交渉の決裂と背景
はい、こんにちは。今回なんですけれども、タイトルにもある通り、トランプ大統領は何故こんなにもロシア寄りなのか、プーチン寄りなのかというテーマで私の意見をお話しさせていただこうと思うんですが
というのは、もう皆さんご存知の通り、先日、ゼレンスキー大統領がアメリカに訪問して、トランプ大統領との交渉、この交渉が決裂してしまったわけなんですよね。
まさに公開処刑状態だというふうに世間では言われてるんですけど、僕個人の意見を言わせていただくと、これ半分プロレスが入ってるんじゃないかなと思うんですよね。
お互いに3者3様の立場があるわけですよ。トランプ大統領、ゼレンスキー大統領、プーチン大統領。それぞれの立場を尊重しながら、それぞれの支持者をなるべく裏切らない形での交渉をしてまとめるために、1回プロレスやったんじゃないかな。
もちろん打ち合わせを完璧にしてプロレスしたっていうよりかは、お互い暗黙の了解でやってるって感じ。例を出して悪いんですけど、例えば僕とある底辺YouTuberが打ち合わせもなくプロレスして、最終的にはお互いでこういうふうにまとめを持っていこうよっていう形になるじゃないですか。そんな感覚でやってるんじゃないかなって思うんですよね。
やっぱりアメリカとしては、できる限り歳出を減らしたい。これ以上戦争を続けてほしくないと。ウクライナに支援するのも財政的に厳しいっていうのがあるわけですよね。なるべく歳出を減らしたいっていうのはあるわけであって、あとはウクライナの国民も、自分の息子が兵士として戦地に行って死んでしまったと。
こんな戦争早く終わってほしいって。今までなかなか口に出して言えなかったんだけど、結構多くの国民は戦争終わってほしいって思ってる人もいる。もちろんウクライナ国民、みんなはみんなそうじゃなくて、力による現状変更というものを絶対許してはいけないと、最後まで戦い抜くべきだっていう強い決意を持っているウクライナ人もいるわけであって、ウクライナの中でも意見割れてると思うんですよね。
ヨーロッパの国々も支援はし続けているんだけど、実際にはもう戦争疲れ、遠征モード、早く終わってほしいと。
だけど、ウクライナの東部が占領されている状態で、そこで停戦ラインを引くっていうことは、力による現状変更を認める、領土を拡大することを認めるっていう流れになってしまうと。
なので、今まではバイデン大統領が理想主義のもとに武器を支援し続けて戦い続けてきたわけなんですけど、このままだと実力も均衡状態で延々と戦争は続いて、お金が流れて血も流れてっていう状態、これで良いのかっていう葛藤があるわけですよね。
だけど、どっかで折り合いをつけないといけないわけであって、ゼレンスキーもプーチンも一向に譲らないんですよね、自分の主張を。
なので、まずトランプさんの主張は、現状占領ラインでの戦闘締結、NATOへのウクライナ非加入、あとはアメリカによるウクライナへの支援継続と、あとプーチンの主張としては、ウクライナ非軍事化、非ナチカ、中立化、アメリカからの支援停止。
戦争の現状と意見の対立
プーチンとトランプ自体、この二人の関係も全然かみ合ってないっていう状態で、どっかで折り合いをつけるわけであって、どっちも最初にものすごいハードルの高いことを主張して、どっかで折り合いをつけるっていう作戦をしてるわけであって、
日本人はやらない作戦なんですよね、こういう交渉の仕方っていうのは。
だけどどっかで折り合いをつけないといけないわけであって、トランプ大統領は、今までアメリカが支援してきた見返りに、75兆円相当のウクライナでのレアアースの権益を要求してるわけなんだけど、
これ、もともとレアアースのことに関してはゼレンスキーの方から話を持ち出したわけなんだけど、結果的にゼレンスキーが、これは拒否したっていう形、また違う形で折り合いつけてくるとは思うんですけど、
トランプは、ゼレンスキーは選挙なき独裁者、早く動かないとウクライナっていう国自体がなくなっちまうぞみたいな脅しをかけてるわけであって、この発言にも賛否があるわけですよね。
さらにトランプは、この戦争を始めたのはウクライナの方であると、ロシアの方ではないっていうふうに言ってる。かなりロシア寄りの発言なんですよね。
なおかつプーチンは、併合したウクライナ4州でのレアアースの共同開発をアメリカに呼びかけるっていう状態。
これ実現するかどうかわからないわけなんですけど、かなりトランプ大統領はプーチン寄りであると、バイデン大統領とは全く違う方向性に向いてしまったっていう状態なんですよね。
僕の予想だと、ゼレンスキーの立場を守るために一回決裂させたと思うんですよね、トランプも。
トランプもわかってやってるんじゃないかなと。だけどゼレンスキーもどっかで妥協して定戦するためには何かを飲まないといけないわけですよね。
なのでゼレンスキーの支持者から支持者が離れるのを危惧してあげて、一旦決裂させて、その後はまた妥協してっていう流れに持っていって、ウクライナの国民も少しずつ納得させるっていう方向性なんじゃないかなって、
勝手に思ってるわけなんですけど、で、本題に入るんですけれど、じゃあなんでトランプはバイデンと違ってここまでもロシア寄りなのかって、ある意味反ウクライナみたいな発言をしてるわけなんですよね。
日本人の多くの人たちも、これはロシアは2022年2月に突然国境を乗り越えて軍隊を送り込んできたと。
戦争を始めたのはプーチンの方なんだっていうふうに見てるし、西側諸国のマスコミ、日本を含めてこういう報道をしているわけであって、もちろん僕は力による現状変更っていうのは絶対にあってはならないことだと思っています。
これを認めてしまうと前例を作ったことになって、日本にもやっぱり害が及ぶことになるわけです。
最悪の場合、ロシアも日本に侵攻してくるかもわからないですね、北海道、侵攻してくるかもわからない。
あるいは中国とかその他の国も尖閣諸島に侵攻して占領されるかもわからない、そういうことも危惧されるわけだし、中国が台湾に軍事侵攻すれば必然的に日本との戦闘になるわけですので、
やっぱりこれを認めてしまったら前例を作ったことになってしまうと、これは良くないですよ、もちろん僕は賛成ですよ。
じゃあプーチンはどう思っているかというと、プーチンの立場から考えると、これはロシアが追い込まれて軍隊を送り込まざるを得ない状況にされたと。
自分たちは追い込まれた上に、しょうがなく戦争をしているんだっていう立場なんですよ、そういう主張なんですよね。
これはですね、やっぱり西側と東側の主張を対立するわけであって、これはもう250年とか、あるいはそれよりも前の長いユーラシア大陸のですね、歴史を考えた上でのプーチンの主張なわけであって、
この近代国家における、現代での領土侵略するっていうのはもう許されないよっていう、我々の共通認識とはちょっとずれてるっていう形で、プーチンにはプーチンの正義があるっていうわけですね。
僕らはそれを認めることはできないんだけれど、どっちかっていうとですね、トランプ大統領は歴史観から見てるよりかは、
まずですね、反バイデン、反オバマの動きを取るっていうことと、あとはもう純粋に商売人としてアメリカの支出をいかに減らすか、アメリカ第一主義を貫くかっていうことで、こういう方向性になってると思うんですけど、
プーチンはどう考えてるかっていうと、まずウクレイナっていう国は、西部と中部と東部に大きく分けると3つに分けられるわけであって、
西側のほうは、かつてはオーストリア、ハンガリー帝国、パプスルブルグ帝国が植民地としていた地域であって、
そこはロシアの統治ではなく、ロシアとの繋がりも少ないわけですよね。
で、東側の東部地域は、これは1760年頃からロシア人が移住してきた地域なんですよね。
オスマン帝国に支配されていたところであって、徐々に徐々にロシア人が移住して増えていって、
ノボロシアって呼ばれてたんですよね。新しいロシアっていう意味で、実際には過半数がロシア系、ロシア語を話してロシア政教を信仰しているわけであって、
その人たちも自分たちはロシアの一部だって考えてる人が多いわけであって、だいたい過半数なわけですよ、東部の。
ロシアからすると、ウクライナの東部はここはノボロシアなんだっていう認識の人が多いわけであって、プーチンの歴史認識もそういうわけなんですよね。
その後、1922年、1923年にソ連共産党のレーニンとトロツキっていうトップの二人が、この二人は実はユダヤ人なんですよね。
ユダヤ人であって、心の中ではウクライナ人とかロシア人を下に見ているわけなんですよね。
ロシア革命っていうのは、本当はユダヤ革命だって考えてるこの二人なわけで、この二人がソ連の中のウクライナ共和国を作ったときに、
わざと西部のウクライナ系住民と、あとは東部のロシア系が多い、ノボロシアですよ、東ウクライナ、ノボロシアを一緒にしたわけですよね。
ウクライナの複雑な状況
なんでソ連を作るときにあえて違う民族同士を一緒にしたかというと、それはウクライナ共和国を支配するにはそっちのほうが都合が良かったわけですよね。
というのは、わざと対立している民族同士をひとまとめにすることによって、団結できない、独立させないようにしたと、あえて仲の悪い人たちを異種とにしたわけですよね。
なので対立しているわけです。ウクライナ共和国の中で、という形なんですよね。
で、その後ソ連が崩壊して、1991年ウクライナが独立したと、そのときは東部のロシア系住民が多い地域と、ノボロシアとウクライナ、全部一緒になって独立するという形になったわけですよね。
その礎を作ったのは、例人でありトロツキであるという流れであって、なので対立する民族がいる不安定な国家がその時点でできてしまったわけですよね。
で、その後アメリカはですね、ウクライナをNATOに加盟させる方向性で動いていったわけなんですよ。
まずそれはやっぱりロシアにとってはですね、もうありえないことなんですよね。
ノボロシアを含んでいるウクライナが事実上対ロシアの軍事同盟に入るってことは、これはプー人としてはありえない。
ロシア人としてはね、これはありえないって考えてる人はいっているわけですよね。
だけど、アメリカはですね、ウクライナをNATOに加盟させる方向に動いていって、2014年にオバマ政権がですね、国務次官補のビクトリア・ヌーランドをキイウに送り込んで、クーデターを起こさせたわけですよ。
新ロ派のヤヌコビッチ大統領をウクライナから追放させて、ウクライナ系の政権を作るという流れを作ったと。
なのでこのクーデターっていうのは、そもそもオバマ政権が行ったんですよね。
なので、考え方によってはですね、このロシアのウクライナ侵攻の最初のきっかけを作ったのはオバマっていうふうに考えることもできるわけです。
これは人によって考え方は全然違うんだけれど、きっかけを作ったのはオバマ政権のときのアメリカ政府なんですよね。
これはもう間違いなくアメリカ政府主導のクーデターをウクライナで起こして、新ロ派のヤヌコビッチを追放したという流れになったわけで、
この時点でですね、西側諸国は既にロシアに喧嘩を売ってるっていうふうにプーチンは考えるっていうことですね。
これは本当に考え方によって意見違いますんで。
2021年、東ウクライナのロシア系住民がウクライナ兵に大量虐殺されているというふうにプーチンが主張して、
そしてNATOの加入のほうに動いている、これに危惧してもうやむを得ず国境を越えて、ウクライナの東側のほうに軍隊を送り込んだという軍事作戦を行って現在に至っているという状況なわけなので、
僕らからすると突然ロシアが国境を乗り越えて軍隊を送ってきたと、力による現状変更ってとんでもない国だっていうふうに考えるんだけど、プーチンにはプーチンの違う考え方があるわけであって、
野暮ロシア250年の歴史、あるいはさらに歴史を遡ると、そもそもウクライナの東側の地域はですね、ここはウクライナである必要があるのかと、ロシア系住民が移住してきた地域であり、心はロシアにあるわけであって、
そして虐殺とか、虐げられてるってことを考えると、ここは平和すべきんではないかっていうふうに考える人もいるわけなんですよね。
もともと1200万人、ロシア系の住民がいたわけなので、その人たちを保護するっていう名目で軍事作戦を行ったっていう形だと思いますよね。
ということなので、今後どうなるかなんですけれど、まずは何らかの形で停戦をするんじゃないかなって思うんですけれど、アメリカの支援抜きでロシアと戦い続ける方がむしろ、長期スパンで見るとウクライナ人が殺される数が増えると思いますので、
トランプとプーチンの関係
経済的なダメージも大きいので、どこかで停戦ラインを引いてっていう形になると思うんですけど、プーチンはそれで納得するかっていうと、おそらく一旦はプーチンは納得するんだけれど、トランプ大統領の任期もあと4年弱なんですよね。
だけどプーチン大統領の政権はですね、まだまだ続くっていうことが考えられますので、比較的年齢も若いので、なのでトランプ大統領の次の大統領、バンスになればですね、また同じ路線で行くんだけど、次にもしカマラハリスになったらどうなるのっていう話ですよね。
また全く違う方向に運んでいって、場合によってはさらにアメリカがウクライナに軍事支援して、ロシアとの戦争が再開されると、民主党っていうのは基本的に理想主義であって、トランプをはじめとする現共和党はどちらかというと現実主義なので、理想主義、現実主義どちらがいいかっていうと、
現実的な話をすると、理想主義の方が死ぬ人は増えます。現実主義だと納得しない人は多いかもわからないんだけど、死ぬ人はトータルで見ると圧倒的に少なくなるっていうのが現実だと思いますね。
どちらがいいかっていうと、本当に難しい話なんですけど、僕としては早く停戦してほしいなっていうのがありますね。というのが私の意見です。ご視聴ありがとうございました。