ほめると叱るの考察
わらべ歌と絵本で子育て。ここでは、わらべ歌と絵本のことを中心に、日々の暮らしにまつわるあれこれについて、思いつくままに話していきたいと思います。
雨で寒いですけれども、雪のところもあると思いますけれども、みなさんお元気でお過ごしでしょうか。
今日は、ほめることと叱ることについて、なんとなく話してみようかなと思いました。
ほめるとか叱るって言うと、教員時代を思い出すなーっていう感じがするんですけれども、
私が初めてクラス担任になった時、目の前の仕事に追われて、あっという間に1日が過ぎていってしまう毎日を送っていました。
まだ、子どものことも目一杯で意図的にほめるとか、効果的に叱るなんていうところまで全然行かなくって、毎日の業務をこなしていくことに精一杯だった時。
休み時間になると、子どもが話しに来てくれるんですね。先生見てみてとか、先生こんなことがあったんだよとかって。
そうすると、そのことをきっかけに、その子とのコミュニケーションが取れたり、ほめることができたりとか。
今日、あの子と話すことが少なかったなーって思うと、またその次の日に話をするようにしたりとかっていうことを心がけてはいたんですけど、
叱るっていうのが、やっぱりいつ叱っていいのか、どういうふうに叱ったらいいのかっていうのが全然わからなくて、一番困ったのが叱ることだったなーっていうのを思い出します。
なんでそれを思い出すかっていうと、家に叱るっていうタイトルの本があって、それを見た時に、私叱るの難しかったんだなーっていうのを思い出したことがあったので、そうだったそうだったって思いました。
そこには20年前の価値観で叱るっていうことが書いてあったので、今とはちょっと違うかなとも思うんですけれども、本を読んでも何となく頭ではわかっていることが書かれているので、
それをどういうふうに日々の教育活動の中でやっていくかっていうのはなかなか難しかったので、結局身を真似で他の先生たちがやっているのを見て、こんなふうな時にこんなふうに叱るのかなとか、
こういうふうな時にこんな声かけをしておくと後につながっていくんだとか、クラスを作っていく上で大事な時というのを学んでいったなって思うんですけど、
身を見真似で叱ってみた後、効果がある時もあれば逆効果になってしまう時もあったりとかして、私はいつも効果があったかな、なかったかな、みたいなことしか考えてなかったなって思うんですけれども、
今になって思えば効果があるもないも、その時心が動かなければ響いてないっていうことなんですよね。
たとえ効果があるように思ったとしても、例えば掃除サボっちゃってる子がいて、掃除やってねって言った時に、その時言っときは掃除をするかもしれないけれども、心に響いてなければまたサボると思うんですね。
なので、子供に大事なことを伝えていく時に、効果があるかないか、その時言っときの効果があるかないかではなくて、心が動くか動かないかっていうことが大事になってくるのかなって思います。
今、渡辺道春先生の心を育てる語りっていう本を読んでいるんですけど、心が動いた語りについて、こんな時にこんな語りをしました、クラスがこんな状態の時にこんな風なことを子供たちの前で語りましたっていうのを、たくさん事例が書いてくれてあるんですけれども、
心に響かせるって本当に大変だし、テクニックもいるなって思うんですね。
褒めることの重要性
で、叱るから入ってきたんですけど、褒めるも同じことで、じゃあいつもいつも褒めていればいいかって言ったらそういうわけでもなくて、褒める時もピントがずれていたら逆効果になることもありますし、タイミングがおかしいとしらけてしまうこともあるので、
褒めるにしても叱るにしても、心に届くように伝えなければ、相手の心っていうのはどんどん離れていってしまうなっていうのもすごく思います。
これっていうのは親子関係でももちろん同じことが言えると思っていて、子供が頑張っている時に頑張ったねって褒めて、お家の人が褒めてあげると子供はものすごく嬉しくって、
それはその時子供が熱中していることだったりするとぐんと伸びるんですね。学校で取り組んでいることをお家の人が褒めてくれた時っていうのは子供はすごく伸びるなーっていうのを感じます。
で、逆に頑張ってやったのにお家の人がふーんみたいな感じでテレビを見ながらふーんみたいな感じだと、せっかく頑張ったのにあなんだそんな喜んでもらえないんだみたいな感じになって熱が冷めてしまうこともあるなって思うんですね。
ちょっと私の話になってしまうんですけど、私は今語りの勉強会に参加をしていて、今度は春語りの会っていうのがあります。
で、私はその春語りに語り手として参加をするので、その春語りのメンバーと一緒に準備をしているところなんですけれども、入口の看板を頼まれていてですね、それを書いたんです。
クリーム色の紙に青い字で書いてほしいっていうふうに言われて、私は絵の具で書いてみたんですね。
で、こんな感じでどうですかって見せたら、なんか皆さんすごく褒めてくださったんですね。
で、おしゅうじやってたんですねとか、手書きで素敵ですとかって言って、思い思いの形で言葉で届けてくださったんですけど、それですごく私元気になったんですね。
で、確かに子供の頃おしゅうじは習っていたんですけれども、結構長いこと習ってたと思うんですけど、親からいつもおしゅうじやってるけどちょっと下手なんだよねみたいなことを言われてみたりだとか、
あと緊張をとっても、もう少しあそこがこうだったらよかったねとか、もっとこうするといいんじゃないとかって、いつもいつも言われてきたんです。
で、それはしゅうじに限ったことではなかったんですけど、何すごく頑張ってやっても、いつももうちょっとなんとかとか、もっとこうすればいいとかって言われてると、もう私今日のが限界だったんだけどっていうことになってきちゃうんですね。
なので、頑張った時、子供がね、頑張った時には、もう親の上から見たら思うところはいろいろあるのかもしれないんですけど、ただ一言、よく頑張ったね、頑張って偉かったねとか、全力で走ってすごかったねとか、
たとえリレーでその時抜かれてしまったとしても、その子にとってはそれがもう精一杯、本番の親の前で120%だと思うんですよね。
なので抜かれちゃったねって言うんじゃなくて、頑張ったね、偉かったね、全力でかっこよかったよって、とにかく頑張っている時には褒めてあげたいなって思いながらずっと私子育てをしてきたなと思いました。
で、今日、娘がテストに行っているので、ちょっと内心ソワソワしていると思うんですけど、そんな中で、もう私も今日はやることを片付けようっていうことで、その看板を書いてみたんですが、みんなにそんな風に声をかけてもらって、すごく元気になったので、
ちょっとこれはお伝えしたいなと思いました。
皆さんもお子さんが何か頑張った時には、ただただよく頑張ったねって褒めてあげてください。大きな力になると思います。
私も今日は頑張って帰ってきた娘を精一杯ねぎらいたいと思います。
それでは、子育てを頑張るお母さんの気持ちが少しでも軽くなりますようにという願いを込めて配信していきますので、お時間ある時にぜひ聞いてみてください。
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