こういうふうにして社員育成であったりとか、教育をやっていらっしゃる、
今お取り組みになっていらっしゃることはありますか?
僕らの会社は、はっきりとこういう制度があるっていうもの、
仕組みがあるっていうものは、はっきりとはないかな。
でも意識していることは間違いない。
自分たちはブランディングという商材を扱っている分、
自分たちのブランドを大切にするっていう意味でも、
よく最近言われるMVVみたいなもの、ミッションビジョンバリュー、
そういうふうには僕らは言ってないですけど、
それに準じたものっていうのをちゃんと作っていて、
それをシェアする会議であったりとか、
評価制度につなげるっていうことにつなげていく取り組みはしていますね。
ミッションビジョンバリューであるとか、評価制度っていう話になっちゃうと、
それだけで一つテーマ作れそうな感じなので、
仕組みの話になってきますね。
次回、一次回ぐらいでまたテーマ取り上げられるといいなというふうに思うんですけれども、
でも、かっちりとした制度はないけれども、
お取り組みになっていらっしゃることはある?
そうですね。
でもあるな。
セル大っていう、
セル大。
略してセル大。
フルネームで言うとセルディビジョン大学かな。
セルディビジョン大学。
セルの講師の方をお招きして、
社員のみんなとある講義を聞くっていうような形はあるかな。
制度らしいことっていうと、
先輩からOJTがベースとなって、
その中で、このカテゴリーについてより詳しく教えてもらうとかっていうようなことは繰り返したりしてますかね。
確かに今言語化するといろいろあるかもしれないな。
聞かれて思いました。
やってるな。
結構、いろんな会社さんが最初もお話させていただいた通り、
どうやって育成したらいいかとか、
どうやって教育したらいいかって、
すごい悩んでらっしゃる経営者さん。
私のクライアントさんも結構多くいらっしゃって、
それは多分年齢的な部分っていうのもあるでしょうし、
組織が大きくなればなるほど、
どうしても社長からしたら自分が目をかけられるわけじゃないから、
そこに対する不安っていうのもやっぱり、
わかる。
田中さん、ちなみにご前職、独立される前で、
それなりの人数の組織だったと思うんですよね。
そうですね。50人いたこともありました。
ですよね。
もちろん代表が全てを見切れるような事業規模じゃなかったわけじゃないですか。
この育成っていうことについては、
どういう観点で進行されていたんですか。
1スタッフだったと思うんですけど、
その視点から見てどういうふうな形だったんですか。
これも明確に定められていたわけではないと、
今振り返り、記憶している限りでは思っているんですけれども、
ただ何となしに、入社して3年目まではここまでやれるようにしようね。
そうなると2年目はここまでだね。
私が前職でメインでやっていた仕事っていうのが、
会計陣の方、会計事務所の所長先生とかに経営計画の立て方であったりとか、
その立てた計画をその先のクライアントさんに、
どうやってその経営計画を活用していくかっていったところを教える、
教育研修みたいな、そういう仕事をやってたんですけれども、
初級研修から上級研修まであるんですね。
3年目までには一通りの全ての研修ができるようになりましょう。
そうなると1年目は初級研修がちゃんと一発芯できるようにならないわけだよね。
っていう何となしの教育カリキュラムがあって、
それを粛々とこなしていったっていう感じですね。
じゃあ入社の時には、ある程度ロードマップみたいなものが引かれているってことですか?
育成に対して。
そうですね。先輩社員がその道を通ってきたので、
君もそうあるべしっていう、そんな感じですね。
それ書籍じゃないですね。書類にまとめられてる。
書類にまとめられてたかどうか、
評価制度のシートの中にはもしかしたらあったかもしれませんが、
もうちょっと20年近く前の話だから、記憶の彼方になってしまってますけれども。
でもそれを目指しながら、自分自身も先輩社員に教えてもらってたっていう記憶はあります。
今僕が聞いている範囲では、
そんなに突飛に飛んだ制度ではないのかなと。
育成の方針ではないのかなというふうに思ったんですけど、
田中さんから見てどうだったんですか?
その当時の教育制度というか。
育成の枠としてどういうふうに捉えられるんですか?
これは個人の感覚にもよるとは思うんですが、
私からしたら、これは性格上の話ですね。
あまりガチガチに固められた教育制度って、
僕なんかちょっと不向きな感じがしていて。
意外。こんなにカチッとした人。
だって田中さんスーツ着ていないとこ見たことない。
今日もスーツ着てますけれども。
どんなに雨が降ろうと、どんなに雪であろうと、
毎回スーツじゃないですか。
そこはもしかしたら教育と、またちょっと違う観点かもしれないけど。
教育制度という観点からしたら、
どちらかというと自由にやりたい立ちなんですよ。
いついつまでにこれをやらなきゃダメだよね。
そのためにはこれをやって、これをやって、これをやってっていうのを、
ガンジガラメのごとく制度化されているよりも、
自分は早々と超えていきたいし、
自由に自分のやれることをどんどんやっていきたいタイプなので。
あまりそういう固められた教育制度って好きじゃなかったですから、
逆に僕は良かったです。
固まっていない印象だったんですね。
固まっていない印象だったんです。
私はそうです。
でも私はそれが合ってた。
入社8年目の時に営業に配置転換になったんですけれども、
営業の広がりを教わったかというと、
確かに最初は動向とかありました。
ロールプレイングとかも多少やりました。
顔を押し入れてもらうために先輩に力が必要だという点でもありますよね。
ただ、入社8年目だったからっていうのもあるかもしれませんが、
1年目の社員だったらもうちょっと手厚く、
営業の広がりを教わったんだろうなというふうに思うことが、
僕は受けていない印象です。
そうなんだ。
それは困らなかったんですか?
困った瞬間もありましたが、
僕にとってはそれが逆にいろいろ自由にアレンジできる。
自由にアレンジできるということは、その分だけ自分に責任が課されるということなので、
それが自分にとっては良いストレッチだと言いますか、
良い教育環境だったなとは思います。
良い差事加減だったんですか?
差事加減だった。
ただ、これは人によっては、
ちゃんと決められていないと何をしていいか分かりませんという人もいると思うので、
そういう人からしたら、
その教育制度ってもうちょっとカッチリしてくれませんか?
というふうに感じた人ももしかしたらいるかもしれない。
でもそういう声を聞いたわけじゃないですか?
声を聞いたわけではないです。
どうなんでしょうね、こういう教育制度って、
僕みたいに人間がたくさんいるわけじゃないと思うから、
どちらかというと例に沿って教育された方がいいという人が多いのかどうなんでしょうね?
これね、好みによると思うんですけど、
僕らの会社はデザイナーがベースじゃないですか、
クリエイターがベースなんですよ。
まあこう、自由人、いい意味で。
自由人多いんですよね。
パキッと決められるのがあんまり好きじゃない人がやっぱり多いかな。
僕はもしかしたらそのタイプかもしれない。
ただ、クライアントさんだったりとか見たりとか、
世の中のいろんな人と出会う中で見ていると、
結構少数なんじゃないかなと、私調べでは思っていて、
意外と考えてない。
考えない方が楽っていう人は結構世の中に多いんじゃないかなっていうふうに今思っています。
考えない方が楽ね。
つまり考えない方が楽っていうのは、枠が決められている状態の中で自分が育成されていく。
もしかしたら育成されていくっていう感覚すら持ち合わせない人は意外と多いのかもしれないなっていうのはありますね。
考えてくれている人の方が僕は割と好きですけどね。
そういう意味では今の組織の形っていうのは割と好きです。
教育制度っていうと、育成の制度。
社内でやらなければいけないっていう意味合いで考えられる方も多いのかなと思うんですけれども、
自分のことを考えた時に、確かに前職の先輩社員とか部門長からいろいろ教えてもらったところももちろんあると思うんですけど、
僕もう一つ育成っていうことで非常に自分のためになったなと思うのは、お客様から教えてもらったり、お客様に育ててもらったっていう感覚があって、