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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上場企業から中小企業までエグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、
ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術について
わかりやすく解説します。
こんにちは。ナビゲーターの遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
長産、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
前回は15録だったんですよね。
はい。
こだわっているの?それともとらわれているの?
はい。
という話があったんですが、ちょっとその前にありました
モチベーションの話に、もう一回戻りたいと思ってまして
実は質問が来ております。
前回はフィアベースのモチベーションと
ラブベースのモチベーションがあるんだよ
という話があった中で、フィアベースの事例としてですね
確か優秀さの証明をするというのは
フィアベースですという話があったところに
質問が来てまして、ちょっと読みたいと思います。
優秀さの証明はラブベースのモチベーションではないのでしょうか?
なぜフィアベースなのかよくわかりません。
というピンポイントのご質問が来ましたので
確かにと思ってですね
ちょっとぜひご解説いただきたいなと思っているんですが
はい。わかりました。
そうですね。ここで言うのは
自分の優秀さということを証明したいという時に
楽しい感じよりも、証明しないと
自分自身がすごい辛いとか
次に行けないという感覚なんですね。
一つ事例を紹介していきたいと思うんですけども
ある若手の経営者の方がいて
その方はですね
3年前に起業したんですよ。
その方は学生時代から非常に成績優秀で
なので自分は社会に出て
何かチャレンジしたいということでやってみたんですが
まず最初に就職したって言ってましたね。
就職してみたんだけども
会社のやり方が古臭いとか
俺ならもっといい会社作れると思ったんですって
それはきっかけで起業して
3年経ったら
なんと彼は3年間で売上票2億円までいったんですよ。
彼のモチベーションというのは
優秀さの証明からスタートしてるんですね。
自分だったらもっといい会社を作れるぞとか
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ただ彼の場合は
3年間で2億円という売り上げが立ててしまって
証明できたんですよ。
これやっぱり俺すごいって。
ところがそこまでいくと
またそのステージで周りを見渡すと
もっと自分と同じくらいの年齢で
いい業績上げてる会社があるんですね。
それはあるんですよね。
また思ったんですって
もっとすごい奴がいると
じゃあ俺はあいつ抜いてやるって。
俺ならできる気がすると。
そいつを抜けばいいと。
彼はまたその会社を持こうと思って
猛烈に頑張ったわけですよ。
業績アップ。
やっぱり俺いけてるでしょと。
実際そうやって上がってたんですか。
ところがまた上がるわけですよ。
同期で同じくらいで上場してる奴もいると。
そうですね。
そうするといつになったらこれ終わるんだ
みたいなことになってきちゃうんですね。
こういうループが起きてるんですが
これはそもそもが
社長さんが優秀さの証明というのが
実はフィアベースだったから起こってたんですね。
彼はこのループに入っていることに
気づいてないんですよ。
本人自身はどんな感じなんですか。
今ジョーさんがそうやって解説をしてくださるから
フィアベースだなって思いながら聞きますけど
本人自身は辛いとかなんですか。
自分の感覚としては
辛さはありますよね。
だって自分があるステージまで行ったら
もっと上の人見て
ほんと嫌な気持ちになるんですから。
その嫌な気持ちを払拭しようと思って
やってるということです。
ずっとこう前回の話で言うと感覚的に
そういうしんどいところから抜けたい。
抜けたと思ったらまたしんどくなります。
ここで大切なことはどういうことかというと
ちょっと遠藤さんに聞きたいんですが
自分が優秀さを証明しないといけない人って
どんな人かということなんです。
優秀さを証明しないといけない人は
単的に思ったのは
自分のことを優秀じゃないと思っている人。
その通りですね。
本当に自分がシンプルに言うたり
僕っていい感じで優秀じゃんと思っていたら
証明する必要はない。
つまり証明しないといけない理由があるとするならば
それは何ですかと。
それは自分に対して劣等感を感じている人です。
バサッと言いましたね。
自分の中で劣等感を感じているということですよね。
ですから実は彼の中のフィアベースとモチベーションというのは
実は劣等感なんです。
劣等感をモチベーションにしているので
ある成功を収めても
その人よりももっと上の人を見つければ
もう一度自分に劣等感を感じさせて
あえてまたガーッと頑張る。
また劣等感を感じさせて
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また上に上がっていくということを繰り返しているんですね。
逆にそういった劣等感を抱えない人っていうのは
いるんですか。
どういうことでしょうか。
誰しも劣等感なんて抱えていたりするのかなと
今ちょっと思ったりもしたんですけど
そんなことはないものなんですかね。
自分の中で劣等感を感じようと思ったら
感じることはできると思いますけどね。
できますよね。
それが自分のために
自分のコアビジョンに寄与していて
あえて使っているっていう場合
劣等感じゃなくなっちゃうんでしょうけどね。
そういう感じが微妙なところですね。
微妙なところです。
ただ重要なことは
その社長さんとお会いしたときは
一つ言えることは彼は苦しそうだったということです。
感覚的に。
なので私のところにも来たんでしょうけどね。
ですからまず
自分が劣等感というモチベーションを
使っていることがいいとか悪いではなくて
シンプルにまずはそこに気づく
ということが重要ですよね。
例えばですよ。
劣等感を感じて頑張るというのは
さっき言ったようにパワフルなんですよ。
実はフェアベースというのは。
劣等ブースターですからね。
もっと違い方しちゃうと
犬に追いかけられてそこから逃げたいと言って
ダッシュできます。
逃げ切ったと思ったら
パワーが落ちちゃうので
また自分に劣等感を感じさせる
つまり犬に追いかけられる状態を作っていく。
これが意識的にやっていって
遊びとともに
楽しくやっているならばいいんですが
毎度毎度追い込む
環境設定を追い込む方って
いらっしゃいますよね。
私はそれでもいいし
別な選択肢があるとするならば
自分の優秀さを
証明している場合じゃない
という考え方を持っているわけです。
彼と社長さんとお話しして
彼のコアビジョンを見ていったわけですよ。
ただ出てきて
自分はこういう世界を作りたいと
そこに早く行きたいんだよと
絶対行きたいと
わざわざ自分の優秀さを証明する
エネルギーを使う必要もないと
そんなことで
自分が優秀さの証明をする
というエネルギーで
前に進んでいくのではなく
ダイレクトに自分のコアビジョンに対して
自分のエネルギーを使った方が
スムーズだと
早いということに気付いたんですね。
休憩して短距離でみたいな感じ
っぽいですもんね。
そういう風に
自分の中で
優秀さの証明ということを
使うことによって
短期的な瞬間クルーツは使った
だけども、もっと長期的に
スムーズに早くたどり着きたい
という場合はラブベースのほうが機能することが
多いですね。
そういう意味でいうと
優秀さの証明はフェアベースだというのは
この方の場合だと。
例えば逆に
優秀さの証明というか
僕はこんなこと思いついちゃったから
こんなサービスのアイデアができちゃったから
自分の中で実験したらどうなっちゃうのかな
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っていうのは
優秀さの証明に近いかもしれませんが
ラブベースっぽいですね。
そして
これでだんだん
優秀さの証明がフェアベースというのが
感じてきましたね。
だとすると
もう一つ感じておいてほしいのは
フェアベースは悪いことではない。
フェアベースは
フェアベースで
瞬発力があるというメリットがあるので
このまま実は使い勝手がいいんですよ。
ラブベースで
自分のコアビジョンの方に向かってきますよね。
ところが
トラブルが起きた時とか
緊急対応したい時っていうのは
実はフェアベースの方が機能します。
なんかこう
予想外のトラブルが起きた
って時にラブベースというよりも
フェアベースでポンとそこから逃れると
このまま行っちゃったら
うちやばいって言って
瞬発的にその危機を達するってことも
できるので
これはうまく両方使い勝手がいいものとして
扱ってほしいですね。
とにかく大切なことは
良い悪いではなくて
今自分がどっちベースなのか
ということをまずは自覚する
認識すること
それ自体が結局的には
コアビジョンにちゃんと寄与するのか
っていうのを見ていくと
これフェアベースだけど
結局コアビジョンの方に行かないんじゃない
というものであればやめるというか
逆に今はフェアベースの方がいいんだと
今は事業継承の人が
お父さんから引き継いで
何とか従業員を
買わせたいなという場合は
その思いで経営が安定するまでは
フェアベースも全然構わないし
その方が機能する場合も
いいかもしれません。
とにかく状況に合わせて
使い分けるということが重要なんですね。
ですからモチベーション
コーチングの世界でもラブベースフェアベース
なんとなく
ラブベースの方がいいよ
みたいな空気感もあるんですが
やっぱりそれを2つ使い分ける
ということは今どっちの自分が
モチベーションで動いているか
ということを自分で確認していく
ということがすごい重要だと思います。
なるほど。セルフコーチング
骨頂な気がしました。
そうですね。
第3回にわたって
モチベーションについて
話を進めていただいたんですけど
最後にモチベーションというテーマで
まとめると言うと
何か言い残しあることは
ありませんかね。
モチベーションというのは
自分のことを突き動かしていく
エンジンなので
自分の中にはそのモチベーションとして
2種類あると。
それがフェアベースのモチベーションと
ラブベースのモチベーション
その2つを持てているというのは
これは人間の機能として
非常に私は優秀だと思っているので
その2つを
自分のために
活かしてあげるということを
意識してもらえると嬉しいなと。
なるほどですね。
ぜひ人間が持っている2つの機能ですからね。
モチベーションという2つの機能ですね。
ぜひ有効活用しながら
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コアビジョンに近づいていく。
この話はとても私の中で
ラブベースにいましたね。
ぜひ皆さんも試していただきたいなと思います。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。