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s-hamano
アジケ社内のカルチャープロジェクトというものが、今2年目なんですけど去年始動をして、
もちろん名前の通りアジケの文化を作っていこう、文化を醸成していこう、
それをリードしていこうというテーマのプロジェクトなんですけれども、
それで自分も入って去年から活動をしていました。
アジケも去年からフルリモート化したりとか人数も増えたりしていて、
やっぱり強い企業文化って大事だよねっていう、そういう認識もされていて、
それで始まったような取り組みなんですけれども、
サービスデザインの考え方とかを活用して工夫をして、
例えば行動指針とかそういったものを組織に認知してもらう、浸透していくっていう、
そんな工夫とかもしていたことがあって、
サービスデザインとカルチャー、文化醸成って相乗効果があるところがあるんじゃないかなと思って持ってきたと、
そんな背景があります。
s-umemoto
ありがとうございます。
最初に結論みたいなの聞いちゃうかもしれないですけど、
2年弱ぐらいですかね、今2年目だから。
始めたときと今で、こういう変化がありましたよって気づいたことありますか。
s-hamano
アジケが組織としてってことですよね。
はい、そうです。
そうですね、まさに去年って変わったなって思っていて、
何が変わったかっていうと、カルチャーの象徴みたいなところが、
いわゆるバリューとか行動指針とか、そういうふうに言われると、
組織の文化を言語化したものだと思うんですけど、
結構それがわりと浸透している実感が持てたのが、
去年と今年の違いで、
去年は知ってるとか認知してるぐらいの感じだったんですけど、
今年会社の月1回のイベントとか、
例えば行動指針とかに沿った行動例を書いてみてくださいとか、
どんな行動例がありますかとか言ったときに、
わりとみんなすぐさらさらっと書き出してくれるのを感じて、
つまりこれって知ってるだけじゃなくて言語化できてるのかなみたいなのを感じた変化だなと思ってましたね。
s-umemoto
なるほど、素晴らしいですね。
s-hamano
そうですね、本当に。
s-umemoto
カルチャー情勢にどうサービスデザインを活用できるんですか?
s-hamano
結論からっていうことになると思うんですけど、
ちなみに前提として、自分もトライアンドエラーなので、
多分これ発展途上ですという前提でお聞きください。
結構そのサービスデザインの考え方がいくつか文化情勢に有効だなって気づいて、
それは一旦3つぐらい自分の中では整理されていて、
接点を増やしていく。
サービスデザインでいうと、ユーザーとサービスのタッチポイントとかいう言い方をしますけど、
接点を意識して体験設計するっていうこと。
これが結構文化の浸透とかにも言えるんじゃないかなって思っていて、
例えばアジケで実際やってたことって、報道資訊を毎日従業員が書くような日報の項目にしたりとか、
実際にUIデザイナーの方がスタンプを作ってくれて、
日報にそのスタンプを押せるみたいな感じになっていたりとか、
日々の接点があったり、あとはカルチャープロジェクトを運営しているような月次の会社の全体会とかでも、
何らかそのカルチャーに触れるような機会を作っていて、
日々みんなが業務の中に取り組んでいくみたいな接点を意識するっていうところをやっていて、
結構それってサービスの体験設計のところと近いなっていうふうに思っていたりとか、
あとはその過程を見せる、プロセスを見せるみたいなところも結構サービスの体験設計のところと近いなと思っていて、
例えばカルチャーは数字の定義をやってるんですけど、
毎週の会話内容とかをわかりやすくサマリーを書いてスラックのチャンネルに流したりとか、
途中経過、どんな議論を今してるっていう途中経過をみんなにも見えるようにしていて、
みんなも毎週それを緩く見れるみたいな感じのことをやってたりとか、
そういうのってサービスの体験設計に近いなって思っていて、
逆にサービス体験の設計の前提を意識してそういうことをやってみたらどうかなって思って運用したのもあって、
それが一つ近いんじゃないかなと思っていました。
あとは参加型というか競争するみたいなところもサービスデザインと近いなと思っていて、
逆にそのサービスデザインの考えを聞かせてみたんですけど、
何かというと、今年の神木って何を味気な文化の取り組みでやってたかというと、
毎月の全体会とかで自分とか周囲の人の行動指針、つまりバリュー的なものに沿った行動を出していくようなワークをやってたんですよね、毎月のように。
自分の行動を振り返ってみてくださいとか、他のメンバーの行動を書いてみてくださいみたいな。
s-hamano
こういうのを何度かに分けてやっていて、結構その中で皆さんの言語化も進んだっていうのと、
それを最後神木の全体会の時に表彰するっていうところをやったんですけど、
その表彰するのがその場でこんな行動が良かったってアイデア出しをするんじゃなくて、
社員のみんなが書いた行動の中から社員が選んで色々な角度から表彰するみたいなことをやって、
それってこっちから表彰するというよりもみんなで発散したものをみんなで選んでみんなで称えるみたいな、
そういう全体として体験になってたんじゃないかなと思っていて、
これって競争っていうサービス全員が重要としている考えとすごく似ていて、
ここもすごい活かせるんじゃないかなって思っていて、
最後多分今の意見と被ってるんですけど、多様性を尊重する、色々な角度で意見をウェルカムするみたいなところも結構近いなと思っていて、
さっきの紙機の表彰みたいなところに被ってくるんですけど、
単純に一つの視点から表彰するっていうよりも、
例えば部下の視点だったらこういう行動すごい見習いたいよねとか、
上長の視点だとこういう行動って他のみんなにも見習ってほしいし継続してほしいとか、
色々な角度から行動を表彰するっていうところを意識してやっていて、
この辺って特に2個目で言った競争と関わってくるんですけど、
競争とするためにはすごく重要なマインドセットで、
それってすごいサービスデザインでも大事にしている考え方で、
サービスデザインの考えって活かせるし、一定の効果があったんじゃないかなっていうのは感じてます。
ちょっと長くなりましたが。
s-umemoto
ありがとうございます。
今お聞きしてて思ったのは、一貫していたことはサービスデザインとかは競争だっていうのが根底にあるっていう感じですかね。
s-hamano
そうですね。参加型とか競争とか、それがすごい根底にあるのかなって思います。
s-umemoto
この競争っていうのはやっぱり非常に私も見てて難しいなと思ってますし、
それをカルチャープロジェクトのメンバーがちゃんとやっているっていうのは、私が見てもすごいことだなと思ってます。
書籍とかでもよく競争とかですね、共に作るとかコーデザインとか、誰が見てもいい言葉じゃないですか。
この誰が見てもいい言葉を具体的にチームでその概念を知らなかったり、
その概念にあまり共感をしていない人たちも巻き込んでやっていくっていうことの難しさっていうのは、
s-hamano
かなり難易度が高いことなんだろうなと思ってます。
s-umemoto
味気の中でやる場合は、そういう競争の考え方みたいなことはある程度共通の価値観みたいな形で存在しているような気がするので、
それであっても非常に難しかったと思うんですけども、
サービスデザインをやるときにそもそもデザインも知らないみたいなお客様もいらっしゃるわけじゃないですか。
そういった方と競争をやるときの今回のカルチャープロジェクトがヒントになったこととかってあったんですか。
s-hamano
多分ちょっと話しながら考えを整理してきますね。
s-umemoto
ありがとうございます。
普段その人の業務を邪魔しない、日常に溶け込ませるっていう施策を繰り返し打っていくっていうことと、
最初のハードルを小さく見せてあげるみたいな。
早いところが社内で培った経験で、
それをお客様にもそういう経験を生かしているみたいな、そんな感じですかね。
s-hamano
そうですね。
s-umemoto
いやいやでも言うはやすしで、これ本当に難しいよね。
s-hamano
そう難しいですよね。
正解はないというか、成功もはないというか、原理原則みたいなのはなんかありそうですよね。
今みたいな、目元さんがまとめてくださったみたいな、重要なポイントみたいなのはなんかある気がします。
そうですね。
s-umemoto
なんか今私がパッとまとめたのも、
どっかの本に載ってたんじゃないかなと思うようなことを自分の頭の引き出しから引っ張ってるだけのような気がしますけど、
ある程度体系的になってるんだけど、なんかそれやってみないとその言葉の本位がわかってないからないっていうので、
なんか今やっぱりそういうふうに感じちゃってるからポロッと言っちゃうみたいなのがあるんだろうね。
s-hamano
はいはい。
最後の質問というか、最後のテーマというか、
お聞きしたかったなというふうに思っていたのが、
こういうカルチャーにプロジェクトを立ち上げるということをアジキ自体も投資してると思っていて、
会社を経営している立場として、
このカルチャーへの投資が成功だったな、成果が出たなって思える状態って何なんだろうっていうのをお聞きしてみたくて、
どう思いますか、目元さん。
s-umemoto
ありがとうございます。
そうですね、非常に難しいですねこれも。
カルチャーになぜ投資をするのかっていうと、
自分のミッションビジネスがどういう会社を作りたいのかっていう観点が一つと、
事業的な観点の一つで二つ話があるのかなと思ってます。
どういう会社を作りたいのかなみたいな話で言うと、
個人的には社員の人たちがやっぱりこれは自分たちが楽しくてやってるんだとかですね、
やっぱりちょっと自発性を求めてるみたいなのもあるんですけど、
自分がこういうふうにやってみたいなと思ったことをどんどんどんどん実現してもらうことで、
楽しいなと思ってもらえたりしたいなと思ってるんですね。
そういう会社になるためには、自分がやっぱりあれをやってください、これをやってくださいって、
全てをタスク化してお渡しして対応していただくみたいにすると、
多分それってKPIとしては売り上げ以外あんまりないような気がするんですよね。
楽しいことをやるために考えてくださいっていうふうにしても、
それ何のためにとか目的とかなぜっていうのはわかんないじゃないですか。
タスク化にしちゃうと。
自分がどういう会社を経営したいかっていうと、
そういう人たちと一緒に人生の中でも仕事ってある意味では3分の1くらいは使っちゃうんで、時間としてですね。
売り上げだけを目的にしない。
ちゃんとデザインとかクリエイティブに何かを作っていくっていう主体性があるものが楽しいんだなと思える人たちをどうやって増やしたらいいのかっていうのは、
この会社のテーマでもあるんで、それを一緒に考えてもらえるチームが作るためにはカルチャーに投資しなきゃいけないんじゃないかなと思っているっていうのが1点目ですね。
s-hamano
そういう意味だと楽しく自発的に仕事をしていく。
つまりそれってボトムアップでどんどんどんどん意思決定がされていくみたいな。
そういう状態になってたら、これは成果があったなというか投資してよかったなとか。
そうですね。
s-umemoto
ありがとう。具体的な言葉にしてくれた。
そうですね。ボトムアップから意思決定ができる範囲が大きくなるっていうのはかなり成果なんじゃないかなと思いますね。
今の2点目とほぼ同じになるんですけども、ボトムアップから意思決定ができていくようになるっていうのがまさにその答えなんですけども。
やっぱり今の会社で大事なことってビジネス的にはアジリティとかだと思ってるんですね。
スピードというよりもアジリティというか不確実なボールがいっぱい飛んでくるので、
そこに対してどれだけ自分の頭で現場で考えてパンと回答できるかみたいな。
そのためにはいくつか必要な条件ってあると思ってるんですけども、
例えばやっぱり情報の多さですね。透明性というか。
社内でその担当者の方が自分で判断し得るだけの情報とかインプットがすぐに手元にあるというか、わかる状態にある。
これがたぶん情報の透明性の一つだと思うんですけども。
それがあると判断がその場でできちゃうので、事業判断が早くなって、
物事を解決したり何かを生み出すスピードっていうのがどんどんどんどん上がるエンジンになってくるみたいなことだと思います。
あとカルチャーって例えば心理的安全性というか、
優しいというよりも思ったことを間違ってるんじゃないかなと思ったことをちゃんと伝えられる環境をつくっていくとかそういう意味だと思うんですけど、
それもカルチャーの一つだと思いますので、
時間はかかると思うんですけどもずっと投資をして、
s-hamano
常に時代に合わせて変え続けていくっていうカルチャーを醸成する機能みたいなのはずっと必要なんじゃないかなというふうには思ってます。
ありがとうございます。
成果っていう言葉とちょっと離れてたかもしれないですね。方針みたいな感じだったんですけど。
状態みたいな感じですかね。すごい難しいですよね、表現の仕方があるというか。
例えば1個自分が思ってたのは、
s-hamano
従業員個々人がそれぞれの言葉で会社とか事業を紹介できるようになるみたいな、紹介してるみたいな状態は、
例えば1つの具体の状態なのかもなとか思っていて、
つまりそれって自分の中での事業へのオーナーシップがあるみたいなことの表れなのかなとか思ったりして、
例えば会社紹介するときに原稿読むんじゃなくて、こんなことができてとか、こんなことがすごい強みなんですよとか、
っていうのをそれぞれが言ってると、強い企業文化なのかなとか、推奨者が多いのかなとかそんな感じに思えるかなとか、
s-umemoto
そういう状態も1つの成功状態なのかなって思ってますね。
s-hamano
おっしゃるとおりだと思いますね。そうなっていくためには多分待っててもやっぱりならないと思うので、ずっと仕掛けていかなきゃいけない。
s-umemoto
ほんとそうですね。
そしたらカルチャーの投資の先にある成果、今の質問は私に対して経営者としての質問だったと思うんですけども、
今回のテーマは組織文化の醸成とサービスデザインっていうことだったので、最後サービスデザインに絡めて、
山田さんのほうにまとめとかありますか。
s-hamano
2つあるなと思ってて、今回競争っていうキーワードを山田さんにキックアップしていただきましたけど、
結局サービスデザインの中でも特に競争、参加型とか競争っていう、
そういうマインドがすごい組織文化の醸成には大事なんだなっていうのを改めて気づきました。
なのでいかに提供するかじゃなくて、小さな成功体験をみんなで味わって、
それでテコ入りはするんだけどフォトマップで展開していくみたいな、そういうのがすごい共通点だなと思ったのと、
カルチャーの成果は何なのかっていうお話にも関連するんですけど、
やっぱり誰かしらリードをする立場の人っているんだなって思って、必要なんだなって思ってて、
結構それもサービスデザインと同じで、今サービスデザイナーになっている役割って、
デザインを提供するというよりもデザインプロセスをリードするっていう、
ファシリテーションする、リードする役割が世の中的にも大きいなって思っていて、
結構そういうところってカルチャープロジェクトのカルチャーをリードしていく立場の人にも似てるようなところ、
自分が全部やらないんだけどプロセスをリードするみたいな、そういうマインドが共通しているんだなって改めて話している中でちょっと思いました。
そんな感じに思いましたね。
s-umemoto
ありがとうございます。
今日は結構チャレンジングなテーマでしたよね。
範囲がどうしても広くなったりするんで。
s-hamano
そうですね。
s-umemoto
でも聞いてもらって、私も確かにここはちゃんと言語化しておかなきゃいけないなっていうのをいろいろ気づきましたんで、
いいテーマを持ってきていただけたかなと思います。
はい。