作品の概要と特徴
ビジネス漫画家・岡野純のデイリークエスト、おはようございます。岡野純です。
この間、久しぶりに佐々木翔吾さんとご食事に行く機会がありました。
佐々木翔吾さんは、今、タスクシュート協会の理事をやられていて、
以前とかはずいぶん、僕と一緒に本を書いてくださったりしたこともある、
長調を書いてくださった佐々木翔吾さんと、
本当に久しぶりにお会いする機会だったかなと思うんですけども、
ご食事をして、いろんなお話をさせてもらったんですけども、
その中で、まだ全然話は具体的には進んでいないんですけども、
また新しい漫画の企画という話も始めたりしていましたので、
久しぶりに佐々木翔吾さんとの共作ができるかもしれないなというところで、
僕自身楽しみですし、皆さんもぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいかなと思います。
というわけで、今回の本題に入っていきますけども、
今回も作品を振り返ってみようというところで、
順番的には前回ご紹介したものと、観光順番としては戻りますけども、
9作目となります、「週刊ハッカー」という本について、
今回振り返りとご紹介をしていきたいと思います。
この週刊ハッカーという本ですね。
週刊というのは、週刊力とかの週刊ですね。
出版形式は、これは個人で出しました。
KDPで出版しました本で、発売したのが2020年の3月ですね。
ページ数がですね、これがすごいページ数が多い本でして、
370ページぐらいある本ですね。
形態としては全編、基本的にはストーリー漫画という形なんですけども、
ちょっと今回珍しくですね、短編集という感じの本になってますので、
しかもちょっと未完成品という作品が多く入っているんですけども、
そういった未完成も含む短編が、短編のストーリー漫画が何個も入っている本というところですね。
そういった形態の本になっております。
内容的にもう少し言いますと、
週刊力のところをテーマにした週刊ハッカーという漫画が表題になっているんですけども、
その作品が冒頭に入っています。
その週刊ハッカー以外の漫画も入っているんですけども、
その週刊ハッカーという漫画は大事だと思いながら、
多くの人が身につけられないでいる週刊力というのがやっぱりあって、
この週刊力というのはなぜなかなか身につかないのかとか、
どうすれば身につくのかなというところを悩んでいる人に向けて、
やりたいことをやるためにとか、なりたい自分になるために夢を追う人たちが、
週刊力という力を巡る試行錯誤の物語という感じの本ですね。
その表題作の週刊ハッカーの他にもですね、
いろいろ例えばエバーノートとか、
時間管理術をRPGの世界に持ち込んだ、
エバーノートファンタジーという作品であるとか、
時間クエストという作品であるとかですね。
とかっていう未完成品がいろいろたくさん入っているんですけども、
その他にはこちら許可いただいて掲載しているんですが、
他の方の商品やサービスをご紹介する漫画というのをいくつか書いていましたので、
そういった別の方の商品やサービスを、
僕らしいというか独自のテイストでお伝えする紹介漫画などを含めて、
作品数的には全21作品を収録しているような本になります。
さらに各作品についてセルフライナーノートという形で、
制作の背景と意義
どういったことを考えながらこの作品を作りましたというところも掲載しているような本になります。
僕がいつも今もそうだとは思うんですが、
僕が書く漫画でちょっと意識しているところは、
読んだ方が自分で行動に起こしたくなるような、
そういった意味での漫画でわかるという漫画を書きたいなというふうに常々思っていて、
そういった作品作りに挑戦し続けてきた僕のこだわりの技法があったりとか、
思いというのがありますので、
そういったものが垣間見える作品集になっているかなというところですね。
短編集というふうに歌っているんですけど、
短編集としては初めて、今のところまだ最初で最後の短編集というような作品になっていますね。
制作経緯のところを少しお話ししたいと思うんですけども、
僕がこういった今お仕事として書かせていただいている漫画であるとか、
Kindleで出版している漫画というところをここ数年間書いてきています。
2010年の3月以降ぐらいからずっと漫画でわかる系の漫画ばかりを書いてきているんですけども、
ただ自分一人でやっぱり漫画を書いていると、
これは漫画家あるあるかもしれませんが、
自分一人で書いていると途中でどうしても本当にこの漫画って面白いのかなとか、
このテーマで書き続けることに意味があるのかなとか、
そういう自問自答に襲われるようなことがよく頻繁にあるんですよね。
僕も本当にそういうことがよくあってですね、
そこからそう1回ちょっと思ってしまうとなかなか思うように続きが書けなくなってしまって、
いつしか救済状態みたいな感じで途中で止まってしまうという作品がですね、
残念ながら溜まっていってしまっていたんですよね。
自分の中ではもしかしたら続きを今度書くかもしれないなとか、
いつか続きを書きたいなというような気持ちはどこかに持っているんですけども、
そういう思いを持ちつつもおそらくはこのまま遅れ入りしてしまう可能性が
実際は高いだろうなというふうにも思っているような作品がやっぱり多かったりします。
だったらそれならばたとえ短かったり、途中までという未完成の作品であっても、
もしかして読みたいと思ってくれる方が少しいるかなというちょっと期待があって、
いるならそういう方には読んでいただきたいなというふうに思って
1冊に今回まとめてみることにしましたという本ですね。
さっき言った通りですね、週刊ハッカーという作品に加えて未完成品としては10作品ぐらい載せていて、
それに加えてお仕事でサービスとかを漫画にするという形で書かせていただいた漫画が
やっぱり10作品ぐらいあるというところで、
さらにセルフライナーノーツを書き下ろしましたので、
それで結構トータル370ページ超えの、結構紙の本にしてみたら分厚い本になるかなというようなボリュームになりましたね。
ここに掲載した漫画というのは全部やる気クエスト以降に書いた作品なんですけども、
やっぱりこれだけのページ数を見ると我ながらこんなに書いてたのかと思えるようなボリュームにはなったかなと思っています。
漫画の短編集というのは漫画家さんとかも結構よく出されることもありますが、
ただこの本のように収録作品の大半が未完成作というのはちょっと前代未聞かと思いますし、
個人的にもなかなか問題作だなというふうには思っています、正直なところ。
未完成品の価値
なのでこれを一冊の本として出すということには、僕自身出すときも今もそうですけども、
抵抗がなかったわけではないんですが、それでもこの時やっぱり出すべきだなというふうに思ったんですよね。
というのは改めてこの本を出そうと思い立った時に全部の作品を自分で読み直していたんですけども、
自画自賛ではありますが、やっぱり結構面白いことを書いてるなというふうには思えたんですね、我ながら。
自分で途中までしか書いてないのがもったいないなって思えるぐらいには読めるなという作品がたくさんあったんです。
でもそうは言っても続きをすぐに書けるわけではないし、
この途中までの時点でもなるほど面白いなというふうに自分では思えたので、
この時点で面白いという感想が抱けるのであれば必ずしも、もしかしたら完成にこだわる必要はないんじゃないかなというふうに大胆なことを考えたんですよね。
もしこの未完成品の状態で、僕以外の読者さんにも続きを読みたいなと思ってもらえるぐらいの面白さがもしあるとしたら、
一旦この作品にとって価値はあるんじゃないかと。
未完成品であることで既に存在意義というのはそれなりにあるのかなというふうにですね、かなりポジティブに自分では捉えていて、
そういうふうに思い立って、そういうふうに思えてからは半ば勢いを任せでですね、一気にこの電子書籍化という作業を進めまして、
早かったですね、この本を出そうというふうに発想してから、思い立ってからおよそ1週間ぐらいで発売までここにつけることができたというような本になっています。
それぞれこの作品の制作経緯とか、重いというところとかは、さっき言ったように1作品1作品セルフライナーノーツを書いてますので、
未完成品ではあるんですけども、そこでちょっと物語を自分の中で供養しているようなことも書いておりますので、
そこまでぜひご一読いただけたらと思っています。
作品の完成と成長
漫画だけ読んでもやっぱり消化不良みたいなイメージは持たれるとは思いますので、
ぜひこのセルフライナーノーツ部分まで読んで、なるほどなというところをちょっと思っていただけたらいいかなと思っております。
多くは未完成品ではあるんですけども、ゆくゆくこの中でいくつかはですね、ちゃんと完成させたというか、
このままの形じゃなかったんですけども、かなり全く形を変えてではあるんですけど、形を変えて完成させた作品というのもいくつか入っていて、
例えばこの本の中に時間クエストという作品が入っているんですけども、
この時間クエストっていうのは後々、また今度改めてこの番組でもご紹介をいたしますけど、
一冊完成させてそういった漫画を、時間管理のことをRPG風の漫画で伝えるような時間クエストという作品を作りましたので、
それは完成させて出版させることができましたというふうになっています。
ただこの短編集の時点ではもう全然アプローチとかキャラクターとかストーリーも全然違う形で考えていたんですけども、
それを何度も何度も考え直して、後々の完成品になったというようなところですね。
あともう一つ、チェンジスゲームっていう作品も入っているんですが、これも何度も書き直しをしていた作品なんですけども、
ゆくゆく、またこれも数年後、チェンジスゲームというタイトルではなくなっているんですけども、
同じような内容を伝えた作品として、自分デッキという作品名に変わっているんですが、
そういった形で一旦完成はできたかなという本もこちらも出せましたので、
そういうふうに後々の完成品につながっている作品というのも少なからずここには入っておりますので、
本の原型というかプロトタイプはこういう感じだったんだなみたいな楽しみ方もしていただけたら救われるかなというような作品集になっております。
それでは今回はこの辺で終わりにしようと思います。
ここまで聞いていただいてありがとうございました。
よかったらいいねやコメントなどよろしくお願いします。
以上、岡野純でした。