なので、達里さんその辺どう思うかな?
どう思うかか、失敗談しかないから。
失敗談しかない。
それに、現在進行形であんまり胸を張って言えることはあんまりないと思うんで、
そのまま失敗談。
成人君子じゃないので。
もちろんいいこともあるだろうし、ちょっとうまくいかなかったっていうこともあるんだし、
その辺を話していけると。
雑談ですよ、これ。そうしましょう。
僕、土日祝日か休日の日は地元のサッカー少年団というチームですよね。
のサッカーコーチをしてました。
これ何で始めたかっていうと、自分の子供がもう今サッカーチームはいないんですけど、
当時小さい時はその少年団に所属していて、僕もパパコーチという立場で誘われて一緒に入って始めたんですよ。
でも最初全然乗り気じゃなくて。
最初乗り気じゃなかったんですか?
全然乗り気じゃなかった。
意外です。
始めたのが9年前くらいになるんですけど、仕事の忙しさの極みを走っていまして。
その当時は?
パニックです。仕事だけでもパニックで。
そこに子育てと一緒に同時にもう一役、サッカーコーチという役割が出てきた時に、
自分のスケジュール管理が崩壊しまして、どうしようと思ったのが強く強く記憶にありますね。
仕事に対しても良い影響は出なかったし、サッカーコーチということにも良い影響はできなかったし、
今思うと家庭ですごい寒酌を起こしてしまって、妻に強く当たってしまった時期がありますね。
そうなりましたし、精神のバランスもその時すごい崩して、仕事もあんまりコミュニケーションが取れなかったというのがあって、
メンタルヘルスに通い、ちょっと大変だった時期も実はあった。
そうだったんです。9年前。
9年、8年前くらいかな。
そんなことあったんですね。
そうなんですよ。あの時は大変だった。
なんで大変なんだろうって考え始めたと同時に、どうにかしなきゃいけないなって思うわけで。
いろんなきっかけがあって、そういう大変なフェーズを抜けていったきっかけがあるんですけど、
その中の一つの要因としては、ワークライフバランスっていうのをやめようと思ったんですよ。
バランスを取ろうとするから、バランスが崩れた時に心が崩壊する。
実際に崩壊した。
どうすればいいのかって思った時に、もうバランス取るのやめようと。
ワークライフミックスの方がいいかもしれない。
もう両方とも全力でやると。
それがお互い侵入したとしても別に構わんと。
これもただの心のスイッチなだけなんです。
心の持ちようだけなんで、実際はバランスを取るっていう結果になるのかもしれないけど、
心の考え方として、もうバランスを取るのはそもそもやめて、ミックスしていこう。
そういうスイッチを入れた時に少しずつ、少しずつですけどね、気持ちが楽になってきて、
結果、バランスが取れるようになったっていう経験はあって。
そうなると妻との関係性だったりとか、もちろん子どもとのコミュニケーションだったりとかっていうのも、
やっぱりちょっとずつ変わっていったなっていうふうに自分自身は思ってます。
そのバランスを取ろうとしてるからダメなんだ。
じゃあ、ミックスしていこうっていうふうに考え方を転換できたのは、何かきっかけがあったんですか?
サッカーコーチがだんだん楽しくなったんです。
もっと言うと、サッカーの面白さに改めて気がついたっていう経験が。
最初はなかなか前向きではなかった?
前向きじゃなかった理由は、仕事が忙しかったっていうのも一つそうなんですけど、
僕ずっとサッカーを小学校からやっていて、中学に入った時に上下関係が急に厳しくなるタイミングってあるんですよね。
そういう経験とサッカーっていうものがぐしゃぐしゃになって、自分の中の思い出としてしまわれていたものがあって。
今思えばサッカーとその上下関係っていうのは本来切り離して自分の心の中で整理しておくべきものなのに、
それがぐしゃっと一緒になって、サッカーイコール上下関係があって、あんまり面白くないスポーツっていうふうに大人になるまで引きずっていたっていうところがあった。
今思い返っているんですけどね。
なのでその脳のままサッカーコーチに入ってしまったから、ちょっとしたコーチ間のコミュニケーションだったりとか、
コーチと選手のコミュニケーションだったりっていうのは、自分の過去の思い出を引き出させる何か取り替えになってしまった場面もあって、
サッカー自体の面白さだったりとかっていうことになかなかたどり着けなかったんですよ。
それがだんだんコーチをやらせてもらっているうちに、息子がサッカーを楽しんで、
時には勝ったり優勝したり、時には優勝できなくて悲しんだり悔しいんだりっていうのを自分も同じように体験していく中で、
だんだんサッカーっていうのが純粋に楽しいものに研ぎ澄まされていったっていうか、そぎ落とされていってですね、
あ、もしかしたらこのサッカーの考え方ってチームマネジメントだったりとか、
仕事のノウハウにつながれる部分があるんだなっていうことに、少しずつ自分の中で脳内リンクができてきたときに、
あ、これはもうミックスした方がいい。ミックスすることによってお互いの相乗効果が持てるなっていうふうに思ったのが結構大きかったですね。
で、実は前回のお話につながっていたんですけど、一人一人の持っている特性だったりとかっていうのを曲げたりとか、
例えば私の考え方に沿うようにコントロールするっていう考え方をやめたっていうふうに前回、
実は話していた部分があるんですけど、その考え方の源流って、実はサッカーコーチの経験も大いにあります。
っていうのも、選手、僕が相手にしているのは大体小学1年生から小学6年生、子供ですよね。
子供の年代って、本当大人も一緒ですけど、いろんな子供たちがいるんですよ。
いろんなバックグラウンドを持ってる。そこにいる親もそうだし、コーチもそうなんですよね。
コーチも、僕こうやってブランディングデザイナーの経験がありますけど、他に大工さんやっていたりとか、
あるいは経営者の人もいますし、あるいは一般的な会社でやっている方もいらっしゃれば、
変わった方と言うと療養講師でしたっけ、の方がいらっしゃったりとか、いろんなバックグラウンドを持っている方がいる。
そういう方々と一緒になって、いろんな経験を持つ、いろんな特性を持つ子供たちと一つの勝利だったりとか、
優勝だったりとか、もしかしたら選手一人一人の成長ということに向かってやっていく。
考え方を曲げるとか、コントロールするというのは、そもそもできない環境なんですよね。
でもその中でどう目的に向かっていくのかということを、パズルを組み合わせていくように、一つずつ紡いでいくんですよ。
その結果優勝できたときって、やっぱりこれはものすごい何者にも買いがたい経験があって、
そういう経験があって、これは会社でもそうだな、入社してもらうときには面接をしても、
こういうことをやりたいです、こちら側もこういう会社を目指していますというふうに言うけれども、
でもいざやってみれば、やっぱりいろんなそれぞれの生活があって、家庭があって、時間を過ごすそれぞれのものがある中で、
それをどう配置するか、どう組み合わせを作るかによって、また違うグルーヴというのが作れるんだなというのは、
やっぱり作家を経験して感じられたこと、得られたことという意味でも、いつもワークライフミックスというものから学んだことの一つだなというふうに思います。
ワークライフバランスというワードが出ましたけれども、僕の話をさせてもらうと、
前回が経営者としてっていう、経営者になってよかったことという話の中で、
ワークライフバランスを保つためにも経営者になってよかったなというのが自分の経験。
例えばですけど、9時から5時までです。これ以外は仕事しちゃダメですっていう、本当に大規模だともしかしたら今そういう仕事の仕方になっているのかもしれませんけど、
もしそういう制約の中で仕事をしていたとしたら、多分今発狂していると思います。
気が狂ってましたか?
なぜかというと、やっぱり仕事をしているのが好きなんですよ。今のこの仕事が好きだっていうのもあるかもしれないですけど、仕事が好きなんですよ。
なので、やっているときはもうやってたいんですよね。5時で終わりです。仕事をじゃあ帰ってくださいっていう、もし仕事のスタイルだと、自分の省分に合わないというか、
タイムマネジメントが自分でできないわけじゃない。外からの外役というかちょっとあれかもしれないけど、
いい感じに仕事を図っているのに、はい、もうここで終わりですってなってしまったら、ちょっと自分の性格的に嫌なんですよ。
でも、これがこの立場になって、前職でも市社長とかグループリーダーというポジションでいると、今ほどじゃないですけども、ある程度仕事を振り払わせながらやることができたので、
ただ会社員なので、もちろんちゃんと時間管理という中で仕事をしなきゃいけなかった。ただこれが経営者になると、委員にも突っ払われる。どんだけ仕事をしてもいいわけじゃない。
っていうのが、自分にとってやっぱりあって、今自分の仕事の仕方どうなっているかというと、男とやれるときはやる。やりたくないときはやらない。
やりたくないときは仕事をスパッとやめて、子供と遊んだりとか、ちょっと自分の時間を過ごしたりっていう風な感じで、うまく分けられるようになったという点は、
それがハトリさんの場合だとバランスじゃなくてミックスって話でしたけれども。
逆にじゃあ、田中さんの失敗談は何ですか?
私の失敗談ですか。
奥さんも満足?
振り切りすぎて妻に怒られるっていうことは何度かはあります。
何で怒られるんですか?振り切りすぎるってどういうことなんですか?
例えば、息子が生まれる時なんですけれども。
大事な時ですよ、これ。
福岡にその時は駐在だったんですね。
実家は東京なので、東京で妻は息子を産むという。
奥さんのご実家が東京。
そうです。私はもちろん仕事を福岡で休止しているところなので。
いたしかたない。
別々に生活しているんですね、その期間。
でも妻としたら初めての子供で、立ち会ってほしいっていうのは、
これは事前に聞いていたか、後から聞いたか、ちょっとごめんなさい、分かんない。
でも妻は立ち会ってほしいっていう。
大半のそのシチュエーションを迎える奥様方は皆さん大体立ち会ってほしいっていうのかなっていうイメージですよ。
そうですよね。
イメージですよ。
仕事をパンパンに詰めてたんですよ。
おられますよね。
立ち会わなかったの?
立ち会いませんでした。
私が聞いたのは大竹君出張の時、カフェで何抜きもなしの仕事をしていた時に生まれたと。
ちょっと待って、ちょっと待って。
でもこの日大体もうね、生まれますよって大体24時間前ぐらいにはもう大体分かるじゃないですか。
さらにちょっと早かったんですよ。
早かった。
うちの息子の誕生日が4月の24日なんですね。
ゴールデン明けぐらいに生まれる予定日が5月の10日かなとかそのぐらいだったんですよ。
じゃあだいぶ10日間ぐらい早かったのかな。
早かったんですね。
でもそれでも、それでもですね。
その時に5月の例えば10日予定日ですね。
10日に仕事を入れてたかどうかっていうのはもうちょっと今となったら忘れましたけど。
入れてたなこれ。これ入れてたな。
だってういざんですよね。
ういざんでそんなもう生まれるってポンって生まれるわけじゃないじゃないですか。
そうですそうですそうです。
24時間はありますよ。大体なんかなんだかんだで。
大分でしょ。
そうです。
24時間あったら帰れるよ。
行きますよね。
あのね、行かなかったんです。
ちょっとその時は振り切りすぎてたかもしれない。
振り切ったね。
ちなみにその時田中さんはもう私は仕事だっていう振り切り方ですか。
それともいや行きたいんだけどでももうちょうどお客さん待ってくれないからなっていう
このじわじわの振り切り方はどっちですか。
全社に近いかもしれない。
いやたくそうではなかったと思う。
振り切ったな。
51対49ぐらいで仕事ないですから。
振り切ったね。
それは今でも言われます。
いやーこうなったらダメなんですよ。
すごいこれちゃんとポッドキャストに載せるっていうのはね、なかなか田中さん勇気がいりますね。
結構あんまり喋ってないですけど。
なかなか言ってくれた。
いやそうなったらダメなんですよ。
そっか。
それはもう挽回できない。
過去に戻りたいとしたらいつですかって言われたら、何カールートの人とそれ。
その時。
もうその時に戻って捕まえて。
行けと。
なんでそんなとこでパソコン開いてるんだ。
いや間違いない。
会社の人に言われませんでした?
会社の人に言ってないかもしれない。
言ってないかもしれない。
自分が一人で仕事してた。一人で多い。
でもお客さんに言われなかったんですか?
多分言ってないと思います。
なるほど。子供が生まれるっていうことを周りの関係者は知らなかったかもしれない。
事後に言った。
サイコパスだよ。これはサイコだよ。
これはサイコパス?
これはサイコですね。
そうなんですね。サイコパスっていうものの定義がわからなかったんですけど、それがサイコパスと言うんであれば。
すごい田中さん。それはね、謝ろう。奥さんに。
わからないですけど、次もし同じシチュエーションがこれから起こるとするならば、
お客様にはこれからこういう事情でっていうことを言って、ご理解いただいて駆けつけるように。
一生にそんな難度もあるわけじゃないですしね。何だったらね、そのお子さんの一生に一度ですからね。
こんな話で大丈夫?