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2017-06-08 18:52

第100回「質問:社長に「器を大きくしろ」と言われました。そもそも「器」ってなんでしょうか。」

第100回「質問:社長に「器を大きくしろ」と言われました。そもそも「器」ってなんでしょうか。」
上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術についてわかりやすく解説する番組です。
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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上場企業から中小企業まで、エグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、
ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術について
わかりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング、
ジョーさん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日も質問が来ております。
いきなりご紹介でよろしいですか?
はい、お願いします。
ちょっと職業、立場がわからないんですが、
社長さんに直接指導されているような立場の方のようです。
ご紹介したいと思います。
社長に器を大きくしろと言われています。
ただ、社長のことを器が大きいとも思えませんし、
そもそも器とは何か、器が大きい状態とは何かの説明もしてくれません。
秋山先生は器というものをどのように捉えているのでしょうか?
希望としては器なんてどうでもいいと言ってほしいです。
ただ、確かに部下たちのマネジメントで悩んでいるのは事実です。
よろしくお願いいたします。
なるほど。
器。
器。よく聞きますね。
器。
器の大きい人になれとか。
はい。
そしてその社長、言っている社長のことを大きいとも思っていないというようなことも書かれていますけど。
面白いですね。
器が大きい人になれとか、その器ということを語るときにですよ。
例えば、器って何ですか?
って聞かれたら、遠藤さん何で答えるんですか?
人間の器って意味ですよね。
そうそう。
人間の器。
とは?
私もこの方と一緒に聞きたいところですけど、何ですか?全然わからないですよね。
なんかでも、人の受け入れる度量とか、精神力とかそういうところに行きそうな感じはしますけど。
あのですね。
はい。
人の器というのは何かというと、相手が感じているものです。
ほうほうほう。
つまり、あの人は器が大きいなと思ったりしますよね。
はいはい。
それは感じている人の中で起きているものであって、当の本人なんかよくわからないわけですよ。
はあ、確かにそうかもしれませんね。
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そうですね。
本当に尊敬する人がね、僕は器大きいんだとかって言った人見たことないですから。
それ聞いた瞬間に受け入れはちっちゃいと思いますもんね。
つまり大切なことは、器が大きいとか小さいって何かというと、その言葉の定義の前に感じている側に起きていることですよね。
そこを捉えていかないと何も生まれないわけですよ。
面白い話ですよね。社長さんが教えてるとわかりますよ。器の大きい人になれって。
でもそれってのは、器とは相手が感じているものだってのはわかってないからそういうことはなっちゃう。
この社長の言い方の時点で、器というものの捉え方がちょっとずれてるなってわかっちゃうんですね、秋山先生は。
他者に対して器の大きい人間になれっていうことは、器というものがどこかに存在していると思ったわけですよ。
そうじゃなくて、自分が相手から何を感じたのかってことですから。
それを踏まえてですよ。
もう一つその質問者の方に面白いことは、社長を見て何でしたっけ?
社長のことを器が大きいとも思えません。
そうですよね。ということは、彼の中でも何かちゃんと器の定義はあるってことですよね。
無意識的に。
この社長器が大きくないなぁと思っているということは、この方の器が大きいってのは何かってことが見つけられるはずなんですよ。
そういった意味で、その方が一番最後に言ってくれたこと、器が本当にどうでもいいんですよ。
あ、言ってあげましたね。希望としては。
器なんてどうでもいいと言ってほしいんですか?
本当にどうでもいいです。
私も若い時はこのことにすごい悩んだことがあります。
あるんですか?この言葉としてですか?
あります。大学生の時のメモ帳に書いてありました。
俺は坂本龍馬のように器の大きい人間になりたいと書いた記憶が今バーッと出てきました。
でも坂本龍馬という人はいて、彼は俺は器が大きいとか絶対思わないんですよ。
そうでしょうね。きっと。
海を見て海は広いなぁって彼は言ったそうなんですが、海が自分で広いなって思っていないと一緒じゃないですか。
だとするならば、確かに社長さんの方も器が大きいというのは何かを指して言っているわけですから、そのことを提示してあげないと無理ですよね。
ということと、質問をしてくれた方も社長を見て器が大きいと感じないとするならば、どういう人を見てあなたは器が大きいと感じるのかということを見るべきですよね。
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もし仮にじゃあ、嬢さんとしても器というものは何となくあるわけですよね。
ありますあります。
ちなみに嬢さんが器がでかい人っていうのはどういう人のことを器が大きいって。
よく聞いてくれました。
聞いてよかった。
言いたかったんです。
自分としたということでね。
私が器が大きいなと思う人とか、器って言葉を置き換えていいのかな。
膝が高い人ですかね、まずは。
そう聞きましたか。膝が高い人。
昔は何ていうのかな、何でも受け入れてくれる人は器がでかいなと思ってたんですけど、党の本人は受け入れてるという感覚ないわけですからね。
それでも膝が高い人はやっぱり細かいことを生じて捉えるってこともあるじゃないですか。
そういった意味で高い視点から物を見てる人っていうのはやっぱり大きいなってこちらは感じます。
その聴観とか対極的とか深みの悩みから。
そうですね。
ですからもし彼が今どういうことを社長から求められてるかわかりませんが、私がアドバイスする私的に、私好み的に器がでかいってことにあなたがなりたいってもし言うならば、膝を上げてねって言うと思います。
一つはっておっしゃってたんで、そうすると膝以外にも器を測る尺度なんかお持ちなんですか。
やっぱりこだわるところと手放すところってことをちゃんと隅分けができてる。難しいところかな。
今までも散々その話何回もされてますね。
こだわるこだわるこだわるとらわれるって入らない人。
とらわれるに入りそうな瞬間に何かを手放すことによってこだわるというものにこだわれる人は私だから器大きいなと。
逆に自分なんかもちっちゃいなと思うときっていうのは何かというと、こだわりすぎてしまっていつの間にかとらわれてしまってる。
ときはなんか俺器ちっちゃかったなって。そういうふうに感じますね。
そのときに手放すときはその膝高く見た上で自分こだわってるなって気づいて手放すものを決められる。
そうですね。
その膝の高さよくおっしゃってるアウトカムとかコアビジョンみたいなもののような感じはしましたけどそこから見て
そうそうそう。そのコアビジョンから見るとこの手法にこだわってたなとかこの考え方にとらわれてたなとかわかるわけです。
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これってもう一つ物理的にすらそうで高いところを見ると、例えば一階で世の中を見たとしましょう。
物理的に高層ビルに上がって同じ現場を上から見るとどういうふうに見えます?
現場を見るとちっちゃく見える。
本当そうなんですよ。なおかつ高い高層ビルの上から現場を見るとちっちゃく見えるし遠くも見えますよね。
遠くも見えますね。
対極も見えるとか。そうすると本当に自分が今一階の視点で見てこだわってたことはちっちゃいなって思うんですよ。
だからたまに私は高層ビルでセッションすることがあるんですよ。
わかりやすいですねそれは。
クライアントさんと一緒に行って、まず今この一階のビルから周りを見ておいてくださいねって言ってこうやって見えるでしょって。
上がって眺望のいいレストラン、ラウンジに行ってそこから下を見てもらうんですよ。
今あそこにいましたよね。どうやって見えます?って。
ちっちゃいとか言うわけですよ。
あそこの車こんだけちっちゃかったし。
遠く見えますよね。
このあなたが今このビルから見えてる全体があなたが作りたいビジョンの世界観だとするとさっきのことでどう思う?
うわちっちゃかったですみたいな。
物理的に視座を上げさせちゃうんですね。
体を使うのすごい有効なので。
でセッションをやれてまた下に降りてくるんですよ。
ちょっとまた一階の目線で見えますけどもまた大きく見えてしまうんですね。
たださっき上から見た景色を思い出してくださいって言うんです。
上から見た景色を思い出しながら目の前の問題とかトラブルとか出来事に対応してくださいねって言うと感覚が変わってますので。
そういう意味で言うとよくタワーマンションの高いところに住んで日常生活してると感覚が良くなるなんて分かる気もしますよね。
その通りです。
だからそれを狙ってる。
ただ気をつけて欲しいのはそういう意図で行くのと俺は世界を取ったぞって展開になるのは別ですけどね。
確かに意味合い変わっちゃいますね。
そういうことなんですね。
そうすると器っていうのはすごいシンプルに言うとそれこそ視座の高さ。
そうですね。視座を上げていくと自分のエゴを殺せますからね。
対極的な。
この間ご紹介させていただいた日本一の税務弁護士の鳥貝先生。鳥貝先生の番組で対談させていただいたじゃないですか。
私ね。
あの時とかの視座の高さちょっとびっくりしましたけどこうやって社会を見てるんですねと思うような。
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あれとか結果的に確かにこっちとしては器の大きさとして捉えてしまった感じはありましたけど。
鳥貝先生のような高いところから物を見てる人の話を聞くといいんで自分で考えた。まだまだ甘かったなとかちっぽけだったかなって思えるってことじゃないですか。
大切なことはいきなりボーンと視座を上げる必要はないんです。
そうなんですね。
たまにいらっしゃるんですよね。
まだまだこういろんなことにエゴを使ってチャレンジした方がいい人なのにいきなり僕は人類を救うんだみたいな。
世界の平和で的な。
そうそうそうそう。それは重要だけど大切なことはまずは今自分が担当しているものよりも一つか二つ上のところから見てみましょうって。
例えば一般社員の方が課長とか部長の静かなものを見るってことは重要です。
社長を通り越して世界人類から見ちゃったら部長とか課長の気持ちはわからないし、どこ行っちゃってるのみたいになるじゃないですか。
課長とか部長すらちっぽけだなみたいになっても意味ないですからね。
それは違うテイクになっちゃってるんで。
人をマネージするとかリーダーシップはどういうことだろうかという意味においては、
その資座を上げていくときに不要に上まで突き抜けてしまうことはある種逃げりもなっちゃう。
現実を捉えようとしない。
そういった意味ではその資座を上げるということは自分の一つまた二つぐらい上の人のために
自分の一つまた二つぐらい上の人の立場で世の中を捉えてみることが重要。
この方、社長に直接器を大きくしろと言われていて、
現実としてもマネージメントがちょっとうまくいっていないという認識はあるようじゃないですか。
そうすると社長からすると少なくとも社長経営者みたいな資座で考えてほしいみたいなメッセージなのかもしれないですね。
そうですね。
だとするならばなんですけど、
例えば社長目線の資座でこの方がマネージメントをするっていうのは社長にはなれないじゃないですか。
うんうん。
けど社長の資座にはなれるっていうのがなかなかわかりにくいと思うんですけど、
社長の資座になるってどういう風にすることなのかなっていう。
はい、社長の資座のときですね。
社長自体も資座を上げなくちゃいけないんですが、
社長の資座で私が重要なのは会社を一つの箱として捉えるということです。
そして自分の会社という箱がマーケットとか世の中に対してどういう役割上になるべきなのかとか、
どういう風に機能しなくちゃいけないのかっていうところを捉えるということです。
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それが社長の資座。
そこを捉えると社会とか世の中に対してうちの会社という箱がどういう風に機能していかなくちゃいけないのか、
それがわかれば利益が上がるということです。
先ほどの高層ビルのたどりでいうと高いビルに乗って一つ上から下に見える一つのビルを見てほしいんですよ。
これが自分の会社なんだなと。
この会社がこのエリアに対してどういう存在っているのか、いなくちゃいけないのか、
どんな関わりを持たなくちゃいけないのかっていう風な捉え方をしてほしいですね。
それが社長の資座という見方なんですね。
ところが多くの社長さんは会社という箱の上からものを見るのはなかなか難しいようです。
だから私社長によく言っているのは会社という箱の上から会社を見てくださいって言ってるんです。
会社の建物の上からじゃなくて外に出ちゃうんですね。
箱の上から自分の会社という箱を見てねと。
というところが社長の資座なので、彼はそこまで上がってほしいです。
そういうアドバイスか。
そういうふうにおっしゃっていただけると、ちょっと器という実態のわからないものがだいぶ受け入れられるし、
何をしていいかもワットに落とせるというか、相当に繋がれそうな感じですよね。
ぜひね、ちょっと高いビルに登ってみて。
視点の違いを実感するのはすごいいい方法ですよ。
さっき言ったように、まず1階であそこの公園はこういうふうに見えるんだな、
あそこの人物はこういうふうに見えるんだなっていうのを見といてから上に上がって。
そうすると上から見るときに視点が変わる、資座が変わると、
どういうふうな捉え方、または自分の感覚が変わるかということを経験してみてほしいなと思います。
そこの体感をしてみてほしいと。
実際ね、ぜひやって。本当にできますからね。
ぜひチャレンジしていただいて。
昔よく使っていたおすすめの場所を紹介していいですか?
どこですか?
都庁。
都庁?東京タワーとかスカイツリーじゃないんですね。
都庁。
都庁の上のビルって無料で上がれるわけですよ。
ラウンジもあるんですけどね。
あそこは割と程よい高さというか、あまり高く行き過ぎちゃうと
すごいちっぽけになっちゃうので、よくわからなくなっちゃうんですけども。
あそこの都庁のビル、2つツインであるんですけども、どっちとも一緒なんですけどもね。
18:00
行ってみるのは一つ面白いです。
じゃあぜひ新宿の方に行っていただいて、都庁を登って感想をいただけたら面白いですね。
というわけで本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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