牧場の日常と作業
こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
普段飲んでいる牛乳の魅力や酪農の魅力を酪農家がお話しする放送となっております。
牧場の日常や牛の鳴き声を聞きながら、お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳飲む?牧場配信始まりです。
今日は、5月12日の月曜日です。
今日の天気は曇りのち晴れということで、最高気温22度。
若干半袖だと肌寒い朝になっておりますけれども、昼間から晴れるのかなというような天気になっております。
今日のお仕事は、近くの木材の製材所のところにカンナクズを取りに来てほしいと言われたので、
それを取り切って、堆肥を混ぜて、先日壊れた堆肥車の見積もりが出まして、
300万円そこそこ出ていましたね。見積もり。300万円ですって。
300万円あったらみんな何するかコメント欄で欲しいな。
300万円あったら何します?
300万円ですよ、本当に。
というのが来ていたので、農協の方に行って色々お話して、
釘の事業とかないかなとか、融資どうしようかなみたいな話をしていこうかなと思っております。
嫌です。
でもやります。頑張ります。
今日のお仕事では、今日の配信は質問が来ていたので、そちらにお答えしようかなと思います。
落農業界のタイムラインでは、皆さんが色々話し合われていたんですけど、
牛さんが病気になった際に、経済動物なので、そこで命の判断をしなきゃいけない場面があるわけですよね。
そこらへんを川上さんはどう考えてますか?みたいな質問が来ていたので、それにお答えしていこうかなと思います。
月曜日の週の始まりから、ちょっと重たいテーマですけども、ぜひ聞いていただけたらと思います。
今日も10分、15分くらいでやっていこうと思いますので、最後まで聞いていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
では、今日も牛で乾杯していこうと思います。
その前にお知らせです。
川上牧場ノートというブログとか記事を書いたりするアプリで、メンバーシップを行っております。
こちらのメンバーシップ、川上牧場を継続的に応援したい方だとか、川上牧場と何か新しいことをやってみたいという方、ぜひ入ってみていただけたらと思います。
他にも川上牧場とオンラインでつないで牧場体験をしたりだとか、実際に川上牧場に来て牧場体験をやったりとか、そんなこともできるメンバーシップとなっております。
あと、過去の有料記事が読み放題となっております。大変お得なメンバーシップとなっておりますので、ぜひ皆さんチェックしてみてください。
あと、楽能業界の方向けに楽能の従業員の方とか、初心者の方とか、楽能に関する営業で回っている方とか、牧場主とかでも大丈夫です。
皆さんにGoogleフォームで作ったヒアリングシートを記入していただいて、それにお答えするAIと川上がそれに対してお答え、分析、アドバイスをするという新しいプラン、ファームエコーというプランを作ってみましたので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
今、絶賛無料モニターを募集中でございますので、ぜひ皆さんこちらの方、体験してみていただけたらと思います。よろしくお願いします。
あとはですね、インスタグラムの方でやっております、ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、皆さんのこんな牛乳あったらいいな、こんな牛製品食べてみたいなというものをですね、AIアートを使ってNFTにして販売しております。
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AIアート、NFTといえばですね、私所属しておりますメタグリ研究所というコミュニティで、6月1日の世界牛乳の日に向けてですね、今現在NFTデザインコンテストというコンテストを行っております。
こちらAIアートで参加していただいてもいいですし、イラストレーター、デザイナーの方の力作を投稿していただいてもいいですし、ご家族、お子さんと描いた絵とかをですね、写真で撮って投稿していただいてもいいですし、楽の牛乳に関するイラストコンテストをお待ちしておりますので、ぜひたくさんの方、参加していただけたらと思います。
最優秀賞の方にはですね、メタグリ研究所の簡易賞NFTと川上牧場の牛乳が使われたカヌレが当たりますのでね、そんなプレゼント企画にもなっておりますので、ぜひたくさんの方、参加よろしくお願いします。
締め切りがですね、5月の15日までになっておりますので、あと数日しかないですので、たくさんの方、よろしくお願いしますということで、お知らせでございました。では牛乳で乾杯していきます。乾杯!
いただきます。
今日も牛乳飲んでいただいてありがとうございます。
今日もお便りのコーナーしていこうかなと思います。
今日の質問はですね、スプーンという配信アプリで来た質問になります。
こちらもスプーンネームケチャライズさんの質問になっております。
こんな質問ですね。
先日ね、牛さんの手術をしたみたいな話をしてたんで、それから来たコメントですね。
牛さん手術ですか?
牛さんが病気になった際、お金をかけて治す場合と、塗札する場合があると思うのですが、その違いは何でしょう?
例えば、おばあちゃん牛、経産牛でしたっけ?は治さないなど。
という、てんてんてんという質問が来ました。
ありがとうございます。
牛が病気になった際に全部その、塗札するか治療するかみたいな選択になるわけではなく、
大抵、皆さん治る見込みがあるならば治療されると思います。
その治療がどこまでやるかですよね。
そういうところに命の判断をしなきゃいけない場面というのが、この落脳の仕事をしていると合いますよね。
特に経営者なんで、そういう判断をしなきゃいけないところがあったりします。
ここらへんは、個人的な意見を踏まえながらお話ししたいと思います。
牛が病気になった時、自分の牧場は子牛を産ませて、その牛を大きくして、
またその牛が大きくなった時に子牛を産ませてというのをずっと繰り返す牧場なんです。
これ自家育成といって、自分のところで子牛を育てる牧場のスタイルなんですけど、
他にも北海道の方から分娩前の若い牛を買ってきて、
それで買ってきた牛さんがその牧場で分娩して、お乳を絞るという牧場もあったりするんですけども、
うちは全部導入というか、北海道から買ったりはせず、全て自分の牧場で育てた牛で育てております。
これは親父さんが経営をやっていた時からずっとそういうふうな感じの経営スタイルでやっているんですけども、
そうなるとずっと脈々と親父さんがやっていた経営の時の牛さんから子牛を産ませて、
それからお母さんになって、それからまた子牛を産ませてというのはずっと続いてきたわけで、
歴史というか牛の積み重ねみたいなのがあるんですよね。
なおさらだから自分の牧場の牛に他の牧場とまた違う思い出みたいなのがあったりするんじゃないかなというところもあったりします。
例えば乳房炎とか子宮炎とか、先日あったのが大腕変異という胃袋がちょっと変な位置になったりする病気だったりするんですけど、
そういうものは大抵治療すれば治るので大丈夫なんですけど、
うちの牧場でよくあるやつは育成、子牛の時にはつなぎ牛舎じゃなくてフリーバーンという形で牛がパカパカ歩けるような飼い方をしているんですけど、
それをつなぎ牛舎に連れてきた時ですね、ずっと同じ場所で鎖一本で繋がれているような飼い方なんで、飼い方のスタイルが変わるわけですよ。
その時にやっぱりちょっと合わなくて、牛舎が狭かったりとか、狭いというか牛自体にいろいろ問題がある場合もあるし、難しいんですけども、
それで足を痛めてしまって立てなくなってしまうという事故が年に何回かあったりしますね。
その際はやっぱり足を痛めてしまっているのでなかなか餌を食べなくて血絞りしようと思ってもなかなか立てないみたいなことがあったりして、
これがなった時に治療もするんですけど、なかなか治りが悪いので、塗札というか廃用という判断を下す場合があったりします。
他にも子牛が生まれた時に何パーセント、年に何パーセント、数年に何十日ぐらいですかね、畸形があったりとかしてですね、
もともと足が変な形になっていたりとか、内臓が繋がっていなかったりとかそういうのがあった場合も、
こういう殺処分というか、そういう判断を下す場合もありますね。
一番難しいのが、本当に自分がこれだって思った、それで種付けして、このお母さんとこのお父さんを組み合わせて最高の牛を作るぜって言って作って生まれて、
めっちゃ最高だったって思った奴が、やっと絞るぜってなった時に、事故に遭ってしまうという時が、これがもう判断が難しいです。
病気の治療と選択
個人的には本当に何とかして生かせていきたい。
夏場とかね、暑い時期になったりすると、暑さで生きているだけでもすごい体力を使ったりとか、
そういう場面でこのままそのままにしていても、ずっと牛が苦しいままで、ずっと寝転んだままなんで、
またずれとかね、起きたりとか、暑いってハッハッハッハ言ったりとかね、そのまま生かしていくのどうなんだろうとかね、
苦しんでしまうだけなんじゃないかとか、そういうことを考えたりします。
その牛に水をかけたりとか、治療とかしたりとか、餌も毎回毎回ね、一度に食べきれないんで細かくあげたりとかすると、
いいんですけども、そういうことをやっていると他の牛たちがね、観察とか飼育がおろさかになってしまって、
他の牛たちもちょっとした病気が増えたりとかするので、やっぱりこういうところで経営判断というのをしっかりしていかないといけないんだろうなというのは常々思いますね。
僕がやる都札の判断というのは、なるべく最初は全力で迎えます。
できる限りのこと、自分ができる限りのことを全てやって、それでも駄目だった際に配養という判断を下すようにしていますね。
先日生まれた双子の子牛、生まれた時にちょっと低体温症で、南山で生まれて低体温症で、生まれた時にちょっと呼吸もおかしかったやつがいましたけど、
その子も一輪車にお湯を溜めて、体を温めて、布団乾燥機で体を温めて、それで小牛もちょっとずつちっちゃい哺乳瓶で飲ませてみたいなことをやりましたけど、やっぱりそれで命を引いてしまったので、
でもそこまでやると、ここまでやったから仕方ないなという見切りもできるという、自分に対して心の整理をするためにやっているという部分もあるのかなと思ったりしますね。
そうですね、難しいです。
これ各牧場で家族構成、従業員さんがいたりとか家族経営でやったりとか、いろんな経営スタイルがあって、牛に対する扱い方とかも向かい方とかも各牧場で違うので、これはそれぞれ各牧場で認識が違って当たり前だと思います。
すぐ見切りをつけて屠殺しなきゃいけないという牧場もあると思いますし、本当に消灯数でこの牛が死んでしまったら経営が傾いてしまうというような場合だったら、本当にもっともっと長い期間治療をしたりとか専念したりとかそういうことをする牧場もあったりするので、
消費者の皆さんからはなかなか理解しにくいかもしれないですけど、各牧場で命の重さとか命の扱い方が違うというのを認識してもらうといいのかなと思ったりしますね。
本当に全て違います。どの牛がどの国が一緒という判断じゃなくて、ケースバイケースでその場で全然違う。その場で下した結果、正解も不正解もないと思っています。
なので難しいですね。ここらへんね。なかなか理解も消費者の方に理解してもらおうと思ってもちょっと難しい部分もあったりすると思うし、ラクノカ自体も明確にこれがこうって言える理由を言えって言ったら難しいと思うので、そういうことが日々行われている産業ですよっていうのはちょっと知ってもらえたら嬉しいかなと思いますね。
牧場の経営スタイルの違い
というような感じでしょうか。あんまり的確な答えになってなかったかもしれないですけど、自分の意見はこういう感じかなというところで。こういうところもっと知りたいよっていう時はまたコメント欄とかで教えていただけたらと思います。
今日はスプーンネームケチャライズさんの質問にお答えしてきました。ありがとうございます。
ではでは今日もコメント欄戻っていく。ありがとうございます。お久しぶり。ありがとうございます。元気にやってますか。
ちょっと月曜日の朝から重いテーマですね。ちょっとラクノ業界ガチガチの質問を送られて僕はテンション上がってね。
ワオって答えるんですけど、ワオって答えても再生数が伸びないっていうね。やっぱり皆さんの生活にあったね。牛乳とかバターがこうやってやったらおいしいよとか、牛乳ってこうやってするといいよみたいなやつのほうが再生数伸びますね。難しいところです。これは。
自分的にはラクノオカ目線で現場の話ができたらいいなと思ってるんでいいんですけど、好き嫌い質問聞いてみんなよろしくお願いします。
いいね、高評価よろしくお願いします。シェアとかコメントも待ってます。よろしくお願いします。
ということで、週の始まり月曜日ですけどね。祝日ないですから、7月までないですよ祝日。無理しないようにぼちぼちやっていきましょう。
ということで今日はこんな感じで終わります。お仕事の方、学校の方、いってらっしゃい。みんな牛乳飲んでね。バイバイ。
川上牧場ではリスナーの皆様からのお便り、ご感想を募集しております。
川上牧場とやってみたいこと、やってほしいことなど、ご自由にコメント欄やDMなどでお気軽にお寄せください。
皆さんのご意見が新しい楽能を作っていきます。最後まで配信を聞いていただいてありがとうございます。
次回の配信もぜひお楽しみに。