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2016-08-18 17:48

第58回「質問:共感はなぜ重要なのでしょうか?」

第58回「質問:共感はなぜ重要なのでしょうか?」
上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術についてわかりやすく解説する番組です。
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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上場企業から中小企業まで、エグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つ
セルフコーチングの技術について分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング、
ジョーさん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日も始まってきました。始まりました。
質問来ておりますので、ご紹介したいと思います。
はい、お願いします。
よろしいですか。
この方、所在不明です。質問だけいただいております。
共感はなぜ重要なのでしょうか。
共感の重要性が分からないので、無意味に共感したくありません。
多くの人から、お前は共感力が足りないと指摘されていますが…というご質問です。
はい。そうか。これ、いくつかのレベルというか階層があるので、
どこでお話ししようか今、質問を聞いて考えたんですが、
まず、多くの方が言う共感というのは重要ですよと。
というところから、まず簡単にお話しすると、
共感をしてもらうと、相手がどんな気持ちになるかと。
遠藤さんはどう思います?
共感をしてもらったら、
してもらった側は?
安心とか、受け入れられたとか、なんかそんな感じですかね。
そうでしょうね。なので、一般論的には共感が重要である。
相手は共感してもらえたと思うと、まさに安心。
自分がオープンになれるので、チームワークとかが良くなると。
それが必要なので重要ですよと。
ところがですね、実は多くの方が共感というものを
私の観点とはちょっと違うふうに捉えている気がするんですよ。
ほうほうほう。問いますと。
そもそも共感というのは何かということですね。
そうですね。そこを聞きたかったなと思いながら。
ぜひぜひ。
これは私の捉え方だと聞いてほしいんですけれども、
共感、共に感じる。
例えば、友達が非常に落ち込んでいると。
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嫌なことがあってね。
それに共感していく場合、多くの場合は共感か。
よし、分かった。
そっかそっか、分かる分かる。
お前の気持ち、俺も分かるよみたいな。
はいはい。そうですよね。
それを共感だと思ってしまうんですよね。
なるほどですね。
違うんですか?
これちょっと違うんですよ。
共感というのは、共に感じるということなんですが、
今の例でいうと、その友達が落ち込んでいる。
落ち込んでいるということを共に感じていくということなんですよ。
はい。
落ち込んでいることを共に感じるっていうのは、
さっきの分かるよ分かるよってことではないんですね。
分かる分かる、俺もそうやってキャッターっていうのは、
共に感じているじゃなくて、結局自分のことですよね。
つまり、相手が悲しいとか落ち込んでいるという波長があって、
その波長に自分も合わせていく。
同調しているみたいな。
同調です。
今言ってもらったように、同じ調べ。
ワーっていう波長が出ているとすると、
それに自分もワーに合わせていく。
分かるよ分かるよ。
これは私への共感とか違っていくんですね。
私の場合は、相手がワーという波長だとすると、
あなたが今ワーっていう波長だということを、
私は知っているよとか感じているよってことが共感なんです。
なるほど。
ちなみに共感をすると、された方はどうなるっていうのは、
さっき私言ったので、一応合っているって言って欲しいですけど、
合っているんですか?
相手の捉え方、意識レベルの捉え方は一緒でしょうね。
あ、私のこと分かってくれたと。
ちなみに同調してもらうと、相手は何が起きるんですか?
その波長が大きくなりますよね。
相手方で同調してもらった人はどう感じるものなんですか?
それも嬉しい。
そこはやっぱり同じですか?
そこは一緒なんですが、その後が違ってきちゃう。
ほうほうほう。どう違うんですか?
例えば私は、その友達が何か仕事でミスをして落ち込んでいると。
分かるよ分かるよって言うと、
あ、分かってくれたんだ。ありがとう。で終わり。
ところが、共感の場合はあなたが落ち込んでいるんだと。
あ、そっかそっか。僕は今あなたがこの瞬間落ち込んでいるということを感じているよ。
安心して、じゃあその後どうしていきたいのとかどうなりたいの?
というサポートがしやすくなるんですね。
今ちょっと違い方をすると、同調するということは、
ちょっと表現が悪いんですが、
もしくは、ある箱の中に入っている状態。
その箱の中に自分も一緒に入ってあげるってことですよね。
そうすると出られない。
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一緒に入っちゃって。
そうではなくて、あ、今あなたが落ち込んでいるってことは僕はもう分かったよ。
自分、あなたが落ち込んでいるってことは僕はもう分かったよ。
そうではなくて、あ、今あなたが落ち込んでいるってことは僕はもう分かったよ。
自分、あなたが落ち込んでいるってことを感じている。
でも僕は落ち込んでいませんよと。
そうすると支援とかサポートが必要な場合は、
そっちのほうが非常に効果的ですよね。
共感のほうは、共感と同調というのが2つあるのとしたら、
一般的によく言われている共感というのは、
ジョーさんからすると同調っぽいわけですよね。
その通りです。
それがやはりビジネスの場面だと何が重要かというと、
その人をその状態からサポートするということを考えたら、
私が言っているほうの共感のほうが圧倒的に有利ですよね。
ちなみに今の共感の仕方というか、
どういうふうにするのか分からないですが、
やり方として。
冷めているとか思われそうな感じもしそうなんですけど、
冷静すぎるねとか。
本当に分かってくれていないんじゃないかみたいな。
例えばですね、
簡単にやってみましょうか。
私が上司で、
遠藤さんが部下。
遠藤さんはAプランを進めたいと。
やり方が。
上司にいわゆる共感をしてもらいたいわけですよね。
遠藤さんが私に対してAプランでいきたいんですと。
理由はこんな感じですと。
ちょっと短くアトリブでお願いしたいんですが。
上司さん、この間のプロジェクトの件なんですけど、
いろいろ検討しろと言われましたが、
いろいろ調査をした結果ですね、
どう考えてもA案が良いというふうに今は思っているんですが。
遠藤さんはA案が良いと思っているんだね。
そうですね。
A案が良いと思っているポイントを教えてくれないかな。
一応マーケティング調査、外部に委託をして、
自分たちの社内でもいろいろな各部署に
いろいろな情報を取りに行ったんですけど、
そういったトータル数字を見た限りですと、
やっぱりA案というところに落ち着いたというのが
今回の結論なんで。
なるほど、なるほど。
ということは遠藤さんは主観だけではなくて、
いろいろと外部の調査も踏まえて、
総合的に見てA案が良いと。
そういうふうに思ったんだね。
そうです。
なるほど、そういう観点からA案が良いと思ったんだ。
それを受けて、僕が思ったことを言ってもいいかな。
みたいな感じですね。
これは共感系ですけど、
なんかアドリブだし何にもないのに、
嬉しかったですけどね。
そうですね。
つまり、あなたが遠藤さんのような場合は、
どういう角度でそのものを捉えて、
09:00
そしてどういう考察をして、
このAプランが良いと言ってくれたというのを
本当に受け取ったよと。
つまり、あなたが感じている、
今回で言うと遠藤さんが感じていることを
二人で感じているということですよね。
そこで、たまたま私もA案が良いと思うんだよという
意見が一致してもいいし、
いや、僕の場合は、
会社の今回の方向性を考えた場合は、
実はBプランが良いと思っているんだよ
ということも言えるということですよね。
ですから、共感というのは、
相手がそう感じているということを
そのままニュートラルに感じていく
というのが共感。
つまり、共にというのは、
一緒に同じようにではなくて、
相手がそう感じているということを
一緒に感じていくということです。
逆に同調パターンというのは。
同調パターンというのは、
一緒に相手と同じ感情とか
シンパシーになるということですよね。
今のケース、同調パターンできます?
同調パターンの場合は、
ああ、いいね、いいね、
俺もA案が超いいと思うよ。
マーケティング会社でしょ。
やっぱりいい。
みたいな感じですよね。
これも嬉しいんでしょうけど、
それぞれって否定するんですか?
まず、
否定する場合は、
お前Aじゃねえだろってなったときに、
同調としてできるんですか?
その後、
でもねで否定会社でしょ。
なるほど。
でもねっていう。
今回の場合はみたいな。
ですから、
私のところで言う
共感と同調の一番の違いは、
相手と同意見になるということを置いといて、
相手の気持ちとか相手の状態を
そのまま受け取ってあげていく
というふうに使っています。
なるほど。
ですから、ビジネスの場合では、
まず、
上司の方は
部下がそう感じているということを
まずは受け取っていくということですよね。
逆に、
よく部下の方か上司の方に対して
僕の話を聞いてくれないとか、
本当にそうかどうか確認してほしいんですよね。
相手の
上司の反応になる。
で、この共感のいいところは、
自分の主観は置いといて
共感できるんですよ。
うんうんうん。
関係ないわけですね、自分の意見は。
関係ない。
その人がそうであるということを
受け取っていくということですよね。
うーん。
これ共感ができない人って
何が起きたりしているものなんですか?
あー、いい質問ですね。
共感ができない人って
共感ができない人は
相手の意見を受け取るイコール
自分の意見を捨てると
捨てなくちゃいけないと思っている人は
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無理でしょうね。
要するに、
物事には正しい答えは1個しかなくて
相手の答えを
自分が受け取ったということは
これはもう最初から捨てなくちゃいけない。
あとは、
相手が意見を言ってきたということイコール
攻撃されているという感覚が入っている人は
あー、なるほど。
共感しづらいでしょうね。
防御しちゃうから。
受け取れないですよね。
うーん。
もう一つ、この共感のメリットは
自分の意見を置いておいて
あなたがそうであるということを
ニュートラルに知ってあげる。
それが起こると
今度は相手も同じことを
しやすくなるんですよ。
おお。
さっきの例でいうと
遠藤君は総合的に見て
Aプランはいいということを
判断したんでね。
それは受け取ったよ。
それは分かった。
では、僕の意見を言ってもいいかなと言うと
今度は私のBプランに対して
遠藤さんが反対したとしても
あ、秋山さんはそういう視点で
Bのプランのほうがいいんだな
ということを
受け取りやすくなるわけですよ。
うーん。
なるほどですね。
では、最終的に決着はどうすればいいかというと
いろいろパターンがあって
最終決定戦で
相手が上司だとするならば
2人でAプランBプランを
いいとこをお互い言っていって
最後上司が決定するでもいいし
もしくは
AプランBプランを持って
より上に承認を取りにいこう
いろんなパターンを作るんです。
うーん。
うーん。
私としては
このポッドキャスト
私のポッドキャストを聞いている方は
多くの方が言う共感
つまり同調ではなくて
共感していくということを
すごい頑張って
やってもらいたいなと
すごい思いますね。
言い方変えると
同調を我慢してちゃんと共感しろ
みたいな感じも近い感じもするんですけど
そういうニュアンスでいいです。
うーん。
同調の方が
私からするとちょっと
EG系なんですよ。
おー出ましたね。EG系。
簡単というか
そう。分かる分かるって
そういうもんですか。
うーん。
私同調の方が苦手な気がしますが
えっと
そうですよね。
同調イコールこびてるって思っちゃうと
そうですけどもね。
なんでそこまでバレるか
うーん。
同調したフリはしやすいですよね。
あーそうですね。
うーん。
確かにそう言われれば言われるほど
EG系な気がしますね。
同調って。
だから
やっぱり
プライベートでも
仕事でも
人間関係の中では
分かる分かるってやるってしまうと
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分かんないときはどうなるかというと
分かんねーよってことになっちゃいますよね。
うーん。
共感のスキルというかテクニックを
習得してないと
分かってるとき
分かるよ俺もそうだし
全然自分が受け取れない気があるときに
お前なんでそういうこと言うの
どっちかしかできなくなっちゃう。
なるほど。
ちなみにちょっと時間が来ちゃってるんですけど
ビジネスじゃなく
家庭
大抵奥様とか旦那様との
関係においての
これも共感って使えるんですか?
実は
共感の方が深いレベルで
パートナーシップが良くなります。
へー。
例えばママ友と揉めたときに
うーん。
まず説教はもってのほうなんですね。
アドバイスと
置いといて
同調だと
そうかー分かるよお前の気持ち
ママ友悪いよなーって
だんだん分かってくれたって
仲良くなりますよね。
ところが奥様は
またママ友と出会ったときに
怒りが再燃するんですよ。
うちの旦那も
私のことを怒らせるけど
やっぱりあの人は悪いみたい。
また帰ってきて怒って
また旦那に始めるんですよ。
そういう意味言葉が
スパイラル入るわけだ。
それが共感だとすると
そうかそうかと
君はこういうことを大切にしてるから
ムカついちゃうの分かるよね
とか
共感力は本当に
技術のような感じですね。
技術だし
あとはスタンスとしては
自分の意見を一旦脇に置いておいて
相手がそうであるってことを
受け取れるかどうかってことですよね。
なるほど。
共感力というものが
スキルであって
別にビジネスだけじゃなく
あらゆるところのコミュニケーションの中で
使えるし重要であることは
この方もある程度分かったんじゃないかなと思います。
ぜひ同調ではなく
共感というものを
トライしていただきたいですね。
そうですね。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
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