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  2. AIスーツケースの可能性
2023-10-18 09:02

AIスーツケースの可能性

本日は自民党デジタル社会推進本部幹事長 牧島かれんさんのプレゼンツでAIスーツケースを体験しました。

https://www2.nhk.or.jp/learning/academia/video/?das_id=D0024300123_00000

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#テクノロジー #AI #デジタル
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おはようございます。川崎ひでとです。
今朝も毎週ひでトークをお聞きいただきありがとうございます。
この放送では、私IT企業出身の衆議院議員川崎ひでとが、気になる政治ニュースやテクノロジーニュース、自分が思っていることなどなどをご紹介してまいります。
そしてこの放送は、働きたいママたちを応援する事業支援サービスエニママさんを通じてママさんに文字起こしをしてもらっています。
ノートとブログに掲載しておりますので、そちらもご覧ください。
それでは行ってみましょう。
毎週ひでトーク
今日はですね、AIスーツケースの可能性というタイトルでお話をさせていただきたいと思います。
昨日10月17日に自民党の党本部の方で、AIスーツケースというもののデモ会が行われました。
これは自民党のデジタル社会推進本部の幹事長である、マキシマカレン前デジタル大臣がセッティングをしてくれて、我々自民党議員が体験をさせていただくという会になっておりました。
AIスーツケースっていうのはどういうものかというと、目の見えない、いわゆる全毛の方、目の不自由な方が日頃は白い杖で
目の前の障害物を察知しながら目的地に行ったりとか、あるいは盲導犬に目的地まで連れて行ってもらうということをされているんですけれども、
このAIスーツケースは目的地までスーツケースが本人を連れて行ってくれるというこういう仕組みになっているんですね。
この仕組みを開発したのはコンピューターサイエンティストであり、日本科学未来館の館長でもある浅川美恵子さん。
そして企業ではIBM、オムロン、そして清水建設、こうした会社が共同してAIスーツケースというものを開発いたしました。
どういうものかというとですね、AIスーツケースがカメラを搭載していて目的地まできちんと連れて行ってくれる。
目の前にもし障害物だったり、あるいは例えば歩行者が歩いていたり、通行人がすれ違おうとしていたりすると、
AIがそれを察知して止めたり避けたり、こうしたことをしてくれるっていうものになっているんです。
なんでスーツケースに着目をされたかというとですね、この浅川先生は11歳の時って言ったかな、
子供の頃にプールの事故にあって、それで14歳の頃には完全に目が見えなくなられたようです。
コンピューターサイエンティストとして活躍をされていたので、結構海外に出張することが多くて、スーツケースを引いて行かれることが多かったようです。
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その時にスーツケースを横にして、あるいはちょっと前にして運んでたりするとですね、スーツケースの方が先に例えば壁にぶつかったりとか、
あるいは段差に落ちたりとか、こうやってスーツケースが前に行くことによって、自分がそういう壁にぶつかったり段差にはまったりすることのない安全な歩行ができたというところに着目をされたようです。
このスーツケースは本当にそのカメラが搭載されていて、スーツケースの中には本当にいわゆるコンピューターが搭載しているものでした。
このスーツケースを左手で握って目的地をセットすると、その目的地まで連れて行ってくれると。
右に曲がる時にはあらかじめ何メートルか前で右手に曲がりますよという振動がグリップの部分から伝わったり、
あるいは左に曲がる時には左側の方に振動が来たりというような形で事前に行く方向を察知してくれるという形で目的地まで連れて行ってくれるという素晴らしいものでした。
それぞれ自民党議員も体験会の方では本当にアイマスクをして目を見えない状態にして体験したんですけれども、
本当に目の前に人が歩いてもきちんと止まってくれるような形で現地まで連れて行ってくれました。
目の見えない方ってどんなに時代が流れても今は皆さんも経験あると思うんですけれども、
例えば電車のホームに行くと黄色い点線があったりみんな白尺という白い杖をついたりしていて、
実はこの目が見えない方に対するインフラ整備というのは実は今も昔もあんまり変わっていなくて、
目の見えない全毛の方は自分が目が見えないということにすごく気を使いながら街を歩かなければならなかったし、
我々も白尺白い杖をついて歩かれたり盲導犬を連れて歩いていらっしゃると、
やっぱりしっかりと配慮をしながら行かなければならないというものだったんですけれども、
このAIスーツケースによってまだ実証実験なんですけれども、これを使った方は自分たちが目が見えないということを周りに悟られることなく、
実生活に溶け込めましたというような感想があったりとか、安心して現地にもちろん行けましたというようなご感想を持たれたりしておりました。
本当にねこれ素晴らしいガジェットだと思うんですけれども、やっぱりその現地までは行けるけれども、
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まだまだインフラ整備が整ってないところっていうのはやっぱりあるんですよね。
もちろん例えば地面がちょっとボコボコしていてバリアフリーになっていない段差があったりとか、
あるいはエレベーター乗るところまでは行くんだけれども、やっぱり行き先回まで押すっていうことはそのAIスーツケースはできないので、
やっぱりこういうところをしっかりとデータ通信をするなりして行けるようにしなきゃいけないかなというふうに思いましたし、
バッテリーがねやっぱりちょっとまだ大きいので、実は飛行機に持ち込めないとかそういう課題もありました。
やっぱりこうしたところでAIスーツケースすごく便利なので、これを社会実装するためにはそういうインフラ整備をしなきゃいけないし、
例えば道路交通法で言うと目の不自由な方は必ず白弱白い杖を持ちなさいっていうようなルールがあったりするんですよね。
なのでこういう法律を改革する規制を改革するというのが我々政治家にはやらなければいけない使命なんだというふうに感じました。
スーツケースってすごく大きいじゃないですか。なのでこれって例えばウェアラブルデバイス、あのメガネとかそうしたものに変わらないんですかっていう質問をされた議員がいるんですけれども、
やっぱりこれはですね意外と難しくて、今回のこのスーツケースに着目したまさに理由として物理的に自分が歩くより先に行ってくれるっていうことが結構重要で、
さっき言ったように壁にぶつかったりあるいは段差に落ちたりっていうのを先にこのスーツケースがやってくれることによって自分の危険が回避できるというようなことになっているので、
なかなかウェアラブルデバイスでは厳しいというようなお声もいただきました。
もちろん技術革新があったらどうなるかわからないんですけども、現時点ではそういうことだったみたいです。
いずれにしてもですね、こうやって新たにAIでテクノロジーが社会に実装されれば、今までよりももっと広がった世界を体験することができるということがまさにこの一例でわかったと思います。
このスタンドFMの概要欄の方にこの浅川先生の記事を掲載しておきますので、よろしくあればそちらもぜひご覧ください。
というわけで、今日の毎週秀トークはAIスーツケースの可能性というタイトルでお話をさせていただきました。
今週も皆さん張り切って参りましょう。
じゃあね。
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