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2024-03-29 16:29

第455回 人は変わりたくない生き物。だから・・・

第455回 人は変わりたくない生き物。だから・・・

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

00:03
こんにちは、遠藤嘉杉です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思います。早速、質問よろしいですか?
お願いします。
いきましょう。今日、質問だけですね、いただいております。ありがとうございます。早速いってください。
ありがとうございます。
先日、コーチングの説明を受けたところ、人は変わりたくない生き物。だから、コーチングが必要と教えていただきました。
なるほどと思いましたが、秋山先生は、なぜコーチングが必要なのかと聞かれたら、何と答えますか?
コーチングは売り上げを上げるための手段なのか、組織を活性させるための手段なのか、コーチングは何のための手段なのかがよくわかりません。
コーチングが手段として機能する目標と、機能しない目標はあるのでしょうか。ぜひ、ご教授お願いいたします。
冒頭の、人は変わりたくない生き物、だからコーチングが必要というのを、この方はどう理解したのかなと思いました。
この方がどう理解したのか、どういう意味ですか。
これがパッと分かる人と分からない人も多分いらっしゃるんだけども、こういうことなのかな。
人はもともと変わりたくない生き物なので、コーチングをすると変わりたくないんだけども、変われるって感じかな。
そういう意味ね。どうなんですかね。でもまず、変わりたくない生き物って言われたときに負に落ちてるんじゃないですか。
確かに。本当は変わりたくないって思う自分っているよな、を受け取ってるんで、だからコーチングが必要。そっか、っていう。わからないですけど。
シンプルに言うとそうですよね。
いわゆる人というものはみたいなところは、痛みを避けて、その反面欲求を取りに行く、快楽を取りに行くっていう両方の側面があるよねって話は、私たちコーチングではよく出てきます。
ですからその痛みを避けるということを捉えていくと変わりたくないっていうのはあります。その一方で、あれが欲しいっていう気持ちもあるんです。
そうそう。欲しいんだったら痛みは受けられるみたいなところも両方あるんで。
それでもすごいバカくさい話で言うと、勉強したくないけど勉強できるようになりたいみたいな。
勉強するとモテるからとか。
勉強したくないけどいい大学行きたいとか。
そうそう。
努力したくないけど英語喋りたいとか。
そういうところって人間あるよねってところだと思うんですよ。
その上で、確かに人の特性を見てらっしゃいますよね、この方も。
人の特性。どこの部分ですか。
人は変わりたくない生き物という人間の特性があって、じゃあそのときに例えば、だって人は変わりたくない生き物だったらコーチング受けなくてもいいじゃないですかと。
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変わりたくないんだから変わらなくていいじゃんってことですか。
でももう一つ、人はそれでも欲求があって、その欲求があるのに変わりたくないっていうのがあるときにコーチングっていうのが必要と教えていただきましたっていうふうに私は受け止めました。
なるほどですね。その認識を前提にちょっと話していくって感じにいきましょうか。
私の場合コーチングの効果というか機能する側面っていうのは大きく二つあると考えています。
二つ。
一つはパフォーマンスを上げていくというときにコーチングは効果的であると。
効果があるじゃなくて効果的であると。
もう一つは自分に変化を起こしたいとき、これもコーチングは効果的ではある。
自分に変化を起こす。
それを考えているんですよ。売上げを上げるための手段なのかと聞かれたときに、売上げを上げるということに対してパフォーマンスを上げていきたいということであればコーチングは効果的な側面があると。
なるほど。自分に変化を起こすことで売上げは上がりそうでもありますね。
じゃあ、なぜパフォーマンスを上げるというのと自分に変化を起こすという二つの側面があるけれども、
なぜそれが効果を出せるのか。
確かにそこですよね。
一つ目のパフォーマンスを上げるということなんですけれども、パフォーマンスというのはスキルと体の感覚からできていると考えているんですね。
スキルと体の感覚。
例えばビジネススキル、これもスキルっていくつか種類があるんですけど、右脳系スキル、左脳系スキルなんて言い方もするときあるじゃないですか。
もっと言うと、パフォーマンスは右脳系スキルと左脳系スキルからできていると。
アート系とロジカル系みたいな分け方ですね。
そうです。
左脳系スキルっていうのはロジカルスキルじゃないですか。
右脳系スキルっていうのを私が呼んでるのは感覚とかそういうことなんですよ。
世間的には最近アート系と言われてる。
クリエイティブとか。
コーティングはこのアート系スキルと呼ばれたり右脳系スキルと呼ばれる体の感覚を扱う技術に対しては得意ですね。
大きくこの、一昔右脳派も入りましたけど、右脳系スキルの向上みたいなところがすごい得意っていうことですか。
そうですね。
それはなぜかというと、心理学とかいうことよりは、私の場合は、農家学とはあまり言わないんですが、生理学とのメカニズムから、
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例えば、コーティングと関係ないんですけども、肘を心臓よりも高く上げると、人の感覚っていうのは少しハイテンションになるっていう生理的な反応があるんです。
肘を心臓よりも高く上げる。
多分これ心臓と心拍数との関係だと思うんですね。
だからハイタッチっていうのは、肘を心臓より高く上げてハイタッチって言ったら、テンション上がっていかないんですよ。
下で。
そうそう。イエーイとかっても。
感覚的にもわかりますね。確かに。
これはコーチングではないですけども、人はそもそも感覚を変えていくというときに、感覚を変えるとか扱う技術があるんです。
それを質問という言葉を使って、質問という技術を使って、顧客の感覚を変えていくってことは一部はできます。
なるほど。
例えば単純に、いやー俺もう無理だよ、できそうもないよって言ってる方に、
これ何のためにやり始めたんでしょうかっていう過去のことを思い出すことによって、
あ、そうだ、俺が起業したのはこういうことがあったからだ。
だからこんなとこでは負けてられないみたいに感覚が変わるんですね。
言語を使って感覚を変えるもそうだし、研ぎ澄ませるとかいろんな表現がありそうですけど、そこを磨いていくんですかね。
それを自分一人でやるのをセルフコーチングじゃないですか。
なかなか難しそうですね。自分一人でやるっていう、その説明を受けるとなおさら。
そうなんですよ。自分一人でもできるんですが、質問の角度がやっぱりパターン化されちゃうので、
それを俯瞰してみているコーチから、あ、あの件どうなってましたとか、
あの時こういうこと言ってましたけども、今あれどうなってますかって質問することによって、
考えながら感覚が変わっていくっていうところなんですね。
なるほどね。昔秋山先生が自分がやってることがトレーナーに近いみたいな話をされてたので、ちょっとイメージがわきますね。
ですからそういった意味でパフォーマンスを上げていくと。
あとは自分に変化を起こすっていうのはすごく似てるんですけども、
自分に変化を起こすときに、自分の能力を磨いていくっていうフェーズと、
能力をうまく活用するっていうフェーズと、意味を変えていくっていうフェーズがあって、
またこれはそのうちお話したいなと思うんですけども。
一応整理で言うと能力を上げていく。
それから能力をよりうまく使っていく。
うまく使う。
あとは成功とか仕事の意味を変えていく。
これ成長の3つの段階っていうふうにも言えるんですけども、
できるようになるっていうのがまず最初で、次がよりよくできるようになる。
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最後は意味を変えていくと。
これもコーチングはサポートできるんですよ。
その件は広がっていくと時間が足りなくなりそうなので、
また別の機会でぜひやりたいと思うんですね。
質問もしいただけましたら扱いたいので、ぜひいただきたいですね。
パフォーマンス上げるに話を戻すと、パフォーマンス上げていくのに
コーチングは効果を与えることができる。
ポイントは効果を与えることができるので、
相手が拒否したら与えられないっていう弱点があるんです。
人は勝手にこっちの意図で変えることはできない。
ですから前提としては、自分は本当にパフォーマンスを上げていきたいんだ。
だけども1人だけでもパフォーマンス上がるのは、
例えば1から100までは自分で上げられたけども、
100以上、200とか300、1000とかに行きたいんだっていうときに
コーチをつけて、自分のパフォーマンスをそこまで引き上げていくということがあります。
なるほど。
そうするとちょっと質問に帰りますけども、
コーチングそのものは、効果はパフォーマンスを上げて、自分に変化を起こす。
それが目的の何かによってはもちろん寄与しますよって話でいくと、
ご質問にある秋山先生は、なぜコーチングが必要なのかと聞かれたら何と答えますか?
今の2つであって、売り上げとか組織が良くなるとか、
人間関係が良くなるとか、
そういう話っていうのは副次的なものという認識でいいんですか?
そうですね。その人がしたいこと。
その人のアウトカムに対して、
コーチができるところっていうのはパフォーマンスを上げていくということと、
その人に変化を起こしておくという支援ができるという。
なるほどね。
その上で、コーチングが手段として機能する目標と、
機能しない目標はありますか?って聞かれてますけど、
ここはどうなんですか?
目標っていうのはゴール設定ですよね。
それを考えると、機能しない目標っていうのはないんです。
目標だから。
達成すべきものである以上。
そうそう。
なるほど。
コーチングがある意味、何でも機能しそうなふうに見えるのは、
そこが理由か。
そうです。
だから、ゴール設定があるならば、そこに対しては機能していきます。
なるほど。ただ保証するものでは一切ないの?
いや、その通り。
だから、そこがコーチングの良いところでもあるんですけども、
コーチングを受けたら目標達成ができますっていうのは、
ちゃんとおかしい話で。
例えば、私がコーチングを受けたら、テニスプレーヤーで世界トップになれるか、
それっておかしい話じゃないですか。
12:00
その目標が何であれ、そこに向かっていくという、
あなた自身をサポートすることはできるけど、
目標達成できますか?と言われたら、
いや、私はできませんと。
するのがあなたですし、そこへの支援は明確にできるっていうのはちゃんと言えるってことですね。
そのときに一つ微妙な話なので、どこまで話をしていいかわからないんですが、
目標設定も徹底はできるんですよ。
なるほど。何を目標とするの?
ただね、これちょっとどこまで喋れるかわからないですけど、
目的設定っていうことを考えた場合、
ちょっとそこが難しくなってきますね。
今それは目的と目標ということをしっかりと分けて捉えたときの話ですね。
ここの話は本当に深くなって、またいつかということなんですけども、
コーチングで大切なのは目標設定には非常に機能します。
そして目標設定も支援できます。
ただし、やるのはあなたです。
だから相手が強くなれるだけであって。
私自身、コーチングで大切にしていることは、
相手を強くしていく支援をしていきたいなと思っていくんです。
何か目標達成支援ということをやっていますが、
本当の意味でやっていることは、その人が強くなっていく支援をやっている。
なるほど。そこが秋山先生の持っているある意味の目的はそこにあって、
それを目標達成をしてやる。
強くなってもらうことを秋山先生としては意図してやっているということですね。
そうそう。
だから逆に言うと気をつけなくちゃいけないのは、
私とのコーチングを受けました、目標を達成しました、
その人はめちゃめちゃ弱くなっていった。
例えば私に依存するとか何かに依存するというと、
これはちょっと私がやるべきことじゃないとかやっちゃいけないことなので、
そこはすごい意識しています。
なるほどね。そこは自分に対してもものすごく気をつけてセッションされているというところですかね。
ですから最後に一言、この方が組織を活性化させるための手段なのかというときに、
そこに機能する部分はあるでしょうと。
その前に組織が活性化するってどういうことなんですかと。
そこをやっぱり明確にしていかないと、
じゃあコーチングを入れました、組織が活性化するんですかと言われても、
いやちょっと待ってくださいと。
組織を活性化させるというのは社長はどういうふうに捉えているんですかという、
そこを聞かせていただいて。
まずね、そこから。
もうですね、超曖昧ですもんね、組織の活性ってね。
活性って何ですかって。
みんながハイテンションになるのが活性だとしたらね、
それって問題じゃないですかみたいな話もありますからね。
そうです。例えば生産性を上げるということだったら、
コーチングじゃなくて単純にロジカルシンキングとかそういう知識の方が有効かもしれません。
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確かに確かに。
っていうところとかは逆に整理しながら、
何をセットするのかということは支援はできますよみたいなところなんですかね。
そうすると。
ということでこの分かりにくいコーチングという分野を、
なんかいい質問いただきましたね。
そうですね。
でもこういう質問をしていただくと、
コーチングってこういうところが機能するんだな、
ここを注意しないといけないんだなということが分かること自体が、
より効果的に使っていただけるなと思います。
ということでね、
ようかいも大きくなっているがゆえにね、
いろんな誤解とね、
いろんな広大広告が出回っているのもあるので、
ちょっとそういった回もね、
しっかりやっていきたいなと思っております。
ということで、
今日は終わりましょう。
秋山先生ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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