今日も皆様一日お疲れ お酒じゃなくてミルクワインかが
こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
普段飲んでいる牛乳の魅力や、酪農の魅力を、酪農家がお話しする放送となっております。
お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳、飲む?牧場配信始まりです。
おはようございます。
今日は収録日が11月4日ですが、研修生さんが来ておりますので、
お勉強をしながら配信していこうかなと思います。よろしくお願いします。
今日は何のお勉強をしましょうか?
今日はゲノムについて。
ゲノムとは?
ゲノムとは、牛の話でゲノムの話をすると、今まではお父さんとお母さんの牛を後輩させて、その子供が生まれます。
娘牛が生まれて、娘牛が2歳になって初めて出産をします。
その2歳の娘牛がどんな乳量が出るのか、どんな乳成分なのかを調べて、その調べた結果がお父さんの成績になります。
そこまで分からないんですね。
そこまで分からない。だから高台検定というシステムは、5年か6年くらい最短でもかかります。
だからお父さんの成績が出るのに最短でも5年か6年かかるんですよね。
だけど、牛のゲノムが全部解析されたわけですよ。
塩基配列というのが全部解析されて、どこの遺伝子が乳量に影響を及ぼすのかとか、乳脂肪が上がるかとか、体の大きさとか、そういうのが大体分かるようになってきたと。
それが分かるので、生まれた子牛の毛根とか血液とか、あとは皮膚、耳の磁氷を打つところで取ったと思うけど、
あれをゲノムで検査すれば、ある程度の、まだお乳も出していないのに、ある程度どれだけの成績が出ているか分かるようになったんですね。
ここで生まれている子もみんな分かるんですか?
まだお乳出ていないけど、優秀か優秀じゃないか、うちのは全部分かってます。
血液検査してるんですか?
耳にパチッとやるときに定出したやつ見てなかったんですか?
見てないです。
耳にパチッとしたときに定出する?
これ、これ。
耳へん、これ。
初めて見た。
早かったから、僕が作業が。
磁氷を打つときにパチッと取って。
磁氷を打つときに取る?
磁氷を打つときに穴を開けるときにパチッと取ってるんですけど、今。
そうなんですか?私、磁氷をするときそんなのしてない。
いや、掘るのメスしか調べないからね。
なるほど。
そういうのが分かるようになってます。
これが破片?
そうそう、耳の細胞ですね。
これを定出するんですか?
それをアメリカに送って検査してもらってますね。
これで分かるんですか?
これで分かります。
どうですか?
今季の牛たちは?
今季の牛たちは?
結構大きい牛が、なんかでかいなって。
あの牛は導入した牛。奥から2番目の牛で導入した牛だから。
僕がこの牛がいいやって言って後輩してる牛じゃないから。
ちょっとでかすぎるで。
でかいね。
購入したっていうか、違うところの牧場から?
違うところの牧場が、牛更新するじゃん。
更新するんだけどまだまだ使えるんでって言って。
使わせてもらった。
安く買わせてもらったやつだから。
めっちゃでかいで。
親がでかいで。
体がでかいと乳量も多いんですか?
いや、そんなことはないですね。
エサ余計に食うんで、維持費がかかるんで。
結局はある程度コンパクトだけど乳量がいっぱい出る牛が一番好ましい?
それは生産性が高いと言われてます。
特に今メタンガスとかね、牛のゲップの話言われてるんで。
体が小さい方が少ないエサで多くの落ち値が出るっていう。
じゃあそこは目指して。
落ち値が大きくて握りやすいってこと?
落ち値もね、大きいから生産性がいいってわけでもなくて。
この前善協があったけど、ああいうのでトップトルースはすごい乳器がしっかりしてるけど。
別にその乳器が大きいから小さいからで性能が高いってわけではない。
そうなんですか。
乳器には絞りにくいこともいるじゃないですか。変な方向向いてるとか小さが小さいとか。
絞りにくいから握りにくいのもあって、前絞りとかでやっぱり乳量があんま出ない。
ギュッてした時に。
そうなるとやっぱり乳量少ないかなと思うんですけど、そんなことはない?
そうですね。特に変わらないですね。
削乳時間って言って、削乳が出やすい、削乳速度って言うんだけど、
速い牛、遅い牛みたいなのがあるけど、だからそれで乳量が多いか少ないかみたいなのはそんなに関係ないですね。
そうなんですね。
でもゲノム変異者はゲノムで解析してわかるようになったので、
今まで5年かかってたやつが早ければ生まれて3ヶ月くらいでわかるようになってきたので、
それの成績を使ったお父さんの後輩計画みたいなのができるようになったんですけど、
実際それは検定にかけてないので、信頼度っていうのが低いんですよね。
検定にかけてないっていうのは?
実際に子供を産ませて、その子供を調べてないので、信用度が低いので、
例えばすごい乳量出るって言われてたけど、実際に子供を調べてみたらそんなに出なかったみたいなことも起こります。
起こるんですね。実際に起こってる。
実際にあります。
だけどそれがちょっとずつちょっとずつゲノムの検査等数が多くなるほど信頼度が上がるので、
実際のやつとあんまり差が出なくはなってきている。
その差が出るのは育つ家庭でご飯をいっぱい食べるとか、健康とかそういうの?
あります。環境要因というのもありますけど。
持っている、生まれたけど環境によって左右されて出なくなっちゃって。
ありますね。それも一部でしかないけど。
他に何か理由があるんですか?
普通にハズレ値だったっていう。
真ん中はこれぐらいの成績出ますよって言うけど。
あくまでタンプしてるかなって。