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こんにちは、kaniheiです。
魚と食をもっと楽しくというコンセプトで、今回も収録していきます。
前回に引き続き、今ベトナムの放置民に来ておりまして、日曜日なんですけれど、
口トンネルという観光地に行こうかなと思って、車に乗って移動中です。
今回も前回に引き続き、Takaさんにゲストに来ていただいています。Takaさん、お願いします。
こんにちは、Takaです。
Takaさんは、アメリカの東海岸、ニューヨークで20年以上、フードビジネスに携わっているすごい方なんですけれど、
私と実は旅行仲間で、一緒に時々東南アジアに来ていますという感じなんですけれど、
今回は魚食系ラジオということなんですが、せっかくTakaさんゲストに来ているということで、
アメリカのフードビジネス、特に東海岸、ニューヨークのフードビジネスについて、
詳しくなれるようなコーナーをお送りしたいと思います。
解剖!ニューヨークの日本食レストランビジネス!
これね、ベトナムの方が今運転している後ろ、後部座席で2人座りながら。
何してるんだろう?
後部座席でチラチラ僕らを見ているんですよね。
何してるんだろう?日本のジャパニーズは何してるんだろう?
20年以上東海岸、ニューヨークに住まわれて、アメリカの国籍も取得されて、
根深くアメリカのレストランビジネスにかかっているTakaさんということで、
そこにフォーカスして今回聞いていきたいと思うんですが、
実際ニューヨークってどんなレストランがありますかね?
ニューヨークは本当にビジネスマンもいれば観光客もいて、住んでる人もいるんですけど、
ニューヨークに来たことがある方は分かると思うんですけど、
マンハッタンっていう島の中に、ずっとど真ん中にそこに集中している。
その周辺にブルックリーだったりクイーンズだったりブロンクスだったりっていうエリアがあるんですけど、
本当にそのエリアに集中してみなさん住んでいる。
そこには本当に大したような人たちがいる中で、本当にレストランの数も種類もかなり多いですよね。
確かにマンハッタン島とマンハッタン島以外だとまた全然違いますね。
真ん中だけ一極集中ですごいことになってしまう。
特にマンハッタンのセンターの真ん中のところはやっぱり観光客が多いですし、
タイムスクエアあたりは観光客が多く集まっているし、
その周りはどちらかというとビジネスマンの人たちがランチだったりディナーだったりっていう。
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また郊外のブルックリーンとかクイーンズはどちらかというと人が住んでいる人たちが食べるようなレストランがある。
なるほど。そうなってくるとレストランもいろんなお客さんを相手にしなきゃいけないんですね。
そうですね。ただどこも客観化があったりとか、どんなオケージョン、どんな時に使うかというので、
積み分けみたいなのはね。
そうですね。あとはどんな客をターゲットにするかというのは結構はっきり分かれているんですね。
ことその日本食、特に専門としては日本食レストランになると思うんですが、
そういうところでいくとどういう業態がありますかね。お寿司屋さん?
そうですね。お寿司屋さんが一番ポピュラーメジャーで、最近はラーメン屋さんもかなり増えているし、
あとは専門店ですよね。焼き鳥屋さんとか。
焼き鳥屋さんもありますか。
焼肉屋さんとかあります。そういったところも出ている。
あとはうどん屋さんとかありますね。
つるとん丹とかね。
つるとん丹進出されてるんでしたね。
そういう業態も、幅広い日本食の業態が結構あります。
実際そのレストランの方々って、どんな人種の方が働いているんですか。
日本食の高級店といわれるお寿司屋さんですと、やっぱり日本人のシェフの方が多いんですけども、
最近はやっぱり日本人のシェフじゃないお寿司のシェフといわれる方々も結構多くて、
そういった方々もやっぱりアメリカ国内とか、
アメリカ出身ですね。
アジア系の方もそこ多いんですけど、そういった出身のシェフの方も多くてですね。
日本人じゃないとっていうことはなくて、いろんな他社会の方がいらっしゃる。
お客さんとしては、さっきもいろんなジャンルの方がいるっておっしゃいましたけど、
アジア系の人がお客さんとして多いんですか。
多いですね。
日本食はアジア料理の一種なんで、やっぱりそういったところでアジア人の方がお客さんとしては多いですね。
そのニューヨークでレストランやるにあたって、食材とかって皆さんはどうされてるんですかね。
レストランで使うもの、この中でお米とかラーメンとか、
そっか、日本食で言ったらお米、ラーメン、そうですね。
またお魚があったり。
そういったものは物現地の卸さんがいて、そういった方々がレストランで。
お米は日本のお米を使うんですか。
日本のお米も使うんですけど、
も使う。
も使う。
ただやっぱりアメリカもすごくお米の産地なんで、
特にカルフォルニアの北のサクラメントバレーというところは、
お米がすごく大きなライスフィールドというか、いわゆる田んぼがありまして、
そこでかなり大きくお米の栽培をやっているんで、
それが広く全部流通しています。
06:00
向こうで育ったお米って、日本と比べてどうなんですかね。
要は日本側がカリフォルニア米でしょみたいな、
そんな印象もちょっと抱くんですけど、
ちょっと日本よりは下なんじゃないかなみたいな視点もあるんですかね。
そう考えちゃうんですけどどうしても。
それもあってますね。
やっぱり日本のお米はやっぱりおいしいですし、
やっぱり日本に僕も来たときに食べるとやっぱりおいしいなって。
水もいいしねみたいな。
思うんですけど、カルフォルニア米も実は年々改良に改良を重ねられていて、
そうなんですか。
僕も20年以上この業界にいますけど、やっぱり当初の頃よりは、
今はだいぶお米の品質も上がっていって、
そうなんですね。
おいしくなってきてますね。
そうですか。
もう普通に日本と同じような形?単流米って言うんですかね。
はい。
それも同じ?
もあります。
もある?
あります。もうコシヒカリ、ガーボン本当に多いんですけど。
そうか、コシヒカリをもう育ててるんですね。
育ってますね。
ただやっぱりアメリカ広いんで、やっぱりお米を脱穀して、
その後精米してから、やっぱりレストランだとか家庭に届くまでに、
やっぱり日本よりももっと時間がかかってしまうっていうのもあるんで、
ばっかり日本って精米で、
確かに精米してからすぐ日本に行っちゃったら帰れますね。
そうなんですね。あとは日本って温度管理とか湿度管理、
お米の管理を。
そう、お米の管理してるんで、やっぱりお米の食べた時の味だとか香りってすごく高いんですけど、
まだアメリカはそこまで広いっていうのと、
ちょっと若干、
サプライチェーンの徹底さが、
徹底もそうです。
ブレも若干あるというか。
若干あるし、やっぱり温度とか、お米の温度とか、湿度とかの管理とか、
そこまで行き届いてるっていうのもあるんですが、
ただやっぱり年々良くなってはいます。
なるほど。確かに品種としては日本の米の方が、
育て方含めて美味しいよねっていう声が聞こえるものの、
アメリカのお米の方が精米してから、
例えばニューヨークの人が仕入れるまでの時間が短いから、
精米期間が短い方が美味しいよねっていうので、
味の差が、素材としては日本の方が良いけど、
アメリカの方が美味い時もあるよねっていうのは時々聞きますよね。
まさにその通りですね。
日本からお米仕入れても、結局ニューヨークの場合だともう本当に、
2ヶ月ぐらい?
そう、2ヶ月かかると3ヶ月ぐらいかかってしまうんで、
そうなると…
アメリカの精米したての…
そうなんですよ。それを冷蔵のコンテナで持ってくれる場合もあるから、
持ってこないで、普通の常温のコンテナで持ってくる場合もあるので、
そうするとやっぱり味の劣化っていうのが起きてしまいますね。
精米しないでアメリカに持ってくるっていうのはありなんですか?
日本のお米を。
できます。できるにはできます。
それを精米して流通するっていうのが確立してないから、
あんまりやってるところはない?
そう、それとやっぱり日本の精米技術の方が高いんですよ。
09:01
そうなんですか。
どうしてもこれは時間のかけ方とかがあって、
やっぱり日本の精米って技術も高いので、
時間、余計な熱をかけないようにとか、
すごくデリケートに精米するんですけど、
言っちゃうんだけど、アメリカも佐竹っていうメーカーの…
日本のメーカーですか?
日本のメーカーの精米機を入れて、やってますよってアピールするんですけど、
実際やっぱり精米所を見に行ったりとかして見ると、
やっぱりすごい早い。時間をかけないでガーッといくんですよ。
そうなるとやっぱり挟まれて米が割れたり、
つきやすいとか、
そうですね、やっぱり早くやればやるほど熱がかかるので、
その分やっぱり淀粉質が少し形成変化を起こして、
やっぱり食感に若干変化が出てしまうってこともあるので、
やっぱり日本ほどはまだまだ。
でもそれもだいぶね、
やっぱり日本食とか和食がやっぱり広がってきて、
お米の需要が増えてきていることもあって、
各精米所もそういったものにすごく力を入れてやり始めていくところが…
なるほど、なるほど。徐々にそこも変わっていくのかもしれないですね、
この先で考えたら。
いやー、お米の話面白いんでかなり聞いちゃいましたけど。
他の食材だとどうなんですかね?
レストランさんが使う食材って、
日本のものと他の国のもの、アメリカ含めて他の国のものだと、
大体何対何ぐらいかなって感覚しますね。
だいぶ調味料なんかはアメリカでも作るようになってきているので、
醤油とかも原子製造。
醤油とかお酢とかはもう原子製造。
日本食券もキッコーマンもアメリカ進出していますし。
そうですね。なのでそういったものは本当に多くなってきている中、
やっぱりどうしても日本でしか取れないものとか。
例えば水産品で言うとブリトルとか、
あとはね、こたてもそうですし。
この2つは日本で2大水産品。
確かにそうですね。台北向け輸出トップ5には絶対入る。
そうですね。あとはやっぱり高級店もそうですけども、
最近注目されているのはやっぱり柚子。
柚子ですね。
日本産の柚子っていうのはもう今は。
いろんな世界中が結構気づいちゃいましたね。
柚子っていいよねっていう。
柚子。
あとはやっぱりわさび。
わさびはやっぱり日本のわさびが一番。
アメリカでもわさびあるんですか?
アメリカのカナダの方でちょっとわさびが作っているんですけど、
これやっぱり陸で作っているわさびなんで、
やっぱりね、日本の水の水耕栽培とはやっぱり味が全然違うんですよね。
そうなんですね。
そういったものもあるし。
最近私の仕事柄、日本食レストラン以外の方との付き合いとか、
結構シェフの方との付き合いがあって、
そういった方も特にミシェランの三つ干しとか、
二つ干しの有名なシェフなんかも結構日本の食材を使って、
フレンチだったりも使ってらっしゃる方も使っているんですけど、
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この間初めて私もイメージしたのが、
うちから買ってもらった商材って、
トンブリってあるんですけど。
トンブリ、なんだっけ、山形とかですか?
秋田ですね。
秋田か。
畑のタンパク質だっけ?
そうそう、魚の卵みたいな、つぶつぶの。
緑色の。
そうです、これは実なんですけど、
日本でも本当にトンブリって日本のもので、
日本からわれわれも仕入れて、
トンブリ。
これを本当に日本、もともとはわれわれも日本のシェフ、
日本食レストランに向けて細々と売ってたんですが、
最近それに注目し始めて、
いろんなシェフなんかが。
どう使うの?トンブリ食べたことないですね。
そうですよね。
食べ方すらわからないですね。
やっぱり海外の視点からすると、
やっぱり完全にベジタリアン。
野菜でできた、
要はキャビアのような。
なるほど、ちっちゃく丸くてコロコロしたやつ。
そうなんですよ。
食感もいいし、見栄えも素敵なので、
フレンチとかすごく見た目の美しい料理にも非常に合う。
使い始めてる。
トップシェフはやっぱりそういうビーガン、
タンパク質が逼迫している世界において、
それ以外のものでレシピを成り立たせようとか、
そういう方もいらっしゃる?
いらっしゃるね。
やっぱりそういったところの中では、
視点がだいぶ違って、
トンブリはトンブリとは思っていない。
ただ本当に言われるのが、
こんなにいいものを持っているのに、
これはどういった経緯、
例えばどういう風に作られて、
どんな食感作ってて、
どんな風な栄養価があるとか、
そういったものの情報をもっと発信した方がいい。
って逆に言われましたね。
トップシェフだから、
もっとリッチな情報が違うんですね。
そう、やっぱりもうちょっと注目していいんじゃないか、
っていう指摘は受けて、
そうなのかなってちょっと思いました。
なるほど。
一方で日本の食材にこだわらないレストランも、
多いは多いですよね。
多いは多いんですけど、
やっぱり我々の会社もそうなんですけど、
そういったものを持っていて、
やっぱりそういういいものを持っているっていうのを、
理解してもらえる。
なるほど。
あとは巡彩とかも最近。
へー。
それも本当に、
巡彩ですか。
巡彩も。
確かに食感は面白いですけど。
そう。
いったものも最近、
いわゆる日本食レストラン以外でも使われ始めた。
へー。
たぶん日本でもそんなに知らない方も結構、
もしかしたらいるかもしれないぐらいの、
本当にレアな商材なんですけど、
意外とそういう商材に目をつけている、
トップシェフ、スターシェフとか、
そういう人も結構いるしね。
アメリカは今、
すごい物価が上がっているって言うじゃないですか。
はい。
レストランさんの方々は、
物価が上がっている中で、
みんなレストランに食べに来てくれてはいるんですかね。
うーん。
ラーメンいっぱい20ドルでしたっけ、今。
20ドル、そうですね。
20から25ドルぐらい。
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日本にすると3000円超えるわけじゃないですか。
マンハントの人らはそれは普通に食べれるんですかね。
普通に食べる人もいるんですけど、
やっぱり食べれないよねって思う人もいて、
本当にコロナの後ぐらいの2021年、
2年ぐらいから急激に物価が上がって。
そうですよね。
めちゃくちゃ上がって。
そうですね。
日本側にいると、
そんな値段でラーメン売ってるんだ、
じゃあ僕らの商品高く買えるね、
みたいな感じもするんですけど、
かといって別にそういうわけでもない。
ないです。
物価が高い、そもそも。
物価というか、
不動産の家賃とかはすごい高いんですかね。
高いですね。
めちゃめちゃ高くて。
マンハントが1ヶ月でどんぐらいネット費とか。
ワンルームでそれこそ3000、4000ドルは絶対にする。
1ヶ月でワンルーム暮らすとなると、
そうですね。
3、4000ドルぐらいはしますよね。
だから日本円だと50万円?
50万ぐらい。
そうですね。
ワンルームですよね。
レストランさんの本とか読むと、
そういう物価が上がって、
本とか読むとそういうところに住みながら、
下働きをして、
自分がポジションを得れるように頑張るみたいな
本、妙なことあるんですけど、
ワンルームで頑張ってても
ワンルームが50万円すると。
まあまあまあ。
大変。
だから皆さん結構ね、
郊外のほうに住んで、
寒いとかで帰ったりしてる方もいるので、
なかなかマンハントの中に住むっていうのは
簡単な話ではない。
そうですね。
なので、マンハントの中に住むときに
マンハントの中のレストランっていうのは、
生活のために、
例えばお腹空いたから今日はこれ食べようかっていう
レストランも当然あるんですけど、
そういった方々はすごく高級な方々になるんですよね。
だから、一般的なレストランは
そこで働く人たち、
今回ったんで仕事をしてる人たちが
お昼を食べたり、
あとは夜食事をしたり、
それこそビジネスギラーもそうなんですけど、
そういったものに使われることが大事だし、
住んでる方々も当然食べたりするんですけど、
やっぱり客単価高いレストランって
そんな毎日毎日行けるわけではない。
すごい。
結構特別な時間を過ごす場所っていう
利用の仕方が結構多いんですかね。
そうなんですよ。
そこが実はレストランビジネスの
すごい重要なところで、
もう普段使いっていうレストランも
当然あるんですけど、
日本食ってそういう位置づけじゃないんですよ。
特に日本食は。
特に日本食はやっぱり安い、
高い、普通安いで言うと、
どっちかというと高いに近い部類に入っている。
マンハッタン、中でもさらに高い位置づけ。
中でもやっぱり日本食って
高いという位置づけなので、
やっぱりスペシャルなオケーションというか、
場所なんですね。
場所であるっていうところには
位置づけしてるんですね。
一応、漁食系ラジオなので、
ちょっと時間もそろそろある中で、
最後、魚関係のこと聞きたいんですけど、
向こうの人たちが好む魚とかって、
18:01
日本だとすごい多種多様な魚が
捕れるんですけれど、
マンハッタンの人だって
そういう多種多様な魚を
求めはしてるんですかね?
食べますよ。
食べます?
シーフードは大好きなんで、
シーフードは大好き。
やっぱり定番はサーモン。
サーモン、エビですよね。
この2つは定番なんですけど、
それ以外にも、
シーバス好きですよね。
シーバスも食べるし。
メイドインUSA、
アメリカ原産を使いたいよねっていう
意識もあったりするんですか?
地産地育じゃないですけど。
そうですね、あるにもあるんですけど、
レストランさんは
それをどうおいしく料理するか
あるので、
西ニューヨークの方だと、
それこそ、
ヒラメとかも捕れるので、
マグロも捕れますし、
そういうのも市場に並んでいるので。
マグロも捕って流通してるんですかね?
マグロも捕れますね。
ボストンでマグロ捕れる?
捕れます。
キカンは食べられてもいい。
多く捕れます。
そうなると。
あとはアラスカの方で捕れる
ギンダラとか。
ギンダラ、やっぱり好きですか?
大好きです。
油が強い魚、皆さん好きなので、
ギンダラは好きの魚種ですよね。
やっぱりファットがある方が
好きではあるんですかね?
間違いなく。
確かにオマカセとかで
マグロが赤身じゃなくて
大トロ一本勝負みたいな
赤身のメニューってあんまり見ないかもしれないです。
日本だと赤身の漬けっていうのが
オマカセだと定番ですけど、
あります?赤身の漬け出すと。
なくはないですけど、
一般的にマグロとトロが一番好きですよね。
そこがまた日本だと
日本でも出しますけどね。
タカさんが20年
レストランビジネスにやられていて
印象的なレストランの
お話とかあったりされますか?
そうですね。
2005年からこの商売の
この会社に入っているので
20年弱か。
そうですね。もう20年弱ぐらい。
来年で20年目ぐらい。
いろんなレストランを見てきて
一つ思い出深いのが
わがままっていう
レストラングループがあるんですよ。
これロンドンが本社に
世界的な。
今は世界に
多分70カ所とか
190カ所ぐらい。
そうなんですか?
そうなんですよ。
実は大北にレストランチェーンで
名前のごとくわがままっていう
名前がついている。
和食料理もあるような
レストランではある。
完全な和食料理。
和食じゃないんですけど。
そうなんですか?
そこが2016年
ニューヨークに出展すると。
21:01
8年前。
ということで
我々の方から商材を
提供するということで
向こうの商談を始めて
出したんですよ。
初めてお会いした。
その当時でももうすでに
世界でそれこそ160カ所
170カ所レストランがある。
それこそファンの方が
特にヨーロッパに多い
店が多いので
ヨーロッパの方に
わがままって聞いたら
知ってる方が多いぐらい
有名な店なんですよ。
そこで色んな商材を
我々が卸して
私も今まで食べたことはなくて
オープンの数日前に
フレンズ&ファミリーって
英語ではアメリカでは
言うんですけど
開店前に関係者の方を集めて
実際のオペレーションの
オペレーションを
一回やってみようと
ただそのお客様というのは
関係者の方をお呼びして
実際やって欲しいと
実際そこには
アンケート用紙とか
実際どうでしたか
サービスの味はどうですか
というのもあるんですけど
それに我々招待されて
行ったんですけど
衝撃的だったのが
言っちゃらんなんですけど
ホントに
まずいんですよ
びっくりするくらい
まずかったんですよ
そこの有名なメニューの一つに
カツカレーっていうのがあるんですけど
カツカレーがメニュー
それまた面白いですけど
Googleでわがままカツカレー
って調べていただくと
映像が出ると思うんですけど
カレーライスのお皿の上に
まず最初にカツが乗ってるんですよ
その上にご飯が乗って
その上から
木からカレーソースがかかっている
見た目からして
ちょっと順番がおかしい
確かに
普通だったらご飯
カツカレーなんですけど
カツご飯カレーなんですよ
カツの上にご飯乗っちゃいますか
衣が押されちゃう
そうですね
カレーなんて
まずくしようがないんですけど
とてつもなくまずかったんですよ
その時
何でしょう
ペラペラなんですよ味が
薄いんですよ
コクとかもあまりなくて
カレー粉
ドキドキした
こんなこと言ったら怒られる
でも本当においしくなくて
その時フレンズファミリーで
結構な人数で
うちの社員営業マッチを
みんなで行ったんですけど
みんな無言になりました
あとラーメンがあって
ビーフラーメンというのがありまして
ラーメンとスープが入って
その上に大きな
煮込んだお肉を
結構塊でどーんと乗って
見た目がおいしそうな
24:01
ラーメンがあるんですけど
スープがもう
これもまたカレーと一緒で
味がペラペラなんですよ
おそらく白あたしを
お湯で割っただけなんですよ
どうしたんですか
フィードバック
申し訳ないけど
ハゼンとしてしまって
びっくりしたんです
どうでしたかっていう
アンケートがあったんで
お客様なんて
サービスとかの部分が
特に問題はないんだけど
料理がやっぱり衝撃的でした
っていうことを書いたんですよ
ただ僕も
本家のわがままも知らないので
ヨーロッパではこれで受けてる
自分たちの感覚がもしかしたら
違うかもしれないというのも
ありますよね
今回衝撃的だったのが
そこだったんですよ
日本人として日本食
いわゆる味はおいしいものだって
おいしいものがおいしいものは
自分に合うもの
誰もがおいしいって思ってたんですよ
そういうものを売る
それは一つの考え方として
正しいんですけど
今回のわがままで食べた時の味の
僕はまずいと思った
でもヨーロッパの人たち
それこそ170店舗の人たちは
ヨーロッパに行ってるお客さんって
多分何万人といるんですよ
この味を支持してる人たち
そこまで広がるんですか
そうなんです
それは1回そこで終わるんですけど
それからしばらくして
もう1回行ったんです
そしたら味が変わってたんですよ
どっちかっていうと
おいしい方に変わってたんです
やっぱり買いたかった
って思ったんですよね
ただここからが面白いのが
ニューヨークっていろんな海外から
お客が来る
ヨーロッパからも結構来て
彼らがニューヨークにわがままあるって言って
食べた時に
ヨーロッパの味と違う
まずいって声がすごい出たんです
変えたら
僕らにとってはちょっとおいしくなったけど
どっちかっていうと
僕ら寄りの方の味に寄ってったら
今度はヨーロッパ人たちから
これは違うって
フレームがかなり来たらしい
そしたらやっぱり戻ってったんですよ
最初に
ヨーロッパに来たんですけど
ちょっと戻ってった感があるんですよね
あれから2016年にオープンしてから
もう8年くらい経ったんですけど
最新はどうなんですかね
今はもう4店舗くらいあるので
増えてってるんですか
今度フロリダにも空きますし
市民権を得てるんですね
市民権を得てる
あの味で市民権を得ていく
チェーン展開していける
やっぱり自分の価値観
日本食
凝り固まった考え方を
本当に思ったんですよ
色々食材を提案する
日本の食材を
現地のレストランさんに
提案する時も
そのお客さんが
27:00
どういうお客さんかっていう
そういうところをターゲットにして
理解しないと
見当違いなことになりますね
まさにそうなんですよ
誰を相手に勝利していいのか
そのお客さんが何を求めているか
っていうことが
レストランはすごく重要なんですよね
美味しい料理を足すことが
全てで嬉しい
美味しいっていうのが
そもそも世界共通じゃないんですね
じゃないですね
改めて思ったのはそうでした
あの味でもニューヨークで
生き残っていけるんだっていうところ
でもそれは
みんなが適当だからではなくて
それも緻密に計算されて
やってるものなんですよ
ビジネスとしては成功してるので
彼らは彼らでも
マーケットを理解しながら
やっぱり
やっぱり
やっぱり
面白いところもあり
面白いところもあり
やっぱりレストランですね
さっき
カニ兵です
カニ兵です
最初カニ兵さんがおっしゃったように
多種多様のレストランがある中でも
やっぱり
その深さっていうんですかね
やっぱり
美味しいのレベルも
そうですね
モザイクとかなんか言われますけど
本当にハッタン一つ取っても
それぐらい奥深い
マーケットだということですね
そうですね
私から見てて
さっきのわがままレストランに戻るんですけど
何がお客さんを引きつけるかっていうところなんですよね
正直味で引きつけてる部分当然あるんですけど
わがままもさっき8年経っていて
もう4店舗ぐらいあったから
何かなって考えたときに
一つすごいこれ
生き残ってるレストラン
わがまま以外でも
長く続いているレストランに
共通していることとして
客観的に見ててもらえば
やっぱりそのレストランに来たお客さんが
何を体験したか
そこでの体験が
すごい大事なんですよ
それは食べたもの以外の部分も
大事っていう話ですか
そう全てにおいて
その時誰とどんな時間を過ごすか
その時のやっぱり
出たレストランに入って
そこで体験して
そのレストランから出ていくまでの
どれだけの体験をしたかということが
やっぱりそのリピート
お客さんのリピートを生んでいく
それがやっぱり長く
ビジネスを
魅力で生き残っていく一つの
ポイントだなっていうのは
ちょっと抽象的な言い方
確かに空間作りもすごく意識してる
お店多いですよね
そうですね
そうですけど
テナントとして
どうプロモーション
するかも
なんか一個
私この前ニューヨーク一回行った時に
韓国系のカウンターのみの
30:00
麺料理屋さんの
そこも美味しいんですけど
そこのカウンターの後ろを
通って行った先にバーが
あって
バーの入り口は
ドアにメインしてなくて
そういったレストランの奥に
ドアの入り口があって
入ったら隠れ家的なバーが
広がってるみたいな
そこに行っただけでも
開けて入って
お酒一杯飲んだだけでも
すごい体験したな
と思うじゃないですか
そういう
それもすごいなっていう
やっぱり美味しい料理
高い料理を出す
にかはやっぱりそれだけではない
そこでのサービスとか
どういう体験
本当に満足したかどうか
っていうことがすごく大事だな
とは思いますね
なるほど
だいぶ解剖できたかな
と思います
中傷的な話になっちゃった
いい
そろそろ目的地に
近づいてきましたので
今回はこれぐらいに
したいと思います
タコさんありがとうございました
こちらこそありがとうございました
バイバイ