易占の原則
おはようございます。4月22日火曜日、加賀小町と申します。
このチャンネルは、あなたの悩みや困り事は、易占で解消することができますよとお伝えしているチャンネルです。
日々の迷いや、ちょっとした悩みを感じた時、何か考え方のヒントが欲しい時、この配信があなたの心を照らすきっかけになれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
普段は筮竹を使って実際に占ってその結果をお話ししているんですけれども、
今日は特別配信として、私自身が占いに対して思っている考え方、このことについてお話をさせてください。
まず最初の前提として、本来占いというのは、頼まれていないことは勝手に占ってはいけないというのが原則なんですよね。
これは私がいつもしている易占に限らず、どの占術、例えばタロットにしても手相にしても共通する大切なことだと思っています。
占いは人の内面とか未来とか、行動に深く関わることなので、本人の許可とか気持ちも置き去りにしたまま占ってしまうというのは、
例えそれが善意だったとしても踏み込みすぎる。私はそう思っています。
以前、こんなご相談をいただいたことがありまして、お母様からなんですけれども、
娘さんのことを占ってもらえませんかと話を聞くと、娘さんご自身は嫌がるので内緒でお願いしますということだったんですよね。
こういったケースって占いに限らず、普通の日常会話の中でもよくあることだと思います。
お母さんは本当に完全な善意でしているんですよね。
そのお母様のお気持ちはすごくよく分かったんですけれども、やっぱり大事な娘さんが悩んでいらっしゃって、
やっぱり何とかしてあげたいという気持ちだなというのは、そういったご相談だったと思うんですけれども、
でも私はその時のご依頼をお受けすることはできなかったんですね。
易占というのは、私がいつも配信の最後の方で言ってるんですけれども、易占は行動の指針となるものなんですね。
占って今自分がこの占的をしたらどうなのか、あるいはこのこととこのことを二つで迷っている。
それぞれどんな結果になるかとか、自分はどういう心構えで取り組んでいけばいいかとか、
そういう問いを立てて、問いと占的、占的というのは問いというか占う内容のことを占的と言うんですね。
占う的と書くんですけれども、そういう占的を立てて答えを問いと出していく。
それが易という占いの考え方なんですね。
なのでその当事者と言いますかご本人様と言いますか、それ以外の方のことをご本人様の業種をなく占うということは、
易の本質から離れてしまう、そのように思っております。
だけどもこれを例えば違う形、そのお母様ご自身がですね、
自分の娘がこれこれこういうことを今悩んでいる親として、私はどうすればよいでしょうかとか、
そういう形で占いを、問いを求める方が自分自身の行動をどうすればいいかという形であれば占うことができます。
私がいつも思っているのは誰かの代わりに占うというよりも、
その人自身が動きたいと思った時にその人自身の行動について占うこと。
それが一番の形だと思っています。
そうじゃなければその言葉というのは行動の指針になるところか、
軽い言い方をするならばおせっかい、はっきりした言い方をするならば不必要な介入になってしまう。
そんな可能性があるなと、それをすごく私は気にしているんですね。
それが私が頼まれていないことを勝手に占わらない理由の一つです。
悩みと行動の指針
細かいところで言うと本当、他にも理由はいろいろとあったりするんですけれども、
またそのことに関しては他の機会でお話しさせてくださいね。
あと今回はもう一つ、時々これも聞かれることがあるんです。
占いでも私が陰陽、陰陽という風に、陰と陽ですね。
プラスとマイナスとかポジティブとネガティブとかっていうように置き換えたりもするんですけれども、
陰陽のことをよく話しているのでこんなことが聞かれることがあるんです。
陰陽師とは違うんですかって。陰陽師、流行りましたよね。
易占は陰陽師とは全く違います。
元が中国の古からある占いだという、本当にそれくらいしか共通点ないかもしれません。
でも陰陽師はその後日本に入って日本で独自にできた別の占術なんですね。
易占は陰陽師とは全く違うもの。
陰陽師のように私は呪術も使うことはできません。封印もできません。
もちろん縁切りとかそういったこと、
まじないこともできません。
易占は今自分がどう動けばいいかということを見つけるための占いなんですよね。
いろんな本当に日常とも占的の占的を選ぶことですね。
その連続でできたんですよね。
この選択肢を選んだらこういった道に繋がった、
こういった道だったらまたそれぞれこんな選択肢があってっていう、
現実のことを言うと選択肢は常に2つは限らない、
もっとたくさんたくさんある中から選んでっていうものなんですけども、
その中で今この選択肢を選んだらどうなるかっていう、
そこを見つけるための占いです。
その選択肢、そうですね、悩みでも困り事でも迷っていることでも、
それに大小はないなと私は思っています。
どんな身近なことでも、家庭のことでも仕事のことでも、
その人にとって大切な悩みなら、
易はちゃんと応えてくれます。
自分の気持ちが整理できない時とか、
一歩踏み出す勇気が持てない時、
そんな時にこの易って自然の力なんですよね、本当。
天とか地とか、水とか火とかあって、
自分の気持ちが整理できない時とか、
一歩踏み出す勇気が持てない時、
雨とか風とかっていう、
そういう自然の流れを読みながら答えを求めていく。
それが易占なんですけれども、
その易占の力がそっと道を照らしてくれるなと。
易占は霊感でもなければ、
スピリチュアルでもありません。
普通の人間が普通に勉強して、
真剣に易に問いかけること、
そうすることによって易が答えを示してくれる。
易占はそんな占いの一つです。
ここまでお聞きくださりありがとうございました。
易占は行動の指針となるもの。
あなたの心が少しでも軽くなりますようにと祈っております。
今日はこんなお話をさせていただきましたが、
また次回は普通に今まで通りに、
卦についてその解説をしていきたいと思っております。
火曜日、あなたはいかがお過ごしですか。
今日もあなたが大切な人と一緒に、
おいしいご飯が食べられますように。
ありがとうございます。行ってらっしゃい。
