NLPによる相手の観察
こんにちは、遠藤和樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日はですね、前回からの続きというか続編と言いますか、終わりきらなかった部分がありましたんでね、やっていきたいと思いますが、
テーマとしては、相手の本音を聞き出すと言うと変ですけど、教えてもらうための方法的なことですかね。
そうですね、方法でもいいし、関わり方みたいなニュアンスの方が近いかもしれませんね。
前回は、その関わる前段階で、自分にセルフチェックをする必要があるかもしれないですよということで、関わり方の前段階のね、
ところを教えていただきましたので、ぜひちょっと気になる方はそちらを聞いていただきまして、今日は具体的な関わりについていきたいと思います。
はい、この関わり方についてですね、とても重要なのは、NLP的に言うと、
久々に聞きましたね、NLP。
そうですかね。
最近全然何か言葉に引きしてなかった気がします。
余談なんですが、最近もう一度NLPを自分で勉強し直しているんですよ。
ちょっと捉え方をもう一度見直そうと思ってね。
その中の一つでやっぱり、基本的に立ち回りの観察なんですね。
観察ね。
これを少し専門的に言うと、キャリブレーションとかカリブレーションという言い方をします。
以前にもポッドキャストで言ったのかな、このキャリブレーションというのと対してマインドリーディングというのがあるので、
ここのまず代表を一回確認してみましょうか。
ほうほうほう。
こんだけやっているのに全然覚えていない。
キャリブレーション、何でしたっけ?
観察のことですね。
マインドリーディングというのは、実はですね、私たちが通常無意識でやっているのがこのマインドリーディングです。
マインドを読むというですね。
はいはいはい。
相手のその状態からきっとこうであろうということを推察していくんですよ。
なるほど。
例えば前回の質問のように、相手の喋っているのに反応が悪いとか、一生懸命語っているのに黙っていたりするじゃないですか、相手が。
はいはいはい。
そうすると、あ、機嫌悪いってなるじゃないですか。
キャリブレーションの重要性
ああ、とかなんかこっちのこと何か思っているのか。
そうそうそう。反応が薄い。
勝手にね。
そうそう。反応が薄い。あ、やる気ねえよこいつ、みたいな。
なんかイラっとしてるんじゃねえかとか。
うんうん。
なんかこっちに似てることあるじゃねえかみたいな。
はい、そうです。で、この観察した後に即意味付けする、ま、意図の読み取りなんですけども、このことをマインドリーディングって言います。
じゃあ、あの、ちょっとヤンキーに絡まれたときに、あの、よくちょっと近づかれるのはあれ、マインドリーディングされてるんですかね。
そうですよ。何かあのつけてんだよみたいな。
いやつけてないっすみたいな。
そうそう。
マインドリーディング。
はい。
すごーよくマインドリーディングされるわけですね。
そうなんです。
で、実はね、これ私たち日常ずーっとやってることなんですよ。
ああ、無意識でやってそうですね。
で、これがいいとか悪いではなくて、相手と関わろうといったときに弊害が生まれることが非常に多いですよと。
ああ。
というのは、このマインドリーディングの仕組みというのは、相手の状態を見るじゃないですか。
例えば、一生懸命喋ってるのに黙ってると。
うん。
黙ってるっていう状態を、あ、こいつは機嫌が悪いんだっていうふうに意味付けをしますよね。
しますね。
この意味付けというのは、自分のフィルターで分析をしてるんですよ。
まあ、間違いなくそうですね。確認とってないですね。
そうなんです。ということは、相手の世界観、相手の内側とは関わっていないんですよ。
まあ、確かに。
こっち的には、理解しようとしてるつもりなんですけどね。
そうそうそう。
つまりですね、これ結構微妙なところなので、よく皆さん分かっていってほしいんですけども、
自分としては関わってるつもりなんですよ。
うん。
だって、相手のこと一生懸命考えてるんですから。
確かに。
あ、こいつ黙ってるよ。なんか機嫌悪いのかな。それともなんか俺のこと不満があるのかな。
関わってる感じすごいしません?
するするする。
関わろうとはしてるんですが、なんか映画を見て勝手に感想を言ってるのと同じになっちゃってるんですよ。
あー。
うんうんうん。なんとなく分かります。
うんうん。
なので、このマインドリーディングをしてる間は、相手の内面にはタッチ、触れていないってことなんですよ。
なるほど。こっちの世界の中で相手を勝手に観察してる。
そう。観察して解釈してるんですよ。
うん。
で、その結果なんだこいつやる気ねえんだ。もうあいつには頼まないみたいになっちゃってるわけですよ。
はいはいはい。
で、そうではなくこのテレビレーションっていうのは、忌み付けをせずに相手の変化だけを拾っていくんです。
例えば、なんかこの部下と話をすると、特定のテーマになるとなんかこう、呼吸がなんか浅くなってるなぁとか。
うんうん。
あのプロジェクトの話をすると、何かこう視線そらすなぁとか。
はいはいはい。
で、この特定の何かを喋った時とか、ある何かを言った時の反応が何かちょっとずれた、変わったっていうところをキャッチする、これがキャリブレーションなんです。
そこに忌み付けをせずにキャッチするだけってことですか?
そう。むしろこれね、忌み付けを止める技術でもあるんですよ。
あー、なるほど。
じゃあ、これの価値は何かというと、言葉になってない相手の変化っていうのを捉えることができるんです。
ほうほうほう。
例えばですよ、何か話をするときに相手が、「あ、わかりました。わかりました。」っていうこのセリフと音になんか違和感がある。
でもこっちすぐわかったりするじゃないですか。
うんうんうん。
あ、そうすると、「あ、何かがあるな。」っていうところをキャッチできるんです。
ほうほうほう。
でもところが、そこのキャリブレーションの方に意識がないと、「わかりました。」っていうことから、「あ、わかったんだな。」っていうふうにもうすぐ忌み付けをしちゃうんですね。
うんうんうん。
キャッチしたものを流しちゃうんです、私たちってのは。
なるほど。
あともう一つは、どこにこの人の引っかかるテーマがあるかということを特定できるんです。
変化を捉えるスキル
要はその非言語サインから観察して読み取るスキルってことですか?
そうです。
ただそこに読み取るのが内面じゃなくて、相手にどこに引っかかりがあるかということをキャッチするというのが最大のポイントです。
あー。
ステイトって言葉を使うなら、内的ステイトを観察する的な感じ?
そうです、専門的なことを言いましたね。
内的ステイトの変化が表面に現れたので、そこをキャッチする。
ですから非常にシンプルに言うと、「あれ?このテーマの奥になんかこの人あるかもしれないね。」というところを捉える。
キャッチするんですね。
はい。
じゃあっていうのが一旦止めるわけだ。
なぜかというと、相手の何か表層の変化、ステイトの変化が起きた瞬間こそ、扱うべき本題が隠れていることが非常に多いんですよ。
ですから、「あれ?なんかこう黙った。声のトーンが変わった。」ということは、この先に何かがありそうだというのがすごい宝物なんですよね。
そうすると、「あれ?」って止めるわけですよ。
で、その後に変化の理由を尋ねていくんですよ。
あれ?なんかこの人、声のトーンが変わったっていう時に、あれ?今声のトーンが変わったんだけども何か気になることがあるっていう、そこから入っていくわけですよ。
少し会話の例で言うと、何か会話をしててある話題になった瞬間に、なんかこう視線を逸らし始めたってなった時に、
なんかこの話題になった時に、少し雰囲気変わったんだけども何か気になったことがあるって。
そうするとタイプバイは、「いや、特に大丈夫です。」って言うわけですよ。
そっかそっか、無理に言わなくてもいいんだけども、何かちょっと気になったことがあったから聞いてみたんだよ。
コミュニケーションの重要性
何かもし思い出したことがあったらまた教えてね、みたいなことを言っておくわけですよ。
そういうことを重ねていくと、この人っていうのは私の変化をキャッチしてくれるんだ。
それを私のタイミングで言うのを待ってくれてるんだっていうのが伝わっていくわけですよね。
なるほど。この辺でも難しいですね。
ちょっとテーマを本題に1回ここまでの話を戻しますと、何でしたっけ?
一番最初は何か最近無愛想になってきたとか、そっけない態度を取ってきた幹部の人がいるから。
その時に本音を聞きたいと思って。
そこまで戻ってくださったんですね。
傾聴したりすると。フェイシングすると。でも変わりませんっていう話だったんですけども、
やっぱりある意味その予想通しく感じてるとか、そういうことキャッチしてるわけですから、
そこについて丁寧に、最近予想通しだけどどうなのか聞けないじゃないですか。
そうじゃなく、その瞬間がいいので、話をする最中に、この話題の瞬間に予想通しくなった。
ちょっと今このテーマを話そうとした時に、何か雰囲気が固くなった感じがしたんだけども、
何か気になることがあるっていうところを入り口に紐解いていくということですね。
これって日常会話でやっちゃうと、日常会話が成り立たなくなっちゃうんで、
すごい使い分けというか、使う目的に合わせないと、
聞いてよ、この間映画があるんちゃらあったけど、
今その後ろ側に何か感じてる。
うるせえな、この人の話を聞いてくれよみたいになりそうだなと。
すごい難しいところですね。
そうですね。ですからやっぱり、しっかりとこういう時ってワンオン話す時とか、
あと自分が本当にこのこと相手に伝えたいっていうことあるじゃないですか。
計画でこれがんばりたいんだみたいな。
その真剣に伝えようという時に、相手が何か違和感みたいなサインを出してくれた時っていうのは、
そこがすごいチャンスであって。
通常の会話の時、これだと会話自体が進まないですからね。
進まないし、聞いてほしいこと聞いてくれないみたいなね。
なりかねないなっていうのもあるのかね。
ですから改めてね、私たちっていうのは観察というものに対して、
本当に観察できてるのか、本当に観察できるとしてるというよりは、
観察のところで止めることができてるからですよね。
止めた後に相手に確認してるかということですね。
意味付けをしてしまうっていうことが結果的に、
今回のように何かこう、分かんないですよね、今のは。
この池山先生の前提は、このご質問者の方が何か相手に感じてるのは間違いなんだろうけども、
もしかするとそれ自体もマインドリーディングの可能性もあるっていうのが一つあるんですかね。
基本的にマインドリーディングなんですよ、大体は。
なってしまう。
マインドリーディングになっちゃうから、そのマインドリーディングになった時にそれを止めて、
いや、これは俺のマインドリーディングなんで、相手に確認しないと分からないよねっていうことに立ち返るっていうこと?
本音へのアプローチ
ですから、私も最近本当に思い出したんですけども、
私のLPの恩師のジェフがね、
マインドリーディングは悪いわけじゃないんだと。
ただマインドリーディングっていうのは、
あなたの分析が当たった時しか機能しないんだっていう話をしてるんですよ。
そういう時しか機能しないんだっていう話をしてくれたのを思い出したんです。
なるほど、なるほど。
ですから、当たってるかどうか分からないのに、
当たってる前提でコミュニケートってできないよねっていう話をしてくれたのを、
最近思い出したっていうのと、
これ私口事なんですけども、
最近ですね、私は本当にジェフから教わったことを本当に正しく理解したのかなっていう、
ちょっと最近もう一回振り返りをしてるところなんです。
今ちょうどアンラーニング中なんですね。
そうですね。
もう一回リーダーですかね。
もしかすると私もその相手の話をマインドリーディングで勉強したかもしれないんですよ。
そう、なっちゃうんですよ。
なっちゃうね。
ここなんか、お前に言われたくねーよぐらいなんですけど。
いやいや、今私が。
まあということで。
ということで、2回渡ってお伝えしてきたんですけども、
やっぱり今日はこの観察というところで、
私たちはマインドリーディングしちゃうよねと。
だからこそそこを意識して、
あれ、今なんか違和感を感じたんだけども、
何か言いづらいことあるかなとか、
気になってることがあるかなっていうそこをきっかけに、
相手の内側にそっとドアをコンコンコンってノックするかのように入っていくと、
相手のタイミングで扉を開く。
そうすると本音が出てくる。
というのが結果として生まれてくるということだと思います。
ということでね、少しヒントになったのではないかと思いますので、
ぜひセリフチェック、前回のと合わせてしていただけたらと思います。
これを受けまして何か質問ありましたら皆様お寄せください。
ということで終わりましょう。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか?
番組では秋山ジョー検事への質問を受け付けております。
ウェブ検索で秋山ジョーと入力し、検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
またオフィシャルウェブサイトでは無料メルマガも配信中です。
ぜひ遊びに来てくださいね。