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2025-04-07 18:41

【第19回】理系男子の口説き文句『僕と宿題すればオールA』〜NVIDIA創業者ジェンスン・フアン、運命の出会いと起業秘話〜(epi3)

大学時代、後に結婚する初恋相手と出会うジェンスン・ファン。「30歳までにCEOになる」と宣言した彼は、シリコンバレーでキャリアをスタートします。シリーズ第三弾の今回は専門性を磨きながら経営にも挑戦していく過程を学んでいきます!


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サマリー

ジェンスン・フアンは16歳でオレゴン州立大学に進学し、そこで初恋の相手であるローリー・ミルズと出会います。彼は大学生活を通じて学びながら、将来のCEOになるという目標を持ち続け、最終的にシリコンバレーでキャリアをスタートさせています。その背景にはテクノロジー企業の発展と新しい半導体の開発があります。このエピソードでは、NVIDIAの創業者であるジェンスン・フアンが長期的な目標と短期的な努力のバランスについての考え方を語り、家族のつながりや起業の背景についても紹介されています。NVIDIA設立の際の資金調達や社名の由来についても触れられています。

ジェンスンの大学生活
ノーコールAIマーケット担当の佐藤と、
塩野 林です。
今回は、5回にわたるジェンスン・オカボロシリーズの、いよいよ第3回目です。
前回はですね、新天地オレゴンでの高校生活と卓球の話?
バイトもやって勉強もやってジェンスンすごすぎじゃない?の回だったんですけど、
うん。
今回は恋花からですね。
おー。
じゃあ行きます。
16歳で高校卒業したジェンスンなんですけど、そのままオレゴン州立大学に進学します。
早期卒業プログラムみたいなのを活用してたらしくて、
はい。
教育省の資料によると、全米の大学新入生に占める16歳以下の割合は、
当時時点で0.03%。
へー。
激レアケースです。
おー。
ちなみに、これ自慢話みたいになっちゃうんですけど、
はい。
私も中学卒業してすぐに高校卒業認定試験を受けて、
はい。
アメリカの大学をアプライしてました。
え?それは中学卒業すぐに高校卒業だよってことですか?
したらいいよっていう。
まあ、そう卒業した資格で大学に入れるよっていうやつを取りましたね。
ちょっと待ってください。
高校スキップしたくて。
高校スキップして大学入ったんですか?アメリカ。
うん。結局それはまあいろいろ事情があって、
高校ちゃんと卒業したんですけど、
じゃあ私もやろうとしたなって。
できてたってことですよね?
まあ、やろうと思えばできてた。
えー。衝撃です。
家の事情的にあれだった。
あー。えー。
あ、じゃあすごい0.03%くらいの人ってことですかね。
かもしれない。
えーすごい。
で、ジェンスが入学したのが理工系電気工学科。
はいはいはい。
で、今でさえ2022年時点でも女性の比率が9%なんですけど、
当時は5%くらい。
おー。
パーもでもいるんだって感じしますね。
そうですね。
ちなみにめっちゃ面白いなって思ったのが、
台湾だと今現在25%女性が。
えー面白い。
すごくないですか?台湾だと増えるらしいです。
すごいですね。ジェンスの影響かもしれない。
確かに。そうですね。
まあそれでジェンスが入学した大学のその学科も、
250人中女性が3人。
はい。
で、その中で後の奥さんとなるローリー・ミルズっていう方と出会うみたいです。
うんうんうん。
で、2歳年上の19歳で同じ学生ですね。学科を専攻する。
はい。
で、まあ声をかけますジェンスファンは。
恋愛と結婚
なんで声かけたんですか?
なんて言ったかというと、
ねえ、僕の宿題を見てみない?って言ったらしいんですよ。
え、宿題を見てみない?
はい。
どういうことですか?
僕の宿題を見ないってことじゃないですか?
見ないっていうのは宿題終わったやつを見ていいよってこと?
あ、そういうことですか?
私はこれで僕の宿題を面倒見てよってことかと思ったんですけど、
確かにそっちかもしれないです。僕の宿題見せてあげるよ。
結構違いますけど。
え、でもその後に毎週日曜日に一緒に宿題やれば君は絶対にオールA取れるよみたいなことも言ってるらしくて。
おお。
だとしたら多分あれですね、見るっていう感じですよね。
見るって感じですね。教えてあげるよみたいな感じ。
うーん、まあ確かに。
なるほど。
ジェンスファンらしい。
あ、そうですか。
この、なんかすごい、こんな声のかけ方でOKいけるの?って思ったんですけど、
うん。
まあOKします。ローリーさん。
トントン拍子で。
うん、きっと。で、私のすっごい理想のデートなんですけど、
毎週日曜日に図書館とかカフェテリアで勉強する。一緒に。
はい。なんかジェンスファンっぽいですね。
ですよね。で、まあ半年後にはデートを何回も重ねて、半年後に正式に。
それまでデートじゃなかったんかいって感じなんですけど、デートに誘うみたいです。
カフェテリアの勉強を重ねて、半年後にデートに誘う、正式。
おー、デートはどこに行ったんですか?
ちょっとそれわかんないです。
まあまあまあ。
でも、やがて恋人同士となって、そこでですね、デートして。で、出会って5年で結婚。卒業して結婚です、大学を。
キャリアのスタート
うん、そういうことですね。
うん。なんかその過程でジェンスがローリーに、僕は30歳までにCEOになる、みたいなことを宣言したりしてて。
なんかすごい依存関係なんなら。
なんでですか?
え?なんかこの人いないと頑張れないってなりそうじゃないですか。
まあジェンス一途そうですよね。
え、はい。しかもこんな風にきっと日曜日に一緒に図書館とかで勉強を受け入れる女性とか男性もわかんないですけど、あんまりいなさそうですよね。
え、そうですか?
いますか?毎週日曜日勉強ですよ。
はい。
きっとデートとかしないくないですか?ジェンスさん。わかんないですけど。遊びに行ったりするんですか?
アメリカの大学結構普通ですよ。毎週日曜日。
うわー、カルチャーギャップ。
卒業するの大変だから。
あー。
そんなに。自分も日曜朝普通に9時から夜の20時くらいまで勉強してましたよ。
え?そうなんです。
はい。それに隣に女の子がいるかいないかっていう話ですよね。
ちょっと生ぬるい感じでちゃいました。恥ずかしい。
はい。
えー、そうなんですね。衝撃。
じゃあ結構これアメリカではナンパの常識だったりするんですか?
いや、そんなことはないと思いますけど、もっと最初からパーティー行くとかあるんじゃないですか?
あー。
手堅い感じはね、アジア人っぽい感じしますね。
確かに。素敵だなと思いました。
え、で奥さんどんな人なんですか?
え、ないの?
え、でもジェンスンは今の自分があるのは母と大学時代研究室のパートナーも一緒に会ってたらしくて。
ローリさんと研究の。
あとは初恋でもある人、奥さんだみたいなこと言ってて。
奥さん自身がどんな人かわからないんですけど。
でもこの後ジェンスンの家庭みたいなところ生活を追っていくと奥さんの性格みたいなところもわかるかもしれないです。
でもそれくらい大切な人に出会った。でその人が初恋だったみたいです。
えー。
で、まあ卒業します。
そしてシリコンバレーでキャリアをスタートするんですけど、当時の時代背景としてはなんかテクノロジー企業の黎明期らしくて、
新しい半導体とかパソコンがどんどん開発されて多くのスタートアップが誕生した時代でした。
何年くらいですかそれ。
1980年代から90年代初頭ですね。
なるほど。
で、ジェンスンが就職したのがどこだと思いますか。
インテルと、いやいやわかんない。
正解いいですか。
はい。
AMDです。
え、AMDってそんな時代からあるんですか。
一応AMDはCPUをやってた。
まあ今ね、今はだってCPU選ぶとしたらインテルかAMDかって感じですもんね。
うんうんうん。
えー知らなかった。
ちなみにあのリサスとジェンスンはいとこです。
AMDの社長。
はい。
めっちゃ顔似てません。
見たことない。
え、見たらわかります。
え、それはどういうこと。
いとこが立ち上げたばっかりの時に入ったってことですか。
いや、そうではないと思います。
実に優秀だしAMDも当時はこの時代、どんどん開発されている時代に多分大手だったと思うんですけど、ジェンスンも能力があるので実力で入ったと思うんですよね。
なるほど。
じゃあこのいとこも実力でCEOになりあがったってこと。
多分そうだと思います。
おーすごい。
確かに。
今ちょっと調べたら顔めっちゃ似ててなんか。
はい。
羊。
おもろすぎる。
はい。
はい。
で、ジェンスンはここでマイクロプロセッサの設計エンジニア、チップの設計エンジニアとして最先端のチップ開発に従事しました。
で、ここでも技術力と頭の良さ、勤勉さで同格を表して若くしてプロジェクトを任されるようになったりするんですけど。
おー。
まあここで収まるわけもなく新しいキャリアに進もうとします。
うーん。
で、次行ったのがLSIロジックっていうところに行って、大企業飛び出し、よりこうスタッドアップ色の強い会社で新技術開発に挑むみたいな感じですね。
うーん。
ここでグラフィックスアクセラレーターカードと多分GPUにつながってくるのかわからないんですけど、このプロジェクトのチームに加わり、クリス・マラコースキーとカーティス・プリームっていう2人のエンジニアと出会います。
これが2人ともグラフィックスチップの設計の専門家で後の共同創業者にここで出会います。
で、3人力合わせてLSIでGXエンジンを開発して販売するんですけど、めっちゃ成功して会社の業績も上がり、ジェンソンもCoreware事業部のディレクターに昇進すると。
へー。
で、ここまでキャリアが積んでいっても、ジェンソンは学ぶことをやめないんですけど、スタンフォード大学大学院で夜間クラスを受講し始めます。
オレゴン州立大学で学士号を取得したのが1984年で、8年後にスタンフォード電気工学の修士号を取得します。
はい。
ちなみにこの修士号保有者が技術リーダーシップみたいなのを取る確率が普通の学士卒の3.2倍らしくて、
その中でも特にこのスタンフォードの電気工学修士課程っていうのは半導体石鹸の実践的スキルを取得する上でこの業界の共通言語として機能してたらしいです。
持ってますみたいな。
うーん。
昼間はシリコンバレーの職場で、夜はキャンパスで講義を受けて帰宅して課題に取り組む。
ちなみに結婚後すぐお子さん生まれてるんで、息子さんと娘さんがいるということです。
努力と休暇のバランス
なんか仕事の休憩時間とか通勤時間に論文を読んでアイデア出して、週末はお子さん寝かした後に緊急に取り組んで睡眠時間を削って8年かけて修士号を取得っていう。
え、修士号8年かけたんですか?
らしいです。
すげー。
なんか最近その休日は休んだ方がいいんじゃないって説というか会社でもしっかり休む日は休むっていう休日の過ごし方みたいなところをよく議論してるというか話してると思うんですけど、
なんかこれ見たら長期的な目標のためになんか短期的に無理するのとか睡眠削るのってなんか割とやった方がいいのかなとか思って。
うんうんうん。
どう思いますか?
結局その自分としては長期的に3年5年とかのスパンで一番生産性が上がるっていう風にするのがいいかなと思っていて、そのバランスは人によるんだと思いますね。
週1で休んだ方が一番生産性上がるというか、5年で生み出せるものが多いのか、もしくはジェンスみたいに別に休まなくても生産性なんて一生落ちないから働ける時間だけ働き続ければいいのか。
でまぁそれは個人によるけど、私の場合はそれが週1の休みっていうのが一番生産性が高いなっていうことです。
なるほど。今後でも人数が増えていく上で人それぞれ生産性が高い休み期間っていうのが違うわけじゃないですか。
はい。
それどんな風に対応していくというかあります?
いやでもそれ個人に任せようと思ってますけどね。
確かに。
まぁでもね週3日休みますとか言われてもうちではその制度がないんで、それで効率最大化しますって言われたらまぁうちじゃないかなってなっちゃいますね。
なるほど確かに。
ちなみに2人の子供たちは成人してNVIDIA入社してるみたいです。
へー。じゃあ身内採用もするんだ。
ですねきっと。
うーん。なんかちょっと意外でした。
ですよね。
はい。
社長の娘さんってなりますよねきっと。隠してたんですかね。
うーん。だしまぁなんかそういうの勝手に嫌いそうかなみたいな思ってましたけど、そういうわけじゃないんですね。
まぁでもそれかもしくはすっごい優秀なのかもしれないですね。
まぁでもどれだけ優秀であっても命中は入れないっていう人もいますからね。
あー。でこのGXエンジンに成功して、あれこれいけんじゃね?ってなるじゃないですか。
はい。
成功したんで。したら3人で1990年くらいに自分たちで会社を起こそうってなります。
うん。
でまぁ一段落会社の業績が落ち着いたら、3人たち辞めてグラフィックスチップ専門に開発する新会社を起業します。
え?あ、じゃあ今落ち着いたってなんか軽く流れちゃいましたけど、それはCPU作ってたわけじゃないんですね。
CPUではなく、このたぶんGグラフィックスアクセラレーターカード。たぶんGPUになる前の、なんか一個前の季節かなんかだと思うんですよね。
うんうんうんうん。
そのNVIDIAがGPUっていう言葉自体を作ったので、たぶんこの会社離れてGPU的なものを作ろうみたいな感じで3人で起業した。
でそれを順調に売れるようになって、でもなんでわざわざその会社辞めないといけなかったんですか?
それ進化させてその会社の中でGPU作ればよかったんじゃないですか?
きっと方針とかも違ったんじゃないですかね。やりたいことができないみたいな。
そこまでは調べられてないんですけど。
そんなことをちらっと書いてたような気もしました。開発ができないみたいなこと。
ただ3人でやるかってなって、でビジネスプランの練り合わせから始めるっぽいんですけど。
その場所がデニーズ有名な。夜通し無料のコーヒーをお代わりし続けるっていう超迷惑客で。
なんか長いしすぎて奥の席行ってくださいみたいな感じで、店員さんに言われるくらいずっと行ったみたいですね。
でそしてついに1993年2月17日、会社辞めて3年くらいですかね。
で会社をNVIDIAを共同設立しました。しかも30歳の誕生日に設立しますジェンソンが。
約束を果たすという奥さんとの。
まあ確かに。
すごいですよね。
すごいですね。有言実行ですね。
で役割分担としては、ジェンソンがCEO兼マーケティング。
クリスがチップアーキテクチャ設計。
カーティスがハードウェアシステム開発担当です。
で社名なんですけど他にも候補があったらしくってNVISIONっていうのがあったらしいんですけど。
でもその競合他社を嫉妬で緑色に染めるっていうラテン語で嫉妬を意味するINVIDIAっていうアイディアからNVIDIAにしたらしいです。
で起業にあたってポケットマネー200ドルジェンソンが。
で共同創業者も2人も200ドルずつ出してわずか600ドル。
だいたい当時で言うと7万円でスタート。
え、それ一社目うまくいってなかったってことですね。
え、そうですね。
でもまあまずはその多分みんなでデニーズの段階だと思うんですよ。
NVIDIAの設立と資金調達
7万円でやろうっていう話でだと思うんですけど。
まあ今日は一旦この7万円でスタートまでなんですよね。
そうなんですか。
なんかちなみにこのジェンソンすごい勉強してエンジニアとしても専門性あって経営者としても資質もあって両方とも兼ね備えている感じなんですけど。
特にAIとか技術系の企業の場合社長がこういう専門性みたいなのが兼ね備えていることって重要なんですか。
はい重要だと思いますよ結構。
まあでも一方であんまりこう技術者志向によって市場にニーズのないものを作るっていうのもそういう作りがちな傾向はあるので。
やっぱそのバランスよく経営もエンジニアリングも知ってるっていう必要はあるかなと思いますけどね。
なんかすごい昔のイメージだと社長は判断して特に何もわからないみたいなイメージあったんですけどもちわもちやにみたいな感じで各自沸かせる。
なんか今そうじゃなくて社長自身がいろいろ知ってないとダメな時代なのかなって思ってAIとか。
確かにまあそのリテラシーは必要ですけどいやでもそういう人がほとんどですかね。
なんかこうでかいことだけ言ってビジョンだけ言ってあとは仲間が何とかしてくれるみたいなタイプの社長もなんかいるっちゃいる気がしますけど。
でもそのこの人かって言われると別に出てこないですね。
ハイスさんも結構技術的な観点お話しされてるのよく見るんですけどここまで行くとやりすぎだなみたいなラインはあるってことですか。
いや別にやりすぎなラインはないと思いますけどでもまあそこはそこで分かっている人みたいなのにしっかり任せるってことは重要だと思います。
だからジェンスもそこは任せたってことですよね。
そういうライン引きはすごく重要だと思います。
じゃあ次回エピソード4はジェンスの資金調達話から始まります。
まあね今だっていくら?
7万。
7万でしょ。
もうどうやっていくのって感じですよね。
ハードウェア作れるわけだし。
やばいですよね。
まあでも7万から始まってどう資金調達していくのかっていうところです。
今回もお聞きいただきありがとうございました。
次回の配信もよろしくお願いいたします。
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