
それと足を溜めて溜めて末足爆発みたいな馬をうまく絡ませていけばいいかなというところで思っております。
というところで、今週も皆様に。
いや、全然興味なかったんだけど、一応話聞いてみたんよね。
その人の解説をね、そしたらせっかく聞いたし、ちょっと絡めて馬券買ってみようかなと思ったら、当たったのよっていうぐらいの快心の的中があることをお祈りしております。
ということで、今回も最後までご拝聴いただきありがとうございます。また次回の競馬見聞録でお会いしましょう。
さよなら。
17:22

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