1. 身体の教養ラヂオ
  2. 生きづらさに苦しむ人は『捉..
生きづらさに苦しむ人は『捉え方』ではなく『身体に目を向ける』べき理由
2026-01-28 18:47

生きづらさに苦しむ人は『捉え方』ではなく『身体に目を向ける』べき理由

この動画音声は過去のYoutubeにアップしたものです。広告なしで、バックグラうどでながら聞きできるこちらに再アップしています。


生きづらいなあ、と悩める人へ。私自身も経験したこのなんとも言えない嫌な感じ。あれこれと思考を巡らせば巡らすほど、ドツボにハマっていく。


心理学でいう「思考の檻」から受け出すための、実践方法も話していますので、ぜひみてみてね。


【参考文献・思想的背景】カール・ロジャーズ『来談者中心療法』モーリス・メルロ=ポンティ『知覚の現象学』J.J.ギブソン『生態学的知覚システム』宮台真司『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』このチャンネルが面白いと感じていただけたら、ぜひ【チャンネル登録】お願いします!



感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
何だか無理しているなあとか、自分らしく生きられていない気がするなあというようなその感覚の正体は、
心理学で言えば、自己不一致という言葉に当てはまるかなと思います。
この動画では、カウンセリングの父であるカール・ロジャーズが提唱したこの自己一致という概念をわかりやすくお伝えして、
さらにそれを身体という観点から捉え直していきます。
自分らしく生きるということを孤立することではなくて、世界としなやかに繋がることだよ。
ソマティックス、つまり身体制における自己一致というのは、
無意識からの身体感覚を知覚して、開かれと繋がりを取り戻すこと。
動画の後半では、3分間でできる簡単なワークで、あなたの体の声を聞く体験をしていただきます。
この動画が、見てくださっている皆さん自身の感覚を取り戻して、
内なる声に耳をすます、そんなきっかけになればなと思っています。
この動画はカール・ロジャーズの「雷談社中心療法」という本、
それからモーリス・メルロポンティの「知覚の現象学」という本を参考に構成しています。
こんにちは。改めまして大沼達也です。
突然なんですが、皆さんは今、自分らしく生きているというふうに心から言えますか?
何かいつも無理している気がするなとか、本当の自分がどうしたいのかよくわからないとか、
周りの期待に応えようとして疲れてしまうとか、
もしそんなふうに感じることがあるのであれば、
それは皆さんが弱いからでも、何かが間違っているからでもないと思うんですね。
この生きづらさの正体というのが、あなたの中で起きている、
あるズレが原因なんじゃないかということをお伝えしたいと思います。
今日の動画では、そのズレの正体である自己不一致という概念を、
まず心理学の視点から解き明かして、
そしてこのチャンネルの核であるSOMATICS、つまり身体性の観点から、
どうすればそのズレを乗り越えて、本当の自分と深く繋がり直せるのか、
その具体的な道筋をお話ししていこうと思います。
これは単なる知識の話ではありません。
皆さんの体を通して、新しい感覚の扉を開いていく、
小さな旅の始まりだと思ってみてください。
心理学が教える自己一致とは、あなたの中のズレの正体。
まずですね、自己一致という言葉、あまり聞き馴染みがないかもしれませんね。
なんとなく聞いたことがあるよという方もいらっしゃるかもしれないですけど、
まずこれは20世紀の偉大な心理学者です。
カール・ロジャーズという方が提唱した、
カウンセリングの中で最も重要な考え方の一つというふうに考えられています。
なんか小難しい説明が始まりそうな流れですよね。
ちょっと簡単に説明したいと思います。
僕たちの中、私たちの中には、
2人の自分がいるというふうに考えてみてください。
03:03
1つが自分で認識している自己概念の
頭で考えるこうあるべき自分。
それからもう1つが経験の中で生きる
体で感じるありのままの自分という2人の自分です。
自分で認識する自分についてこれは
私たちが自分はこういう人間だとか
こうあるべきだというふうに信じている
いわば理想の自分とか社会的な仮面のことです。
親や先生からいい子でいなさいというふうに言われ続けていれば
自分は常に穏やかで起こらない人間であるべきだ。
こういう自己概念が作られていきます。
そしてもう1つが経験する自分です。
これはその瞬間瞬間に私たちの体が感じている
ありのままの感覚や感情のことです。
現実の自分というふうに言ってもいいと思います。
例えば理不尽なことを言われて
腹の底から湧き上がるような怒りを感じたり
仕事で疲れ果てていてもう休みたいって感じるような
体の重さとかこれが経験ですね。
そこでカール・ロジャーズは言います。
心理的な苦しみつまり生きづらさというのは
この自己概念こうあるべき自分というものと
経験ありのままの自分という間に
大きなズレが生まれた時に生じるんだと。
例えば自分は起こらない人間だというふうに
自己認識を持っている人が誰かに怒りの感情
つまり経験を抱いたとします。
実際に感じているんだよね、怒りを。
この時、自己概念を守るために
無意識にその怒りを否認します。
いやいや、これは怒りじゃなくて
相手のためを思っての指導なんだ
というふうに湾曲して解釈したりするんですね。
実際に自分の体は怒りとして反応しているのに
いや、これは怒りではない。
相手のためを思っての指導だから。
自分が感じている、自分の体で感じているものと
自分の認識というものを添わせるために
無理やり解釈をねじ曲げてしまうんですよね。
これを内なる嘘というふうに言いましょう。
膨大なエネルギーを消費するものです。
常に自分を偽って感覚に蓋をし続けることで
私たちは慢性的な疲労感とか不安、
そして自分は何がしたいんだっけというような
感覚の麻痺にも陥っていくんです。
これがあなたの感じている、これが
みんなが感じている息づらさの
一つの構造的な説明かなと思います。
ここで重要なのが、この内なる嘘というものは
決して自分本位だったりとか
他者に対して意地悪が主体から
そういうふうにしているわけではないんですよ。
06:01
反応してしまっている自分というものが
社会的に認められないから
なんとかその中で自分を保つために
そういった自己不一致を作り上げていく。
本人なりに悩みながら苦しみながら
無意識にそんなふうな選択をしたって考えると
なかなか浅はかにその人のことを
公益できたりしないと思うんですよ。
仕方なくその選択をしてきているからね。
じゃあどうすればこのズレをなくして
2人の自分を一致させていけるのか。
その鍵こそが身体にあります。
体にあるんです。
第2部。ソマティックスで捉える自己一致。
体は嘘をつけない。
ここからがこのチャンネルの
本質的な部分になります。
心理学が示した自己概念と経験のズレ。
このズレを私たちはどこで
知覚できるのでしょうか。
それがあなたの身体、体になります。
頭はこうあるべきだというふうに
嘘をつけます。
しかしあなたの体は今この瞬間の経験を
ごまかすことはできないんですね。
ソマティックスで言う自己一致というのは
無意識が身体から知覚を得られている状態
というふうに考えます。
難しく聞こえるかもしれないですが
実はシンプルです。
それは体が発している微細なサインというものに
あなたが気づけているかどうかということです。
そこでソマティックスにおける自己一致というのは
2つのキーワードで説明できます。
開かれという言葉とつながりという言葉です。
1つ目の開かれというものは
自己防衛というような鎧を脱いで
自分の身体で起きているありのままの感覚に対して
オープンでいるという状態です。
例えばこの人と話していると
肩に力が入るんだよな、緊張するんだよな
こういった感覚を気のせいだというふうに
無視するのではなく
今自分緊張しているかも
何かわからないけど自分の体が反応しているな
無意識の自分はそう感じているのかな
そういうふうにただ判断せずに
受け入れることから始まります。
判断せずに受け入れることで
こんなに自分は疲れるんだから
相手に対して嫌いって思っているんだろう
この人と関わらないようにしようというように
可能性を閉ざすのではなくて
何か体が反応しているけど
自分の関わり方がこの人のことを
緊張するような関わり方にしているのかもしれない
何か苦手って思っているのは何でなんだろうな
こういうふうに判断を急がずに
相手との関係性というものを
さらに進めていくことができるんですよね。
09:00
これが開かれになります。
そして2つ目のキーワードが繋がりです。
これは身体感覚を通して
自分の内なる声と繋がり直すこと。
ここがすごく重要なポイントなんですが
自分らしくあるとか
自己一致というと周りとの関係を遮断して
自分勝手に利己的に振る舞うことというふうに
誤解されがちだったりするんですけど
むしろ全く逆です。
ソマティクスで言う繋がりというのは
周りの人や環境と柔軟に
自由自在に関わりを持てている状態を指します。
肩の力みに気づけば
今自分は少し距離を取りたいのかな
相手との適切な境界線というものを
もう一回考え直すことができる。
呼吸の心地よさというところに気づくことができれば
この人といると安心するかも。
関係性の中により深く自分を
開いていくことができます。
その関わり自体を存分に楽しめていて
他者や世界との関わりというものが
むしろ自分でも知らなかった新たな自分を
引き出す起点になっているというふうに感じられる。
こういった感覚こそが
本当の意味での繋がりであって
自己一致というふうにも言えるのかなと思います。
この無意識に反応している自分の体
これを感じられる身体感覚に開かれて
世界と他者と繋がり直すための
判断基準になるのが
身体的合理性と言います。
身体的合理性。頭の正しさよりも
体のしっくり感を信じる。
私たちはつい何々すべきだとか
これが正しいというような頭の倫理で
物事を判断しがちだったりする。
しかし身体が発している何となく嫌な感じとか
なぜか惹かれる感じを
無視し続けると自己不一致というのは
どんどん大きくなっていってしまいます。
SOMATICSの世界では
身体の感覚に基づいた選択こそが
その人にとって最も合理的であるというふうに考えます。
頭がYESというふうに言ったとしても
身体がNOと言っているなら
そのNOの感覚を探求してみる。
そこに自己概念というような仮面を外して
ありのままの経験と一致するための
非常に重要なヒントが隠されています。
ではここからは実際に
皆さんの身体の声を聞くための簡単なワークを
やってみたいと思います。
椅子に座ったままでも横になった状態でも大丈夫です。
もし可能ならちょっと静かな環境で
目を閉じながらやってみてください。
目をつぶった状態で自分の身体の方に
フォーカスをしてみてください。
分かりやすく手を使ってみてもいいと思います。
12:00
ではまず胸の真ん中のところに手を当ててみましょう。
楽な姿勢で
頭の先から表情、眉間、眉毛
頬、顎、首
肩、背中、胸
お腹、腰、骨盤底
それから体の中
中心部ですね。
全体の力が抜けていくようにだらーっと力を抜いてあげます。
全身組まなくスキャンをして
力が入っているところがないか。
もしあったら軽く動かしながら
そこがほぐれるように力が抜けるようにだらーっと
してあげてみてください。
それから呼吸をしてあげます。
まずは鼻から息を吸ってあげましょう。
鼻からゆっくり息を吸っていくと
空気が鼻を通って
鼻の奥を通って
喉の上の方を通って
実際に首の中を通って胸の方まで
空気が内部を吸っていくような
感覚を感じてみてください。
空気が実際にどこを通っているのかを感じながら
静かに感じながら
その空気が自分の体に触れれば
触れるほど力が抜けていくようにだらーっと
力を抜いていきます。
鼻から吸って喉を通って
胸の中心まで空気が入ってくるように
そして抜けていくときも同じように
どこを通っていっているのかを感じながら
そしてその空気が
喉や鼻をスーッと抜けていくときに
それを感じながらそれと同時に
力が抜けていくようにイメージをしてあげます。
空気がどこを通っていくのか感じられたでしょうか?
では手のひらを胸の中心に
当ててみましょう。
胸の中心に手を当ててもう一度息を吸っていきます。
今度はこの胸を膨らますように
息を入れてあげます。
少しずつ胸が膨らんでいくように
息を吸っていきます。
ここでチェックしてみてほしいのが
吸いながら全身が力が入らないようにすることです。
むしろ吸っていけば吸っていくほど
胸が膨らんでいけば膨らんでいくほど
力がだらーっと抜けるのを意図して
イメージしてみてください。
もちろんなかなか難しくて
うまくいかないということもあると思います。
でも全然それは悪いことではないです。
今はうまくまだできないんだな。
これまでの人間関係だったり仕事だったり
いろんなものに対するストレスというものが
このような呼吸というものをうまくできないような
力ませる体にしていたのかもしれないなという風に
考えてみてください。
15:01
胸の方が息でパンパンに膨らんできたとなったら
今度は息を吐いていきます。
勝手に胸がしぼんでいくのを感じてみてください。
胸がしぼめばしぼむほど
力がさらに抜けていくように意図してあげます。
この時僕らの意識というものは
明日の仕事のことでもうまくできているかなー
でもなく
とにかく気持ちよく力が抜けるように
というところにフォーカスを当ててあげてほしいです。
このワークをやりながら意識がどこに向かっているかで
皆さんの普段の癖というものも
わかってくるかもしれません。
このボディワークの中では
意識を体の方に向けるために
気持ちよく力が抜けるようにという言葉で
頭の中を埋め尽くしてあげてほしいです。
そのように意図することで
自然と体の感覚を拾いやすくなるし
本当に力が抜けるように
脳の運動が活発に働き始めます。
それと同時に脳の感覚や
感覚を感じる部分も
活発に活動してくる。
つまり僕らが気持ちよく力を抜こう
というふうに意図することで
自然と体がそのように動くし
体がそのように感じようとする。
このサイクルというものが
ものすごいスピードで回り始めます。
感覚と運動、それから意図という精神が
繋がり始めるんです。
これが自己一致。
自分のことを間違いなく感じられて
自分のことを確かに動かすことができる。
自分の中の不一致というものを
ただ気持ちよくなろうと
力を抜こうと意図するだけで
どんどん繋がりが取り戻されていきます。
はい、いかがでしたでしょうか。
ほんのちょっとだったんですけど
いつもは意識していない体の様々な部分に
注意を向けられることができたんじゃないかなと思います。
もしかしたら今胸のところに手を当てた時に
温かさとか、もしくは重さとか
力んでいる緊張感、動かないギシギシした感じとか
ゆるんでふわーっと力が抜ける
気持ちいい感じとか
いろんなものを感じたんじゃないかなと思います。
この感覚ひとつひとつって評価されるものでは
ないんですよね。
重さを感じるなんておかしいよとか
力んでいるなんてダメだよなんてそんなことないんです。
今実際に感じている紛れもない
経験であり事実なんですよね。
自己一致への旅っていうものは
このようにただ自分の身体感覚に気づいて
それと同時にいい方向に
促すことができるっていうようなその経験から始まります。
ぜひ日常の一瞬一瞬で
こんな風に自分の体に
18:00
フォーカスを当てる時間をとってみてください。
慣れてきたら普段の家事とか
育児とか通勤する
ちょっとした時間とか日常を振り返ると
自分の体の感覚に
フォーカスを当てられる一瞬一瞬って結構あると思います。
その時間を
ぜひ自分の体の方を振り返る時間に
してあげてみてください。
その経験というものが増えれば増えるほど
自分の無意識本当の反応というものを
汲み取れる
自己一致した人間に近づけるのではないかなと思います。
それでは聞いていただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
18:47

コメント

スクロール