2025-11-17 41:42

専門職のチームビルディング

▼内容:“2人になった瞬間にチーム”掛け算の価値/方向性の共有と到達スピード=“歩幅”の比喩/人数増ほど歩幅差は広がる→中間層の育成が要/経営者の志向とビジョンがまず大前提/1人で完結も可だが実務は必ず外部とチーム化/セルワールディングは「挑戦と育成」を合言葉に“チームでやる”を宣言/職人の技術は会社の財産→承継・育成を評価制度に組込み/外注ではなく“パートナー”として同じ机で働く関係性/クライアントとも人生・経営に踏み込む“背中を預け合う”チーム/会計には思想が出る→信頼前提で伴走/令和のチームは雇用形態も多様化し難易度上昇/経営者の選択/方向のすり合わせと歩幅調整でストレス少なく前進/“個人の裁量×チーム”のハイブリッドを実感/スペシャリストの関わり方/これからパートナー側・職人側の声も深掘りしたい


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サマリー

このエピソードでは、専門職におけるチームビルディングの重要性が探求されています。特に、設計や製造業などの専門的な分野における協力や交流が、成果にどのように寄与するかが話し合われています。チームを作ることで個々の特性や能力を最大限に生かすことの重要性が語られ、経営者のビジョンや関係性の構築がチームの成果に与える影響についても触れられています。専門職のチームビルディングが重要なテーマとして取り上げられ、企業におけるチームの役割や育成の必要性が強調されています。また、パートナーとの関係性の構築や、クライアントとの連携によるチーム感の醸成についても言及されています。フリーランスや職人の役割が議論され、彼らがどのようにチームを形成しているのかが考察されています。

オフィス移転の状況
会計とデザインラジオ、となりで聞こえる会社経営の話。
財務会計の視点とデザインブランディングの視点を横断しながら、
中小企業の経営に寄り添うビジネストーク番組です。
実践的な問いに向き合い、悩みを抱える経営者やビジネスパーソンを応援します。
皆さんこんにちは。株式会社TAリングの田中です。
こんにちは。セルワールディングの服部です。
今日もよろしくお願いします。
セルワールディングさんは移転されて、もう何ヶ月か経ちますけど、どうですか?
新オフィス、慣れました?
はい。無事に移転することができて、慣れた。
そんな別に、移転してすぐドアズを忘れて、落ち着かないな、みたいなのも、別になかったからな。
でもオフィスの使い勝手であるとか、空間が違うからソワソワとか、そういうのは全然なかったですか?
そうね。でも比較的僕、フワフワしてるから。
普段からですね、そんなにこう、じっとして仕事するってシーンって、あんまり自分がないからかもしれないですけどね。
あっちこっちにいる方が好きなので、落ち着かずあっちこっち移動してるっていう意味では、今完全にフリーアドレスに仕上げていて、
そういう意味ではフワフワしやすい環境になっているので、よりそういう環境になったかなというふうに思いますけどね。
服部さんはそういう気持ちだということで、スタッフの皆さんの反応とかはどうですか?
おおむね好評だなと思ってますけどね。この間、移転パーティーということで、取引先さんだったりとかにお越しいただく機会もあったんですけど、
すごい好評をいただいていてですね。
私も写真拝見しましたけど、結構いらっしゃってましたよね。40人ぐらいいらっしゃってましたよね。
そうですね。自分たちスタッフも含めて100人ぐらいにはなってたかな。
結構な人数でしたね。
そうですね。ちょっと作りも変わった作りになっていて、僕たちだけのオフィスというよりはもう一つとあるダンスの推進だったりとかプロデュースだったりしている会社さんと同じ空間で仕事をするということをしていて、
なるべくオープンにいろんな人に入ってもらうとか、街に開かれたオフィスということを目指してコンセプト作りもしていてですね。
街の人とも交流ができるということももちろんですし、僕らが仕事している真ん中でダンスを踊っているっていう空間になっているので、面白い空間に仕上がっていてですね。
どうなることやらと思ったけど、すごい居心地もいいですし、そうやってお客さんがたくさん来てくれて、面白いですねっていうふうには言ってくれるので、いい移転になったのかなというふうに思います。
前々から移転される前から、ダンススタジオが併設なんです、同じ空間の中にあるんですっていうことをお聞きしていて、どういう作りなんだろうというのはすごくイメージがあまりつかなかったんですけど、
お伺いしたら、セル・ディビジョン・グループのオフィスのど真ん中にダンススタジオがあるという感じなので、今までいろんな会社さんとかお客様のところを訪問してきましたけど、なかなか見ないスタイルですよね。
ちょっとびっくりしました。
自分たちも最初びっくりしてましたからね。
気兼ねなく来れるかなと思いますので、僕が言うのもなんですけれども。
ぜひぜひいろんな方に来ていただきたいですし、今後もイベントだったりとかセミナーだったりとか、なるべく自分たちだけにクローズせずオープンに皆さんに関わっていただきたいなというふうに企画自体も考えているところなので、ぜひたくさんの方に行き来できる場所になったらいいなというふうに思いますね。
馬車道駅から直結の空間で。
馬車道、県外の方もしかしたら知らないかもしれないけど、神奈川県の横浜の港未来地区って言うんですか。
港未来地区ですね。
そうですよね。の馬車道駅から直結ですんで。
北中。
北中、知らないと思うけどね。
そうですね。神奈川にゆかりがない方はもしかしたらわかんないかもしれないけど、ぜひちょっと調べてみていただいて、こんなところでハットリーさん、セルワールディングさんが仕事しているのかというので、ちょっとまず調べてみていただいて、お越しになっていただけたらいいなと。
移転後、交流増えましたし、オフィス内で。
自社の中もそうですし、お客さんだったりとかパートナーさんも含めて交流増えたので、来やすいオフィスにはなっているのかなというふうに思います。
以前が横浜駅前でしたけれども、またちょっと違った雰囲気。
専門職におけるチームビルディング
そうですねね。
周辺のエリアとかも楽しみながらオフィスに遊びに来れるような環境にもなっているのかなと思いますので。
そんな形で遊びに来てもらえたらいいですね。
ということで、今日は専門職のチームビルディング、こんなテーマで話をしてみたいなというふうに。
専門職のチームビルディングね。
未知な話題ですね、これ。
専門職というと、多分いろいろ建設業の建設に携わっている方であったりとか、製造業のものづくりをされていらっしゃる方とか。
服部さんの会社もデザイナーというカテゴリーも専門職というカテゴリーになるかと思うんですけれども。
そんな専門職の方々、会社さんのチームビルディング、そんな話をしたいなというふうに思うんですけれども。
そもそもそのチームビルディングっていう、これもしかしたら聞いていただいている方々の中にもいろんな捉え方をしておられる方がいらっしゃるかもしれませんので。
ちょっとこの話を進めるにあたって、チームビルディングってこういうものよっていうのを、ちょっと一回整理しておいた方がいいかなと思うんですけれども。
例えば、服部さんが感じている、定義しているっていうことでもいいですかね。チームビルディング。
どんなふうに定義づけってされていらっしゃいます?
チームですからね。大前提一人ではないっていうことが。
大前提そうですね。
あると思いますね。何のことやねんって話ですけど。
でも二人になった時点でもチームって言っていいだろうなというふうに思いますし。
その二人になった時点で、その二人の関係性をどう作っていくか。どうやって二人の力を最大限にしていくか。
一人では出せなかったことを二人になった時に、単純に1たす1で2ではなくて、1かける1が3になったり4になったり、時には10になったりっていうことを目指すことがチームビルディングの醍醐味なのかなというふうに思いますけど、どうですか田中さんは。
でも確かにおっしゃるように、その足し算ではもうないんですよね。
やっぱり1かける1が、そのまま数式で表しちゃうと1になっちゃうけど、そうではなくておっしゃる通り3とか10とか100とか、その二人だからこそ協力し合うことによって出せるパワーっていうものが1たす1以上のものが出せれば、そのチームとして成果が出せるっていうことになるんでしょうから。
それがでもチームビルディングの醍醐味なのかもしれませんね。
到達しやすくするとかっていうことはあるのかなと思いますね。
ただ今日のテーマが専門職っていうのをちょっと前につけさせていただいたのは、私のお客様の中でも建設業の会社さんとか製造業の会社さんとか、専門職のお仕事をされていらっしゃる会社さんは結構あるんですけれども、
どちらかというと建設業とか製造業、働きさんの会社ももしかしたらそうかもしれない、デザイナーさんとかクリエイターさんとか、どちらかというと一人でその仕事を黙々と進める。
私が出入りさせていただいている会計事務所さんとかも一人でお仕事をして、自己完結型で仕事をするという会社さんも中にはある。
一人親方は結構多い?
一人親方の会社さんもあります。
多いわけじゃない?
多いわけではないです。ただその一人親方、その会社の中で確かに所属はしているかもしれないけれども、お仕事を一人でやる。
そのプロジェクトを一人の人が完結するっていうお仕事もあったりもするので、それが一人親方とかなり近しい感じにはなるのかなとは思うんですけれども。
でもそういう会社にもチームビルディングっていうのが果たして必要なのかどうなのかっていうところも含めて、今日はちょっとお話を展開できればなというふうに思うんですけれども。
専門職にチームビルディングがそもそも必要なのか?チームが必要なのか?みたいなことを。
あと仮にじゃあもし必要なのであれば、どういう取り組みができるのか?それを聞いていただいている方々に、仮に必要だということであるならば参考にしていただけるといいのかなというふうに思うんですけれども。
セルワールディングのアプローチ
例えばセルワールディング、セルディビジョングループでもチームビルディング、2人以上になったときのチームが掛け算になるようにクリエイターの方ですとか、デザイナーの方がどういうふうにしてチームとして編成されていくのか、チームビルディングされていくのかっていうお取り組みになられていることとかがあったらぜひ教えていただけると嬉しいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
大前提、セルディビジョングループ、特にセルワールディングについて話させてもらえると僕もより深く話ができるので、セルワールディングにカテゴライズしながらちょっとお話ししようかなと思いますけど。
大前提、これまで会計とデザイン会議を聞いてくださった方はご存知かなと思いますけど、セルワールディングはチームを大前提としていますと。これは多分に僕の好みはあると思います。チーム性にしているということは。
渡辺さんの好みでチーム性を強いているということですか。
大前提、それはあるなというふうに思っています。僕はいろんなビジネスパーソナルの方とお付き合いをしていく中で、お一人で活躍されている方もたくさんいらっしゃるということは実感していますし、ましてやデザイナーさんだったりクリエイターで一人で活躍されている方たくさんいるんですよ。
でも本当に好みの話だなというのは、一人でやることで活躍できるとか、一人でやることで結果楽しくなる方は、それはそれでグッと全然問題ない。
僕は一人でやっててもあんまり面白みを感じられなくて、むしろいろんな人が集まって、それぞれいろんな人が集まるということは、例えば形で表すと性格は丸の人もいれば四角の人もいれば三角の人もいる。
これもしかしたら能力なのかもしれないし、もしかしたら性格っていう特性なのかもしれないし、そういうものがあると思うんですけど、それをどう組み合わせていけばチームとして最大限効果が出せるかとか、自分だけ四角の人だけでは到達できなかった丸の領域みたいなものもチームだったら体験できる可能性がある。
というふうに思うと、僕はそこにワクワクをするので、チームっていうものを選択しようというのを、覚悟したまではないのかもしれないけども、徐々に徐々に覚悟をしていくということにはなっていったんだろうなと思いますね。
そうすると、服部さんの場合だと一人でやるよりも複数人で仕事をした方が、自身の気持ちとしてもワクワクする。
そうですね。ですし、自分自身もポジションを置き換えていけるっていうのかな。ポジションを進化していけるというのかもしれないんですけど、一つのポジションだけをやるのではなくて、いろんなステップアップも含めてポジションを作っていけるっていうのも楽しいなというふうに思いますけどね。
やっぱり人対人でやっていく中で、ここにはもう間に関係性が生まれてくるので、この関係性の中で仕事ができる。これはもうポジションも含まれていると思うので、僕はそこに魅力を感じたりするんですけどね。
一人でやることで、1から10まで見れるっていうことも魅力だと思いますし、誰かが関わるっていうことは、もしかしたらどこかで妥協しなきゃいけないっていう瞬間ってあると思うんですけども、自分一人でやっていればそれが限りなく自分が納得いくまでやれるっていう、ここも一つの魅力だとは思うので、それはそれで僕いいと思ってるんですよ。
そうじゃない領域っていうのをチームの魅力として僕は感じてますけどね。
経営者のビジョン
今一度ですけども、経営者、そのチームの代表となる方がどういう趣向性を持っているか。
大いにあると思いますけどね。好みかよって話あるかもしれないけど。
中には大きくするのがベストっていう考え方ってないわけじゃないと思うんですよ。
大きくすることっていうのが中心になってしまうと、本当は一人でやりたいのに大きくするのがゼラっていうことで、やむなく大きくしてるっていう方も、もしかしたらこの中にはいらっしゃるのかもしれないなと思って。
僕全然それないんだよな。
自分の気持ちとその中でやってることが逆なわけじゃないですか。
健康的ではないですよね。チームとしても、そのチームの代表にしても。
肩や無理やりにでも大きくすることで自分を成長させるとか、チームのみんな、スタッフのみんなに見えてない、見られてなかった景色を見せるっていうのもパターンとしてはあるなというふうには思いますけどね。
そこに自分の会社、あるいは自分っていうのを見置きたいかっていうと、ちょっとこれは個人的には幸せには感じなかったっていうのはあるかな。
分かりますけどね。無理やりにでも広げていくっていうことも必要な場面もあると思いますし、あるいは上場なんかしたら成長っていうのはほぼ義務みたいなもんですから。
そういう意味では、その領域に足を踏み入れたからには、そっちの魅力っていうのもあるんだなっていうのはお客さんとお付き合いしていて分かる部分ではありますけどね。
でも今の話も結局上場したいかしたくないかっていうのは、社長がどこまでのイメージなりビジョンを描いているかじゃないですか。
やっぱりまず、経営者がどういうイメージをこの会社という組織を使ってやっていきたいのか。それが一人で、一人会社でやっていくっていうのも別におっしゃられた通り悪いことではないし。
そうですね。一人でやってたとしても、絶対外部の方とチームになってますからね。
そうですよね。
お客さんもそうですし、おそらくパートナーさんがいて一緒に仕事するっていう環境をしないとできないんじゃないかな。そうじゃない仕事ってちょっと見たことないですからね。
自社とか会社っていう観点で見ると、まずは社長さんがどういう思考性なりイメージなりビジョンを持っているかっていうので、誰かが大きくしてるから私も大きくしてやろうとかそういうことではなくて、
自分がどこに力点を置いてるかっていうのがまず一つが大前提としてあるのかなっていうのは今話を聞いてて思ったところですね。
専門職の特徴と課題
なるほど。
例えばその社長さんがチームを作って、スタッフの皆さんにもこういう世界を持ってもらいたいからとか、こういう夢を描いてもらいたいからということでチームづくりを始めましたと。
そこにチームに属する方々、その一対一の一が社長だとしてもう一人の方がチームの相手だ、これで一つのチームだってなったときに、このもう一人の方にチームで動くんだっていうイメージなりがないと一緒に歩めないわけじゃないですか。
そうですね。目指す共通のものがないと二人でやってる意味がないですからね。
そこで例えば私はチームを形成していきたいっていうもう一人の方をそこにどう巻き込んでいくかっていうのは、例えば鳩井さんの会社であったりお客様でこういう取り組みしてますとかこういうことやってますっていう事例とかってあったりしますですか。
どう巻き込むかですか。田中さんどう巻き込んでるんですか。
基本二人ですよね。
二人ですね、あとはパートナーの方が何人かいらっしゃって。
TAリンクという名刺を持ってる方は二人?
正社員ということでいくと僕とあともう一人ですね。
ってことですよね。そこのコミュニケーションどうしてるんですか。
そこのコミュニケーションは、あそこ触れますか。
もちろんね、触れないの。ずっと聞かれてるからたまには。
そこのコミュニケーションはやっぱり今度もまた全社会議とかやるんですけれども、それをパートナーさんを含めて今の会社の状況がどうだとか私がこういうふうなことを考えてるっていうのは話すようにはしてる。
ちょっとなかなか毎日は話すこと、僕もちょっと出っ放しのことが多いのでなかなか毎日コミュニケーション取るっていうのはできないんですけれども、
定期的にこういうふうなことを考えてるとかイメージしてるっていうのは伝えることによってそこに共感してもらえるような働きかけはするようには心がけていますね。
なんか訂正的なものを見せたりしてるんですか。
訂正的なもの?
定量的なものか。
定量的なものを見せてます。
それはうちの会社が経営計画を作るっていうところなので、数字はフルオープンですし、僕がどれだけ給料をもらってるかっていうのもスタッフには分かっているし、
何にどれだけお金が使われてるかとか売り上げがどうだとか、なんだったら現預金がどうだっていうのも全部分かるようになってるので、そこの数字の部分は明らかにはなってる。
逆に2人チームで悩んでることってないですか。
2人チームで悩むことは、やっぱりさっきも言った通り僕がちょっと出っ放しになっちゃってるので、リアルのコミュニケーションっていうのはそんなに取れないので、そこはもう少し醸成する必要があるなっていうのは思いますね。
じゃあ時間が作れれば解決する。
時間を作らなきゃいけないっていうことなのかもしれないけど、そこのバランスを取るのはちょっと苦慮してるところではありますね。
あんまり今2人で同じ方向向いてって感じがしてないですか。それともある程度向いてるなっていう感じなんですか。
ある程度向いてると思います。
じゃあ歩幅が同じかっていうと違うかもしれない。
歩幅ね。歩幅って例えばどういうことを指してるんですか。
例えば100m先まで行きたいよってなった時に10歩で行くのか20歩で行くのか。
20歩で行くってなったらやっぱり歩幅が半分になってるわけじゃないですか。
ってなった時に僕は10歩で行きたいわけですよ。
じゃあその時に20歩に合わせるのか。
20歩に合わせるってなるとちょっと行きたいスピード感ではなくなってしまうわけですよね。
というジレンマとか。
なるほどね。それは社長っていう立場というか役職で、それも創業の社長っていうことのポテンシャルもあるだろうし、意気込みとかもあるだろうし。
そこにね、スタッフでいくら2人だからといっても距離は遠いわけじゃないじゃないですか。2人なんだから。
でもやっぱ差っていうのは絶対出ますよね。
人間ですから。それは出ない方が逆におかしいと思いますし、それは出てしかるべきなんですけど。
でも出るってのはわかってるんですけど、それが出た時に果たしてその歩幅をどういうふうにして、本当に10歩で行きたいっていうことなら、それを優先するんであれば引っ張ってでも行かなきゃいけないわけですし、
その辺をどういうふうにするかっていうのは非常に悩みますね。
じゃあ間取って15歩ってわけにもいかないじゃないですか。
そうね。
これ2人だろうと、今セルフワールディングは12人、13人の組織かですけど、その歩幅の差っていうのはまらないですよね。
むしろ人数が増えれば増えるほど、もしかしたら広がってしまうっていうふうに重力は行くので、
だからそれぞれのレイヤーだったりとかポジションで中間を取ってくれる人っていうのはすごい大事だなっていうふうに思いますし、
そこの育成っていうことはチームビルディングの要だなっていうふうに常々思いますけどね。
もちろんリーダーである社長だったりとか役員だったりとか経営メンバーっていうものが方向性を指し示すとか、
ビジョン、ミッション、バリューというようなものを作ってみんなに理解してもらうとか、
あるいは理解してもらう人に共感してくれる人がたくさん会社に入ってくれるっていうことも大事だとは思ってますと。
それと同じぐらいに中間に立つメンバーがその方向性に共感を指し示して、
自主的に動いてくれることがチームビルディングにおいてはすごく重要なこと、
うちの会社とかハトリさんの会社も専門職かもしれないけれども、ちょっとその領域ではないような話を聞いてて思うところがあって、
僕のイメージかもしれませんが、建設業とか製造業のような専門職の方がいて、
いや俺はものづくりしたいからこの会社にいるんだと。
私はこういうことをやりたいからこの建設会社にいるんだっていう方って結構見てきてるんですよ。
でなると、歩幅云々関係ないと。
チームの重要性
方向性、北に行きたいとか北に行きたいとか関係ない。そうじゃなくて、
いや俺はマイウェイで行きたいんだっていう方って見てはきてるんですよ。
私のお客様の中では比較的そういう方は少ないイメージなんですけど、
でもいろんな会社さんを見てきてる中で、そういうスタッフの方を抱えてらっしゃる会社さんもたくさん見てきたんですね。
そういう方々に対してどういうふうにチームで動くことの大切さとかやりがいとか、そういったことってどういうふうにして醸成されてるのかなっていうのは。
それで言うとセルワールディングもまだ道半ばだという大前提はありますけど、
もう決める。チームでやるんだと。
私たちはチームでクリエイティブを作っていく。会社を作っていくんだっていうことを大前提として、
あらゆる仕組みを作るように今仕掛けているところをやっているところなので、
そこにおいてそういう職人気質の方っていうのはもちろん過去もいましたし、
今もいてくれるからこそ会社として成り立っているっていう部分もありますというのは大前提あるんですけど、
セルワとしてはもうチームでやるんだっていうことを宣言して、
合言葉としては挑戦と育成っていうような言葉を向けに立てていますと。
挑戦はちょっと今回の話題には大きく入っていかないかなというふうに思うんですけど、
育成っていうのは持続的な会社を運営するにおいて絶対僕は必要なことだなというふうに思っていまして、
育成というスローガンを一つ掲げていて、
そういう職人気質の人だとしても育成の責任は僕はあるというふうに定義付けてしまいました。
専門職の方でも定義付けをされたってことですね。
定義付けした、無理っくりでも。
その人が持っている技術だったりとか思想、これはもう会社にとって間違いなく財産なので、
その財産を一人で取っておくのではなくて、広げる、もしくは承継する、これはもう責務だと。
それが会社の評価制度であったりとかに組み込まれているっていうことまで今やっているところですね。
それがうまくいってるかどうかはこれからまたポッドキャストの中でお話できればなというふうに思いますけど、
そういうふうに決めたっていう報告は今できますね。
会社内としてはそういうふうな形でチームビルディングっていうのをやっていくのは一つなんじゃないかと。
パートナーとの関係性
そうですね。もう業務の中の一つというか、セルワールディングの大切な思想の一つであるっていうふうに定義付けてしまっていますね。
社内は今ちょっとお伺いしたんですけど、今度パートナーっていう部分、あとお客様とのチーム開発っていう部分でいくと、
どうでしょう。今セルワールディングで取り組んでいらっしゃる。
パートナーさんとはこういう関係性を作りながらチームビルディングしているっていうのはありますか。
基本的にそんなにセルワールディング、セルディビジョングループはパートナーさんのことを外部っていう扱い、お付き合いの仕方。
たまたま席が違うだけでっていうことですか。
そうですね。割と自分たちの延長上にある感覚でいるお付き合いの仕方多いんじゃないかなと思いますけどね。
その方がお互いやりやすいですよね。
お金のやりとりはもちろん発生はするものの、実際クライアントに向けてお仕事をするときには同じ机で膝を突き合わせてやらなきゃいけないですし、
出張もすごく多いので、そこに同行いただいて同じ釜の飯を食いみたいな。
一緒に出張に行くってこともあるんですね。
全然ありますね。よくあるので。あんまりそこは区切りっていうのは意識してないと思いますけどね。
最初からそういう考え方ですか。
そうですね。比較的初期の頃からそういうふうにしようっていうふうなことはしてますね。
なので、外注さんみたいな、外注先とか業者とかっていうような言い方は極力しないようにイメージしてますね。
パートナーとかね。
どうしても言葉って連想させるものがあって、外注さんというとどうしても上下が働いてそうな。
感じがなんとなくね、業者さんとか。
実際のシチュエーションの中ではそういうことなのかもしれないけど。
そうですね。そういうことは使わざる得ない場合は仕方ないなと思う。そういうふうに言いますけど。
なるべくパートナーさんというような言葉で自分たちの延長上にあるんだっていうのが意識したいなと思ってますけど。
お客様とのチーム。お客様とチームになって一つ成し遂げていこうっていうこととかも実際あるんですか。
そうですね。自分たちのサービスの特性上、ブランディングの分野でやってますけど、経営に関わることがほとんどですから。
経営に関わるということはその人の人生にもぐっきり関わるということにならざるを得ないというか、
なっていかないと本当にブランディングとしては成り立たないというか、やってる意味がないなというふうに思うと。
お客さんの中に入っていくべきだと思ってますし、場合によっては代表が知らないことまでスタッフの方、お客さんのスタッフの方に話を聞いたりするっていうこともありますから。
自然とチーム感っていうのはできるのかなっていうのもありますし、チームを作ろうっていう意識のもと関わるようにしているっていうのはありますね。
経営者の思考性
私もやっぱり財務っていうものを扱う上、女王。
いろんな経営者の皆さんからいろんな相談事があって、もちろん話の中心は財務になるんですけど、経営戦略の話になったり、
人との関係性、社員さんとの関係性の話になったり、なったらあの事業部、あのチームどうしようかって話にもなったりするし、
様々な話になるので、そういうところからするとお客様との関係性っていうのは、
ただ単にコンサルしてる人、コンサル受けてる人ではない。
一緒に同じものを見て、私はこう思うよ、だったらこういう風にした方がいいねっていう話は生まれてきやすいのかなっていうのは思いますね。
まあそうですよね。会計知るっていうことはその人のほぼ全てとは言わないか。
まあ全てとは言わないですけど、でもね、お金いくらもらってるかとか。
会計にはね、思想が反映されますからね。
おっしゃる通り。
どこにお金を使うか、あるいは使わないかっていうのは全部見えちゃうので、その人の性格みたいなの見えるんですよね。
そこを知ってる田中さんって思うと、大前提チームにならないと預けられないですよね。
多分背中を預けてる感覚になってると思いますよ、社長さんは。
コンサルタントの方の中には、そこは一線隠す人の中にやっぱりいるんですよ。
私は財務の領域の人間ですからって方もいるんですよ。
それはね、コンサルじゃないですよ、それは。
でも実際いるんですよ。
いるけど、でも僕はそういうふうにはなりたくなくて、数字扱ってるんだからこそ相談をしていただけてることがあるはずなので、
もちろん答えられることは全力で答えたい。
専門的になりすぎちゃうことに関しては、自分では分からなかったら知ってる方をつなぎしますねっていうことはやっているようにしますし。
やっぱり背中を預けられて初めてチームメンバーだなって思いますもんね。
その領域なり分野は任せたと。
俺はこっちを守るから、俺はこっちを攻めるから。
これで初めてチームになるなっていうふうに思いますもんね。
俺ね、サッカーやってても全くそうですもん。
あいつが前で点を取ってくれるから、自分は安心して守る。
その逆もしっかりですね。
あいつが守ってくれるから、自分は後ろを振り返らず思いっきり前に走れる。
この関係性があってこそやっぱりチームだと思うので、これは会社も僕は一緒だなと思いますけどね。
チームという選択肢をした時点でね。
だから今日のまとめになっちゃうかもしれないですけど、まずは経営者がチームをそもそも作るっていう思考性を持っているか持ってないか。
持ってないんだったら無理に組織を大きくする必要はないし、自社ということで言えばですね。
ただ自分一人で完結する仕事なんてない。
一人会社であってもお客様との関係性とかパートナーさんとの関係性っていうのはあるので、
そこはどういうふうにしてパートナーさんとお客さんと同じ方向性を見るかっていうのは、
お互いに擦り合わせをしながらきちんと同じ方向で可能な範囲で同じ歩幅で進んでいけると、
物事に対してあまりお互いにストレスなく突き進んでいけるのかなっていうのは思いますね。
そうですね。あとこの令和の時代において、いろんなチームの形は本当に増えているなというふうに思いますからね。
必ずしも社内、正社員だったりとか、プロパーだけではない領域のチームっていうのも増えてきてはいるので、
そういうところも模索しながらやっていく価値っていうのは今出てきてるなっていうのは多いと思いますしね。
でも逆にレベル上がってるなと思ってますけどね。チームビルディングの。
そうですね。
チーム作りの難しさっていうのはすごい上がってるなっていうふうに思ってますけどね。
ありがとうございます。
はい、という感じですかね。
こんなんでいいのかな。
でもこれでも結構喋ったからな。
また話の中で、今日話した中でもいろいろ広げられそうなものがあって、また話しましょう。
そうですね。ぜひ聞いていただいている方に参考になったら嬉しいです。
はい。
編集講義としまして、今回3回目の放送からちょっともうちょっと私がバトンタッチをして、編集講義っぽい時間を持っている時間となりますが、
この時間もですね、お二人にはぜひお喋りいただいて、こういう時間を作っていきたいなと。
いいです。ノアさんコーナーは。
入ってくるっていう。
そうなんですよ。
いいですね。
僕はハットリさんと同じようなタイプ。いわゆるチームで働くっていうやり方。
だってコミュニティーデザイナーだもんね。
そうなんですよ。そうなんです。
なのでもう完全にどっちよりかって言ったらそっちよりなんですよね。
そりゃそうだね。
専門職のチームビルディング
ただちょっと考えたんですけど、とはいえ働き方はある種個人が自分で材料を持って働いているみたいなやり方って、
ちょっと職人のいわゆる個人おさもあって。
そうね。
いい部分と両方。
そうですね。
持ってる感じですね。
なんていうんだろう、一人親方がチームを組んでいるみたいな感じです。
でも多分まだこの会議とかラジオでは言葉として今後話題に出るかもしれない。
そのティール型とかティール組織とかってもしかしたらそういうことになっていくのかもしれないし、
多分みんな30代とか過ぎてフリーランスになるとか、
企業独立をするっていう人たちなんかは結構そういう意味では職人っぽさと、
とはいえどういう事業をするかによってチームを組むっていう話が両方入ってくる人たちの年齢的にも経験的にもあると思うので、
僕は今そういうタッチ位置にいるかなーなんて思って話を聞いてましたね。
はい。
だからなんかそのパートナーさん側の人たちの話ももっと聞きたいですね。
いろんななんかこう例えばクリエイターとか。
聞いてみたい。
なんかこう本当に職能の本当にこの部分のめちゃめちゃスペシャリストですよ。
そのゼネラリストというよりはスペシャリストみたいな人たち。
そういう人たちがどんな風にこのチームビルディングを考えているのかとか。
いやー聞きたい。
ね、すごい思いますよね。
僕も結構そういう意味で言うと今ギャラリーを運営していて、
そのギャラリーのインストーラーっていういわゆる施工とか大工いわゆる設営とかそういったものを専門としている人間がいるんですけど、
その人なんかは本当にスペシャリスト。
できるだけコミュニケーションをできない人では全くないし全然得意なんだけれども、
あえてそれをやらないでそこはあなたたちがお願いしてっていうやり方をやって、
自分は施工に集中するっていうやり方をあえて選択している人もいて、
なのにチームビルディング自身はいい感じみたいな場合もあるので、
なんかそんなのも結構スペシャリスト職人によってはあるのかなと思いました。
あるね、あるある。
もう領域特化する。
それは必ずしもなんだろう、チームビルディングできてないというわけではない。
じゃない、そうですね。
そんなことを思っていました。
番組の締め
という感じで、この編集コーチ毎回続くんでしょうかね。
毎回続くでしょ。
毎回続くってことで、じゃあそんな感じでみんなで締めていきたいなと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
会計とデザインラジオ、隣で聞こえる会社経営の話。
本日もお聞きいただきありがとうございました。
ぜひ番組登録をよろしくお願いします。
ハッシュタグは会計とデザイン。
番組への感想や私たちへ相談したい経営者の方、
一緒に働いてみたい方がおられましたら、
概要欄のGoogleフォームからお気軽にご連絡ください。
それではまた次回お会いしましょう。
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