子どもは好きですか?
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サマリー
このエピソードでは、資本主義社会における子どもを持つことのメリットについて考察されています。特に、子どもが可愛くて愛おしい存在であることが、唯一の大きなメリットとして語られています。
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農家の嫁で白志望持ちのCHIEです。
何でも農学の農みそで考えてしまう私が、日々の生活で感じたことや学んだことをアーカイブしていくポッドキャスト番組です。
資本主義と子どものメリット
今日は、資本主義と子どもについて話したいと思います。
まず、なぜこのテーマを選んだかというと、私、ポッドキャスト配信して、1年経つのかな?
番組を変え、方針も変え、いろいろ試しながらやってきて1年経ちました。
で、その中で子どもを育てるの大変だよねっていう話をしちゃってて、
自分的には、おもしろ楽しく話してるだけなんだけど、子ども大変アピールだけして後悔しているんですね。
なので、今日は結婚してよかった、子どもを産んでよかったっていう話をしたいんですよね。
【本編】最近、ビッグローブが出してるアンケートで、
20〜34歳は子どもが欲しくないと答えた人が約6割いましたよっていう調査結果出てるんですね。
で、この考えもわからなくはない。
若い子とか大学生とか話す機会もあるんですけど、子どもを産んでよかったことってあんまり話す機会ないよねって。
しかも合理的なメリットってパッと思いつかないんですよ。
「またまた〜」って、「頑張れよ」って感じだけど。
資本主義社会の中でね、子どもを育てる合理的なメリットが思いつかないわけです。
資本主義社会の中で活躍するために、子どもを産むメリットってなくないかって。
それはそうだと思う。「否定してくれ!」って感じかもしれないんですけど。
子どもについてね、ざっくりと流れを前近代から考えていくと、前近代ってのは前の近代ね。
近代ってのは資本主義が発展してから近代だとして、その前、前近代では生活のための労働手段として、後継ぎのため、一族の繁栄のために子どもが必要だったわけですね。
農民たちは労働力っていうのはね、いればいるほどいいから、子どもも一緒になって畑出て働いたし、商家もそうでしょうね。
で、それぞれには後継ぎっていうのが必要になってくると。
で、後々に一族として繁栄していくと。子どもがいればいるほど、じゃあ分家作ろうとかってなって一族が繁栄していくと。
これは前近代の社会として子どもを持つっていうのは合理的なメリットがあるじゃないですか。
結婚するメリットっていうのも分かりますよね。
子どもとの関係と幸福感
近代になって賃金という形で生活費がもらえるようになります。
で、資本主義として発展し始めた頃っていうのは子どもももちろん働いてたんですけど、
子どもの労働っていうのは前近代とはまた変わるわけですね。
前近代では親が子どもを労働手段として使ってたんだけど、
近代になっていくと資本家たちが子どもを搾取して、
マルクス的にはね、子どもの時間と労働と搾取して、それでより利益を生み出すっていうことがあったと。
実際に資本論でも鉱山で子どもが働いていたりとか、そういった記載がありますね。
なんで鉱山かっていうと、子どもは体が小さいから小さい穴とかそういうところを取りに行けると。
作業ができるということで子どもが重宝されたと。
だけど鉱山っていうのは過酷な労働で、子どもが過重労働させられていたっていうことがあって、
近代と前近代の子どもの労働、侍従関係っていうのが変わってくるんですよ。
となると近代以降、子どもの労働っていうのに規制がされるわけですね。
これはもちろんいいことですよね。
これによって子どもっていうのが労働手段の一つではなくなっていくんですよ。
市民たちが労働者になり変わって、今までは一族の中の商売で手伝いながら生活していたのが、今度は近代になっていくと、
個人で労賃をもらいながら、生活費を稼いで生計が立てられるっていう風に変わっていきます。
個人の生活になっていきます。
となると後継だったりとか一族の繁栄っていうのも必要なくなるんですよ。
じゃあ子どもを持つメリットって何なのか、贅沢品じゃないかっていう思考になる。
そして、今経済が停滞しているときに、その「贅沢品を持つってことはできません」っていう考えに至るのは至極真っ当というか、
そりゃそうだよねって思うわけですよ。
もうこれ、"資本主義病"だよね。
本来人間の目的って、経済よりも先に生物の繁栄っていうのがあって、今に来てるわけじゃないですか。
なんだけど、それを置き去りにしてまで、経済っていうのが優先されているっていう"資本主義病"ですよね。
その"資本主義病社会"の中で子どもを持つメリットって今何が残されているかなって考えると、
"可愛い"。これしかないと思う。これに尽きる。
ただ、可愛いっていうのは絶大で強力ですごいエネルギーを持っているの。
これだけしかメリット残されてないけど、これだけで十分なくらい私は子どもを持ってよかったって思っています。
もっと説得してほしいよね。
わからんよって感じだと思うけど、
私は結婚するときに、親の反対や家族の反対とか、色々あったんだけれども、
子どもが生まれて、私の息子の可愛い力で全てがまるく収まったっていうことも、あるわけですね。
これだけで十分なくらい、可愛いは最強ですよ。
で、ビッグローブのアンケートで他のもあったな。
2024年、全国の20代から50代で子どもがいる男女500人を対象に子育てに関する意識調査を実施した。
結果、トピックスとして載ってるのが、
子どもがいることで幸福度が高まった約9割。
子育ては大変と感じるも気持ちに折り合いがつけられている約9割。
子どもを授かってから子どもへの思いが良い方へ変化した8割強。
子どもを持つことができて良かったと思う理由。
子どもの成長が楽しみ76%。
子どもとの触れ合いが楽しい58%。
家庭が明るくなった44%。
生活に張り合いがある39%とかね。
みんな、いざ子どもを持つと前向きだよね。
これはね、やっぱ経済では勝てない人間の底にある幸福感みたいなものあるんじゃないかなって思うんですよ。
だからね合理的なメリットって言えないんだよ。
でもそういった、軽々しい表現でできないようなメリットがあるんだと思う。
まだね、私の子ども5歳なんですけど、偉そうに言ってみたりします。
だって私、子どもを産んでなかったら結婚もしてなかったかもしれないしって思うと、本当に子どもに人生助けられたなーって思いますね。
子どもを産んだらさ、今までは自分中心だったんだけど、
子ども中心の生活になって、自分の生きてる意味はこの子を育てるためにあったのかもしれないみたいな。
そう思えるって頑張れるし幸せですし。
子どもを持ってよかったなと思いますね。
そろそろ終わりの時間となってまいりました。
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それではまたねー。
09:26
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