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2024-02-02 16:21

第447回 コーチングが抱える問題とは?

第447回 コーチングが抱える問題とは?

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

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こんにちは、遠藤嘉杉です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
はい、ということで、今日も早速質問に行きたいと思いますが、今日はですね、経営者40代の方から、ちょっと難しめの、これまで扱ったことのないテーマをいただきましたので、早速紹介させてください。
はい。
以前、コーチングが抱える問題という言葉を発せられておりましたが、経営支援としてのコーチングが世の中に広まっているからこそ、とても大事なテーマだと思っております。
経営幹部向けに、エグゼクティブコーチングを社内に導入していく上でも、事前に一度ぜひ聞いてみたいと思い、質問させていただきました。
コーチング業界で活躍する秋山先生だからこそ、言いにくいこともあるかなと思いますが、よろしくお願いいたします。
こういうことで、番組内とかその他発信のところで、この話してましたっけ、コーチングが抱える問題。
具体的には言ってませんけども、ポロポロと。
キーワードは。
拾われてしまっておるんですね、ということで質問来ましたので、大変重要なテーマではありますね。
まずここで皆さんと整理していきたいのが、今回あくまでもエグゼクティブ経営者とか幹部がコーチをつけるという話ですよね。
そうですね。
ちょっとなんとなくでいいんですけども、遠藤さんのイメージだとすると、エグゼクティブコーチをつけるメリットっていうか。
メリット。一般的にはでもあれじゃないですか。
経営幹部って必ず抱えてる、堅苦しく言うなら、なんかKPIみたいなものは持ってしまってるじゃないですか。
責任の範囲と達成すべき数字、それを平成的に言うなら目標って言い方でもいいですけど。
それを確実にクリアする、達成するっていうことに。
それが任務ですもんね。
それをちゃんと叶えていく上で、自分の整理したり、目標達成のための一緒に歩んでもらう伴奏者をつける、みたいなのがエグゼクティブコーチというイメージですけど。
そのときに結局的は、成果を生み出すためにやってるわけですよね。
その方がっていうことですか。それとも法人がですか。
コーチをつける目的は何かというと、成果を出したいか。
その方が成果を出すためですよね。
経営者とか幹部の方が。
新しい成果、結果を出していくためには、今までにない行動を取っていかなくちゃいけない。
今までに行動を取っていかなくちゃいけないということは、自分の考え方を変えなくちゃいけない。
自分の考え方を変えていくためには、コーチというものを使っていくというふうに考えていくじゃないですか。
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大前提は、今までのやり方などを達成できないような成果を取らなきゃいけないときという感じですかね。
ということは、コーチをつけるということは、自分の考え方を変えて、自分の行動を変えて、新しい成果を作っていくということですよね。
このときにコーチングの大前提は、相手を変えられないんですよ。
だから受け手としては自分が変わりたいと思ってるわけですよね。
コーチは相手を変えられないという前提なんです。
ここがごっちゃになっちゃってるんですね。
変えてくれることで達成できるとか思われてしまっては困るってことですか。
そうそう。
経営者の方が言うとすごいわかるんですよ。自分が変わりたい、変わっていかなくちゃいけない。
だからコーチをつけるっていう、ここまでは間違いはないんですけども、ということはコーチをつけたら自分は変われると思ってしまうんですよ。
なるほど。
私たちコーチも、私をつけることによって皆さんの思考を変えましょうとかって言っちゃうわけですよ。
だけどもコーチングの前提は、人を変えられませんよと私たちは教わってるわけです。
なるほど。ちゃんと教えもあるんですね、そこの前提は。
でも言っちゃうんですね。もうその時点でどうなんだって感じはしますが。
なるほど。
ですからよくコーチングで間違えられるのは、気づきを与えるみたいな言葉がすごい難しいんですね。間違えすぎるか。
コーチは気づきを与えません。
人も変えられないし気づきも与えられないんですか。何もできないじゃないですか。
何をしてるんでしょうかね。
それからコーチは相手の代わりに意思決定もできない。
できないシリーズやってきました。意思決定もできない。気づきも与えられない。変えられない。
何かというと、ここの部分をしっかり押さえないと、コーチはどこかで相手を変えることができるんじゃないかと思っちゃったり、
社長意思決定間違ってたらこっち側にならないかなって思っちゃったり、気づきを僕は与えられると思ってしまうわけですよ。
その前提で集客をしたりプロモーションすると、
お客様、エグゼクティブのほうもコーチをつけることによって自分を変えられる。
コーチをつけることによって自分の意思決定が変わる。
コーチをつけることによって自分が気づけると思っちゃうわけですよ。
なるほど。
これがエグゼクティブコーチングの問題なんです。
でも逆に言うと、じゃあ何ができるのって話になりますよね。
それはできないよということをお互いに確認した上で、できることがあるわけです。
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そのできることって何かというと、
その人が自分の置かれてる現状を、どういう現状かということをその人が認識していくのを手伝うことができるんです。
なるほど。思考の整理みたいな感じですかね。
これがめちゃめちゃ重要なんですが、この重要性がなかなか伝わりづらい。
思考の整理と言われたら、能力高い経営者の方々だったら何も自分でできるわって思っちゃいますもんね。
だから大切なのは、経営者の能力高い経営者の方は思考の整理できるんですよ、現状認識も。
よっぽどコーチよりも分析力高かったりするなんてザラですからね。
その現実の捉え方では成果が出ていないとか、その現実の捉え方では発生できない成果を取らなくちゃいけないと言ってるので、
具体的事実の整理って呼んでるんですけども、そのやり方のレベルを上げなくちゃいけないっていうふうに問われてるんですよ、経営者の方。
なるほど。それができること、それが具体的にどういうことなのかみたいな話は一旦ちょっと交流にしつつ。
あとは次。気づきを与えることはできないんですが、ちょっとこれ難しいですけどね。気づきを与えるきっかけは作ることはできるかもしれない。
自らが気づいてもらうという前提だけども、きっかけは作れる。
そうそう。だから私たちコーチでよく気づきを与えるとか言うし、お客さんも秋山先生に気づき与えてもらいましたって言うんですけども、実は起きてるのは私は気づきを与えていなくて。
本人が使ってる。
そうする。私も客観的に相手を見てるじゃないですか、エグゼクティブお客さんを。そうすると自分が気づいたふりになって思ってしまうときあるんですよ。
社長はここ気づいてないな、だったら気づかせようみたいな。
そうではなくて、社長ここ気づいていないかもしれないし、私が気づいていないと思ってることも間違ってるかもしれないんだけども、
ちょっとぶつけてみようかっていうのは全然違うんですね、意味合いが。
誘導するのか。
そうですね。
こちら側がわからない前提での中での投げかけなのかみたいな感じですかね。
これ絶対コーチもやってしまうんですよ、これに気づけ気づけみたいに。
見ますよね。こっちがなんか、あ、もしかしてこうかと思ったら、よくわかりましたねみたいなふうに。
そうそうそうそう。
なんなんっていうその。
私も過去そういうこといっぱいやってきてしまったんですけども、よくわかりましたねふうですよ。
それやっちゃうと結局のところ、コーチの人は答えを持っていて、
コーチの人は俺のことわかってるふうになるってわけですね。
そうすると、あ、秋山先生には俺の見えてないところが見えてる。
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何が見えてるんだろう。
当てにいかなくちゃっていうふうになっちゃうと、もう意識が私のほうに向いてしまう。
なるほどね。気づきを与えてもらおうとしちゃうし、変えてもらおうとしちゃうみたいな状況を作っちゃうってことですかね。
そうですね。
しまいにはどう思いますかみたいな、意識って今で委ねちゃう。
そうすると、結局それってなんとなったらコンサルティングになっていっちゃうわけですよ。
あー、そっかそっか。コンサルは逆に言うとそれをやってるのか。
ここが問題なのでこう変えましょうって。
そうか、そうじゃなくてこうしたほうがいいですよ。
そうそうそう。
ラトスならば私はコンサルしますよって言ってればいいわけじゃないですか。
そうですね、確かに潔く。
それをコーチングって言うと受ける側もコンサルだとやっぱり頼っちゃうし答えはもらっちゃいけない。
自分で考えなくちゃいけない。やっぱりコンサルじゃないんだコーチだって入り口は自分を鍛えていくふうになってはくるんですが、
やってることはコンサルと受ける人でなっていく。
なるほど。
やっぱり今私が素晴らしいなと思ってる校舎の方のほうがよっぽどコーチングっぽいことをしてる人多いですからね。
でもそうですよね。専門知識を持ちながらもコーチングをしてもらったらそれは心強いですよね。
ですから私がエグゼクトコーチングっていうのは何かというと経営支援というよりは、
ダイレクトの経営支援というよりは経営者の支援なんですよ。
組織全体の経営課題というよりもそこを一番責任を持っている経営者の支援なんですね。
経営者の何を支援していくかというと、やっぱり経営者の方が強くなっていくということを支援してるわけです。
そうなんですね。経営者が強くなる。
経営者が強くなるっていうことはどういうことかというと、
自らの意思で困難に立ち向かおうという気持ちを自分で作れるようになったり、
自分自身の弱点とか弱みを自分で認識できるようになったり、
自分自身のパフォーマンスを自分自身で発揮できるようになったりするという。
なるほどなるほど。自分をよく知り、
前回のアカデミアのテーマでいうと主体性を持って戦えるようになるみたいな感じですかね。
ここがやっぱり、テニスで考えるとそうですよね。
テニス?いきなりテニス?
そうそう。コーチとかテニスとかって私すぐリンクしちゃうんですけどもね。
結局、コーチと練習したりメンタルコーチとかテクニカルコーチもいますけども、
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試合始まったらコーチいないので何も打っちゃいけないし、
コートの底からサインを送っちゃいけないんですね、ルール上。
ということはこのシチュエーションで俺はこの緊張してるんだけども、
どうやって自分がこの緊張を楽しめるかということを本人がそこでプレイをしていかなくちゃいけないわけです。
あとはここはこういうサーブを打つのか、どこにサーブを打つのかというのは本人が決定しなくちゃいけないわけですよ。
その時に、コーチとの練習とかトレーニングでそういうことを思考するクーテンとか捉え方の訓練をしてきたからこそ、
そこを試合という現場で発揮していくということはやっぱりコーチではなく本人がそこで戦っていくので。
なるほど。
普段の経営者においては経営の現場がテニスの試合ですかね。
はい。
だとするとそこは自分自身で立って当然戦う場所として、
その別の時間のところで整備してもらったり鍛えてっていうところであるんですね。
なるほど。
そうすると例えばテニスでいうと緊張してる、この緊張、
え、なんかやっぱり俺どっかで勝ったらみんなで優勝って褒められたいと思っちゃってるから緊張してるのかな、
いやそうじゃないんだ、何のためにテニスやってるかというとみたいな自分の問いかけが、
コーチとのトレーニングによって自分の中からその問いかけを作れていくということがやっぱり現場ではすごい重要ですよね。
なるほど。
確かに。
ですからビジネスの場面でも、いや俺なんか売上落ちてビビってると、これなんでビビってるんだ、
いやまた自分自身の個人のことを考えちゃってビビってる、いやそうじゃないんだ、
何のためにこのビジネスをやってるかを思い出せ、俺みたいな問いかけを出せるかどうか。
それを逆にコーチングのやり方を間違ったり、受け方だったりコーチをする人が間違うと、
そういう主体性を持った形での経営者じゃない、むしろ真逆の方に行ってしまうことがあるので、
本当に気をつけないとあかんですよということですかね。
その真逆って何かというと、あ、秋山さんがいてから俺は勝てたんだってなると、
実力もなんともないわけですよね。
そうですね、いなかったら経営できなくなっちゃうという状況を作っているコーチは結構嫌ですよね。
いやいや、いいな、私も恥ずかしながらそういうことを無意識でずっとやってきたなってことはあるんですよ。
それも含めて問題だと思っているということですかね。
コーチングの問題っていうテーマをいただくと、いくらでもまだまだ喋っていくことも、
喋らなきゃいけないこともあるでしょうから、また改めたいと思いますが、
今日のところどうでしょう。
そうですね、ですから一つエグゼクトゥーコーチっていうのは何かと、何のために受けるんですかと一つ言えるのは、
今みたいにコーチをつけることによって、自分が強くなっていくんだと、現場で戦える人間になっていくんだ、
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そのためにつけるという感覚を持って、社内のご自身とか幹部の方にエグゼクトゥーコーチングの導入ということを考えていただけるといいと思います。
自らが強い経営者になりたい方は、ぜひエグゼクトゥーコーチはよろしいんじゃないでしょうかということですかね。
一応ですけれども、コーチングというものが経営者を強くするという前提でやっている人もいればしない人もいて、
今のは秋山先生がそういうスタッフでやっているということだと思いますので、
コーチング業界、いろんな支援の人がいますので、そのあたりはチェックしていただきつつ、選んでいただきたいなというところですかね。
終わりましょう。また問題についてはぜひ話していきたいなと思います。ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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