子育てと高校受験
わらべうたと絵本で子育て。
ここでは、わらべうたと絵本のことを中心に、日々の暮らしにまつわるあれこれを思いつくままに話してみたいと思います。
娘の高校受験が無事に終わりました。
3月の14日の金曜日に合格発表がありまして、それで一区切りということになるんですが、
朝、3月14日はですね、朝いつも通りに学校に行って、早めに帰ってきて、12時に合格発表だったので、
お昼を食べつつ発表を見つつという感じで、お昼を済ませてから、
高校に一度行って、そこから制服を見に、見にというか採寸をしに行って、
そこから教科書を買いに行って、帰ってきたという金曜日の一日だったんですが、
金曜日はホワイトデーだったので、下の子がお友達にクッキーを渡しに行くというミッションもあって、
なおかつ金曜日合格発表の日に上の子も塾に行くということがあって、
ものすごく濃厚な一日で、合格発表がゴールだと思ってたけど、
いやいや始まりだった始まりだったっていうのを、ちょっと自分の中でも確認して、娘にも同じ話をしました。
何か思い出したのは、結婚式に向かって、もうずっと夢中で準備をして、
ゴールと思ったけど、これってそういえば始まりだった、結婚生活のみたいな、
そういう感じをちょっと思い出す一日だったなっていう感じです。
ボランティア活動の見直し
本当に終わりは始まりで、これからどんな生活が始まっていくのかなっていうのもあるんですけど、
大昔すごく若い頃に、歌手の福山雅治さんの言葉だったんですが、
何かを手放すことなしに前に進むことはできないっていう言葉に出会って、
その時ちょうど私は大学の卒業の時と重なっていたので、その言葉がすごく胸に響いてメモをして残してありました。
本当にその通りだなって今でも思っているんですけど、
やっぱり何かを手放す時っていうのはすごく勇気がいるし、不安もあるんですけど、
それをしないことには新しい何かが入ってくるところがないので、
何か前に進みたいなって思う時は思い切って大きく手放すことって大事だなって思って、
未だに折に触れて思い出すんですけど、
今年娘が高校に行くので、こちらの生活リズムもちょっと変わるかなっていうのがあって、
わらべ歌と絵本でお話し会を始めてちょうど3,4年、3年が経つのかな?4年が経ったのかな?
なのでもう修行期間は終わりでいいかなって自分の中でなんかものすごく今年もういいやっていう思いが
もう湧き出てきて勢いが止まらなくなってしまったんですね、この春。
で、何かもういろんなことに対してもういいやって思ってしまって、
もうちょっと何かね、それも行き過ぎるとどうかなって思ってしまうほどもういいやっていろんなことに対して思っちゃったんですね。
で、何かその一つが今までお話し会は全部ボランティアでやってきたんですけど、
もうボランティアはやめようっていうのをすごく思ったので、
今やらせていただいている施設の方にね、もうボランティアではやりませんっていうことをお伝えした春でした。
でも、読み聞かせとかそういう活動でボランティアでもいいからやってないと自分が保てないと思って始めたことなんですけど、
やっぱりボランティアだとボランティアの扱いになるので、
こちらがすごく準備していてもキャンセルになることもあるし、予定変更になることもあるし、
なんかそれってお互いの熱量が同じじゃないなっていうのを感じることがありました。
で、担任の先生ではないけれども、私にできることは何かなっていうのをいつも真剣に考えて準備をして毎回臨んでいたので、
今後活動を長く続けていくためにもボランティアでやるのはもうやめにします。
それと同時に子育て相談事業を思い切って始めてみました。
今はお話し会に参加してくださった方限定とか関わっている子どもたちの相談を主に引き受けていこうと思っています。
で、この子育て相談の事業を始めるにあたり、夏ぐらいから準備を進めてきたんですけれども、
そもそも何でわらべ歌と絵本でお話し会私ってやってるんだっけっていうところを割と真剣に考えてるんですが、
ズバッと一言で言うってなかなか難しいなって思うんですけど、
やっぱりそれが言えないと説得力ないなって思ってですね、
今日はそれを改めて考えてみたら、
私は将来20年後30年後が今のような平和で明るい未来であってほしいなって思っています。
それは強く強く思っています。
で、子どもが生まれた時に戦争になっちゃったらどうしようってふって思ってしまったことがあったんですね。
で、こんなに大事なのに戦争に行っちゃうってなんて悲しいことなんだろうって初めて子どもを持って、
戦争に我が子を送り出したお母さんの気持ちを考えた時に絶対嫌だなって思ったんですね。
なので、とにかく明るい未来がいいなっていうのを強く思ってるんですけど、
そのためにやっぱり優しい人がたくさんいる社会になってほしいなってすごく思うんですね。
なので、子どもたち、今目の前にいる子どもたちみんなが優しい人になったらいいのにな、
そして自分らしい人生を歩んでほしいなっていう思いが一番だなっていうのが分かりました。
で、わらべ歌と絵本なんだけど、最近は絵本よりもやっぱりお話、語りがすごく子どもたちにもっといろんなお話ししたいなって思うようになってきたんですけど、
わらべ歌も、絵本も、あ、絵本じゃない、語りも、物はいらなくても本当に一つなんですよね。
なので、何にもなくても楽しい。お友達と遊んで楽しい。人の話を聞いて楽しい。
そういう気持ちって大事なんじゃないかなって、逆にそれができる人がたくさんになれば温かい社会になるんじゃないかなって思って頑張っています。
絵本のノイズ
で、今日話してみようかなって、本題はここからなんですけど、
今日話してみようかなって思ったのは、絵本には、絵本の話、今日は絵本の話をしようかなと思ったんですが、
絵本にはノイズがないなっていうのをすごく思ったことがあったので、それをお話ししてみたいなと思います。
えっと、歯医者の待ち時間に、歯医者さんに置いてある本があるんですけどね。そこでの出会いでした。
ニュースウィークという雑誌の中で、都市の騒音と苦悩を可視化するっていう特集があったんですね。
で、私はいつも、騒音って結構なストレスになるんじゃないかなっていうのを感じていたので、それが可視化されるってすごく面白いと思ってその特集を読んだんですが、
それは写真で、解析図っていうのかな、なんか頭部の解析図みたいなのが何人か部載ってて、その騒音を感じると顔のどこかに色がついて見えるようになっているんですね。
で、騒音が多いところで計測した方はすごくたくさん色がついていて、騒音が少ないところの方はそんなに色がついてない。
で、なんかその感じる部分によっても違うのかわかんない。全面が色がつくっていうわけではなくて、その人によって色がつく部分は違ったんですけど、まあとにかく騒音を感じると色がつく。で、色がついた写真が載っているっていう感じだったんですけど、なんか可視化されるとすごくよくわかるなーって思ったんですね。
で、その雑誌を読んだ後に、すぐ隣にノロマナローラっていう絵本があったので、何気なくその絵本を手に取りました。
で、それは何度も読んだことがある絵本で、山本忠敬さんっていう方が絵を描いてくださって、小出将吾さんっていう方がお話を書いてくれて、福音館書店から出されている絵本です。
で、山本さんという方は車を描くのがすごく上手な作家さんで、私の記憶の中では初めて親戚の子に送った絵本が図鑑自動車っていう山本さんの絵本だったなっていうのをすごく覚えてるんですが、
その山本さんの絵でロードローラー車っていうのかな、道路を平らにする車がゆっくりゆっくり走っていると、いろんな車が来て追い越していく。
なんだけれども、行った先で道路が凸凹なところでパンクをしてしまったり、つまずいたりとかして、で、結局はやっぱり道路を平らにしてくれるローラー君のおかげだよ、ありがとうみたいな、簡単に言うとそういうお話なんですけど。
すごくシンプルで心に染みたんですね。で、その前に読んでいた雑誌がノイズでリアルな感じの雑誌、経済雑誌でザワッとした気持ちで読み始めたノロマンナローラーの絵本だったんですけど、
その直後ということもあってか、本当にノイズがないなってシンプルに思いました。
主人公のローラー君に焦点を当てて、他の車がいろいろ出てくるんですが、もうなんかその世界にぐっと引き込まれるのがわかったんですね。
すごくシンプルな絵でわかりやすくて、子どもが夢中になれるような作り方をしてくださってあるのがものすごくよく伝わってきた瞬間でした。
なので、こういう絵本ってやっぱり子どもにたくさん出会ってほしいなって思ったのと、おうちの人に読んでほしいなっていうのを思いました。
おうちの人が読んでくれると、おうちの人もそのお話が終わるまではその絵本の中にいることになるので、おうちの人の声のノイズが入ってくることはないんですよね。
なので、子どもがお話聞いている間はおうちの人もその世界にいるっていうのが、子どもの没頭する時間を担保する時の始まりの段階ではすごく大事だなって思います。
おうちの人の声ってすごく力があるので、ある時はものすごい栄養になるんですけど、ある時はものすごいノイズになってしまうことがあります。
なので、それを自覚した上で言葉を発するっていうのはすごく大事だなっていうのも思いますね。
とにかくこのノロマナローラを読んで没頭できる絵本ってこういうことか。絵本って何にもノイズがないなっていうのを実感した瞬間だったので、ちょっと一度お話ししてみようかなと思いました。
ご興味のある方はぜひノロマナローラ読んでみてください。
子育てを頑張るお母さんの心が少しでも軽くなりますようにという願いを込めて配信していきますので、お時間のある時にぜひ聞いてみてください。
いいねやフォローメッセージなどいただけましたら嬉しいです。
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
ではまた。