1. 神田大介の経験
  2. 民主主義と戦争
2024-10-15 10:22

民主主義と戦争

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はい、今日からまた選挙ですね。これはたぶん、2024年10月15日火曜日に配信されていると思いますけれども、選挙ですね。工事ですね。衆院選です。総選挙ですね。
民主主義というものについて、もうちょっとしゃべっておこうかなと思っているんですけれども、民主主義はやばいですよね。
というのをつくづく感じるのは、やっぱりイスラエルですよね。
イスラエルって、私は行ったことがない国ではあるんですけれども、当然中東にいてね。
特にイランとかという国にいるとウォッチする国にはなってくるんですが、いろんな意味で民主主義の最たる国という感じがある気もするんですよね。
どういうことかというと、今イスラエルの国会、クネセトっていうらしいですね。
ここの与党が、まずその前に定数120です。与党勢力が議席が64なんですよね。
定数が120ということは、少なくとも61ですね。61で過半数を取れるということですよね。
残り59ということになるんですけど、64ですから、かなりギリギリの数ですね。
リクードっていうのが政権与党の中心になる政党で、これがネタニフ首相が出ている代表の政党ですね。リクード。
その他にも、1、2、3、4、5、5つの政党が、つまり全部で6個の政党がですね、組み合わさって、これで与党になってるんですね。
与党にも6つ政党があって、例えばこの与党で一番大きい勢力の政党は議席が24となってます。リクードは32ですね。
だから、要はこの小さい政党がいっぱいあるっていうのがイスラエルなんですね。もうこれは伝統的にそうらしくてですね。
だから、議席数が一桁なんていう政党もいっぱいあるんですよ。そういう政党が組まないと、連立を組まないと必ず与党になれないんですよね。
どんな政権でも必ず複数の政党が、1つの政党があるいは2つの政党で与党を作るってことは歴史上ほぼないらしいです。少なくとも近年はね。
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だからこういうところがすごくイスラエルの気質なのかなと思いますけれども。
なんか言うらしいですよ。3人集まれば政党ができるみたいなことをね。
どっかで他の男でも聞いたことがある気がしますけれども、派閥ができるみたいなね。
3人いると2対1に分かれて必ずそこで政党ができるみたいな話もあるというぐらい、やっぱり政治好き議論好きみたいなそういう気質もあるみたいで。
結構そういう考え方が人によって割と大きく異なる政治的な意味でもそうですし、宗教的にもウルトラオーソドックスって言われるような超政党派っていう人たちもいますし、結構様々なんですよね。
ちなみにイスラエルにもアラブ人はいますしね。といった具合で、アラブの政党もあるんですよ。
かなり混在している。連立の交渉が毎回毎回捕獲のたびに難航するんですよね。
中心になる政党がどこかっていうのは、その時々、要はどんな選挙をやってもですね、この政党が勝ったみたいな政党ってのはあんまり出てこないという。
その時々によって伸びたりはあるでしょうけれども、いずれにしてもそんな単独で過半数取れるような政党ってあり得ないので。
そういう国で何が起きるかというと、首相がなかなか決まらないんですよね。
ネタニアスさんっていうのは何度目かの首相をやってるんですけれども、でも政権の維持っていうのは常に苦労してきた人ですね。
途中だから首相の座から下ろされるっていうこともありましたからね。
というなかなか安定しない政治状況下ではある。
ただですね、現在はイスラエルの政治ってめちゃくちゃ安定してるんですよね。
なんで安定してるかっていうと戦争してるからなんですよね。
そもそもこのネタニアス首相はですね、戦争の前ですね、スキャンダルに揺れていまして、
汚職事件の疑いで裁判にかけられていたんですよね。
内容としてはですね、いくつかなんですけど、ニュースサイトで自分に有利になるような報道をさせていたっていうような話とか、
あとは金品を受け取っていたみたいなよくあるような汚職ですよね。
の裁判中だったんですよね。
そもそもネタニアスさんって昔からそういう疑いがいろいろある人なわけですけれども、
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故に結構国民からの指示も二分というか、好きな人もいれば嫌いな人もいるっていうタイプの政治家なんですが、
ただね、その裁判中の2023年10月去年にハマズの攻撃があったわけですよ。
そこからもイスラエルは戦時中のような状態になってますから、
巨国一致っていう感じの動機になってるんですよね。
逆に言うと、この戦争が終わるとですね、もう一回汚職事件の方に目が行くっていうのは間違いないところだと思われます。
それだけの例えば、そもそも現状でもネタニアス賞のもとで、
ハマズに捉えられたユダヤ人、イスラエル人の人たちの解放が進まないとかっていうことへの批判とかのは当然あるんですけれども、
ただいずれにしてもですね、戦争をしている間は政権が潰れないんですよね、おそらく。
イスラエルのことだから何があるかわかりませんけれども、そういう状況に見えるんです。
ここですよね、もはやですね、戦争が民主主義の国において、
政権を維持するために利用されている、ツールとして使われているっていう点は、これ否定しようがないんじゃないかなと思うんですよね。
もちろんイスラエルの問題って、そんな単純に言えるものじゃないんですよ。
やっぱりイスラエルに住む人たちの恐怖感であるとか、これまでの歴史的な経緯とかもあるので、
簡単に首相の権限を維持するためだけに戦争が行われているということは言えません。
そういうことを言うつもりは私はないんですけれども、ただ一つの外形的な事実としてやっぱり、
戦争が続いているからネタニアフ政権が息をし続けているというのは紛れもない事実であろうと思います。
それの一要素になっているということ自体は言えるであろうと。
どう思いますか。
民主主義のために戦争が行われているとしたらね。
少なくともルール上ネタニアフさんが首相でいるというのは、これは民主主義にのっとったものなんですよ。
投票の結果こうなっているので。他の国でもありますよね。
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例えばロシアのプーチン大統領も選挙で選ばれてますからね。
もちろん様々な政治的な弾圧が行われていますから、プーチン氏にゴスるような野党側の指導者がなかなか現れない。
現れたらまたよくわからない事件に巻き込まれて命を落としたり投獄されたり、そういう国ですから。
とはいえ選挙もそんなにめちゃくちゃ不正があるって話は聞かないんですよね。
すでにそういう前提がおかしいだろうって話はもちろんあるんですけど。
ただプーチンさんも選挙では選ばれてるし、そこで活用されているものは一つに戦争はあるじゃないですか、ウクライナとはね。
逆に言うとウクライナもそういう側面がないとは言えない。
立ちは全然違いますけどね。勝手にロシアが攻め込んできたんで。
ただゼレンスキーさんがずっと政権にいるっていうのが、現在の危機的な状況だからっていうところはないとは言えないですもんね。
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