1. 神田大介の経験
  2. 社会のYouTube化⑥
2024-10-12 10:11

社会のYouTube化⑥

サマリー

日本社会がYouTubeに変わりつつあることが議論されており、特に政治への影響が強調されています。この変化により、政治家はYouTuberのような存在となり、地域コミュニティの崩壊とともに新たなつながりが生まれていると考えられています。

日本社会の変質
ちょっと話し足りなかったので続けますけど、これはもう本当に日本社会の変質そのものだと思いますね。
つまり、そういう集落部族みたいな社会が、まさにYouTubeにとって変わられるっていう、そういうことなんだと思いますね。
我々のコミュニティってもはや、とりわけ都市圏においてはですね、そういう集落の形をとっては自明ですよね。
みんなもう町内会は入らないし、PTAも入らないしっていう時代になってますよね。
匿名性高いし、隣の家に誰が住んでいるのかわからないなんて言われてからもう久しいじゃないですか。
っていう社会においてですね、そんな積み上げ部落型の社会なんて維持できるわけないんですよ。
で、実際に地方においては人口減によってそれが崩壊しつつあるし、都市においてはまた人口減とは別ですよね。
そういう社会の変化によってそういうものができなくなって久しいという中で、票を集める。
票を集めるとはすなわちですね、人を取りまとめるということに他ならないんですけど、ことのできる装置がもうYouTube以外ないだろうと思ってるんですよ。
そもそもやっぱり新聞とかテレビみたいなマスメディアにはそういう力がないんですよね。
そういう手段じゃないから、もともとまさにマスに訴えることしかできないんで。
本来やっぱり選挙と噛み合わせは別に良くなかったんだと思いますね。
なんか噛み合ってないもんね、いつも。
誰か例えば都道府県議会議員ぐらいのレベルで、衆院議員でもそうだな、選挙区とかでもそうですけれども、
新聞やテレビを利用して選挙に勝つというやり方って思いつく人いますか?
僕は思いつかないですね。
首相とかは別ですよ。
だからそれこそ一国、日本全国みたいなことでいったら、新聞やテレビの使い手はまだ一応あると思うんですよ。
だけど、小選挙区ね、東京1区、東京2区とかっていうところで勝ち上がる時にどう新聞使ったらいいですかね。
無理じゃないですか。
何も周評に使う道筋が僕には見えないですよ。
そもそも東京1区出てテレビにすごい露出するって事自体があり得ないですし、
なんかすごい注目選挙区になってテレビの特集みたいなのがあったとしても、
どうせ平等にしか時間を振り分けられないし、なんか突飛なこととかも取り上げてくれないから、意味ないですよね。
石丸さんが政策を訴えても意味ないって言ってるのと同様に、マスメディアって選挙使う上でツールとして意味がないんですよ。
政治とYouTuber化
YouTubeはありますよね。だって自分のファンを作れるからね。
確実に自分に投票してくれる人を作る手段ってYouTubeですよね。
Twitterじゃないと思いますね。Twitterって弱いからな。
YouTubeなんですよね。
ポッドキャストって日本で全然まだ人口に感謝してないんですけど、
ポッドキャストはYouTubeみたいになる可能性はあると思っています。
実際アメリカはもうそうなりつつあるから、
有名なポッドキャスターがすごいそういう政治的な力を持ちつつあるそうですからね。
あんまり詳しく知らないですけど、聞きますからね。
YouTubeなんだよな。
Instagramはひょっとしたらいけるかもしれない。
ショート動画がありますからね。
Twitterでもショート動画できるけど、なんか違うんですよね。
Twitterってショート動画主体のプラットフォームじゃないですからね。
インスタはやっぱりつながりみたいなのもすごく求めるSNSなんで、
インスタはアリだな。
とりわけ女性に強そうな感じしますよね。
使ってくる人いるんじゃないかな。
TikTokはどうなんですかね。
ただやっぱりショート動画が限っているところ自体は間違いないと思いますね。
ショート動画になったときに映える政治家っていうのが票を集めるっていうことにはなるんじゃないかと。
いずれにしてもその媒体の特徴というよりは、
そういう場所で求められていることにきちんと適応できる人ってことになると思う。
これがだからね、ちゃんといびつだなっていうふうには思うんですよ。
つまり、いわゆる人気投票みたいなことになっていくのかって言ったら、たぶんその通りなんですよね。
でもね、今までの人気投票と違うのは、テレビタレント時代と違うのは、
ニッチでいいってことなんですよね。
どの小選挙区でも10万票取れればまず勝てますよ。
10万票は十分ですね。
もっと少なくても勝てる小選挙区はいっぱいありますね。
それぐらいの人数は、たぶんそんな何点ですか。
小泉純一郎さんもそうですよね。
よくわかんないけれども、すごく厚く訴えるみたいなことが1個あればたぶん大丈夫で、
エヌコクとか勝つわけですよね。
エヌコクはしかしやっぱり、あれ以上伸びはないなと思うのは、
あんまり上手く言語ができないと思うんですよ。
手に負えない感じが出てるじゃないですか。
あれなんですよね。石間さんも手に負えない感じなんだけれども、
とはいえ、自分を支持してくれる人のことを悪く言うことは絶対ないですからね。
普通そうなのかもしれないけれども、よりもっとはっきりしてる。
仮想的みたいなのを作って、それと違う自分たちの立ち位置の作り方とかも圧倒的に上手いと思いますね。
すごいですよね。
それはやっぱり高市さんもそうですよ。
ある種すごく親和性が高い。もともとそういう人なのかもしれないですけれども、
そういう岩盤保守系の思想っていうのは、常に敵対するものっていうのがあるじゃないですか。
そこがリベラル。リベラルでも敵対するものを持ってる人はいっぱいいるけど、
中道か。中道と違うところなんですよね。
そうは言ってもお互い様だよねとか、基本仲良くするのがいいよねっていうのは、
自民党でも立憲民主党でも中道の人たちですよね。
サハでも寄って行っちゃうと、極左の方に行っちゃうと、そういう人たちってやっぱり極端なことを言う。
それと考えの合わない人を排斥しますよね。
っていう人が強いのは、やっぱりそれはニッチに刺さってるからであって、
そのニッチに刺せる強い言葉を持っている人っていうのが、やっぱり議員になっていくんだろうなと思うんですよね。
それ以外に周評の手段がないから。コミュニティはぶっ壊れてるから。
結婚だってマッチングアプリを使わないとできない時代ですよ。
職場なの?近所なの?って出会いを求めると逆にもう変態ですよね。
ストーカー規制法違反なんじゃないかっていう時代ですから。
そうじゃないですか。人間との関係を取り持つなんていうのは、ネット上でしかできないっていうのが都市部の実態ですよね。
だったら政治もそうだよねっていう。
これがね、要するに政治家がYouTuber化するとかっていうのは一つの側面、断面に過ぎないわけであって、
より本質的に言うと、人間がYouTubeのようなものでしか人との関係を取り結べなくなってきているっていうことだと思うんですね。
だからね、これからの世の中っていうのは本当に難しいと思いますよ。
もちろんその表面的な付き合いとかっていうのは職場にも当然ありますけれども、その程度の付き合いってことなんですよね。
投票って微妙にそれよりちょっと上だと思わないですか。
わざと投票で行かなきゃいけないし、金もらえるわけでもないし、だからその弱いファン行動なんですよね。
かといって別に献金までしなくてもいいわけだから、アメリカとかだとしてますけど、してもいいんだけど。
そういう意味で言うとね、たぶん一番今、エイビーに社会のYouTube化っていうのがはっきり現れているのが政治っていうことなんだろうなと思うんですよ。
これはね、だから見ていると、このまま社会っていうのはそっちに進んでいくんだろうなと。
島宇宙みたいなのがどんどん増えて、その島宇宙の長っていうのが政治家になるっていうですね。
まあ国会議員はちょっとやっぱりハードルはあるなと思うけど、ただまあでもインフルエンサーとして規模によりますよね。
全然いける人もいるもんな。
ただその日地差みたいなのがどういうふうに、やっぱ選挙区って地域で分かれてるんで、東京にYouTuberは飽和状態だと思いますからね。
地域の絶対YouTuberが議員になっていくっていうことはあるでしょうね。
それはもう以前にもタレント議員としていたわけで、知名度のある人がね、県議会議員になるなんていくらもあるわけじゃないですか。
首長になることもたくさんありますよね。
っていうのはこれはもう全部YouTuberにとって変わられていくだろうし、
そもそも政治に限らずですね、我々の生活の小断面がですね、全部YouTuber風化していくんだろうなと思いますね。
何度も言いますけど、それは人を束ねる手段、人を寄り集める手段がYouTubeしかないからですね。
これは極端に言い換えてYouTubeじゃなくてもいいんですけど、
要するにネット上の何らかの人を集めるようなコミュニケーション手段、だからSNSですよね、になっていくんだろうなっていうことでした。
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