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2023-08-18 13:55

第423回 部下への励ましの言葉が落とし穴に!?

第423回 部下への励ましの言葉が落とし穴に!?

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

00:02
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリです。秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今週も行きたいと思いますが、最近は暑い日が続いておりますけれども、いかがでしょうか?
この間、クーラーの話をしたじゃないですか。
はい、はい、はい。
それを聞いていたチームメンバーの人が、「私、やばいです。クーラーつけっぱなしです。」みたいな話をしていて。
秋山先生は、体をちゃんと循環というか、クーラーに慣れさせすぎないためにも、ちょっと弱くしたり、切ったりっていうのを調整しながら、汗かいたりとかしていると。
その方が、「いや、秋山先生すごいですね。私なんか…。」ってすごい言っていただいて、「ごめんなさい。俺、そこまでストイックにやっていなくて、そういう部分もあるよくらいだったのに…。」っていう話をしていて。
幻覚に受けた。私もそう聞いていましたよ。
なんですか?
もうなんか、びしょびしょになりながらの時間と、本当に爽やかにやっているのを候補にしながら、ストイックにやっているんだろうな、みたいな。
皆さんの受け止めの、だいたい6割ぐらいやってますね。きっと、感覚的に。
普通ね、こういう仕事をしている人たちは話を盛る傾向がある。話半分ぐらいで聞いていただくと。
程よくやってます。今日もクーラーの中、この収録やってます。
快適にやってると。
はい。
ということで、早速今日もご質問いきたいと思います。
今日はですね、営業販売業の方という形になってますね。質問をいただいております。いきたいと思います。
最近、ある部下をリーダーに昇格しました。本人はとても真面目で、仕事を一生懸命やってくれています。
しかし、チームのメンバーに対して、うまくコミュニケーションが取れないと悩んでいました。
先日の面談では、メンバーに注意しないといけないのですが、できないんです。
その人に何と言っていいかわからなくて、ちゃんと話す自信がないんです、と言っていました。
私から見ると、仕事には熱心で結果も出しています。
しかし、人に厳しく言えない良い人という印象で、その殻を破らないと、今後リーダーとしては立つのは厳しいのかもしれないなと思っています。
面談では、そんなことないよ。君は一人一倍動いているし、実績もあるのだから自信を持っていいんだよ、と励ましても、ですが、と下を向いてしまいます。
彼には今後もリーダーとして頑張ってもらいたいと思っています。どのように接していったら良いものでしょうか。
ありますよね。特に販売営業の方だと、販売営業の実績は高いのでリーダーに昇格してもらったと。
そうするとリーダーになった瞬間に、違う能力を求められていくじゃないですか。
その中の一つに言うべきことを言わなくちゃいけないというのがついてきて、そこについて彼がちょっと悩んでいるということでしょうね。
そうなんですかね。
03:01
この質問をしてくれた方の気持ちもすごく分かって、そんなことないよ。君は一人一倍動いているし、実績もあるのだから自信を持ってもいいんだよ、ってすごい私も言いそうなんですよ。
やっぱり私がそのことを言ってしまう意図はどこにあるか。自分のこととして考えてみたんですけども。
よく言えば、その人を強みを引き出して実績を持たせるって言い方もできるけど、今思えるんですよ、私は。
いいことを言ってあげて、気持ちを高めて、そうしてもらおうという気持ちも自分はあったんじゃないのかなっていうことを思い出したんですね。
モチベーションをどうにか上げる方向に的な感じですか。
ありますよね。なんかちょっと元気なさそうで、自信ない。
そんなことないよ。
できてるって。できてるよ。上を向いてよ、みたいな方向に。
自信持ってやれよ、みたいな。
それちょっと怒ってないですか。
だんだん怒る。自信持ってると、なんで自信ないんだよ。お前自信持ってやれ、みたいなエスカレートしちゃうときもあるじゃないですか。
はい、ありますね。
やっぱりここで、部下の方のセリフに注目したくて。
まず部下の方がそのことを上司であるあなたに相談できてるってすごいグッドポイントですよね。
飲み込まないで言ってるんですよ。
正直にね。自信がない。なんて言っていいかわかんない。注意しないといけないんだけどできない。
それを言えてるんですよ。
言えてるということは、部下の方には何をしてほしいかというと、私がそういう気持ちであるということを受け取ってほしいということのメッセージだというふうに私は受け止めてるんですね。
この部下の方が、このご質問者の方に意図しているまず大事なポイントは、私のこの不安な気持ちを聞いてほしいということですか。
受け止めてほしい。
受け止めてほしい。
ところが、そんなことないよっていうことは、あれみたいな。否定された?
確かにね。否定してないけど、否定されたと本人は受け止めてしまうかもしれないのか。ないものとされるって感じですか。
そうです。ないものとされる。
私としてはね、昔、今もそうかもしれませんがよく子供に会ってましたね。
子供に元気になってほしいとか、調子悪いとか落ち込んでるときに元気になってほしいから、そんなことないよ。お前だったらできるよ。
でも本人は不安だとか困ってるって言ってるのに、そんなことないよって言って全部潰せたんです。
ちょっと今度ゲストでね、それをパパに言われた時の気持ちを聞かせていただきたいんですけど。
06:02
もう胸が痛い。
あ、でもなるほど。確かに。そっかそっか。それを受け取らずに、やりますね、これは。
明確にそんなことないよという言葉は励ましのように見えてる。もちろんその気持ちもありますが、相手の言葉を否定したっていう意味も含まれていく。
相手にとってはね。
結構さらっと危険な部分も含むんですね。
こちらとしては別に否定したい気持ちなんか全然ないじゃないですか。
なさそう。
ただ肯定してるのは、その部下の販売力とかそういう行動力は肯定してるけども、結局はその部下のその気持ちを否定してることになってないかってことをチェックしてほしいんですよ。
部分肯定部分否定なんですね。
なので、まず私はこの質問者の方の気持ちを肯定したくて、リーダーに挙げた方がそういうふうにコミュニケーションを悩んでることで、この質問者の方もちょっと困ってるんじゃないでしょうかと。
不安だったりね、大丈夫かなっていう。
自分自身もまず自分が、ちょっとまずいなとか不安になってるっていう気持ちを受け止めてほしいし、私が不安になってるんだみたいな。
はいはいはい。
どういうことですか。
私が不安になってるというのは。
この質問者の方が不安になってる部分もあると思うんですよ。
自分がリーダーに昇格させたら、その人はコミュニケーションで悩んじゃってるんですよ。
そっか、なるほど。
なのでどうするといい。
なのでまずは、私がちょっと不安になっちゃってるんだなっていうところを自覚していく。
まず、部下も不安だと。
その部下を見て私も不安だと。
なってるっていう風に自覚をしてほしい。
それを自覚しないと、その部下が不安な部分を言ってくれてるのにそんなことないよってやっちゃうと、
自分自身にもやっちゃってるのか。
あれ、私も不安なのか。
そんなことない。
あー、そっか。
部下への対応がそのまま、自分自身に対しての対応。
あ、なるほど、なるほどってこれ分かってるんですかね。
要はこういうことですか。
そんなことないよってやることで、部下の方が不安だっていうメッセージを伝えてくれようとしているのに、
そのことに不安になりたくないから、自分が。
そんなことないよって言っちゃってるっていうメカニズムみたいな話。
その通りです。
そんなことないよっていうのは、相手に言いながら自分にも言ってる側面が出てきてしまう。
だからこのそんなことないよ、私は人一倍あなたと関わってるし、自信は持っていいんだよって自分にも言ってるセリフになっちゃう。
09:02
なるほど、そういうことね。
でも確かに部下にかけられる言葉って自分にかける言葉になりそうですね。
なってしまいますよね。
なので、まずは自分が、あ、私不安になってるんだと。
それを受け止めて、これ妥当性承認ですね。
不安になるのは最もだって。
不安になることが悪いかと思ってますよみんな。
私はこの部下にいいリーダーになってもらいたいにもかかわらずコミュニケーション悩んじゃってる姿を見て、
まずかったかなとか早かったかなとかいろんなことで、私がちょっと不安になっちゃってるんだと。
次にアウトカムですね。どうしたいんだっけってアウトカムを必ず思い出して、
私はこの人と一緒にお店を盛り上げたいんだっていうアウトカムを思い出していく。
そうしたら不安になっても全然問題はないわけですよ。
なるほど。
今回のテーマとしては、実は隠された部下だけではなく、自分の不安をまず受け止めるというところから、
受け入れるって言ったんですかね。
ところからスタート。
そうすると、それをやると相手の同じことができるんです。
そっか、メンバーに注意しないといけないけども、それができなくて困ってるんだ。
その人になんて言っていいかわからなくて困ってるんだね。
ちゃんと話す自信がなくて不安なんだねっていう、相手の不安を受け止めることだけ。
いやーでもありますよね。
私も昔営業なんてやったことない大企業からボンってよくわかんないところに入り込んじゃって、大変な時期に。
営業なんてやったことのないし、不安でしょうがなくて。
活躍してる人たちに相談するじゃないですか。
本10冊ぐらいボンって渡されて、まず読み。
で、感想。
で、とりあえず行ってみて、どうだったか振り返り。
俺の不安とかどこにも聞いてくれる人はいないみたいな。
いきなりやり方を提示されて。
そのおかげでできるようになったっていう感触がありつつ、今の話を聞くと、
確かにそう。だから同じことするなと思いましたね。
何か悩んでるって言ったら、え?何か大事?その不安みたいな。
ですから、もちろんやり方を伝えるとかっていうのはすごい重要ですけど、その前に、もっとビジネスで重要なことの一つは、不安になってもいいんだっていうことをどうやって教えていくかですよ。
不安になってもいい、そして不安になってもいいイコール不安を受け止めていく。
不安を受け止めてからこそ課題に向き合っていけるはずなのに、不安を無視してやり方を教えて突破しろっていうのは無理になってしまってるんですね。
なるほど、なるほど。
まあでもそういう意味で言うと、何に不安なのかも含めて、ちゃんとこういう質問をしてくださっているということは、
12:06
多分そういったアプローチもできる方なんで、本10冊はさすタイプじゃないんでしょうから。
ということですかね。
なので、まずは自分に対して妥当選手に不安になっちゃうのは最もだよねってやって、相手にも不安になるのは最もだよねって言った後に一言だけ、
だったらどうしたいっていうことを初めて聞けるんですよ。
受け入れて上で。
そうそう。部下の方がどうしたいがまだ一言もできてないんですよ。出てこない。
あー確かに、今そうですね。
メンバーに注意していいのかわからないんですが、できないんです。そっか、できないのか。つらいんだね。
で、あなたはどうなりたいのまでつなげたいんですよ。
なるほど。
そうすると、いや私は注意できるようになりたいんですって言ったら、じゃああなたが注意できるようになるために私支援するねって言って伴奏がスタートできる。
アウトカムのためにもまずは不安をしっかりと聞き取ろうと。
そのためには自分自身の不安をまず認めようということですかね。
はい。
いやいや、非常に勉強になりました。どうもありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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