1. ビジネス漫画家・岡野純のデイリークエスト
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2025-09-15 16:52

実験作にして最高傑作の6作目『やる気クエスト』

2015年〜2017年にかけてに発売した電子書籍『やる気クエスト』について振り返ってみました。
初めてKDPに挑戦したり連載形式をとってみたり、これまでにないビジネス漫画のスタイルを構築できたりと、実験作でありながら自身の最高傑作と言える作品になりました。

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ビジネス漫画家として活動する岡野純の漫画制作や働き方、そして日常の小さな出来事を“クエスト”(ゲームでいう冒険やミッション)と捉えてお話ししていく番組です。

会社員とビジネス漫画家のパラレルワーカー、岡野純と申します。
わかりやすさとストーリー性にこだわったビジネス漫画を描いています。
著者に、Amazon年間ベストセラー受賞の「マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門」「やる気クエスト」など。
2児の父です。

X:https://x.com/jun0424
note:https://note.com/jun0424
Amazon著者ページ:https://www.amazon.co.jp/stores/author/B00G3KSEHC

#漫画家 #パラレルワーカー #kindle出版 #やる気
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サマリー

岡野純のポッドキャストでは、彼の電子書籍『やる気クエスト』が初めてKDPで出版された経緯や制作のポイントが紹介されています。この作品はストーリー形式の漫画で、やる気を失ったメンバーを主人公がゲームの中で助ける冒険を描いており、特別な思いが込められています。『やる気クエスト』はRPGスタイルを取り入れた内容で、やる気をテーマにしています。本書は多くの読者に支持され、独自のキャラクターや創作が生まれるなど、反響が大きいことが特徴です。

作品の概要
ビジネス漫画家・岡野純のデイリークエスト、おはようございます。岡野純です。
この番組は、ビジネス漫画家として活動する岡野純の漫画制作や働き方、そして日常の小さな生き事をクエストと捉えてお話ししていく番組です。
今回も自分の作品を振り返っていこうと思います。
今回は、自分の電子書籍の5作目となります、やる気クエストという作品についてお話をしていきたいと思います。
この本が、前回の漫画でわかる情報整理小入門というお話の時にもちょっと言ったんですけども、
その前作が商業出版が一段落するというタイミングだったこともあって、
このやる気クエストという作品からは、この作品で初めてKDP、AmazonのKindle Direct Publishingという、
個人で出版社さんとか通すのではなくて、個人でも電子書籍出版ができるよというサービスがありましたので、
それにちょっと挑戦してみたっていう作品ですね。
内容的にもですね、進め方についても結構自分の中で今までのやり方とは全然違うというか、
作品の中身についても今まで書いてこなかった書き方というのをちょっとやってみた作品で、ちょっと特別な思い出のある作品ですね。
作品の内容についてはですね、ちょっとざっくり言いますと、すごくストーリー形式の漫画になっていて、
最初はある会社が舞台のところから始まって、主人公が会社員の順という主人公がいるんですけども、
その主人公が自分の会社のメンバー、チームメンバーが全然やる気がなくて、やる気のないメンバーの取り扱いにちょっと困っていたというところにですね、
ある出来事から、主人公の順がやる気クエストっていうアプリゲームが出てきて、そのゲームの中に入り込んでしまうというようなところから物語が始まっていて、
そのゲームの中の世界はどんな世界かというと、魔王によってやる気を奪われてしまった人々の世界になっているというところで、
そのゲームの中でですね、主人公順は勇者としての命を受けて、やっぱりやる気のない仲間たちとパーティーを組んで、
人々にやる気を出させるために魔王を倒すために出ていくというストーリーで、その中でいろいろ遭遇していく、やる気の謎となぜやる気が出ないのかとか、
やる気がどうやったら出るのかっていうところを謎を解き明かしていくことで、
順の現実世界に戻った時にも、やる気の出し方というところがチームメンバーに反映させることができるということを目指しますよというようなストーリーの話になっています。
出版経過と特徴
この作品はですね、一緒にも言いました通り、出版形式は出版社さんではなく今回は初めて個人のKDPで出しましたという本になっていて、
発売したのはですね、最初は1巻2巻という分割で巻を分けて発売していったんですけども、第1巻を初めて出したのが2015年の12月頃ですね。
完結したのが2017年頃なので、2年ぐらいかけて作品が完結したというような本になっています。
最初は1巻から6巻までを2年間かけて出したんですけども、今は6冊分をまとめた合本版というのもKindleで出してますので、
もし今お読みいただくならそちらがいいかなとは思います。
ページ数的にもですね、今までの本とは全然違くて、今までの方が多くて150とか180ぐらいが一番最高かな、ページぐらいだったんですけども、
このやる気クエストに関しては400ページ超え、400から500の間ぐらいだったと思います。
それぐらいのページ数になっているということで、ボリュームも全然違う本になっています。
中身についても、今までの僕の漫画でわかる系の本というのは、前編漫画ではありましたが、
1個1個は1つのストーリーが3、4ページで1個のテクニックが完結して、そこにまとめページが入ってという構成の本をずっと書いていたんですけども、
今回はもうずっと実続きのストーリー漫画という感じになっています。
制作経緯というところですね。
こちらがですね、前作の情報成立著入文というのが、さっき言ったように商業出版のちょっと一段落になったというところのタイミングではあったんですけども、
それとほぼ同時期に書いていた、前にご紹介した漫画でわかるタスク集と時間術著入文という本があったんですけども、
これは佐々木聖母さんとの協調という形で書いた本でしたが、その本の後に佐々木さんからありがたいことにして、
次の本と一緒に考えませんかというようなお話をいただいたんですね。
そのお話をいただいた時点では、僕の中で結構ネタ切れだったと。
前の情報成立著入文の時にもそんな話をしましたけども、結構出し切っちゃっていて、
なかなか自分の中にネタがないなと思っていたところに佐々木さんからご提案いただいたんですけども、
これがですね、このような言葉が出てきたのがすごい不思議なんですけども、
じゅんさんはRPG風の漫画とか書けないんですかっていう、ちょっと思いもやらないご提案をいただいたんですね。
なぜそういうご提案が出たのかなというところで言うと、
どうやら佐々木さんが過去に書かれていた本の一冊が、
RPGとちょっと親和性が高そうというふうなことを確かおっしゃってたんだと思います。
その本はですね、佐々木さんが2007年に出版された
一瞬でやる気が出る脳の作り方という本のことをおっしゃってました。
この本をファンタジー形式、RPG形式で書けませんかというようなご提案をいただいて、
ちょっと考え始めたっていう作品になりますね。
その時点では、僕は佐々木さんの本をちょっとまだその本については配読したことがなかった本だったので、
改めてですね、RPG風ってどういうことなんだろうというところをちょっと意識しながらその本を読ませていただいたところですね、
おっしゃる通りと言いますか、RPG風のアイデアがすごい読めば読むほど出てくるという感じの本だったんですね。
具体的には、これって確かにRPGあるあるに置き換えられそうだなとか、そんな感じのがすごくちょっとイメージしやすいところが多い本だったんです。
それで、その時に思い出したんですけども、
そういえば僕が昔、趣味で書いてた漫画。
僕ってその漫画をですね、子供の頃からずっと書いてはいるんですけども、
小学校とか幼稚園ぐらいからそれっぽいものを書いてたような気もするんですけども、
小学校頃には結構書いていて、小学校、中学校、高校ぐらいまでは趣味で書いていたんですけども、
その趣味で書いてた漫画っていうのがほとんどRPG風の漫画だったんですよ。
本当にそういうゲームが、ドラゴンクエストとかそういうゲームが好きだったからかもしれませんが、
主人公たちが仲間と一緒に冒険をするっていう漫画ばっかり書いてたんですね。
それを知ってか知らずかというか、多分知らなかったと思うんですけども、
佐々木さんがそういうふうにおっしゃっていただいて、ちょっとびっくりしたというのはありましたけどね。
そういう話をいただいて、この頃AmazonでKDPのサービスが始まっていたので、
なんとなくこの話をいただく前ぐらいからちょっと思ってはいたことなんですけども、
次の本は出版社から出すんじゃなくて、KDPに挑戦しようかなというのはちょっと自分の中で思っていたところだったんですね。
というのは単純に電子書籍の作り方というのをちょっと自分でも覚えておきたいなというのがありましたし、
出版社さん経由で出す本と個人出版で出す本で、
売れ行きとかどういう違いが出てくるのかっていうのもちょっと見ておきたかったというのがあったので、
一回は挑戦しようかなというふうに思っていたので、
今回この作品でちょっと挑戦しようかな、ちょうど良くいい作品ができたかなというところでしたね。
どうせ個人で出すならちょっと今まで出版社経由、商業出版ではやりにくかった、
ちょっと実験要素的なものもいろいろ盛り込もうということで、
完成してから出すんじゃなくて、ブログやメルマガで連載しながら出していったりとか、
ある程度ちょっと完成までいかずともある程度のボリュームが溜まった時点で、
第1巻、第2巻という感じでもう経由電子書籍にしてしまっていくという感じの複数冊構成というふうにしてみたりですね。
そういうちょっと実験をしていく作品にもしたいなというところの発想からスタートしたというふうになっております。
制作のポイントとして、KDPでしたので、本当に自分が書きたいものを書きたいように何の制約もなく、
佐々木さんもちょっと好きなようにやっていいとおっしゃっていただけたので、
本当に何の制約もなく書かせていただいた作品ですね。
ただ、そんな中でも自分の中にちょっと貫こうかなと思ったのはあくまで漫画でわかる系の本にしようと、
ビジネス漫画にしようというのは思っていました。
それとともに自分の漫画の特徴かなというふうに認識始めていたテクニックがいくつかあったんですけども、
その辺をちょっと突き詰めることにもこだわっていて、
例えば1個目はですね、探求スタイルのストーリーというところですね。
これは前の放送の幼稚園児でもできたタスク管理長入門の時かな、
その時もちょっとちらっと言ったテクニックなんですけども、
探求スタイルといって主人公が悩みながら自分で答えを見つけていく展開ということで、
先生キャラにその生徒キャラが教えをこういうような抗議スタイルというものと比べると、
RPGスタイルの探求
より深い理解とか共感を読んでいただく方に感じていただけるんじゃないかなということで、
この探求スタイルというところを意識したというところなんですけども、
これはもうまさにRPGというところですよね。
RPG風の物語を用いたことで、探求型とぴったりそのスタイルが一致したというところもあります。
あともう1個ですね、テーマとモチーフの一種配合と、
これもですね、タスク習得時間実証入門の時にもちょっとお話ししたかもしれませんが、
あの時は時間管理っていうテーマと、
あと引っ越しっていうまた別のちょっとストーリーのモチーフを一種配合させることで、
読み手の方にそういう分かりやすく感じてもらうというところのテクニックなんですけども、
そういうふうにあるテーマについて人に分かってもらう、理解してもらうには、
自分と読み手の間に階段を作ることというような考え方があるんですけども、
そのためにはその相手の高さに降りていくための、階段で降りていくための、
階段って何かっていうと、それがモチーフになると思います。
タスク習得時間実証入門の時には、そのモチーフに引っ越しというのを使った、
引っ越しという誰でも分かるようなテーマを、
モチーフを用いて読み手のところに降りていったという感じなんですけども、
今回はそのやる気というテーマを伝えるために、
RPGっていうモチーフが非常にマッチしたのかなというところですね。
この本がダウンロード数でいうと、
1位の本は前にご紹介した、
ヨーチェンジでもできたタスク管理長入門という本なんですけども、
それに次いで2位のダウンロード数という感じで、
非常に多くの方に読んでいただいた作品かなと思ってます。
1位と2位の差もそんなにすごい開いてるわけじゃないので、
商業出版にそこまでKDPで追いつけるような可能性があるんだなというところを
自分で感じれた作品でもありましたね。
内容的にもさっき言ったような、ビジネスショーの商業出版では
到底やれないやり方をやることができましたし、
読み手の方の、読者さんの反応もすごく良くてですね、
感想ブログをたくさん書いていただいたりとか、
Amazonレビューもすごくたくさんいい評価をいただいておりますし、
ファンアートとかも書いてくれたりと、
これは今までの僕の作品では絶対なかったことですね。
皆さんそれぞれが好きなキャラクターを作ってくださって、
そのキャラクターの絵を描いたりとか、
自分でそれに対する創作をしてみたりとかですね、
そういったことを自主的にやってくれるような方が出てきたりして、
すごくその辺はびっくりしたことでしたね。
なのでそういうふうに本当に書きたいものを自分の中では書くことができつつ、
それなりに成果も出せたっていう、
自分でもかなり実験作でありながら最高傑作になった作品だなと今でも思っています。
こういうふうにですね、
全く新しいビジネスコミックというものを作ることができたなという、
自風も作ることができたので、
こういうRPGスタイルというのは、
昔自分がそういう漫画ばっかり書いてたからというのは多分あると思いますし、
今でもそういうゲームがやっぱり好きだからというところがですね、
非常によく働いているのかなと思うんですけども、
一番自分のパフォーマンスを発揮できる作風なのかなというところも、
ちょっと再認識した作品です。
作品の反響とリメイク
そういうこともあってですね、
最近は結構このRPGスタイルでの漫画制作以来をお仕事として、
積極的にお受けしているというようなところもありますね。
一回ちょっとご紹介した、
今企画がちょっとスタートし始めております。
データ活用の漫画というのを最近書き始めていますが、
この漫画もですね、
RPGスタイルを中心に書いている作品になります。
このやる気クエストをですね、
実は今年でちょうどですね、
一巻が発売したのが2015年なので、
そこからちょうど10周年という、
ちょっと記念の年かなというふうに思っております。
だから本当にちょっといろいろやりたいなというふうに思ってはいて、
まだいろいろ考えられては実際はいないんですけども、
一個ちょっと取り組んだこととしては、
やる気クエストのリメイクを書いてみようかなというところでですね、
第1話だけなんですが、
1話といっても結構ボリュームを原作の時よりは増やしていて、
20ページぐらいあるんですけども、
その1話をリメイクしてみまして、
今これもですね、AmazonのKindleとか、
その他の漫画サービスとかでも初めて展開しておりますので、
もしよろしければそちらもちょっと見てみていただけると、
既存のやる気クエストを読んだ方にもちょっと違いが結構あったりするので、
面白く読んでいただけるんじゃないかなと思っております。
というところですが、このやる気クエストという作品はですね、
いろいろしゃべりたいことはたくさんあるなと思っておりますので、
今回に限らずですね、今後もいろんな切り口でしゃべっていきたいなと思っております。
キャラクターごとのお話とかですね、
そういったものをちょっと切り取りながらしゃべっていきたいと思っておりますので、
ちょっとまたその辺も聞いていただければ嬉しいなと思います。
それでは今回はこの辺で終わりにしようと思います。
ここまで聞いていただいてありがとうございました。
よかったらいいねやコメントなどよろしくお願いします。
以上、岡野淳でした。
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