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スピーカー 1
二番経営 No.2の悲喜こもごも。この番組では、なかなか表に出ない組織のNo.2をテーマに、トップのビジョンの実現の仕方や、この仕事の面白さ、大変さなど、No.2の悲喜こもごもをリスナーの皆さんにお届けします。
こんにちは。株式会社オーツーパートナーズ取締役の勝宮水礼です。本日の二番経営も特別編ゲストトーク回で、前回前々回に引き続きまして、株式会社ベイジ代表取締役 枌谷 力さんをお招きした最終回になります。
今回もよろしくお願いします。
前回は、そぎたんさんのキャリアヒストリーというところで、最初大学卒業して2回就活されて、SIRさんに営業職として入社したものの独立期を考えて、ウェブデザイナーへの転身を図られて、フリーランスになって独立というところまでお話を伺いましたけれども、
スピーカー 2
そのフリーランス、前回の話だともうだいぶ歯ぶりがいいというか、満足しちゃうぐらいまでできてたってことなんですけど、結構企業化はともかく、フリーとして会社を辞めて独立されたいっていう方もかなり多いんですけど、そこでうまくいけたのはどういうポイントになったんですかね。
僕が最後の辞めてた会社が、喧嘩別れじゃないですけど、僕が喧嘩したかったわけじゃないんですが、非常に歓迎されなかったんですよね。僕が辞めるということ。
だから当然、前の会社からお仕事をいただくってことはできなかったんですけど、それ自体は絶対そうなるだろうなって、延満に辞めてる人がほとんどいない会社だったので。
だからそうなるだろうと思ったので、自分の中でもリストを作ってて、売り込みの。400社ぐらいのExcelで当時リストを作ってて、要は代理店とか大手の製作会社のお問い合わせフォームのリンクが貼ってあるリストで、協力パートナー募集とか書いてあるとことごとくリスト化してたんで、それを1日30社ずつとかずっと送り続けたって感じですね、独立決まってから。
そうすると、返してくれる方が10社に1社ぐらいのペースでいるので、会いに行って、その中から1社とか2社だけがずっと繋がっていって、なんとかなり立ったっていう感じで始まったって感じですね。
スピーカー 1
お客さんを持って独立したっていうよりも、ほんとゼロスタートだったんですね。
スピーカー 2
ゼロスタートでしたね、はい。
スピーカー 1
もうそれはあれですよね、これまでの話だと準備をして学校も通って能力身につけて満を持して定職みたいな感じだったんですけど、独立されるタイミングっていうのは会社との関係もあったんで、準備足らずでバッと出ちゃったって感じ。
スピーカー 2
リスト作ったり、自分自己紹介する鍵付きのサイトとかもちゃんと用意できてたんですが、貯金だけは思ったほど貯まってなくて、なんか300万ぐらい貯めておきたかったんですよね。
だけど、100万も貯まってなくて、だから結構ヒヤヒヤではありましたね。
思ったよりやっぱり繋がって商談して、最初のお仕事もらって振り込まれるまでってちょっとタイムラグがやっぱりあるんですね。半年ぐらいあるんで、その期間とか結構ギリギリの生活をしてたような気がしますね、今もと。
その時は30…。
そうです、37ですね。
スピーカー 1
フリーランスになったタイミングが37歳。
スピーカー 2
そうですそうです。
スピーカー 1
その時ご家族って。
スピーカー 2
すいません、フリーランスになった時は35歳か。
スピーカー 1
35歳。
35歳の時はまだお一人。
スピーカー 2
うち子供がいないので妻だけだったんですけど、妻は結婚する前からもう、僕は会社を作って独立したって話をしてたんで、そのこと分かった上でって感じだったので。
特に妻はどうこうってなかったですけど。
そこでフリーランスで最初からもうお客さんの開拓と繋がっているところでずっと仕事をしながら、それがあと徐々に信頼とともに積み重なって。
そうですね。
前回はある社長さんにいつになったら起業するんだって言われて会社作んねえのかって言われて、ハッと思って会社の設立に行ったと。
スピーカー 1
その会社作られた時の創業メンバーってそぎ谷さんのみスタートだったんですか。
スピーカー 2
最初の10ヶ月はそうですね。
陶器場を会社にしただけでオフィスもないっていう、実はフリーランスだった期間10ヶ月くらいあって、初めてオフィス構えたのが陶器してから10ヶ月後っていう感じですね。
その時点で一人メンバーがいて、前の会社で一緒に働いてた方に来てもらったって感じですね。
スピーカー 1
それがベイジーさん立ち上げた後、前の会社を辞めてきたって感じなんですか。
スピーカー 2
そうですね。
フリーランス。
そうですね。僕が会社立ち上げるんですけど来ないってその彼に言って、彼は当時その会社にいたけど、もう辞めようとしてるって話をしてたんで、
じゃあ辞めたら行きますって話で、ちょうどそれが10月頃だったので、じゃあ10月に合流しようみたいな感じで、僕もオフィスもそのあたり用意するって話をして始まったって感じですね。
スピーカー 1
その方はウェブデザイナーをされている方だったので、当然ウェブデザイナーとして入られるわけです。
スピーカー 2
その方はディレクターとエンジニアができる人って感じですね。
デザインは僕がやって、ディレクションとか実装は彼がやるみたいな役割分担をしてたような感じですね。
スピーカー 1
会社だとお客さんに対するサービスとかものを作るっていうフロントサイドのメンバーというかチームと、あとはそのバックオフィスの部分が当然企業で必要になってくるんですけど、そのあたりはどうされてたんですか?
スピーカー 2
バックオフィスは妻が結構手伝ってくれたんで、うちの妻がやってました。あとはもうとにかくやる人がいないパートは自分って感じですよね。
スピーカー 1
想像通りです。
全部そこから作ってたっていう。
そうですね。
実際の本業としてやっていくところは、フリーランスでも順調に出ていて、人が増えると当然できることが増えるっていう感じになってくると思うんで、事業自体はうまくいかれたんじゃないかなと推察するんですけども、
そこはなんか順調に立ち上がってた?
スピーカー 2
そうですね。やっぱりフリーランスのベースの基盤、顧客基盤をそのまま会社にしてたので、いきなり会社作るよりは意外とそこは悩まなかった。フリーランス1年目の方がちょっとヒヤヒヤしましたね。
スピーカー 2
企業1年目はそんなにヒヤヒヤしないでって感じでしたね。
スピーカー 1
ヒヤヒヤはその先起きたかあれですけども、ちょっと困ったなとか会社の危機みたいな状況って。
スピーカー 2
そうですね。なんか細かいことはいっぱいあるはずなんですけど、なんかよく言うハードシングスみたいな、社員が大量にいきなりいなくなったとかいうことってあんま起こったことなくて、あんま起こったことないんですよね。
だから創業以来一番の危機って、実は最近の2022年に営業がうまくいかなくて赤字になりそうになったっていうのが一番の危機で、
それまではないわけじゃないけど、誰でもみんな経験するでしょうぐらいの危機しか経験してないって感じかもしれないですね。
スピーカー 1
大概、創業メンバー離脱、やがた買いとか、創業メンバーじゃないにしても、コアのメンバーが独立していくみたいなのは、
ウェブデザインもそうだと思うんですけど、手に職系の仕事だと思うんですよね。
そういったのもそうだったように、ピンでもできる世界っていうのって、そういうことって起こりそうなんですけど、なかったんですか?
スピーカー 2
そうですね。ちょっとわかんないところもあるんですけど、小さい会社って社長と気の合う人を入れていくって感じになると思うんですよ、当然。
馬が合う人。たぶん僕と、人間的にというより仕事で馬が合う人って、たぶんナンバーワンキッスじゃない人が多いような気がするので、
実際辞めて独立した人は何人もいるんですけど、結果的に独立したって感じで、独立するから辞めますっていうのは、意外と今までなかったって感じですね。
スピーカー 1
その時から採用というか、選される方っていうのは、リファラルで知ってる人とか、どっか関係性持った方が多い感じですか?
スピーカー 2
最初の1人目は確かに全職一緒なんですけど、あとはほとんど、当時からブログやってたんで、ブログ見て来てくれたって人がほとんどでしたね。
スピーカー 1
これはポイントかもしれないですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
最初に開示した、中身わかって来てくれるっていうところが、そこら辺はあるんでしょうね。
スピーカー 2
そうですね。当然今ほどは知ってる方少なかったですけど、それでも一部の人は結構見てくれてたって感じだったので。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
見てくれた方が応募がちょこちょこしてくれたって感じですね。
スピーカー 1
前回人事評価の話もちょっとして、人事評価でも自己評価と会社からの評価のギャップで組織を離脱するとか、後助手に対して物を言うとかっていうのが起きたりとかあるんですけど、
入社の時も思ってた会社と違うとか、この面接かこんな人だったんだっていう、想定のギャップが大きいと離脱したりとか、その後うまくいかないっていうことがあるんですけど、杉谷さんの場合は情報発信を当初からしっかりとされていらっしゃったので、そこの差がほとんどない感じで。
スピーカー 2
ですね。割と創業してから入社した人の1ヶ月目とか3ヶ月目に感想を聞くってあったり、日報で書いてもらうっていうのはあるんですけど、共通するのは入社前と後のギャップが少ないっていうのはみんな書いてくれるので、比較的そこのギャップは少ないっていうのが創業以来は割とその傾向があった気がしますね。
スピーカー 1
情報発信の重要性とかっていうのもすごく感じるんですけども、一方でテキストベースだったと思うんですよね。テキストの情報ってリアルと違うことも多いと思うんですよ。
動画でずっと1日中撮ってもらってさらけ出すみたいな感じとまた違う伝わり方がすると思いますし、あるいは直接会ったとしてもファーストコンタクトの時に伝えるすごくエモいメッセージをその時に言えたとしても日常になると変わるっていう楽さとかもあると思うんですけども、そういうのもなく上手く統合できてるって感じですね。
スピーカー 2
近いところは当然あると思いますけど、たぶんピッタリっていうことではなく、想定しうる差異の範囲に収まっているって感じな気はしますよね。
入社される方も当然外から見えてない世界あるんだろうなって分かってやってるところあるので、その範囲には何とかほとんどの多くのことが収まってたからそういう意見というか発言が出てくるのかなって気もしてますけどね。
全てを開示はやっぱりできてないんですし、おっしゃるようにテキストだけだと声とか佇まいとか、それこそイライラしてるとか、そういう状況のときどういうことかってのは分からないので、想定の範囲だったってことなんでしょうね。
スピーカー 1
今回の第1回で何でソギタニさんをお呼びしたのかのところでも話したように、ソギタニさんってホントオールラウンターで、会社の組織作りもそうなんですけど、ご自身で全部積み上げてきてる感がめちゃくちゃ伝わるんですよ。発信してる情報の中で。
これはだいぶ私のバイアスのかかった章なんですけども、世の中ですごいと言われるあるいは若手の目立つような経営者の方たちってすごい光り輝いてるんですか、スター経営者の人たちいるじゃないですか。
そういうスターであればあるほど光ってるんで、その裏側の影とは違うんですけど、ギャップというか外見せのすごいことを言ってもう共感もするし、なるほどって思うんですけども、それの影に隠れた日常とのギャップってものすごくでかくなると思うんですよ。
芸能人とかスターの方たちも同様だと思うんですけども、そういうのがない結構地に足ついた経営者がすごく感じられるので、ギャップは起きないようにして起きてないんだなっていうのはすごく感じますね。
スピーカー 2
デザイナーだったっていうのもあるのかもしれないですが、デザイナーとしてどんなものが好きかってなったときに、やっぱり装飾されたり演出されてるものがあんま好きじゃないっていうのはあって、なんか生のものをそのままポッと乗せるようなものの方がやっぱ好きって考えたときに、かっこよくありたいとか、自分をかっこいい部分を見せたいって考えることがかっこ悪いみたいな価値観が自分の中にあるような気がして、
自分のかっこの付け方っていうのはそのまま見せるっていう、なんかそういう価値観っていうのは自分の中にあるかもしれないですね。それがちょっと影響してるところはあるかもしれないですね。
スピーカー 1
なるほどですね。
スピーカー 2
なるべくなんか生のまま知ってほしいとか、なんかやっぱXであんだけフォロワーいるとやっぱり全然すごくないのに、自分で言うのもあるんですけど、すごいって思われがちなところもあるじゃないですか。
スピーカー 1
いや、すごいと思いますよ。本当に。
スピーカー 1
もう全く同じことが、僕は口を出しました昨日。
提案書のレビューのような感じで、本来今はレビューもほとんどしないようにしてるんですけども、
ちょっとこんなんできたんでって言われたときに、お客さんこう見るからこうした方がいいよっていうのをてんこ盛りで言っちゃって、参考にしますって言ってくれたんですけど、メンバーがマチュアだったんで、
でも本当はそうじゃない方がいいんだろうなっていうふうにも思いますし、唯一絶対の正解ではきっとないと思いますし。
スピーカー 2
すごいですね、なんか難しいっすね、本当に。
スピーカー 1
難しいですね。
スピーカー 2
お客にいいもの、お客とのお付き合いってのはもちろん継続というのはあるにせよ、一定の期間というのをお付き合いの中でやっぱり結果とか成果を出さなきゃいけないけど、
社員っていうのは辞めなければ5年10年のお付き合いになったときに、ちょっとやっぱり時間軸が違いますもんね。
だからどっちに合わせるとどっちかに合わないってなりがちな関係なので、そこで両方追っていくっていうことの難しさって常にありますよね。
そうですね。
スピーカー 1
私も自分でやっちゃうほうなので、本当に同じように指摘されるんですよ。
で、解がずっとなくて、やっぱり同じような特性を持たれた方とそこの解決策どうするかとか。
異常したほうがいい、決まってるのはもう十々承知なんですけど、それができない自分もいることに何十年も苦労してきてるんで。
私が最近出した答えは、答えというか、今日現在のなんですけど、自分がやったら100点取れると。
でもメンバーに異常すると60点になっちゃうから、この40点を埋めたくなるじゃないですか。
で、別にその後はメンバーたちはきっとあと半年、1年、2年やったら勝手に埋めていくかもしれないけど、それが待てなくて。
はい、わかりました。
私がやったら100じゃないかもしれない、90かもしれないですけど、90、60、30点あると。
で、30点埋めたくなるんだとしたら、俺が150点にすりゃいいんだと思うようにしたんですよ。
スピーカー 2
で、自分が常に150って出してったら、人に異常した時にマイナス30でも120点じゃないですか。
スピーカー 1
自分が150は無理でも110でも120でもいいんですけど、ここで徹底的に上げて、で、誰かに関しても30足んなくても90点はいるっていうふうにしたら、
これだったらお客さんも納得してくれるかなとか、これでも前に進むなっていう急大点は絶対取れるから、自分をちょっと高めようというふうにちょっとしてみました。
それがいいかどうかともかく、いかんして本当はその方向で考えたほうが、私なんかのバイアスがかかるよりもよっぽどいいと思うんですけどね。
スピーカー 2
あとなんか、客と担当者と顧客の関係性に対して、自分はやっぱり代表だからプロジェクトには入ってないことが多いけど、
でも客観的に見てこうだねって口出した時に、実はこの2人でやったほうが良かったんじゃないって後悔することもあるというか、
第3者でああだこうだ好きなこと言ったけど、所詮それ一般論で、本当の現場を分かっている人同士で議論しながら、フィードバックをお互いしながら高めたほうがいいものが出るのかなと思う時もあった時に、
自分が口出したことで本当は行くものが行かないってことも起こるのかもっていうのもやっぱり時々思っちゃう時ありますよね。
それは自分が考えたプロジェクトがすごい上手くいってたのを見た時に、これ自分が考えたらこんな風にならなかったかもなと思うと、
やっぱり自分が介在したほうがいいのか悪いのかの判断をちゃんとやらないといけないなとか、やっぱりある時からすごい意識するようになりましたよね。
難しい話です。
スピーカー 1
ベージュを立ち上げて、大きいトラブルというかね。
スピーカー 2
そうですね。お金がなくなりそうになって急に借りたとか、もちろん案件によっては時々うまくいかない案件で、
なんか延長までいかないけどちょっと長引いたり、お客さんとあんまり良い関係作れなかったとか、それは何年間に1回とかあるんですけど、
普通にこういうクライアントワークやってたらみんなが経験するようなことぐらいしかなかったっていうのも言える感じでしたね。
スピーカー 1
あと、その次の方が人に委ねるっていうことができるようにっていうところでしたけれども、
ここからこの先のベージュさん、あるいは杉谷さん、個人としてでもいいと思うんですけど、
人に委ねるようなこともできるようになった、その先ってどんなことを今イメージされてるんですか?
スピーカー 2
僕もいい年だし、僕も52なんですよね。今年3なんで、60ぐらいで身を引くことを考えなきゃなと思ってて、
それは仮に僕がもし今のまんま史上を読む力が仮にあったとしても、
なんかそういうのを自分が開催することで、人が成長するチャンスをやっぱり積み取ってるような気がするので、
もう今のビジネスは譲らないといけないと思っているので、やっぱり次、自分はやっぱり会社を、経営者のサクセッションですよね。
これが一番大きなテーマですね。
スピーカー 1
これは後継者育成みたいなのって、今意識してなかったりとか。
スピーカー 2
意識はしてますね。なので、やっぱり組織はツリー構造にして、改装化して、サブからマネージャーに至る構造を作ろうとしたり、
経営を使わせるチームはやっぱり徐々に増やしていって、
こっからも入れば外からもっていうのの器作りをやっと始めたって感じであるんですけど、意識は一応してるってことですね。
スピーカー 1
そこのチームに、マネジメントチームに入られる方が増えてくると、
皆さんそれぞれの意識、とりあえず法系になるかどうかは別として、その経営者としての意識っていうのは結構芽生えてきてる感じですか?
スピーカー 2
そうですね。でも経営チームと呼ばれるメンバーは、それこそ僕が昔一人で率いてた子と比べればだいぶ頼もしいというか、
どんなメンバーもうちに今いてくれるんだっていうのはすごいありますね。
運がいいなと思ってます。人は僕のような人間の割には、いい人が集まってきてくれてるんですよね。
スピーカー 1
そっか、だからだと思いますけどね。
そうするとこの番組2番経営っていうところなので、経営の2番手っていうところで、
今まさに作ってらっしゃる経営チームの皆さんがそぎ谷さんからいたら、2番経営人という感じですかね。
スピーカー 2
はい、そうですね。
スピーカー 1
じゃあその皆さんに対してのそぎ谷さんからの希望というか、なんかこういうふうなことがあったらいいなみたいなのびしろでもいいんですけども、なんかあれば。
スピーカー 2
そうですね。希望はやっぱり自分と違う目線を持ってほしいっていうのはすごい思っているので、
要はイエスマンは絶対になってほしくないとか、忖度は絶対してほしくなくて、怖いですよね、忖度されたり。
何言っても僕のことをポジティブにしか返してこないっていう、最近のチャットGPTみたいになってくると。
それは確かに気持ちはいいですし、逆にメンバーからそぎ谷さん違うんじゃないって言われるのはすごいストレスですけど、やっぱそれがないことのほうが怖いってやっぱ今思うので。
今いるメンバーにやっぱ思うのは、僕が例えばこうしてほしいとかこうしたいって言ったことに賛成するんだったら、やっぱりそれは僕が言うから賛成ではなくて、
自分も賛成だと思うし、その自分の考えを喋るようになってほしいし、あんまりしっくりこないとかピンとこないとか、ここに落ちないんだったらそれは言ってほしい。
今はそういう関係にはなってますけど、その関係をなくさないでほしいっていうのはやっぱり思いますよね。
スピーカー 1
でもそこは今でもちゃんと違うことは違うっていう。
スピーカー 2
そうですね、割と言われますね。
昨日も経営チームでミーティングしてて、僕はあることに対して、いやこんなのいらなくてみんな勝手にやればいいんじゃないっていう発言をしたら、いやそぎ谷さんそれ違うと思う、そんなふうにはできないと思いますって即座に言われたりしたんで。
でもそういうほうがやっぱり安心ですよね。
まあそれをどう捉えるかは最終意思決定はもちろん自分がするんですけど、別の視点の意見を言ってくれるから、なんか大きな道を外さないって気がしてるんで。
だから絶対2番手って必要ですよね。
スピーカー 1
方針とは違う観点を持って、そのトップにもちゃんと言うべきことは言ってくれるような。
トップもそうなんですけど、2番手もいろんなキャラがあっていいと思うんですけども、今のベージーさんどんなキャラの方がいらっしゃいますかっていうのを聞いていいのかあれですけども。
スピーカー 2
経営のチームで言うと4人いるんですけど、1人は僕に次ぐ年長な40代なんですが、彼は実績って感じで、例えば仕事は早いですね。確実に期限切ったら絶対やってくるみたいな、っていうタイプですね。
ただ、なんか突拍子もないこととか、現状を破壊するみたいなのはそんなに得意ではないって感じですね。で、もう1人が若いんですが、30代前半なんですが、彼はやっぱりどちらかとは、破壊したりクリエイティブだったりっていう。
ちょっと勢いがあって、1番僕に対して違うんじゃないって言ってくれるんですね。
スピーカー 1
だから、どちらかと言うと彼はオフェンスで、さっきの実績にやってくれるのはディフェンスって感じですね。
で、最近入ったもう1人は女性なんですけど、割とディフェンスもオフェンスもできるっていう器用な方って感じなんですが、なんとなくやっぱり女性が入ってくれたことで、
スピーカー 2
男性同性じゃないって思いつつ、やっぱりちょっとソフトな感じになったりしたので、なんかそういう部分の入ってもらってよかったなっていうのはあるんですかね。
スピーカー 1
すごくいいバランスですね。
スピーカー 2
バランスはいいなって今思ってますね。
スピーカー 1
このバランスを崩すのがサクセッション問題になりますよね。
スピーカー 2
そうですね。このメンバーだけじゃないし、多分若い彼は辞めるかもしれないし、
年が近い方は実績だけど、じゃあトップになるタイプかとかだったり、
あとは引き継いだとしてもすぐまたサクセッション考えなきゃいけない年齢だってとか、いろいろありますよね。
だから、たぶんもっと候補が10人ぐらいいる状態作らないといけないなって気はしてますね。
スピーカー 1
ちょっと面白いですね。面白いっていう。