経営者のマインドセット
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますが、質問に行っちゃっていいですか?
はい、お願いします。
ということでね、早速質問行きたいと思いますが、今日はですね、3代目の経営者です、という形でいただいております。
出口戦略としては、事業承継を考えており、息子たちが30を超え始め、承継準備がリアリティを帯びてきました。
しかし、どこの家族経営でも抱えているテーマだとは思いますが、息子の成長の問題があります。
いろいろな側面もあるものの、軸がなく意思決定においてブレブレとなっているように思います。
有名な、某人材教育会社の経営プログラムにも参加していますが、大きな成果が見られておりません。
このようなときこそ、コーチングでの軸づくり、ビジョン形成が重要なのではと考えておりますが、
実際にこのようなケースでのコーチングの期待できる効果というのを教えていただけないでしょうか。
ということで、質問というよりも、商談ですか、みたいな。
親子の関係性の重要性
このお父様というか、気持ちはすごくわかる。
自分の息子に紹介させたいんだけど、気持ち悪いんだけど、何か見ていると不安というか、大丈夫なのかなと。
親ですからね。
まずはこの方の質問にその答えると、このようなケースでのコーチングの期待できる効果は何ですかと言うとですね。
一つ、私がやっているプログラムっていくつかある中で、やっぱりその人の自分の棚下ろしと言いましょうかね。
自分の内面を見ていくというのはやります。
そのことで何がわかるかというと、いわゆる自分の大切にしている価値観だとか、あとは才能とか能力。
そこをしっかりと見ていくということはできます。
その結果、自分自身というのはこういうところを強みだから頑張ればいいんだなというところともう一つ、実はその強みが弱点になっていることがめちゃめちゃ多いんですよ。
例えばある方は能力としてめっちゃくちゃ思考が速いと。
そのことを自分気づいてないんで、周りの部下がバカにしか見えないみたいなのがあるんですね。
創業傾斜に多いパターンですね。
そうすると、そういう自分の強みが弱みになっていくんだということもちゃんと自覚して、簡単に言うと自分の取説ですよね。
自分の取扱説明書というものを熟知して、そして経営をしていくということについてはサポートはできるしサポートはしています。
これがコーチングの期待できる効果というところですね。
ただ逆にできないことというのがあって、ここで次に問題となってくるのが多くの場合は、
この息子の方とお父様の関係性というのは必ず存在します。
そこについてはやっぱり私の方でやっぱりできないんですね。
そもそも誰かと誰かの関係性を良くするというのは私にはできないというかコーチングの領域ではないというか、
その当事者がお互いにその問題にどう向き合っていくかというところがめちゃめちゃ重要になってきます。
特にこの事業生計で息子さんにという場合は、お父さんの方、生計をしていく側の方の息子との考え方とか、
自分の中の問題点とかそういうものを相当深く見ていかないと単純に何かを押し付けちゃう場合が非常に多いんですよね。
ここで言うと息子が問題だというふうにされておりますが、それはそれでそうで、
才能やら能力だったりいろんな棚下ろしをすることで自分の取説を手にして、
自分をうまく使えるようになるというのはすごく重要だろうと思うけども。
そもそもこの息子さんがそういう状況にあることについて、この3代目の方の社長さんの方はどう考えているかを考えないと、
決して息子の話だけじゃないって話ですかね。
そこには2つあって、事業生計をしていく側のお父様側の自分のマインドっていうのはどういうふうに思っているのかってことを見ないといけないんですよ。
ここで結構意外に見づらいというか出てきちゃうんですよ。隠れてるというか、息子のために会社のためにっていうふうに思ってるんだけども、
実はここの深いところで、自分のやってきたものを、築いてきたものを壊さないでほしいとかね。
言葉では、もうあいつの時代なんだからあいつの好きなのにやればいいんだよとか言いつつも、
自分の築かってきたものに傷をつけてもらいたくないっていうのも隠れてる場合もある。
という意味でおいて、お父様側が自分の生計することについての自分の正直な気持ちっていうのをどう向き合っていくのかっていうのが一つポイント。
もう一つは、息子さんの問題なので、息子さんが軸がないということについて、このお父様は、それって息子の問題だと思ってないかっていうことが1つあって。
どういう意味ですか。
息子の問題だと思ってないですか。息子の問題だと思ってますっていう質問ですね。
内面の向き合い方
息子が良くなればいいんだっていうふうになってないかってことです。
息子が良くなれば、自分の期待通りになれば、そこで問題はないんだっていうふうに思ってないかどうか。
ここで八木山先生が見ているのは、親父の価値観を押し付け的な感じになってないかっていう意味ですか。
一つはそう。価値観を押し付けてないかっていうことと、結構こういう場合の息子さんって苦しんでることが多いんですよ。
苦しんでるってことに対して、このお父さんはどういうふうに見てるのかってことです。
まずそのこと自体見てないんじゃないかって言いたいことですか。
そういう場合が多い。あいつも苦しんでるんだよねみたいな。
やっぱりダメなんだよね。軸がないから軸を持たないとダメなんだよっていうふうに、なんかこうちょっと他人行為っぽいじゃないですか。
ああそういう意味。
そうすると、まあ人によってなんですけども、あいつ苦しんでる。軸がない。ちょっと軸がないからダメだ。
じゃあ八木山さんのところに行って、軸を見つけてこいと。
うちの部下が、幹部が軸がないから八木山さんのところに行って、軸作ってもらえっていうのと似てるんだけどちょっと違うというか。
愛情がゆえの。軸作れみたいな。
そうそう。
どっちも一緒なんですかね。幹部も息子も。
まあ確かにでもそうですよね。幹部と違うのは血縁というね。
いろいろ資産相続の話も含め、ちょっと幹部という他人とはまた違った複雑な感じになってくるので、一概に一緒って言えないところはやっぱり関係性上不快がゆえに起きるところなんですかね。
だからこそお父さんが客観的に息子のテーマとして切り離してねえかということですか。
ここでまたややこしいというか難しいのは、あえてそうすることがいいことだみたいに思ってる方が多い。
結構ここには旅を崖から突き落とせ的な。
そうそう。やっぱり親として息子を育てるものとしてね、そんなベタベタするんじゃなくてスパッと切ってそっち側でやってこいぐらいなのが親としての美学みたいに。
それ自体は大きな間違いじゃないかもしれないけども、それをやること自体が正解だみたいに思ってしまう縁があるんですね。
特にね、同性だとするとお父さんと息子だとさらにそれが加速する傾向があるような気がしますね。
そういうところになりますかね。なのでコーチングとして期待できることがあるんじゃないかというところはおっしゃる通りですと。
あんまりそこをコーチングで全て解決するかというと決して。
今ここで事業承継の中で抱えている息子さんの能力才能というのを本人が自覚していくということは手伝いますが、これから越えなくちゃいけない壁の事業承継の大きな問題ポイントというのは、私のコーチングのここでは解決できない。
むしろそのお父様側の内面にご自身がどう踏み込んでいくかということのほうがより重要なテーマになってくるというふうに見ています。
互いにそれぞれのテーマがあるということですね。
なるほど。一旦そんなところですか。
そうですね。ですから本当に息子さんにとっても重要なタイミングだと思いますが、お父さん側にとっても本当に今まで向き合わなかったことを向き合っていくというタイミングなのではないかなと私は見ています。
ということで、質問者の方にはお礼もですかって感じになったかもしれませんが、両方…
やっぱりするかもしれませんけどね。
というところですね。
事業承継の問題はいろいろあると思いますので、またいろんな角度からいただけたら一緒に考えていければと思いますので、お寄せください。
終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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