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【誰も知らない】コンビニより多いお寺のリアル
2026-06-13 14:01

【誰も知らない】コンビニより多いお寺のリアル

お坊さんには、どうすればなれるのか?どんな修行をして、どんな生活を送っているのか?今回は、意外と知られていないお坊さんの生態についてお話しします。


【目次】

お坊さんには公式、非公式がある

お坊さんになる方法

修行って何するの?

普段のお寺の生活

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【大忍貫道プロフィール】

1987年福岡県生まれ。花園大学文学部卒業。

臨済宗妙心寺派僧侶。尾張妙興寺僧堂にて修行。

2011年より九州地方の臨済宗妙心寺派寺院にて住職を務める。

SNSでも仏教の情報発信を行い、Instagram フォロワーは4万人を超え、Podcastフォロワーは2千人を超える。

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サマリー

このエピソードでは、コンビニよりも多いとされるお寺の数や、お坊さんになる方法、修行の内容、そして普段の生活について解説します。公式・非公式のお坊さんの区別から、一般家庭出身者や世襲制のケース、そして修行道場での厳しい生活や食事当番での学びまで、多岐にわたるお坊さんの実態が語られます。最後に、仏教の普遍的な価値と、チャンネル運営のためのサポーター募集についても触れられています。

お坊さんの定義と公式・非公式の区別
物語で読み解く仏教 お坊さんの生態を学ぼう
お寺って全国に7万人以上あるって言われてまして、これコンビニの数より多いんですよ。 でもその中で暮らしているお坊さんが普段何してるかって、あとどうやったらなれるのかって、
皆さんご存じないと思うんですね。 なので今回は意外と知られてないお坊さんの生態についてお話をしたいと思います。
私、公式のお坊さんとして一応やらせてもらってまして、公式のお坊さんって言い方あまりしないと思うんですけれども、でも公式・非公式って実はあるんですよ。
これ昔だったら土町っていうものを持ってるかどうかでその区別がされてました。 これ中国で生まれた制度になりまして、簡単に言うとお坊さんの身分証明書、免許みたいなものですね。
仏教っていうのはもともとインドで発祥しましたけれども、インドの仏教は勝手にお坊さんになれるんですけれども、中国の方に伝わった時点でお坊さんっていうのは当時は政治的な人材、リソース、こういう位置づけだったんですね。
だから国家にとってお坊さんは必要なんですけれども、でも兵役の免許とか、あと生産性がない、労働が基本的には禁じられてたので、そういう部分があって、あんまりじゃんじゃかなられても困るんですね。だから国家の方でお坊さんの数をコントロールするってことをやってました。
その時に公式にお坊さんになれた人には土町っていうものが発行されたんです。だから土町を持っている人だけが公式のお坊さんとされたわけですね。日本にもこの仏教が中国から伝わってきた時にこの土町っていう制度も入ってきて、この土町を持ってなかったら違法扱いみたいなことをされてきたんです。
現代の日本の場合はですね、このお坊さんの資格って国家じゃなくて、それぞれの宗派が定めているシステムによって独自に認定をされてまして、私の場合は臨済宗、明神寺派によって認定をされてます。
お坊さんになるための二つの道
次にお坊さんってどうやってなるのっていう話。これは2種類あります。1つは一般家庭からお坊さんになるっていうパターン。これが元来の仏教のお坊さんになるパターンですね。今でも日本以外の仏教だとこのパターンしかないです。一部では日本と同じようにそれ以外のパターンもあるらしいんですけれども。
この一般家庭からお坊さんになるっていうパターンは、私の周りはね、結構いるんですよ。宗派によってグラデーションがあるみたいなんですけれども、私が所属している臨済宗は多いんです。何らかの縁がお坊さんとあって、その人に師匠、身元引受人みたいな形ですね、になってもらって出家するっていうパターンです。
最近、うちの宗派であるのが、本山に問い合わせてお坊さんになりたいですっていうふうに言ったら、いろいろね、これ面接があったりとかね、その後のカリクラムを踏んでいかないといけないんですけれども、お坊さんと仮に縁がない人でもお坊さんになれるっていうシステムというかね、取り組みがされてます。
もう一つお坊さんになるパターンっていうのは、生まれがお寺のパターン、いわゆる接種ですね。これが日本では一番多いと思います。この接種っていうのは批判されたりもしますけれども、でも私は接種の方も大変だと思います。
同世代の子どもたちが遊んでいるときとかでも、やっぱりお寺の手伝いをしたりとか、我慢しながら育ってきている方もすごく多いですしね。もちろんこのお寺の生まれっていうことで、有利なこととか得をすることっていうのもたくさんあると思うんです。でも同時にお寺の生まれっていうことでの辛さも当然ある。
私の知り合いでもこのお寺の生まれで周囲から当然のように後継者、後継ぎとして期待されて大人になっていく。でもその過程で他にやりたいことができてしまって、本人もすごく悩まれてたんですけれども、最終的にはお寺を継がないっていう選択をして、でもそのことでものすごく後ろめたい気持ちをね、罪悪感みたいなものを感じながら生きておられるんですね。
そういう方もすごく多いんですよ。これはね、でもお寺に限らずですよ。摂取する職業っていうものにはこういう辛さっていうのがね、結構あると思います。だからこの摂取が悪いって一概には言えないんですよね。
一般家庭出身者としての葛藤と学び
何が悪いかというと摂取ではなくて、立場にあぐらをかいて努力しないこと。これが悪い問題なんですよね。ちなみに私はお寺の生まれじゃないんです。一般家庭の生まれ育ちになるんですけれども、でも完全にお寺と関係がないわけではなくて、私の母の実家がお寺だったんですよ。
だからおじいちゃんおばあちゃんの家がお寺だったので、子供の頃から夏休みとかのたんびにお寺に来て、お盆のお手伝いとかお寺の手伝いをしてたので、子供の頃からお経も読めました。暗唱できました。
当時覚えてるのがね、小学生の時とかに学校行って帰ってきますよね。祖父母とは別々に住んでましたから、でもお経は覚えないといけないと。だから当時はラジカセでカセットに祖父がお経を吹き込んでましてね、それを流しながら真似してお経を覚えるってことをやってました。
だから今でも私のお経の読み癖っていうのがあるんですけど、これ祖父の読み癖と一緒なんですね。だから反世襲みたいな形で私は育ってきました。そんな私でもやっぱりお坊さんになってお寺を継ぐっていうことには葛藤があったんですね。人生を捧げるような気持ちでしたね。
そういう気持ちだっただけに余計になんですけれども、この私がいるお寺ってすごい過疎地にあるんですよ。人口減少もすごいんですね。それに伴って段階さんもやっぱり少なくなっていく。
当初はそれがすごく辛かったですね。自分自身が必要とされていない、せっかく来たのにみたいなね、それだけに否定されているようなお前なんかいらないんだって言われているような気持ちがしましたね。
でもそういう日々が続く中で、仏教学者の佐々木静香先生とお話をさせていただいたときに、そのことをちょっとポロッと私が言ったんですね。漏らしたんですね。すると先生がね、それは仕方がないですよって言われたんです。
仏教っていうのはオフセっていう人々からの支援によって寄付によって運営をされる。そもそも都市型の宗教ですと。だから極端な話、無人島では成立をしないと。もちろん無人島じゃなくても、やっぱり人が少ないところではお寺っていうのは仏教っていうのは成立をしないんだと。
だからあなたのせいじゃないですよって。そういうことで悩むんじゃなくて、仏教をしっかり学んでいきなさいと。そうすれば必ず見てくれる人がいますよって。こういうふうに言っていただいたんですね。これはね、本当に私の気持ちががらりと変わるきっかけになりました。
でもそれ以来ね、仏教によりコミットするようになって、毎日経典に向き合って勉強するっていうような生活を送るようになったんですけれども、実際今この番組、ポッドキャスト、YouTube、これを支援してくださっている方っていうのが徐々に増えてまして、あの時の佐々木先生の言葉っていうものもすごく今実感をしている最終になります。
修行の内容:公案、座禅、食事
修行って何するのっていう話なんですけれども、これは宗派によってバラバラなんですね。修行がない宗派もあります。我々臨済宗の場合は僧道って言われる修行道場がありまして、そこでこの他の修行僧達と集団生活を送るってことをやります。お風呂を薪で炊いたりとか、あと冷暖房がなかったりとかね、日本昔話みたいな生活を送ってました。
修行の内容としては一番軸になるのはね、公安っていうものです。これいわゆる禅門道ですね。この老子って言われる指導者が各僧道にはおられまして、その方と一対一で門道を交わすってことをやります。あと座禅もやりますね。座禅もかなりやるんですけども、でもこの禅門道の方が主ですね。だから座禅はちょっと福寺的な位置づけになっているかなと思います。
あと食事。これは基本的に精進料理です。味噌汁の出汁も鰹出汁じゃなくて昆布出汁でした。だからね、この修行道場から出た後に久しぶりに鰹出汁の味噌汁を飲んだら、あまりに美味しさにびっくりしました。鰹出汁の味噌汁ってすごい美味しいんですよね。
あと食事当番みたいなものもありまして、当番の人が修行僧全員分の食事を用意するんですけれども、私がいたところは15人ぐらいいまして、それを一人で作るってことをやってました。やっぱりこんだてって難しいですね。ずっとぶつづけで当番をするとね、こんだてが詰まってくるんですね。当時の私は食事っていうものは食べられたらいいでしょうって思ってたので。
何を作るにしても同じ厚付けにしてたんですね。だから60点、70点ぐらいの料理を量産するってことをやってたんですけれども。そしたら周囲から、お前の料理まずくないけど全部同じ味がするって苦言を呈されることをね、続けてました。
でも同期にすごいホスピタリティーがある人がいて、みんなを喜ばせようとして珍しい料理に挑戦したりしてたんですけど、でも挑戦って失敗がつきものじゃないですか。だから100点の料理も出すんですけど、10点の料理も出すんですね。
彼が10点の料理出したときにとてつもなく怒られてたのを見まして、それ見るとね、挑戦はしないですよね。だから部下とか上司の人とかは部下にとびっきりの成果を出させたいって思うんだったら、やっぱり失敗は許容しないといけないんじゃないかなと思います。
そうじゃないと60点くらいの成果を量産する私みたいな人間が誕生するんですね。それを私は食事当番で学びました。
お坊さんの普段の生活と仏教の価値
普段はどういう生活を送っているのかっていう部分なんですけれども、修行道場でたらお寺に入ったりとかしましてね、住職とか副住職として生活していったり、あとは大きなお寺で雇われて勤めるっていうのもあるんですけれども、よくドラマとかでお寺にお参りに行った人がそこのお坊さんと縁側でお茶しながら話しするみたいな、ああいう場面あるじゃないですか。
皆さんね、あのイメージでお寺の生活を想像されている方すごく多いんですけど、あんなゆったりとした生活ができるお寺お坊さんはね、そうそういないと思いますよ。
周波にもよるし、お寺の規模とか環境によっても千差万別なんですけども、例えば私の場合だったら、弾家さんのお葬式とか法事が日々ありまして、それに加えてね、境内の掃除とかもずっとやりますし、あとこうやってポッドキャストとかYouTubeの台本書いたりとかね、あと仏教の、インド思想の勉強をしたりとか、結構忙しくしてるんですね。
そういうことをね、私に限らず皆さんやられてますから、暇なお坊さんっていうのはね、あんまりいないと思いますね。
はい、ということでお坊さんの生態についてお話ししてきました。今後、日本の仏教っていうのはかなり厳しい状況に追い込まれていくと思うんですけれども、でも仏教自体の価値っていうのはいつの時代でもあるんですね。
なぜかというと苦しみっていうものをいかにして減らしていくかっていうことを仏教は考えますので、苦しみはやっぱり人間がいる以上、存在する以上はずっとあり続けるんですね。
だからそれに伴って仏教の価値、ありがたさというかね、そういうものもずっとあり続けると思うんです。
そういうものを愚直に皆さんに届けていければいいなっていうことを思ってます。
チャンネル運営のためのサポーター募集
最後に1点だけご案内というかお願いと言いますか、このチャンネルではチャンネルの運営をサポーターの方々により寄付によって賄っています。
ありがたいことに先月も新たに3名の方がサポーターになってくださって、もしこの番組に価値を感じていただけたり、また仏教を支援したいと思ってくださる方がいらっしゃったら、
サポーターの方にご加入いただいて番組を支援していただけると、これからの運営に非常にプラスになって助かります。
概要欄の方にサポーター申し込みのリンクを貼っておきますので、そちらをタップしてお申し込みいただければ幸いです。
今週も最後までご視聴いただきありがとうございました。高評価、チャンネル登録よろしくお願いします。それではまた来週お会いしましょう。
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