1つ目は、ガリシアのムール貝です。
ムール貝。
ムール貝。
日本でもね、ムール貝よく食べますけど、
ガリシアのムール貝。
これ、印象的だった理由は、教えてください。
まず、めちゃくちゃ安くて、
けっこう学生の味方だったっていうところが大きいですね。
3キロで5ユーロとかだったので、
ちょっと相場感が全然わかんない。
どれぐらいの3キロ?
5ユーロって日本円だと何円でしょう?
800円くらい。
800円くらいで3キロのムール貝が食べれるっていう。
めちゃ安いですね。
めっちゃ安いですね。
それは、ガリシアにいたときの話で、
ガリシアはすごいムール貝の産地なので。
そうなんですね。ガリシアはスペインの中だとどういうとこですかね?
位置的には。
位置的には、北西で、冷たい海に面していて、
大西洋ですね。
かなり、主要な漁港とかも多い場所ですね。
そこに、ガリシアにも何ヶ月か住んでたんですか?
1ヶ月くらいサマースクールに行っていて、
魚市場の隣に住んでました。
めちゃくちゃ、隣ってなると、徒歩でどれぐらい?
徒歩で本当にお店にこれくださいって言える場所まで30秒とか。
すごいですね。
そうですね。
そこに宿が、寮があるんですか?
ホームステイみたいな感じをしてて、
偶然、そういうホームステイ先に終わり当てられたんです。
めちゃくちゃいいですね。
めっちゃラッキーでした。
リスナーに伝えたいぐらい。
そうなんですよ。
なので、そこの市場でムール貝をよく買って、
茹でて蒸して食べてましたね。
食べ方的にはどうやって食べてたんですか?
食べ方は、本当に大きいお鍋に、
ワインとお塩を入れて、
ずっとふたして火にかけるっていう感じでした。
向こうのムール貝って掃除されてるんですか?
付いてます?
比較的きれいなんですけど、
口のところにいるもみたいなやつ、
口って言うんですか?
即死かな?
そうですね。
もみたいなやつはついたままだったので、
一個一個取ってましたね。
あれムール貝から出てるあれですよね?
ムール貝の生命体の一部だった気がする。
でも、たしかにみんなについてたから。
身入りはけっこういいんですか?
身入りはけっこう大きくて、
本当に、
サイゼリアのムール貝食べたことありますか?
もちろん。
あれもけっこう大きいですけど、
あれの1.5倍くらいは。
一個一個。
冷凍とかじゃなくて生のムールってことですね?
生ですね。
冷凍もけっこう安くで売ってて、
レンチにそのまま袋でかけられるようなやつも、
1キロ3ユーロとかかな?500円くらい。
ガリシアってなるとけっこう広いじゃないですか?
その市場ってガリシアの中でどこら辺なんですか?
具体的な地名とかで言うと。
ガリシアの中に巡礼で有名な
サンティアゴ・デ・コンポステーラっていう町があるんですけれど。
サンティアゴ・デ・コンポステーラですね。
ありましたありました。
ガリシアの中だとちょっと西側ですかね。
ガリシアの中だと海に面してない町なんですけど。
この市場にけっこう。
そうですね。ガリシアのいろんな港からの魚介類が集まってきてて、
美味しかったです。
なるほど、一つ目ムール貝。
そのホーム製作機はキッチンは自由に使えたんですね。
そうなんです。おご飯は出ない代わりにキッチンは自由に使えて、
なので朝にムール貝がーって茹でて、
もう1日かけてそのムール貝を食べるっていう感じでしたね。
いいですね。主食はパンとかなんですか?向こうだと。
主食は向こうはパンとパスタが多くて、
でもパエリアも食べるので、けっこうお米も食べる人多くて、
私はだいたいパスタと魚介類食べてましたね。
なるほど。市場の話はもうちょっと聞きたいなと思ったんですけど、
他に市場でどういったものを買ったんですか?ムール貝以外に買ってたものって。
タコとか、あとはアサリ系の大アサリっぽいアサリ系とか、
あとはよくお魚も買ってましたね。タイとかちょっと捌く練習にタイとかイカとか買ってましたね。
タコは茹でたやつが売ってる感じですかね?
いや、生が売ってましたね。
生のタコを普通に買って塩もみして茹でてとかやってたんですか?
そうですね。でも最初なんか塩もみとか知らなくて恥ずかしながら、
なんか茹でて、あれ、なんかこれで合ってたのかみたいになってましたね。
そのまんま茹でたことないですけど、そうするとやっぱちょっとぬめりがあるもんね。
ぬめるし、あんまおいしくない。
やっぱ大事なんだな。
そうですね。けっこういろんなお魚買って、
顔見知りの店主さんとかができるとおまけとかもしてくれて、
これは今旬なのはいつなんだとか言って、
今これを買うべきみたいなのを教えてもらいながら買ってました。
そのときのこんぶん森さんのスペイン語レベルってどれぐらいだったんですか?
スペイン語でやりとりするんですか?市場って。
そうですね。もうたぶん市場での会話でスペイン語が伸びたと思います。
最初はグーグルでその魚を調べて、魚の名前ぐらいしかわかんなかったので、
この魚指さして、これはなんちゃらか、これはタイかみたいな、このタイが欲しいけど、
私が思ってる、このこれこれっていうタイで合ってるかみたいなふうに聞いてて、
すごい変な東洋人だと思われてたと思います。
けっこうハードルが高いことをやってますね。面白いな。
でも、けっこう優しいですよ。
特に北のスペインの人たちって、けっこうシャイな人が多くて、
日本人と神話性高いと思います。
そうなんですね。
じゃあ、次行きましょう。
じゃあ、2つ目お願いします。
このガリシアのカキを食べた時のXの投稿にエビの写真もありますね、
このエビもなんだろう、ボタンエビに近いような、シマエビ?すっごいおいしそうっすね、このエビも。
うん、これもなんか醤油でしてあって、なんかあんまり売れないから食べてみたいな感じで。
ほんとに?すっごい種色も綺麗で。
そうなんですよ。
これもおいしそうだな。
なんだろうね、確かにシマエビっぽい、ブドウエビ?
ね、ブドウエビとか系にも見えるような。
ですね。
おいしそう。
エビは、常になんか6種類くらいエビは市場にあってガリシアだと、すごい種類が豊富でしたね。
スペイン人はエビ好きなイメージあるよな。
いやー、そうですよね、なんか一般の人でも結構そのエビの呼び方が違うんですけど、呼び方をちゃんと言い分けてて、
これはこれこれのエビだねみたいな。
えー、なにそのエビっていうワードがいくつもあるってことですか?
例えばそのクルマエビ的なものを指すカマロンっていう言い方とか、
カマロン。
もしくは、それがクルマエビ的なもの。
で、他に、なんていうんですかね、ちょっとおっきめの、
なんだろう、ボタンエビとか。
ロブスター的な、
あ、そうです、ボタンエビとか、
あ、ロブスター的な。
そうですね、ロブスター的なものとか、あとはボタンエビとかを指すものも、
今ちょっと全部の名前を思い出せないんですけど、全然言い分けてて、
あ、これはエビだよねみたいなつもりで言ったら、
いや、それは何々エビじゃなくて何々エビだって言い返されたりして、
言われるんだ。
エビの単語はいくつか覚えとかないと、
そうですね、ちょっと復習します。
そのパエリアってスペイン料理の代表的なスペイン料理じゃないですか、
それに使われる魚介って向こうだと、ほんまだと何が多いんですか、エビ、イカ?
パエリアはですね、エビ、イカ、ムール貝、あとは白身魚が入ってるときもあるけど、
でもパエリアは実は南のほうでしか基本は食べなくて、
スペイン全土でいいパエリアが食べれるっていう感じではないんですよね。
それも違うな、知らなかった。
あんまり食べれなかったんですよね、だから残念なんですけど。
あとはパエリアは日本だとやっぱりシーフードパエリアのイメージなんですけど、
やっぱり鶏肉のパエリアとか、うさぎ肉のパエリアとか、結構いろんなものを乗せてましたね。
美味しそう。
シーフードだとやっぱり、あとイカスミ?イカスミパエリアとか。
ああ、いいですね。
美味しかったです。
モンゴー系だから、そっか、イカスミパエリアになるとモンゴーイカ系だからより南のほうな感じしますね。
なるほど。
じゃあ3つ目いきましょう。
最後の3つ目、印象的だった漁食お願いします。
3つ目の印象的だった漁食は、アンダルシアのタラです。
魚が出てきましたね。
アンダルシアはスペインの南のエリアですよね。
そうですね。私がいたカリスもアンダルシアの一部ですね。
一部ですね。そこでのタラ?
タラはあんまり印象的だったっていうので、あんまりよくないほうなんですけど、
全部あげちゃう、このフライにしちゃうっていう傾向があって、
タラも結構いろんなサイズのものが売られてて、
稚魚のフライとか、もしくはその生魚のフライとかあるんですけど、
とにかく全部どの段階でもあげフライにしちゃうんですよね。
ちっちゃいやつのフライ、おっきいやつのフライとか分かれるんですか?
そうなんですよ。
ちっちゃいやつの呼び方とおっきいやつの呼び方もやっぱりタラでも違ってて、
どういう単語出てきます?
ちっちゃいメルルーサの稚魚だとピホタっていうふうに言って、
ピホタ?
おっきいやつだとメルルーサって普通に言う。
タラと言ってもあれですね、メルルーサのことになります?
そうですね、メルルーサ。
でもね、メルルーサ以外のタラもありますね。
なるほど、タラ目としては、メルルーサもタラの仲間ですけど。
僕ら一瞬コッとかと思ったから、マダラのことかと思ったんですけど。
そうです。一般的なタラだとバカラオって言うんですけど。
バカラオって塩漬けしたイメージある?
おしだらのイメージ、そうですね。
それはタラそのものも指すんですか?
タラ全体を指してます。一般的な全部を含むようなタラ、
メルルーサとかも含めたタラだとバカラオっていうふうに言って、
フライにしてサンドイッチにしたりとか。
塩漬けじゃなくても全部バカラオなんですか?
魚の名前としてバカラオって言ってましたね。市場で売ってるときもバカラオ。
なるほど、じゃあお前どのバカラオが欲しいんだみたいな感じのコミュニケーションになるわけですか。
バカラオくださいって言っても、どのバカラオだよっていう。
そうですね、もしくは食べた後にこれはバカラオだねって言ったら、
バカラオはバカラオだけど、お前それピホタだろみたいな。
このサイズだったらピホタって呼ぶんだよみたいな。
そうなんだ。
なるほど、全然ピホタの方が知らない名前だからな。
ピホタは何なんだか全部気になってる。
じゃあこれバカラオじゃないのねとか言うと、バカラオだけどこういう場合はピホタって呼ぶよねみたいな形成されてましたね。
面白い。
でもやっぱメルルーサはそうなんですね。
事前の僕の下調べで、メルルーサはスペインでは日本のマダイナミに重宝されてて、共同料理にはほぼ使われてるみたいな。
それぐらい聞いたんですけど、メルルーサって日本だと何でしょう。
大洋魚的な、ディスラレシロミ魚フライ原料のイメージが結構強い。
メルルーサ使ってるぜってあんま表では言わない魚になりますが、
結構スペイン人はメルルーサ好きなんですね。ピホタちゃんみたいな。
そうですね、メルルーサ好きですね。そういう日本で思われてるような扱いとは違いましたね。
いわゆるサバとかアジとかみたいな、一番身近な大衆魚っていうような位置づけだと思います。
多分スペインでは水あげしてないと思いますね。
塩釀、南米でとってるイメージが強い。底引きとかでとってるんじゃないか。
そうなんだ。
メルルーサは深海魚よね。
多分それこそスペインが塩釀漁業国家じゃないですか。
日本と似ていて。
だからそれで南米とかで塩釀漁業船団でガンガン底引きとかでメルルーサを取りまくってスペインに送ってたりしたんじゃないですかね。
バカ売れ合うとか、タラはカトリックとかの関係が近いのと、
昔ポルトガルと三角貿易してたのがなんとかって、世界一極の歴史みたいな本にあったような。
一応あれですね、メルルーサのwikiを見ると、
ハエ縄とか手摺りとか差し編みでもヨーロッパで長年漁業を行われてきたと書いてあるけど、
やっぱりあれですね、1960年以降、日本とヨーロッパがトロール漁業でたくさん取り始めて、
いろんな世界の資源をねだやしにしたみたいな感じ。
アルオルノっていうのが最高級の料理だって書いてあるけど、食べました?
アルオルノっていうのは料理名というよりかは調理法のことで、
オルノっていうのがオーブンのことですよね。オーブンとか釜っていう意味で。
石窯で焼いたやつ、首から頭を石窯で焼いたアルオルノっていうのがメルルーサの料理です。
すごい良いものだらしいですけど。