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2025-12-05 13:25

第542回 よそよそしい幹部のサインを読み解く──経営者のセルフチェック法

▼今回の概要

本音は「技術」より「土台」/経営者のセルフチェック3問/幹部が黙る理由の正体/心理的安全性/聴く側の意図が伝わる怖さ/幹部がよそよそしい時にやるべきこと/ペーシングが効かない理由

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サマリー

このエピソードでは、経営者が幹部の態度に疑問を持ち、その原因を探る方法について話し合います。具体的には、経営者が本音を聞き出すための自己確認の重要性や、幹部とのコミュニケーションにおける潜在的な不安を見つめ直すことが強調されています。また、経営者が部下との関係を深めるための本音の聞き方や自己チェックの重要性について解説されています。特に、心理的安全性を確保し、本音を引き出すためのポイントが強調されています。

幹部とのコミュニケーション
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
ということで、今日秋山先生、いつもと違ったマイクを使っての収録ですね。
どうですか、皆さん、聞こえ方。
どうなんですかね、これ。いつもよりもし音が良いということであれば、ぜひ一言コメントいただけますと。
そうですね、今日はたまたま違う場所で、違うマイクを使っているので、皆さんからこっちの方が良いよとか前の方が良いよというのがあればお聞きしたいと思います。
今のやつの方が確実に良いマイクだと思いますけどね、実際どうなんですかね、聞き心地はね。好きっきりあるんで、ぜひご意見ください。
ということで、今日の質問いきましょう。
今日の質問、40代の経営者とありますが、秋山先生の周りって40代の経営者の方ばっかりいるんですね。
よく言っている気がします、私40代経営者です。
そうですね、質問では40代の方が多いかもしれませんね、なぜかしら。
面白いですね、ということでいきたいと思います。
秋山先生、こんにちは。最近幹部の態度に違和感を感じています。
明らかに私に対してよそよそしいというか、どこか素っ気ない、不愛想な反応が増えました。
不満があるのか、それとも何か悩みを抱えているのか、全然深めません。
こちらから話しかけても、会話が浅いまま終わってしまいます。
本音を話してほしいので、できる限り寄り添って接しているつもりです。
相手に姿勢を合わせたり、呼吸を合わせたり、ペーシングもしています。
さらに、軽調して共感的に聞くことも意識しています。
しかし、あまり変化がありません。
このような時、何から見直せばいいものでしょうか。
本音を引き出すための問い
どこがネックになっているのか、可能性があれば教えてください。
はい、ありがとうございます。
ということですね。
いやいや、良くあるというのは簡単という意味ではなくて、
皆さんこういうことで悩んでいる場合が多いですよね、非常に。
そうですね。秋山先生的にはどこの部分をもってして多いだろうなという感じですか。
まず幹部の態度って書いてあるので、幹部ということは自分に親しいとか近い人ですよね。
そういう人って割と分かってくれてるはずだし、
その人が同意してくれるとすごい安心だし、
そういった意味で急に予想通し態度であると不安になっちゃうじゃないですか。
なりますよね。
何があったのかなみたいな。
で、この方は基本に則ってというか、きちんとペーシングしたり、
計帳したりしてるということですよね。
はい。
どうなんですかね、ちゃんとこっちペーシングしようとかね、
計帳しようと思っても全然変わらなかったら、逆に腹立ったりしないでしょうかね。
うーん、確かに。
ただ原因もわかんない中なんで、ちょっと答えていくのがすごい難しいテーマでもありますが。
まずですね、大切なことを一つだけ最初にお伝えしておきます。
本音を聞きたいと思った瞬間に、既にズレが生まれてる可能性があるんです。
なんでかというと、本音を聞きたいと思うじゃないですか。
そうしたら次に考えるのは、
じゃあどうやったら本音を引き出そうかという技術に当然意識が向きますよね。
その結果、例えばちゃんと計帳しようとか、この方にペーシング取ろうということになるんですが、
その技術を使う前に、ちゃんと整えておく根本というものを抑えておかないと、
この技術がなかなか効果が出ない、または逆効果になってしまう場合があるんです。
技術を使う前の準備、整える。
その時に3つ自分に問いかけてください。
自分なんですね。
まず一つ目、私はなぜこの人の本音を聞きたいかです。
これ一番大事な問いですね。
根本のところですね。
相手を理解したいからなのか、それとも組織を良くしたいからなのか、
または相手の問題を早く解決してあげたいからなのか、
それとももしかすると自分が不安だから安心のために来たいのか。
ここの部分が、自分がなぜこの本音を聞きたいか、質問するわけですよね。
質問する時に質問の意図をちゃんと自分が言語化してないと不安定になるんですね。
それが相手に伝わってしまうんです。
まず一つ目は、なぜ自分がこの人から本音を聞きたいかということを
しっかりと言葉にしてみるということをやってください。
分かりました。
でもこれ、答えていったら一つだけじゃないかもしれないですし、
いろんなのでできそうですよね。
それがすごいいいポイントです。
いくつかあるよねって、相手のことも考えてるかもしれないし、
自分の不安もあるかもしれないということも含めて、きちんと自分が
こういうために俺は聞きたいんだということを
自分で自覚した上で質問するということです。
なるほど。また一つ目ですね。
二つ目は、本音が出ないじゃないですか、相手から。
それで困ってるのは誰かという問いです。
問いっていうか、自分自身が困ってるっていうことじゃないのかの
チェックっていうニュアンスですか?
含めてです。
つまり今この方が本音が出てきてくれない、教えてもらえないので
困ってるのは誰か、どこか。
相手なのか、組織なのか、それともやっぱり自分なのか。
もし自分が困ってるから聞くっていうものがほとんど大きい場合は
それを相手がキャッチしちゃうんですね、無意識で。
自分のことを思って聞いてくれてるっていうよりも
お前が困ってんだろうみたいな風に受け取られちゃうっていうところが
無意識で届いちゃうんですかね。
そのとりでなおかつですよ、本音を聞くということは
相手にとってはリスクじゃないですか。
聞かれる方。
聞かれる方としては。
ですから嫌なんですよ。
嫌だなと思っているときにふと相手を見ると
あ、なんかこの人は直感的ですよ。
聞いてる上司は自分の不安を解消するために
俺の本音を聞き出そうとしてるのかというと
やっぱり怖くなっちゃうんですよね。
確かに。
これ本音がもしかしたら
お前のこと嫌いなんだよかもしれないですもんね。
言えないんですよね、そもそも。
そうなんですよ。
ですから実はですね、本音を聞くときに
相手が拒絶しているように見えるといったじゃないですか。
それはあなた自身を拒絶しているという
あなたのアウトカム。
あなたがなんでそれを聞き出そうかという
そっち側のアウトカムに対して拒絶していることが多いんですよね。
ちなみに私は軽率な発言した気がしまして
相手の現実を理解する
この方に対してお前のことが嫌いという話というよりも
一般論として
それは出てきちゃった場合。
そうそう、場合って意味で言ったんですね。
この方はそうじゃないのかなという気がしますけども。
2つ目ですね。
嫌いまでいかなくても
なんかこの間の社長がすごい自分としては
引っかかっているとか
もっと言うと気に食わないんだけど言えないものがあるとかね。
許せないことがあったりとかね。
日常、仕事上ありますからね。
3つ目です。
この3つ目もすごい大切な問いなんですが
最近その人の現実を尋ねていたか
その人に起きていることを最近聞いていましたか?
これはどういうニュアンスですか?
本音を引き出すための条件
もし本音を相手に言わせるということは
ちょっと言い換えると
本音を差し出す状態になってくるので
怖いんですよね。
言う方がね。
言われる方も怖いですけどね。
まずは言う方も怖いじゃないですか。
聞かれるのでね。
どういう人に対して本音を言えるかというと
端的に言ったら敵じゃない人ですよ。
敵じゃないということを感覚的に感じるためには
普段この人は私に関心があるのかどうか
というところを見てるんですね。
ですから
最近この部下と話をしたのはいつだったっけなとか
その時にいつも自分の相談事ばかりしてなかったかなとかね
指示とか相談事ばかりしてなかったかなと
それよりも
最近どうなのかとか
何に困ってるとか
どこ引っかかってるみたいな
相手の状態を知ろうとしたのかどうかということですね。
人というのは
この人はニュートラルに私の状態を知ろうとしているということは
私に関心をせているということじゃないですか。
関心をせているので
やっぱりそこで
いわゆる心理的安全性みたいなのが生まれてくるわけです。
ですから
本音を引き出すみたいな話をするときに
今今日言った3つのこと
なぜ自分は本音を聞きたいのか
複数あるものをちゃんと書き出す
そして2つ目は
本音が出なくて困ってるのは誰かと
もしこれが自分だとするならば
ということは自分が困ってて聞くわけですから
そうすると
それが相手にとってリスクになるので
そこをもう一度考え直す必要が出てくるわけですね。
3つ目が
早く言ったように
普段の関係性がその本音を言っていいかどうかって相手だ
向こうは無意識で判断していますので
やっぱり
自分の普段の行動というか
関係性に立ち変わっていかないと
なかなか相手から本音を引き出すというか
本音を話せる状態を作れないというのは
現実として起きてしまいますね。
なるほど
そこのセルフチェックを1回しないと
自己チェックの重要性
そのペーシングだったり
傾聴だったり
共感するとかっていう技術が
そもそも発動しないので
先にそっちっていう話でしたかね。
そうですね。
ですから
自分のこの3つの問いをして
いや私は全然
最近相手の状態とか全く気にしてなかったわみたいな
そういえば仕事で困ってないかなと
大丈夫なのかな
そこ聞けてなかったって言ったら
またそこから入ることになってきますよね。
自分が本音を聞きたいってことじゃなくて
それよりも
最近こいつは心配事ないのかなとか
行き詰まってることはないのかなってことを
ニュートラルに聞いていくことが
スタートになってくると思います。
なるほど。
なので今回ご質問が
このような時何から見直せばいいかというと
そしてどこにネックになっている可能性があるかというと
まずその聞く聞かないの
前段階でのセルフチェックが
一つ見直すポイントかもしれないよという
根本の話だったわけですね。
そうですね。
この3つの問いを
自分に問いかけるだけで
ずいぶんその聞く側の
雰囲気とかが変わるはずなんですよ。
その上で
じゃあ相手にどう関わろうかということが
初めてできてくる感じですかね。
相手にどう関わろうかの方でも話ありますか?
そうですね。
そのまま整えができた後に
じゃあ具体的に
こういうことに気をつけながら関わっていくと
結果として相手が本音を出てくるような
空間というものが生まれますよという話は
していきたいなと思っています。
じゃあちょっとそこのあたりは
時間も近づいてしまいましたので
延長戦でやらせていただけますか。
そうですね。
じゃあ来週は
この土台が整った上で
相手に
本音を聞いていくときの関わり方。
ちょっと具体の話にいくと。
ということで
ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
一旦チェックをお願いいたします。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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