00:10
ノーコレAI CEOの林と、 佐藤です。
よろしくお願いします。 お願いします。
【第2回】ということで、林さんが前にやってたTomoCodeですよね。
はい、そうです。
TomoCodeから、今のノーコレAIにピボットした話をお伺いできたらなと思うんですけど、
最初にじゃあ、TomoCodeについてどういったビジネスだったかっていうのをお願いします。
はい、そうですね。
そもそも、なんでTomoCodeやってたかみたいなところから説明させていただくと、
かなりスムーズにお話できるかなと思うんですけど、
結構、初回でお話した、起業したくてアメリカ行ったんだよね、みたいな。
中で、起業のテーマってずっと探してて、
行った大学がレベラルアーツっていう、本当にその、いろんな教科が選べますみたいな形で、
3年生の時までに、自分の好きな教科の中でどれにします、みたいな。
選考を決めるっていうプロセスがあって、
それがすごい楽しくて、いろんな学問について勉強できて、
自分は受験勉強とか、もう学校の勉強大っ嫌いだったので、
なんかそれがすごいカルチャーショックだったんですよ。
こういう教育の仕組みっていうのが、そもそもなんで日本でないんだろう、みたいな。
ところを、すごい疑問に思って、文科省でインターンしたりだとか、
そういう学校系のプロジェクト関わっていく中で、
それを変えるためのビジネスができないのかなと思っていて、
そういう経緯で卒業してから人跡インターナショナルスクールっていう、
日本で初めての全寮制の小学生向け一条校、
一条校っていうのは文科省認可の学校なんですけど、
を作って、その後も、なかなかそういう新規の学校立ち上げっていうところをやってる人がいないところもあって、
コンサルティングとかでかなりお声掛けいただいて、
今まで東京とか関西で大きな学校を作らせていただいたんですけど、
一定やりがいは感じつつも、でも課題感も感じているというか、
課題感というか自分の限界ですね。
というのも、インターンって学費1年間いくらすると思います?
私こういうの当てるの得意なんですけど、
1年ですよね、1人。
そうですそうです。
400万。
いいラインですね。
400万いくと結構高いところ。
高いんですね。
10個もないと思いますね、日本で。
大体200万から400万の間、量があったらプラス料費みたいな感じになっていって、
自分が最初に作ってたとこは、たぶん日本で一番高いクラスで、
料費合わせて700万とかしてくるようなところだったんですけど、
03:00
すごい。
何が違うんですか?
全人教育みたいなところをするんですよね。
あと、全部英語ですし。
つまり、学校の中の授業とかだけじゃなくて、
生活の指導というか、夜寝る量とかもみんな一緒なわけで、
そこまでプロフェッショナルに人格まで教育していきますよみたいな。
優しさだったり、そういったものもついています。
教育してますよっていう、24時間体制っていう感じはあったりしますね。
そういうものって、ほんとにごく一部の人にしか提供できてない。
それっていうのは、そもそも日本にあんまりなかったので、
よりそういう機会を増やしていくっていう意味で、すごい価値は感じてたんだけども、
テクノロジーの力でもっと多くの人に、そういういい教育機会っていうのを届けて、
機会に恵まれない人だったり、お金ない人っていうのは、
ほとんどの人が400万なんて払えるわけないので、
そういう人たちに教育機会届けたいなというところもあって、
エドテックのプロダクトで、2020年の12月に起業したんですね。
起業したタイミングは、今のCEOの阿部と2人で起業したんですけど、
ちょうどコロナも2020年来て、
え、もう始まった時期ですか?ちょうど。
始まる前かな、2020年、たぶん4月ぐらいにコロナ来て、
コロナ来てちょっとしてたぐらいだったんですけど、
めちゃくちゃエドテックそのとき注目されて、すっごい伸びて、
つまりみんなリモートするじゃないですか、
リモートして、授業とか大学の授業とかみんなリモートになったりしてましたけど、
っていうのがどんどんどんどん増えてきてたので、
だから、すごい注目されてて、
その中でも、自分が作ってたトモコードっていうものが開発しようとしてた方は、
オンライン教材すごい買われてるんですけど、
みんな買うだけ買ってやらないんですよね。
だから、だいたい修了率が5パーから10パーセント。
修了率っていうのは、買った教材をちゃんとやりきる人っていうことですね。
が5パーから10パーセントぐらいだったので、
これ高めないと、どんだけコンテンツ消費されても、
人の力になってないから意味ないよねと思ってて、
そのためにオンラインでピアラーニングっていう、
ユーザーのグループを作って学び合える環境っていうのを作ったのがトモコードだったんですね。
学習教材、学びの中身としてデータ分析だったりAIの構築っていうところをやっていて、
ユーザーが購入したタイミングで3人1組とかのグループが作られて、
ブラウザ上で実行できるPythonのエディターとかもあるので、
Python自分で実行して他のユーザーとの進捗管理っていうのもできて、
06:03
結果として、サービスクローズ前とかで言うと、
1ヶ月で78パーセントぐらいのユーザーが1ヶ月完走してるような形だったので、
かなり大きく課題は解決できたなとは思ってたんですよね。
それってサービス利用している3人くらいのグループ同士で、
その進捗を管理し合うっていうことですよね。
そうです。進捗、割と刺激し合うっていう感じですね。
毎週のウィークリーのタスクに関して、
この日までにやらないと次のウィーク進めなくなっちゃいますみたいな、
そういう期限とかも設けてたんですよ。
月々2200円とかで売ってたんですけど、最初2200円払うんですよね。
それが4週間分のプログラムになってて、
で、1週間の期限までに終わらなかったら、
お金払ってるのに2週目には進めないんですよ。
でも、2200円って結構そんなに高くないじゃないですか。
普通の商材ってもっと何十万とかすると思うんですけど、
その設定額でちゃんと刺激し合えるくらいの意識高めの人って集まるんですか?
そうですね。集まってはいたし、意識が高くなくても、
個人的にはずっと、今の会社でもそうなんですけど、
モチベーションに頼らずに仕組みによって、
やりきる環境を作るみたいなのがすごい好きで、
だから別に意識高くなくても、
勉強ってだいたい元旦のやる気じゃないですけど、
今年はやってやるぞみたいなところからスタートして、
だんだんあれが忙しい、これが忙しいって優先度低くなって、
やらなくなっていくわけで、
その優先度を仕組みによって強制的に上げるみたいなものを、
システムで実現してたっていう感じですね。
なるほど。
そうですね。で、やってたんですけど、
でもおっしゃる通りで、そんなに大変なプログラムで、
継続してくれる人は継続してくれるけど、
そもそもそこの人を集めるのがすごい大変。
うん。
スタートアップ用語なんですかね。
CPAっていう一人当たりを獲得するための広告単価っていうのも、
結構高くてですね。
通信のプロダクトだったり、スタートアップの基準とされてるのが、
CPAが3倍とかが基準になってるんですよね。
つまりお客さんがLTBの3倍ですね。
なんで言い直しますと。
スタートアップとして、CPAがLTBの3倍っていうのが基準にあったりして、
LTBっていうのはお客さんがそのサービスの中で落としてくれるお金。
で、CPAっていうのはお客さんが獲得するための会社側のコストですね。
なるほど。
なんで広告で5,000円払って、
お客さんが1万5,000円分使ってくれたら、
1万円の利益だよねっていう感じになって、
これが3倍だと健全だよね。
グロースしていけるよねっていうラインなんですけど、
全然3倍にはなりそうになくて、
09:00
大体1倍くらい。
もちろん教育ビジネスってめちゃくちゃ口コミ重要なんで、
口コミが集まってくるとこれがもっと数字よくなったりすると思うんですけど、
でもとはいえ、長期でやっていくのは本当に重いビジネスだなと思ったし、
自分としては早くグロースをして社会を変えるっていうところは、
教育をやるモチベーションと同じくらい大きなモチベーションでやりたかったので、
その2つがアラインしないなっていうところがすごい思って、
で、それでそういう市場環境だったり、
マーケットの需要みたいなところを理解せずにスタートアップモデルでやろうとしたっていうところに、
すごい自分の弱さを感じて、
その弱いところに振り切って、
つまり市場っていうところに向き合って伸びるビジネスっていうのを、
一旦本気で考えてみようとして、
ピボットを決意したっていう感じでした。
なるほど。
で、AIの電話っていう教育と全然関係ないじゃないですか。
はい。
そこは何の繋がりがあったんですか。
そうですよね。
はい。
生成AIがね、2022年とかに出てきたわけじゃないですか。
はい。
というかチャットGPTが出てきて、
生成AIっていうものが注目されてきたわけで、
で、うちでもTOMコードの時にコードエディターの、
分かんなかったらGPTが助けてくれる。
へー。
答えは言わないけど助けてくれるみたいな機能があって、
結構使われてたりもして、
へー。
やっぱりこれは世界を変えるものだなっていう、
もう完全にこの世界の変局点になり得るものだなと思っていたし、
マーケットっていう視点から考えても、
もうこれしかないでしょとは思ってたんですよね。
うんうん。
生成AIとエドテックのプロダクトめちゃくちゃ出てきてたりするんですよ。
うんうん。
例えば英語とか。
あー、確かに。
英語のスピーキングとかもそうだし。
確かに。
算数とかもそうだし、めちゃくちゃ出てきたりする中で、
それは一瞬頭をよぎったんですけど、
いやなんかというよりも、
やっぱ自分が弱かったマーケット視点に振り切って考えてみて、
世の中変えるようなワクワクするプロダクト、
今だから作れると思ったし、
これ今この瞬間だから作れると思ったし、
それで考えてみようと思って、
へー。
もう完全にマーケット視点に振り切って事業を考えたっていう形で。
あー、大きさで。
まあ市場の。
そうですね。
そうです。市場と、あとは、
生成AIでできること。
あー。
できないこととできることがあるので、できることをしっかり見極めて、
で市場が一番大きいところに当てていこうと思ったっていう感じですね。
ってことは国内じゃなく、海外とかを見て決めたってことですか?
12:04
海外も結構リサーチしましたね。
うん。
Yコンビネーターとかって分かりますか?
分からないです。調べます。
いやいや、大丈夫ですよ。
でも多分ね、これを聞くぐらいの人は多分みんな知ってると思うんですよ。
多分今後やっていく上で、
こいつ何も知らねえなって思われてイライラされると思うんですけど。
でもね、それがいいですよね。
聞いてもらって、分かんないとこばっかだったら面白くない。
確かに。
それ聞いてくれる方がいい。
はい。
でね、Yコンビネーターっていうのは、
サンフランシスコとかでやってるスタートアップのアクセラレータープログラムっていう感じ。
だから本当にこれからスタートアップやっていきますとか、
始めたばっかりの人がエリスぐりで世界中から選ばれて成長していくみたいなところがあるんですよね。
そこは本当にエリスぐりで選んでる。
そこに選ばれてるやつっていうのは結構注目領域。
うんうんうん。
はい。
でね、とかとか結構見て。
そういうの見て、ここだなって決めたってことですよね。
でも実はこの間でもちょっと、一応試行錯誤はしてるんで、
それはどうしましょう。第2回で。
第3ですね。
ピボット話。
ピボット第2。確かに。
ピボット第2で。
今お話したのは、自分が大学行ってから、トモコード辞めるまでの話でしたけど、
辞めた後どうやってノーコールに辿り着いて、ノーコールってどういうプロダクトなのか。
ところを第2回でお話ししましょうか。
はい。