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2015-10-30 12:52

第18回「社長、社員に”感謝”を強要するのはやめてください」

第18回「社長、社員に”感謝”を強要するのはやめてください」
上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術についてわかりやすく解説する番組です。
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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト、自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上場企業から中小企業まで、エグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つ
セルフコーチングの技術について、分かりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング第18回
ジョーさん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
今日はですね、私の知り合いの方から、ジョーさんにぜひ聞いてほしいという話がありましたので
持ってきましたので、相談したいと思います。
はい。
シンプルなんですけども、飲食店で働いている社員さんの方で
かなり多店舗展開して10店舗以上やっているところの1店舗にいる方が
社長さんからですね、よく言われる言葉が
ありがとう、感謝をしろと。ありがとうを大事に、感謝を大事にと
いうことを非常に強く言われると。
ただそれを聞けば聞くほど、自分も含め社員たちもどうもこう
やる気がなくなるというか、冷ややかに見てしまうんですけど
どうすればいいんですかねと
何とも言えぬ、よくありそうな相談を受けたんですけど
これについて、ジョーさんだったらどうご回答するのかなと。
はい。感謝、ありがとうですね。
はい。
感謝とかありがとうっていうのは、やっぱりとても重要な言葉だなと
私の中でも思っています。
それから、経営者の方は感謝が重要ですみたいな書籍もいっぱい出てますよね。
ありますよね。
ただ私はその中、ありがとうというものは重要なんですが
人がどうやってありがとうとか感謝の気持ちを持っていくかという
メカニズムを知らない方が多すぎると思うんですね。
ありがとうとか感謝のメカニズム。難しい話になってきましたけど。
そこの部分が分かってくると、社員の方にせよ感謝してもらえないなと思っている
経営者の方も扱いやすくなると思います。
まず、ありがとうとか感謝というのは同じカテゴリーでして
二次感情と呼ばれているものです。
二次感情。
二次感情というのは、感情の中でも相手に対する感情なんですね。
はい。
例えば、遠藤さんありがとうと私が言えば遠藤さんに対する私の感情。
これに控えて一次感情というのがあるんですよ。
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一次感情というのは感謝とかありがとうを感じているときの
私の中で思う私に対する感情なんですよ。
二次感情が対相手に対する感情に対して
一次は自分に対する感情。
自分の中で起きている。
そうすると、例えば人がありがとうという感情、気持ちになっているとき
内側ではどういう感情になっていると思います?
相手に感謝しているときに自分の内側では何が起きているか。
どんな気持ちになっているか。
感謝。
嬉しいとか好きな気持ちもあったり
喜びって嬉しいに近いのか。
そんな感覚かなという気がしますけど。
その通りです。
今言ってくれた喜びとか嬉しいというのが一次感情なんですよ。
なるほど。
ちょっとシンプルな例を挙げてみましょうか。
ぜひお願いします。
私が遠藤さんがすごい欲しがっていたものをプレゼントしました。
はい。
そうしたら遠藤さんはどんな気分になりますか?
そして私にどんな言葉を投げかけますか?
どんな気分になるか。プレゼントもらいました。
これ欲しかったやつだ。やった。
ラッキーとか。
時には嬉しいとか。
結果、遠藤さんありがとうございます。ですかね。
その通りです。
そういうプロセスが起きているわけです。
そのプロセスが非常に健全であり、相手にも伝わりやすい。
つまり嬉しいという一次感情。
そしてその次に相手に対するありがとうという感情を湧いて移行していくわけですよ。
ところが社長さんがいきなりありがとうと思えとか感謝しろっていうと、
その形は一次感情がまだ湧いていないわけですよね。
なるほど。
内側が空洞なのに外側だけのありがとうと言えとか感謝しろって言われても、
何が何だかよくわからないし、実感もないわけですよ。
感覚的にはとりあえずありがとうって言っときゃいいかみたいになってしまうし、
そもそもその方はそうなってたんですけどね。
そうですね。
そんなありがとうっていいのかなとか思いながらでも言っておかなきゃいけないって言われるし。
そしてこれ重要なことは何かというと、
人というのはちゃんと自分で一次感情を感じることが大切。
さっきで言うと嬉しいとかワクワクするのでありがとうっていう風になってるんだってことを
多くの方は知っていくといいと思います。
ですからその社員さんに伝えていただきたいのは、
あなたがまだ嬉しいっていう感覚を取れてないのに
ありがとうありがとうって言えと言われたらどうしていいかわからなかったり
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圧迫感を感じるのは最もの話だってことは伝えていただければ嬉しいですね。
その上でとは言っても会社で仕事をしている以上、
それが合わないようになったら辞めなきゃいけないじゃないですか、自ら。
そうできない中でもしやれるとしたら、
彼はそのありがとう感謝っていうのとは言っても上から言ってるんで大事にしなきゃいけないわけじゃないですか。
どういう風に取り扱えばいいんですかね。
私としては、そんなものは無視しろって言いますね。
社長の言葉なんぞ。
それよりもその方が今働いていて、
自分が嬉しいこととか喜んだ時の感覚っていうのを探しに行ってほしい。
例えばその方、飲食って言ってましたよね。
飲食店で何か自分のスタッフがとか、
それからお客様が何かしてくれた時に、
嬉しいって感じる時ってあるはずなんですね。
そこの部分をしっかりと取りに行く。
それを探しに行けばいいと思います。
その上でありがとうとかはやってみたらってことですか。
それを感じたら、嬉しいって感じたらうっかりありがとうって出てきますから。
それを肩通りにまずありがとうから言え、ありがとうから言えって言うと、
嬉しいって感じるのを探しに行かなくなっちゃいます。
一方で、それを今回は社長さん聞いてないと思うんですけども、
同じような立場の方っていると思うんですよね。
そういうことをやれやれというか、
社員に伝えなきゃいけない立場の方々っていうのは、
逆に社長に対して何てお伝えします。
社長に対してというのは。
社長に対してありがとうとか感謝っていうのを大事にしてろっていうのを、
大切だと、それ言ったって伝わらない話だったじゃないですか。
社長にもしアドバイスというか、
それを伝える上で注意しなきゃいけないことがあるんだとすると、
何かありますか。
彼はたぶんありがとうを大事にしろって豪語してるけど、
うまく社員に伝わってないと思うんですよ。
その方に、ジョーさんだったら何て。
社長さんに。
まずは感謝しろとかありがとうを強要するなって言います。
いきなり否定ですね。
はい。
その上で。
まず社長さんが、社員さんがいてくれてとかお客様がいてくれて、
嬉しいって感じてる部分を増やしてくださいって。
そうしたら、おのずと社長さんは社員さんに対して、
ありがとうって自然に出てくると思います。
他に何かあったりしますか。
他には、
これは実際私がある企業さんにおすすめをして、
結果としてものすごく売上を上げてる方法なんですが、
一時感情をちゃんと伝えようよっていう話をアドバイスしました。
そのケースっていうのは、
誰が誰に対して一時感情をちゃんと伝えようよっていう風に言うんですか。
その場合はいろんなパターンもあるんですけど、
例えばお店の店舗スタッフの方が、
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お客様にありがとうという前に、
一時感情を言っちゃおうぜみたいな。
具体的に言うと、
何かありがとうございますってお客様に伝えるシーンの時に、
嬉しいですっていうのを伝えてしまおうと。
なるほど。
ありがとうございますではなく、
お客様が来てくれたら、
嬉しいです、ありがとうございますとか、
嬉しいですって言っただけでちょっとびっくりする方もいるので、
一時感情も伝えていくということです。
これすると何が起きるのなんですか。
これ人って面白くて、
一時感情のありがとうと伝えると、
相手もありがとうになるんですよ。
ところが嬉しいですと伝えると、
相手も嬉しくなっちゃうんですね。
ここのメカニズムまた聞いてみたいところですけど、
そういうものっていう感じですか。
例えば実際に私が、
遠藤さんが毎回ポッドキャストでね、
ナビゲートしてくれて、
嬉しいです、ありがとうございます。
もし私がポッと伝えたら、
どんな気分になります。
普通に嬉しいですね。
そういう風になっていっちゃうんですよ。
嬉しいですって伝えると。
だからマイナスの感情もそれ故ですか。
例えばお前ムカつくんだよみたいな感情を、
意外と逆に第一感情から当てるじゃないですか。
お前ムカつくってなると、
分かんないけどムカつくこいつって相手も思いますよね。
それが嬉しいも同じようなことが起きるってことですか。
そうですね。
今言ってくれたムカつくっていうのも、
ムカつくって言うと相手はムカつくんですよ。
ところがムカつくの一時感情もあるので、
一時感情があると、
相手もそのムカつくの一時感情が伝わっていくんですよ。
今の話はムカつくは二次感情なんですか。
はい。
そうなんだと。
そうです。
そうすると一時感情と二次感情、
たぶん細かく言えば、
ジョーさんの中でカテゴライズいっぱいできるんでしょうけど、
ちょっとお時間も来てしまったんですが、
最後にもうちょっと他の二次感情の説明というか、
こういうのがあります。
ムカつくが今は二次感情って聞いて、
え、そうなのと思っちゃったんで、
何か他にあったりしますか。
そうです。
感情的にはたくさんはないんですよ。
ただムカつくっていうことに関する一時感情はとてもとても重要で、
またこれ使い勝手がいいものなので、
どっかの会で必ずやりたいですね。
ぜひいいですね。
今日の文々については、
ありがとうの一時感情の嬉しいっていうのを、
感じるときには多用してもらいたいんですよ。
それはどのケースでもいいです。
例えば、それがお客様でも上司でも、
それから家族でもいいです。
ありがとうって言う前に、
ちゃんと嬉しいっていうのを感じて、
その感じた嬉しさも含めて、
嬉しいです。ありがとう。
ということをたくさんたくさん伝えてみてほしいですね。
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相手に伝えるのはこっぱずかしい感じもしますけど、
とはいっても、
その変化っていうのを一旦実体験してもらうためにも、
ちょっとぜひ皆さんにはシェアしてもらいます。
相当変わりますよ。
相手の反応が。
ですから最初は確かにちょっとこっぱずかしいかもしれないですけど、
社長にありがとうございましたって言うシーンのときに、
社長ありがとうございます。嬉しいです。
ってまず言ってみてほしい。
お客様にもありがとうございました。嬉しいです。また来てください。
って言ったときに、
相手がどういう反応をするかっていうのを観察してみてください。
なるほど。
これはやってみた人ごみ分かるということで、
ぜひチャレンジしていただきたいですね。
ぜひぜひ。面白いことが起きます。
分かりました。本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
12:52

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