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2025-10-10 15:34

漫画の描き直しで実感した"プロセスを見せる"ことの価値

いったん完成していた漫画のキャラクターを描き直したことをきっかけに、「プロセスを見せること」自体に価値があるのかもしれないと気づきました。 今はAIでも一瞬で完成品を作れる時代。だからこそ、人が試行錯誤しながら形にしていく“過程”こそが、もっとも人間らしい創造かもしれない。今回はそんな気づきについて、実際の制作体験を交えてお話しします。

関連回:
データ活用が学べる漫画を描き始めました
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ビジネス漫画家として活動する岡野純の漫画制作や働き方、そして日常の小さな出来事を“クエスト”(ゲームでいう冒険やミッション)と捉えてお話ししていく番組です。

会社員とビジネス漫画家のパラレルワーカー、岡野純と申します。
わかりやすさとストーリー性にこだわったビジネス漫画を描いています。
著者に、Amazon年間ベストセラー受賞の「マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門」「やる気クエスト」など。
2児の父です。

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#漫画家 #パラレルワーカー #クリエイター
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サマリー

ビジネス漫画家の岡野純が、漫画制作のプロセスを公開する価値について話しています。ゼロとイチというキャラクターのデザインを見直し、より表現しやすくするための取り組みや、企業とのコラボでのプロセスを強調しています。漫画の描き直しを通じて、作品のプロセスを見せることの重要性について触れています。特に未完成品や修正過程に価値があり、クリエイターが積極的に公開することの意義が強調されています。

プロセスの重要性
ビジネス漫画家・岡野純のデイリークエスト、おはようございます。岡野純です。
この番組は、ビジネス漫画家として活動する岡野純の漫画制作や働き方、そして日常の小さな出来事をクエストと捉えてお話ししていく番組です。
というわけでですね、だいぶ久しぶりになってしまいましたかね。
いろいろ忙しかったというか、月末・月初だったので会社の仕事の方が忙しかったりとか、
あと、単純に撮るタイミングがあんまりなかったりとか、それに加えてちょっと風邪をひいてしまって、声が出にくかった時期とかがあって、
今もちょっとまだ治りきってないので、少し声が聞き取りにくいとか、ちょっと聞き苦しいところがあるかもしれませんが、
ようやく今日撮れるタイミングができたので、久しぶりにちょっと収録してみています。
というわけでですね、今回のクエストはですね、プロセスを公開してみようというところでですね、
そういうテーマでお話をしていこうと思っているんですけども、
まずちょっと前段としてですね、今僕データ活用が学べる漫画というのを書いているんですね。
音声配信の番組でもですね、ちょっとお話を前にしたことがありましたが、
データ活用が学べる漫画を書き始めましたという回でちょっとお話をしているんですけども、
データの時間さんというウェブメディアとちょっとコラボをさせていただいて、
データの活用がRPG形式で学べるような漫画を書いているというちょっとお仕事をさせてもらっています。
それはですね、いろいろキャラクターを作ったりとか、
キャラクターで漫画を書き始めたりというところをちょっとちょこちょこ進めているんですけども、
キャラクターがですね、主要なキャラクターがSNSとかでもちょっと公開させてもらってたんですけども、
ゼロっていうキャラクターとイチっていうキャラクター、
その2人が一応メインキャラという感じで進んでいくようなストーリーにしています。
このゼロとイチっていうキャラクターをですね、僕がもともとデザインしまして、
そのイラストをですね、このプロジェクトのマーケー担当の方が、
XとかTikTokとかですね、いろんなSNSでこういったキャラクターが登場しますというところをですね、
投稿してくれていたりしたので、その辺をちょっとやり始めていたところだったんですけども、
そういうところをやっていたタイミングではあって、
僕の方もですね、そのキャラクターを使って漫画をですね、3話ぐらいまでかな、書き進めていたタイミングではあったんですけども、
ちょっとですね、思うところがあって、そのゼロとイチっていうキャラクターを書き直したいなというふうに思ったんですね。
なので、そのキャラクターとそれに伴って今まで3話まで書いて進めてきた漫画も、
当然ちょっと書き直すというところをちょっとやりたいなというところを思いまして進めているというようなところがちょっとあります。
もともとですね、この漫画のキャラクター、ゼロとイチっていうキャラクターに限らずなんですけども、
なんとなくキャラクターの僕が考えていたコンセプトとしては、ちょっと可愛らしい感じというか、
等身が低めな感じで、デフォルメ度の高いキャラクターという感じでちょっと書いていたんですね。
その状態で3話ぐらいまで書いてたんですけども、
ちょっと3話ぐらいまで書いたタイミングでキャラクターを書き直したくなったというところなんですが、
理由としてはですね、漫画を書き進めていくうちにちょっと漫画が書きにくいなというふうに思ってきてしまったんですね。
というのはそのキャラクターのデザインのせいだったのかもしれないんですけども、
あまりスムーズに手が動かない感じ。
僕が最初にキャラクターデザインをした元々のデザインの部分、
そのデザインを毎回見に行かないと、
どういう髪型のキャラクターだっけとか、どういう顔のキャラクターだっけっていうのを、
ちょっと自然に手が動かないような、まだ新しい漫画なので、
自分が書き慣れていないというのもあると思うんですけども、
にしてもですね、毎回かなり見に行かないと正確に書けないような感じのキャラクターだったりとか、
あとですね、ちょっとキャラクターの性格的なところが、
ゼロもイチもちょっとクールめな感じのキャラクターでスタートしたんですけども、
うまくそれでストーリーが動いてくれないというか、キャラが動いてくれない感じがして、
ストーリーの起伏がちょっとあまりないというか、
ストーリーが動かしにくいなっていう感覚が何となく自分の中であって、
漫画がちょっと書きにくいなっていう感覚に陥ってたんですね。
なので、ちょっとそれでしばらく少し色々悩んでたんですけども、
もうちょっと無理なく書けるというか、自分の元々のタッチというか、
自分の手が自然に動く感じでキャラクターデザインをして、
何も見なくても僕のタッチで書けばいいんだから、
それで毎回書けばいいっていう感じのキャラクターにすれば、
毎回ちょっとキャラクターも少し書きやすくなるのかなとか、
あと性格的なところもちょっとクールすぎず、
少し明るい感じとか表情を出しやすい感じのキャラクターにした方が、
ストーリーもちょっと動きやすいのかなっていうふうにちょっと途中で思い始めて、
キャラをちょっと書き直したいなというふうに思ったんですね。
ただ、これが自分一人でやってる作品だったら別に、
それは書き直せばいいだけの話ではあるんですけども、
プロセスエコノミーの実践
今回、企業さんの案件というか、データの時間さんというメディアとコラボしての作品になっているので、
ましてやSNSとかでこういうキャラクターが出ますというのを公開してしまっているタイミングではあったので、
そこまでやってしまっているのに、今更キャラクターを書き直して、漫画も一応書き直したいというのは、
さすがにちょっとためらったんですよね。どうしようかなと思って、
お伝えするのもちょっと勇気がいるなぁとは思っていたんですけども、
結局、勇気を出してというか、思いとしては、よりこの作品を良くしたいという思いからではありましたので、
ちょっとその辺を正直に素直にお伝えしつつ、
可能であればあれいいんですけど、みたいな感覚でちょっと書き直しをしてみたいんですけどどうでしょうかっていうところをご相談を差し上げたんですね。
そしたら、別に全然大丈夫だったというか、
企業さんすごくいい方で、マーケット担当の方も全然大歓迎という、大賛成という感じで、
心よく受け入れていただいて、書き直しOKですよという風になったという感じです。
それを書き直すっていうことを言い上がるどころかですね、
むしろそういう風に思いがあって、修正が必要になったり書き直す必要が出てきたっていう過程を、
もうそのままSNSとかに出していったらどうかっていうことをマーケット担当の方が言ってくださったんですね。
これを本当に企業さんのコンテンツでそういうことをやらせてくれるっていうのはちょっとすごいなとは思ったんですね。
もともと僕個人としては、そういった過程をコンテンツにするとか未完成の作品をコンテンツにするっていうのは、
割とやったことがあったり、意識したことがあるところだったんですね。
前もご紹介した未完成品を短編集にした本というのも出したことがありますし、
あとプロセスエコノミーという言葉も知っていたので、そういうプロセスのところに価値を見出してもらうというようなところのやり方っていうのも、
頭ではなんとなくわかっていて、ちょっと試してみたようなところもやったことがあったので知ってはいたんですけども、
それをちょっとこういった企業さんの案件でできるとは思っていなかったので、ちょっと驚いたところだったんですけども。
だからそのお話をちょっとそういうふうに賛成と言っていただいて、改めてやっぱり思ったのは、
完成させることだけが必ずしも価値ではないのかなというところはちょっと改めて思ったんですよね。
例えばですね、そういったプロセスとか未完成な部分とか、
家庭の部分とかに価値を見出しているコンテンツって多分実際いろいろあるとは思うんですよ。
例えばテレビ番組とかでも、ドキュメンタリー番組とかでも、
そういう、例えば完成品はコンサートとかライブとか、そういった完成品がちゃんとあるんだけども、
そこに至るまでの、そこに携わるスタッフさんとかメンバーさんの思いとか、
そういうプロセスをコンテンツにしているドキュメンタリー番組とかっていうのはもちろんそうですし、
プロセスを見せる重要性
あとは最近結構アイドルとかのオーディション番組とかもかなり増えてると思いますけども、
オーディション番組もそうですよね。
普段はちょっと裏でやりそうなオーディションっていうものを、
結構昔から平成の頃からちょこちょここういう番組ってありましたけども、
オーディションの時点からコンテンツとして出してしまおうというようなところもあったりするので、
そういうふうにプロセスをコンテンツ化するっていうのは割とメジャーな手法でもあるのかなというふうには思っています。
そういうふうに人とかコンテンツがどう変わっていくかっていう変化を楽しむとか、
どう修正されて、どういう思いでこういうことが起こったのかっていうところ、
そういう過程こそが面白いんじゃないかっていうところのプロセスを価値化している事例というのは結構たくさんあるんじゃないかなというふうに改めて思っています。
ましてやこういったイラストとか漫画とかは特に顕著だと思うんですけども、
今は生成AIとかでそういったイラストとか漫画とかは、
そういうものの完成品というものはもう本当に誰でも簡単に、しかも一瞬で作れてしまう時代まで来てると思うんですよね。
逆に言うと、そういうふうに完成品はパッとできてしまうけども、その完成に至るまでのプロセス、
途中経過であるとか、その作者の迷いとか修正の後とか、その変更に至った思いとか、
そういったプロセスっていうのはこれからも多分人間にしか生み出せないんじゃないかなというところを改めて思いました。
そもそもAIなら完成品を一瞬で出せるって言ったんですけども、
そもそも作品とかっていうのは特に完成っていうところの定義も曖昧というか難しいところではあると思うんですよね。
漫画とかでも結構ネームみたいな状態、綺麗に線とか色とか付けないで、
すごいラフな感じで漫画をSNSとかに載っけられて、でもそれでもすごく人気が出る漫画とかってたくさんあると思うんです。
だからそれはそれでも、たとえ絵がちょっと下書きのように見えるような感じでも、
完成コンテンツとしてみんなは見ていて、別にこれが未完成だななんて多分思う人そんなにいないんじゃないかなと思うんですよね。
そういう意味では完成の定義っていうのは曖昧だし、
その完成と思われる最終地点に至るまでのどの時点でその作品を公開したとしても、
その時点でコンテンツはコンテンツになり得るんだなというふうなところも多分あると思うんです。
むしろ未完成品であることとかっていうところに、
さらに意味とか価値を見出せるようなケースもたくさんあるのかなと思ってるんですね。
もちろん、やっぱり未完成品とか修正時点の部分とかっていうのは、
未完成品の価値
一目見てこれは完成してないなってもちろん分かるものもたくさんあるので、
そういった部分の時点でそれを見てくださる方に価値を見出してもらうっていうには、
やっぱりいろいろ工夫は必要だなとは思うんですね。
ただ出しているだけでは、やっぱりなかなかそこの価値は分かりにくいとか伝わりにくいとかっていうのは正直あると思うので、
工夫は必要かなとは思うんですけども、
とはいえ、クリエイターの方とかっていうのは自分が作品を作っていて、
やっぱり完成するまでこのコンテンツは出しちゃいけないんだなっていうふうに思いがちだったりとか、
あるいは一度完成させてしまったものをまたやり直すなんていうのはダメだよなっていうふうに、
やっぱり思いがちなところは多分たくさん創作される方っていうのは結構思ってしまうと思うんですね。
でもやっぱりその完璧というか、完成品が出来上がるのを待つよりも、
やっぱり動いたりしていったり、その作品について他の人に知ってもらいたいというところも多分あるとは思うので、
なので完成を待たずに公開したりすることにも意味はあるんじゃないかなというふうなところは改めて思いました。
今回の僕みたいに一度完成したというふうにしたものをやり直すっていうことも、
やり直すところに実はAIとかには生み出せない価値とかがあるのかもしれないので、
そういったやり直しっていうところもそれほど怖がらなくてもいいのかもしれないのかなというふうに思いました。
今回はもちろん企業さんの懐の深さというのがすごくそこに助けられたところはありますので、
なかなかこういった他の方とコラボするとか、企業さんが入られてるとかっていうケースで、
ここまで柔軟にできるケースはあまり多くはないかもしれないので、
必ずしもこういうやり直しとか未完成品を出すっていうことが通じるケースは多くはないかもしれないですけども、
できそうなところに関しては、これから僕自身も完成してないものとかやり直しとかっていうのを、
あんまり恐れすぎずにどんどん作品出していきたいなというふうに思いましたというお話ですね。
結局キャラクターを修正しまして、漫画も書き直しを始めてるんですけども、
修正後のキャラクターというのはすでにXとかで公開もされておりますので、
また公開をしてくれているアカウントがありますので、
それちょっと概要欄とかに貼っておくようにしますので、
ぜひ皆さんもそちらも見ていただければ嬉しいなと思います。
それでは今回はこの辺で終わりにしようと思います。
ここまで聞いていただいてありがとうございました。
よかったらいいねやコメントなどよろしくお願いします。
以上、岡野純でした。
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