アメリカのIT企業における解雇
はい、おはようございます。業務瞬殺エンジニアの加門です。
今日のテーマがですね、アメリカのIT企業で大量解雇が起きている。
これをAIによる解雇なんですよと騒ぎ立てる人がいますが、これって本当ということもお伝えしていこうと思います。
実はAIによる大量解雇は嘘なんですね。
そこにですね、なんで嘘であるのかということをお伝えするのに、その根拠を今日はお伝えしていこうと思っております。
この放送を聞くことによって現時点での生成AIの現実、騒ぎ立てる人の正体というものが
よくわかるようになりますので、ぜひ最後まで聞いていってください。
この番組は業務瞬殺エンジニアが業務効率化とITニュースを語るチャンネルです。
さあ本題に入っていこうと思いますが、 アメリカのIT企業
まあ、GAFA-Mと言われる企業が
対象によくなっているんですけれども、 このGAFA-Mが生成AIを理由に大量解雇をしていますよ。
そんな話よく聞くと思います。でも実はこれ嘘なんですね。 その根拠というのは3つあります。
マイクロソフトの事例
1つ目が、そもそも大量解雇というものは、 生成AI関係なく起きていますよということ。
2つ目が、まだ教育フェーズであるので原因となりにくいということ。
3つ目、現時点で生成AIによる利益拡大は起きていないということ。
これらの根拠をですね一つ一つ丁寧にお伝えしていきます。 まず一つ目なんですけれども、そもそも大量解雇は生成AI関係なく起きている
ということについてお話ししていこうと思います。 よく出てくるのがマイクロソフトなのでマイクロソフトを事例に出していこうと思うんですけれども
2025年、1万人以上約2万人かな1万7千人だったかな ぐらいの解雇が起きましたよということをきっかけにこれが生成AIによる解雇なんだというふうに言われました。
でもですねマイクロソフトは 生成AIによる解雇ですと言及しているわけではないんですね
しかも生成AIが出てくる前の時代からですね
マイクロソフトは大量解雇をしています。 2014年には
1万8千人、2017年には4千人というふうに解雇しておりまして なので今回の数というのはですね
対して過去にもあったよねというレベルにしか過ぎません。 じゃあ従業員数で言うとどうなのかというお話になるんですが
2015年は13万人、2020年には約16万人、 2024年にはですね約23万人というふうにですね拡大していってます。
なぜ2015年から今年までに至っては約10万人近くもですね増えてるんですね この10万人近く増えている状態で2万人ぐらい減らしたところでそれって大した数の
解雇じゃなくないっていうお話になるっていうのと コロナショック、コロナ禍ですねコロナショックの時は例年よりも多くの人材を採用しました
コロナショックが終わって通常運転ができるようになったんですね なりましたよね皆さんね
で そこで解雇に踏み切ったわけです
ということはこれってただの人員整理である可能性の方が高いということになります この傾向というのは多くの企業でも同じになります
唯一ちょっと違うのがアマゾンですね アマゾンはそもそも倉庫の方とかをですね効率化しまくってるんですね
その効果によって人件費の削減というのを実現できております しかしながらアマゾンは生成AIによる効果であるというふうには言っていないんですね
あくまでも効率化によって行われましたよというふうに言っています じゃあ生成AIによって効率が上がったっていうふうに発表したのはどの企業か
というとメタ社なんですね ただそのメタ社もですねAI人材の採用というのを鈍化させたというふうな報告も出ています
解雇もですね1万人ぐらいやっているんですがメタ社もメタ社で増やしてるんですよね なんで人員
なんかAIのその AIが原因で人材を削減したというよりもただの人員整理っていうふうに判断した方が適切というふうに考えられます
生成AIの教育フェーズ
そして2つ目なんですけれども そもそもまだまだ教育フェーズであるので原因となりにくいということになります
海外企業というのはですね日本と違って解雇しやすいんですね とはゆえいきなり解雇する企業は少ないというふうに言われています
方針を打ち出して社員の教育を行ってこの方針と教育についてこれない社員は解雇の対象にしますよという傾向があります
もちろんそのスタートアップだったりとか 社員数少ない企業に関してはいきなり解雇というのはあるそうなんですけれども
ガーファMに関してはですねこういうふうに必ず方針を打ち出して教育してそれについてこれへんかったら解雇のリスト入りになっちゃうよと
リスト入りした社員はですね解雇になっちゃうというふうになっております
というふうに考えると現時点で生成AIの活用を教育するステージにあると考えるべきで
教育ステージの中で解雇が起きるとは考えにくいですね
まあわかりやすいと言うとですね
シェフ見習いで雇った人がいて料理を覚えている最中のシェフに
はい、君、解雇でみたいな
言うとですねそれは料理を覚えているのが悪いのか
それと他に理由があるのかというと他に理由がないと解雇できないですよね
これと同じでですね今生成AIで解雇したとするならば教育途中の人なので
その教育途中の人は生成AIによる解雇ではなく別の問題があって解雇になったというふうに考えるのが妥当です
まあね教えている最中に解雇したら結構理不尽ですよね
それを理由に解雇しちゃうとね
ということで生成AIによる解雇は起きていないというふうに考えられます
3つ目がですね現時点で生成AIによる利益拡大は起きていないということになります
マサチューセッツ工科大学のレポートによるとですね
AI活用によって利益が出た企業はほぼないというふうに言われています
ほぼないというのがですね95%以上はないというふうに言われているので
もうほぼほぼ全ての企業はですねAI活用によって利益が出ていないっていうふうになるんですね
この利益というのはですね様々な面があります
例えば人件費だったりとかシェア率商品開発顧客満足度
あと提供価格などなどですねこれらが生成AIによって改善されているのかというと
改善されていないというふうにマサチューセッツ工科大学は判断しています
その状態にもかかわらず生成AIを理由に解雇するのかというと理論的ではないですよね
また現時点では生成AI活用レベルというのが低いというふうに言われていて
提供されている生成AIの方がスペックが高い状態でありますよと報告されています
ちょっとわかりにくいのでもう少しわかりやすい例で言うとですね
運転が下手っぴな人をスーパーカーに乗せるようなものですね
もうちょっと別の言い方する?
そうですね皆さん多分スマートフォンを持っていると思うんですが
そのスマートフォンの性能を100%使っていますかっていうと
100%使っている人ってほんの一部だと思うんですね
この状態が今の生成AI活用で起こってますよというふうに言われています
なのでまだまだ教育フェーズですよということですね
なので教育フェーズにもかかわらず生成AIによる解雇が起きると思えないですし
利益も出ていないので理論的ではないよねというふうに判断ができることになります
これら3つの理由というか根拠ですね
そもそも大量解雇は生成AIと関係なく起きていますよということ
生成AIによる解雇の影響
2つ目がですね教育フェーズであるので原因となりにくいということ
3つ目に生成AIによる利益拡大は起きていないということ
この3つによってですね生成AIによる解雇が起きているとは言えないというふうに言えます
じゃあなんでこのようにですね生成AIによる解雇が起きていますよと騒がれているのか
この点について最後触れていきたいなと思います
生成AIによる解雇が起きていますよというふうに言えば言うほどメリットがある人がいるからですね
つまり儲かるからというふうに言えます
生成AIでリストラなんですというふうに皆さんを煽れば煽るほど話題になればなるほど
生成AI関連のサービスが売れるということになります
ちょっとこのことを聞いていただいているあなたの周りを見渡していただきたいんですけれども
生成AI活用に関する怪しいセミナー
インスタを見ていると出てくる
Facebookを見ていると出てくる
YouTubeを見ていると出てくる
ありませんか
あると思いますね
謎の教材の販売とかね
安易かつ無責任に副業転職
さらには独立すらもですね
やりましょうって言ってくる人たち
めっちゃいるんですね
つい最近までSNSの講座をやってたのに
なんかAIの講師ですって言い出したみたいなね
そういう人も結構いますよね
こういった人たちのポジショントークに注意してみてください
絶対言ってるんですね
生成AIでリストラが起きていますよ
生成AIを習得すればリストラされませんよ
生成AIスキルを習得できれば転職して年収が上がりますよ
こうしたワードっていうのはですね
ただのポジショントークに過ぎないですね
生成AIを学べば解雇されないという保障はそもそもありませんし
生成AIを習得して転職すれば年収が上がるという保障もないわけですよね
独立や副業に至ってはですね
ちょっと前まではエンジニアやデザイナー
ウェブデザイナーでした
これが生成AIに置き換わっただけなんですね
騙された人っていうのは相当数いるんですよ
エンジニアになりませんか
ウェブデザイナーになりませんか
そうすると簡単に副業できますよ
簡単に収入を得ることができますよというふうに言ってる人たちがいて
そこに騙されてお金を払った
何百万と払った人たちが相当数いらっしゃるんですけれども
その人たちは本当に収益を得ているのかというと
本当に一部の人だけになります
今回の生成AIもですね
じゃあ利益得てますかって言うと
本当に一部の人だけになるんですね
このようにあまりにもキャッチーで
人を煽る言葉として最適だからこそ
広告として使われているのに過ぎないというふうに言えます
従いまして
生成AIでディストラが起きていますよ
と言っている人たちのそういったポジショントーク
過激なワードチョイスというのはですね
ちゃんと見極めてこの人は本当の本当のことを言っているんだろうか
正しいことを言っているんだろうかということをですね
皆さんの視点で判断していただくことをお勧めいたします
注意すべき情報
変なセミナー入って
なんか今だけ半額ですみたいなね
言われて半額なんや
みたいなねクレジットを切るみたいなことはね
なかなかやめていただいた方が良いと思いますので
特になんかプロンプトをやるだけでAI人材ですって言ってるね
企業さんもいらっしゃるんで
いやプロンプトを使うだけでAI人材になったら
そんな簡単な話ないやろみたいな話もありますので
ぜひね皆さん気をつけていただければなと思います
はいということでね今日の放送はここまでとさせていただきます
何か学びだったり気づきだったりとか
そういうのがありましたら
いいねボタンを押していただけると幸いです
また弊社はですね
脱アナログ診断というのを行っております
皆様の業務ヒアリングさせていただいてですね
そのヒアリングさせていただいた中で
脱アナログができる部分はここですよとか
そういったところを診断するサービスになります
無料で行っておりますので
今業務で忙しいなと首が回らないな
もっと楽をしたいなっていう風に
思ってらっしゃる方がいましたら
私に直接レターを送っていただけると幸いです
はいということで
それでは次回の放送でまたお会いしましょう
お相手はカモンでしたバイバイ