1. 経営者のマインドサプリ
  2. 第537回 本音は“あいだ”に生ま..
2025-11-07 14:09

第537回 本音は“あいだ”に生まれる——揺れる自分を引き受ける覚悟

▼番組への質問はこちら

https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_akiyama

▼今回の概要

本音は関係で生まれる/揺れる自分を引き受ける覚悟/願いと痛み/揺らがないと決めてる人に本音は言えない/本音を言う人のリスク

サマリー

本音は自分と相手との関係の中で生まれるという考え方が紹介されており、本音を引き出すためには相手が安心して話せる関係を築くことが重要とされています。さらに、自分が揺さぶられることを受け入れる覚悟についても議論されています。このエピソードでは、部下と上司の関係において、相手の本音を理解し合うための重要性が強調されています。

服の選び方とやり取り
こんにちは、遠藤克樹です。 秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日も行きたいと思いますけれどもね、もう、細部寒くなってきて、デビューした日方もね、さすこともない時期になってきたと思いますけれども。
なんですか、もう。さっき、撮り直しした私が……
バラしてくれましたね。なんか急に、秋山先生がですね、服を選ぶのがすごく苦手なんだよねっていうね、お話をくださったんですけど、まあ盛り上がらなくてね。
まさかの撮り直しで、この話したところでまた盛り上がらないのがわかってるのに、なんで言っちゃったんですかね。
そうですよ。本当、皆さん、服どうやって買ってるのかを、今度教えてください。
どういうことなんですかね。でも、秋山先生、普通にオシャレな感じじゃないですか。なのに服は困ってるんですか。
スーツとかですね、ワイシャツは担当の方と相談しながら買ったりするんですが、普通の私服はですね、買えないというか、自分のセンスの無さを知ってるので、選べないんですよね。
たまにですよ。基本的に服はですね、私の妻とか娘が買ってくれるんですよ。
それでいいじゃないですか。安心します、それで。
たまにね、自分に行って人で買ってくるじゃないですか。これ買ってきたよーって言うと、家族が、「うーん、いいんじゃないの?」って言われるんですよ。
待ってよ、そのいいんじゃないのってどういう意味?
事故るわけですね。でもいらっしゃいますよね。やっぱり世の中で活躍されてたりしてね、結構多くの方をファンに思ってたりするけど、実はファッションセンスがないみたいな人もいますからね。もしかするとそういうことなんですかね。ちょっと知りませんけどね。
まさにその通りで。だから、秋山先生、服とかオシャレですねって言われると、めっちゃ何も言い返してなくて。
俺じゃねえんだよ。ぜひコーディネーターの方、リスナーの方でいらっしゃいましたら、秋山先生のご提案をお待ちしております。
なんでこの話したか分かったわ。遠藤さんが日傘の話をしたので、大久保さんと日傘対決をするみたいな話があったじゃないですか。
はいはい、在馬多分の大久保先生と。
その時にどっちがオシャレな日傘を買ったか対決しようみたいに、これ絶対負けるなって話から思い出したんですよ。
どうでもいいところまた持ってきましたね。
本音を聞く覚悟
ということで早速今日の質問に行きたいと思いますが、そんなペラペラな話してる場合じゃないんですよ。大事な話をいただいてますんでね。
早速いきたいと思います。
こんにちは。いつもポッドキャストを拝聴しております。最近部下との関係で本音を聞くことの難しさを痛感しております。
こちらとしては率直に言ってほしいと伝えているのに、返ってくるのは当たり障りのない言葉ばかり。
そんな時ふと秋山先生の言葉を思い出しました。本音を聞くには聞く覚悟がいると。
でも正直その覚悟ってどういう状態のことを指すのかよく分かりません。
怒られる覚悟?否定される?それとも自分が変わる覚悟なんでしょうか。
秋山先生は本音を聞く覚悟とはどんな状態だと考えておられますか。
ということですね。
すごい本質的な質問でプレッシャーの話をしてる場合じゃないですね。
ほんとそうですよ。
実は少し前に本音についてのポッドキャストを2回ぐらいやってるんですよね。
さっき私見たら510回と511回ですかね。
それも聞いた上での質問をしてくれたと思うんですけども、
一般的には、私も以前そうだったんですが、
本音を聞く覚悟みたいなことを言われると、
何を言われてもそれを受け止めます、みたいな自分の中で言えること、
というふうに捉えてると思うんですね。
前回の受け入れるに繋がるような話ですね。
そうですね、まさに。
実はここで私たちが誤解というか確認しなくてはいけないのは、
本音っていうのはどこにあるかってことなんです。
本音って、ついに私たちっていうのは相手の中にあるっていうふうに思いがちなんですよね。
相手の中の心の奥底に本当の気持ちが隠れている、それを本音というふうに名付けて、
じゃあどうやってそれを聞き出すかが大切だみたいに思っていくんですよ。
奥底にあるもの。
相手の中にあるという前提ですよね。
これは別に間違いではないんですが、半分なのかなと思っていて、
本音っていうのはどこで生まれるかというと、
自分と相手の間に生まれる、つまり関係の中でしか本音は生まれないわけですよね。
ですから、例えば遠藤さんがジョーさんに対して実はこんなことを思っているっていうのは、
遠藤さんの中にあるという言い方もできるけども、私と遠藤さんの関係の中で生まれてきたもの。
確かにジョーさんという方が存在しえなかったら、その本音は存在しないですからね。
そういう意味では確かに、間にしか生まれないというのはその通りな気がしますね。
ですから、じゃあその本音を相手から聞くというのは、
相手が言わないから聞けないではなくて、
その関係性において本音というものが存在しているわけですから、
そもそも本音を相手が言える関係性を作れているかどうかっていうところからスタートしなくてはいけない。
例えば、私も昔よくやってましたよね、部下に。
いや、正直言っていいよと。
チームに対して何か問題点があるならば言ってくれ、本当のこと言ってくれみたいなことを言うんですよ。
私もよく昔言ってて。
言われた瞬間にイラッとするんですよね。
そうすると正直に言っていいよって言いながら、相手が言った瞬間にこっちがイラつくっていうことは、相手は見えてるので。
バレて伝わっちゃってるでしょうね。
秋山さん今、絶対イラっとしたなみたいな。
本音いいって言ってたくせにってなるやつですよね。
ですから、やっぱりこれも関係で、自分と相手の関係がどんな関係かっていうと、
そういうことを繰り返すと、当然相手は本音を言っていいと言ったところで、その言葉を信じていいかどうかがわかんなくなってしまう。
まさにこの方の、率直に言ってほしいと伝えているけども、返ってくるのは当たり障りのない言葉ばかり。
揺さぶられることの受け入れ
嫌なこと言われてる感じではないみたいですけど、現象としては似てますよね。
そこからひも解いていくと、何が必要かというと、本音を聞く覚悟っていうのは、
相手から本音を言われてもそれを受け止められるということよりも、本音は多分こっちに向けて言うことが多いじゃないですか。
相手に対してってことですね。
私自身に言われることがほとんどなので、そうするとショックを受けるわけですよ。
あ、そんな風に思ってたのかって。
ファッションセンスないとか?
思ってないですよ。ちなみに。
じゃあ、ひとつのメタパーとして使いましょうか。
私が今、分かっていたものもそれを堂々と言われたみたいになると、自分の中で心が揺さぶられるわけですよ。
うん、傷つきますよね。
ということは、本音を聞く覚悟というのは、揺さぶられない、どんとしてる、ではなくて、揺れること、揺さぶられることを自分が引き受けるっていうのがある意味、
相手の本音を聞く覚悟に近づいてくるのかなと思うんですよ。
聞く側がね。
それを、いや、俺は何を言われても大丈夫、どんとしてよ、じゃなくて、
言われた時にきっと俺はすごいショックを受けるだろうなとか、
心が揺れてしまうんだろうなということを自分が認めていく。
それが最初の本音を聞く覚悟につながっていくと思う。
自分が揺さぶられることを受け入れる、というような感じですかね。
ですから、相手が本音を言った時に、揺さぶられたときに、
なんか、揺さぶられて当然だよなっていうことを自分で最初に決めて、
相手と本音を言ってくださいとか、正直に言っていいよと言ってるのか、
いや、俺は揺さぶられねえぞ、何言っても大丈夫、とか思うのとは、また相手に対するプレッシャーが変わってくるんですよね。
まあ、確かに。
本音の重要性
ですし、今の例えで言うと、絶対に揺さぶられねえぞ、何を言われても大丈夫、って奴に本音を言わないですよね。
こちらからしたら揺さぶりたいわけじゃないですか、揺さぶりが気づいて欲しいのもあるわけが、それが本音ですからね。
なんか、不満になってたらいいよ、だから言わねえんだよ、っていう逆説的な関係性になってしまいますよね。
今、遠藤さんが言ったように、相手の立場に立った場合どうかというと、
本音っていうのは不満とか不安があると思いますが、
前にもお伝えしたと思うんですけども、本音の中にはその人の願いとか思いがあるわけですよね。
裏返しに。
ですから、本音って不満じゃなくて、その人の願いと痛みが混ざった声みたいに捉えていくといいと思います。
例えば、部下の方が正直、社長が言ってることを何言ってるか分かりません、っていう時に、
不満もあるかもしれませんが、何言ってるか分からないという痛みと、分かりたいという願いが両方あるんだということを私たちが知っていってあげるかということが、
これもまた本音覚悟につながっていくと思います。
言い方変えると、本音を言う方にもリスク伴っているっていうことへの、ちゃんと度量を持ってないと聞けるわけないよね、って話なんですかね。
まさにそうですね。
ですから、その時に、さっき言った度量っていうのは、俺は何でもイサブラで大丈夫だっていうことではなくて、
いや、俺はイサブラでということを覚悟してますよと、だからどうか言ってください、みたいなところを、やっぱり自分が持てるかどうかということですね。
うーん、そうなると結局、なんで本音を言ってほしいのかっていう、本音を言ってもらう側の方の、それこそ秋山先生の言う、
会うとか、みたいなものが、何かしらちゃんとない限り、本音なんて聞きたくないですし、言いたくないですし、って話ですよね。
ということは、どんな人に本音を言うかというとですね、今みたいに自分が揺れるということを覚悟している、引き受けている人っていうのはわかるから、人は安心して本音を話せるわけじゃないですか。
上司の本音を伝える覚悟
うーん。
ということで、実はですね、もう一つ逆説的に、どんな人に本音を言うかというと、聞く側が本音を言う覚悟を持っているかどうかっていうのも実は表裏一体で関係してるんですよ。
今度は本音を言う方の覚悟ですか?
本音を、例えば部下と社長がいるとすると、社長は本音を聞く覚悟を持っているかどうかって話じゃないですか。
うーん。
同時に、社長は本音を部下に伝える覚悟があるかどうかっていうことも問われていく。
これは表裏一体なんです。
ですから、この話の続きとしては、今日は本音を聞く覚悟の話をしたんですけども、
実は私自身は、部下に対して本音を伝える覚悟があるかどうかっていうところと大きな関連性が出てくる。
うーん、なるほど。
でも今の構造からすると、社長の本音なんて聞いたら、社員さんからしたら相当配慮していただかないと、傷つくどころの差異ではないような話になってしまいますよね。
そうですね。ですから、それをどのように伝えるかということ、それこそ皆さんに問うていただきたいんですけども、
本音は聞く覚悟はありますか?と同時に、あなたは本音を言う覚悟はありますか?
そしてその本音を言う覚悟は何のためですか?っていうところも合わせてみていかないと、
相手に本音は言うけども、俺の本音は言わないよっていうスタンスが、なかなか相手に本音を言わせないということにもつながっていく。
なるほど。
ということですね。
これもしかして、次回はってことですか?
そうですね。次回は、
次回は、私たちリーダーとかが本音を言う覚悟はあるのかどうか、それが相手の本音を引き出すとどう関係するのか、みたいなお話ができたらいいなと思っています。
ということで、次回は本音を言う覚悟という方でいきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか?
番組では、秋山城賢治への質問を受け付けております。
ウェブ検索で、秋山城と入力し、検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
また、オフィシャルウェブサイトでは無料メルマガも配信中です。
ぜひ遊びに来てくださいね。
14:09

コメント

スクロール