00:03
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで今日も行きたいと思いますが、どうですか、最近は。
最近、いや暑いですよ、東京、めちゃめちゃ。
異常ですよね。
うーん。
あれ、この間41度ぐらい行ったの?
40度行ってましたっけ?でも40度ぐらいになってましたね。
40度ぐらいになってましたよね。
いやいや。
ウォーキングしてるんですか?
いや、ですから、もう朝早くですよ。
あ、してるんですか、それでも。
できるときはね。
えー、びしょびしょでしょ。
まあでも、そもそも私、エアコンは途中タイマー切るので。
あ、いまだになんですか、この暑さでも。
でもね、夜中ではちょっと危険ですとか言ってますけどね。
一晩中ね、つけとくと。
でもね、でも最近は室温をちゃんと下げて、
少し布団をかけた方がいいですよみたいなことをわりとインフォメーションしてますね。
でも、ご自身はあれでしょ、エアコン切ってるんですよね。
うん、でも私そんなに大丈夫っていうか。
マジですか。
朝起きるときにちょっと軽く汗かいてた方が体が軽いんですよね。
それはね、わかりますけど。
そうですか。
まあでも、そいつそのうちあれですよ、夜もガンガン冷やすかもしれないし。
冷やしたときにはちゃんとご報告ください。
あの、皆さん真似しちゃってる可能性もありますよね。
ダメですよ、ダメ、本当に。
ちゃんと適切なやり方を。
朝起きたときに体が冷え切ってない。
そして汗だくでもないぐらいのところに皆さん調整していただきたいと思います。
さあさあ、そんなところで早速いきたいと思いますが、
情報共有不足の問題
今日のご質問は50代製造業経営者の方からのご質問です。
いきましょう。
社員が情報共有をしなくて困っておりますというタイトルでいただきました。
営業課長が仕入れ先から通常1週間で届く資材が2週間かかってしまうと言われていましたが、
そのことをなぜか工場長に伝えておりませんでした。
そのため工場長はいつも通りのタイミングで資材の発注をしたことで納期が遅れてしまいました。
通常運転においてはこのようなことは起きないのですが、
何かイレギュラーなときに報告がうまく機能しないことが多々あり困っております。
社内のコミュニケーション不足から起こった問題だと捉えており、
コーチングを適切に導入することで高齢層の体制がきちんとできるのではないかと考えておりますが、
どのようにどこから始めれば良いものなのか、何かヒントをお願いいたします。
なるほど。
コーチングがソリューションですか?
まあ、ということですね。
ただ、こういうことってたまにありますよね。
なんでそれをちゃんと言っておかなかったのとか。
よくあるんじゃないですか。
高齢層って基本でしょうとかって話になるが、
まあ、起きますよね。
高齢層ができていないというと、コミュニケーションの欠如みたいな流れってありますよね。
まずそこに行きそうですよね。
あと、責任感が足りないからじゃないかとかね。
まずこの方の思考を一回整理すると、
起きたトラブルというか状態が、営業課長が工場長に情報を伝えなかったと。
それが問題じゃないですか。
その理由としてはコミュニケーション不足というふうにこの人は特定して、
解決策がコーチングの導入というところですよね。
そうですね。
この場合、逆から考えてみたいんですよ。
ですから、コーチングを導入したらコミュニケーション不足は改善できるのか。
なるほど。
コミュニケーション不足が改善できたら、本当に情報共有はされていくのかみたいなところですね。
なるほどね、確かに。
ここでまず考えたいのは、私たちの脳の仕組みというところから見てですね。
要するに、私としてはコーチングの導入ということが解決策になるというふうに決めつけてしまってないかなというところがちょっと気になってるんですよ。
仕方次第では機能はするかもしれないか。
それが営業課長のところの問題を解決できるかどうかというのがちょっとまだわからない。
私たちの脳の仕組みでですね、初期回答バイアスみたいなことを言われるときがあるんですよ。
初期回答バイアス。
要するに問題の原因を特定するときに、割と最初の方に浮かんだものをそうだというふうに決めつけてしまう。
コミュニケーション改善の可能性
それは今回で言うとコーチングで解決できるんじゃないかが初期のアイデア。
あとコミュニケーション不足じゃないかと。
そこもね。
これちょっとだけ私たち知っておくといいと思うんですけども、その脳の働きとして問題が発生しましたときにどんな言葉が思い浮かびますかと。
なぜだって思い浮かぶじゃないですか。
問題が起きたときに、コトラブルが起きたときに、なんで?ってなりますね。
なんでという言葉は脳に対しては原因を探せという命令になるんです。
これ無意識で起きる。
そうすると過去のデータベースから検索し始めるんですよ。わーって。
なんで起きたのかって。
自分の経験の中からってことですか。
今はチャットGTPだけど、Google先生みたいな感じだとすると、なぜ問題が起きたんだって検索ボタンを押すんですよ。
自分の中にね。
そうするとGoogle先生でなく自分のデータベースから検索できないじゃないですか。
それを打ってコミュニケーション不足みたいな。
なるほどね。
イメージを分けました。
そうすると出てくると、検索は終了というサインなんですね、脳としては。
検索結果出ましたと。
その下に次のコーティングに入るんです。
結果が出たんで、じゃあどうするかと。
そうすると、じゃあどうするか。
次のシークエンスに入っちゃうんですよ。
そうすると、コミュニケーション不足が原因なので、解決策はという。
また命令文が来るので、自分のデータベースから出てきて、コーチングの導入。
コーチングのアド。
来たーみたいな。
来たかどうか分からない。
そうすると、じゃあ次にコーチングを導入したらどうすればいいかというシークエンスが。
検索するんですか。
本当ですか。
イメージね、イメージ。
イメージってそうなってるんですよ、本当に。
でもそれの検索結果の一番目が初期回答バイアスってことですか、ちょっと極端ですけど。
なぜかというと、とにかく脳というのはエネルギーを節約したいから、できるだけ早く問題解決したいんですよ。
自分の回答に疑いなかなか持たない。
不安定な環境に身を置きたくない。
考えることはめちゃめちゃまたエネルギー使うので。
そもそもなぜ検索してるかというと、過去のことをもう一回同じ間違いをしないようにってエネルギー消費のために過去のデータをひっくり返してるので。
ということで、なるべくエネルギーを節約したいっていう脳の仕組み、癖がある。
あとは、いわゆる先入観と経験っていうのが、自分のGoogle先生じゃないけども、データベースに入ってくるから、その中から答えを見つけようとする。
学習してくれてなかったからね。今までの経験則の中からしか出てこないんですかね。
そうなんです。
で、例えばその出てきた答えに、いやいや、本当にコミュニケーション不足か、みたいになかなか思えないんです。
なんでかっていうと、自分の出した検索結果に疑問を持つということは、自分に疑問を持つことになっちゃうので、そんなことないなと思っても、パッと見ると、あ、秋山先生も言ったしとか、あそこでも言ったしっていう、
自分の結論に対する、支持してくれる情報を探してまたピックアップしちゃうっていう傾向がどうしてもある。
なるほどね。いやいや、あらゆるところで起きてる話気がしますね。日常の生活の中から。きっとこれは、だってこうだもん。どんどんエビデンスを見つけてきて。
これが、いわゆる初期回答バイアスって言われたり、一般的には思い込みみたいなところ。
なるほど。
じゃあここのときにもう一度立ち返ったときに、ポイントとしては、工場庁に営業課長が情報を共有しなかったという事実に対して、コミュニケーション不足。一つ要因として考えられるじゃないですか。
そうですね。もちろんありそうですよね。
他にもあるかもしれませんよね。
さっき言ったね。なんか責任感がとかね。あとそもそも2人が仲悪いとかね。
あとは、実は営業課長が、あなたがそのとき仕事がいっぱいいっぱいで、要領がオーバーしてたとかね。
営業課長の情報共有不足
家のね。事情の家庭の問題を持ってて、そのとき意識が別のとこ行ってるとか。いろいろありますもんね。我々人間ですから。
このときに大切なのは営業課長じゃないですか。
営業課長がなぜ工場庁に情報共有を今回できなかったかという理由とか背景を知ってるのは誰ですか。
誰だと思います。
問いはもう一度いいですか。
営業課長が工場庁に情報を共有しなかった背景というか理由を知ってる人は誰ですか。
本人じゃないですか。
そうなんです。
つまり、私たちがあどこでいろいろ想像するのは重要です。
ただ本当に営業課長が情報共有しなかった理由を知ってるのは本人しかいないんですよね。
本人も分かってないかもしれないけど聞いていかなきゃ分かんない。聞いていったら分かるその本人の回答があるかもぐらいのってことですね。
さっき言ったように本当にコミュニケーションが苦手かもしれないし、工場庁が好きじゃないとかね。
どこかであいつの足を引っ張ってやりたいって思ってた。
あと社長のほうにもあると思うんですよ。
例えば社長が営業課長にあいつは日頃から物事、仕事を後回しにする癖があるから、今回もそうしたんじゃないかとかね。
大切なのはやっぱり、もちろんいろんなことを考えた上に、やっぱり営業課長に何があったのかという背景を聞いていくっていうところが、今回の原因究明の第一歩になるはずなんです。
なるほどね。検索結果を出す前に先に、今回で言うと営業課長ですかね。他に聞いていく。
ただね。
言われりゃそりゃそうだなって感じですね。
検索結果を出す前にはやりたいんですが、私たちはさっきのトラブルが起きると、なぜっていう問いを絶対しちゃうので。
もう気づいたら検索結果出てるんですね。
そうしたらそこに対して他にはいくつか出して、それをやっぱり本人に確認していかないとまずいねっていうところまで、自分の脳の使い方を変えていく必要がある。
なるほど。
実際社内のコミュニケーション不足ってむちゃくちゃ抽象度の高い問題設定ですもんね。よくあるじゃないですか。コミュニケーションに問題があってどういうこと?
コミュニケーションに問題があるとそこで思考を止められるんですよね。あ、そっか、みたいな。
コミュニケーション不足っていう言葉を使わせていただくんですよ。
この社長さんが営業課長とコミュニケーション不足じゃないですかって話になるかもしれない。
なるほど。聞くべき営業課長にちゃんとなぜかを追求してないということが想定されるとするとってことですね。
その気持ちもわかるんですよ。その営業課長の方に聞いてたらなんかすごいこと出てくるかもしれないってこう無意識で防御が働くんですね。
確かに。あとあんまり追求していくと信じてないのかなって思われてなんか関係が悪くなっちゃうとかね。いろいろ思いますもんね。
そうするとそこに突っ込みたくないのでどうしてもそのコーチングとかその仕組みを入れることによって全体を良くしていこうっていう気持ちになってしまうのはめちゃめちゃよくわかるんです。
だからこそそこのまずは原因追求っていう言葉だとなんか聞いてなんかこうおいおいおいなんだお前らみたいになってそうですけどではなくて実態を知るっていうことなんですかね。
そうですね。だからNLPでいうとよく英語でファッツゴインオンとか何が起きたんだろうみたいな。だからその営業課長に聞くときも何が起きたんだよじゃなくて何が起きちゃったんだろうね今回は。
みたいなトーンでアプローチしていくと確かに俺何が起きたんだろうねっていうところから入っていけるかもしれませんね。
確かにねそういうことですね。なので今回のキーワードは何初期回答バイアス。
初期回答バイアスの影響
それが必ず働きますよと止めることはできないので。
すごいあれですよね。だから起きた瞬間になぜって思っててピューンって計算しててこれかなってもう気づいたらなんとなくそうなっちゃってるっていうのが起きてるんで。
特に実績を作ってきた人っていうのは自分のその回答に自信を持っていくので。
そういった意味で自信を持つということは重要だけども。どこに自信を持つかっていうといろんなことを乗り越えてきたってことに自信を持てばいいのに自分の回答にね私たちもそうなんだけどすぐ自信を持っちゃうんですよ。
そうするとねパターン化して実態が見えないということに陥るということですよね。
大変勉強になりましたね。
ぜひこういったリアリティのある質問をお寄せいただけますと大きなヒントがあると思いましたのでぜひ何でも構いませんのでえげつないリアルな質問をお待ちしております。
ということで終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。番組では秋山城ケンジへの質問を受け付けております。
ウェブ検索で秋山城と入力し検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
またオフィシャルウェブサイトでは無料メルマガも配信中です。ぜひ遊びに来てくださいね。