1. 経営者のマインドサプリ
  2. 第478回 「危機意識の高い人」..
2024-09-06 17:36

第478回 「危機意識の高い人」とは?

第478回 「危機意識の高い人」とは?

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_akiyama

サマリー

このエピソードでは、危機意識の高い人材がどのように組織内で育成されるか、そしてレジリエンスの重要性が探求されている。特に、正常値バイアスや問題解決への主体的な取り組みが、危機意識の向上にどのように寄与するかが論じられている。また、危機意識の高い人について考察され、レジリエンスとの関係についても解説されている。主体的に問題を発見し解決しようとする姿勢が重要であり、これによって組織が直面する問題や不安への対処方法が明らかにされている。

危機意識の重要性
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日はですね、秋山先生、毎月1回ね、やっております、アカデミアの超ダイジェスト版ということですね。やっていきたいと思います。
はい。8月のアカデミアは、危機意識の高い人材を育てる困難を……困難を……
だいぶ困難に直面して、食べたりして、大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。困難を乗り越える力、レジリエンスとは、というテーマでお伝えしました。
レジリエンスね。聞いた時、私、えぇ、なんか高尚なテーマ選びましたね、というリアクションしてしまいましたけど。皆さん、馴染み深い、どうなんですかね、これ。
どうなんでしょう。私の感覚では、2年前、ちょうどコロナぐらいの時に、この言葉がすごい出てきて、ちょっと気になってたんですよね。
グリッドの後とかの感じ?ちょっと止めるか、その話は。
確かにね、コロナ中ぐらいに、レジリエンス大事、みたいなイメージありましたが、人材業界の方々はね、すごい馴染み深いんでしょうね。
今回このテーマを選んだきっかけというのは、やはり自分の顧客の中でも、スタッフの方が危機意識が低いんです、どうやったら高めればいいですかね、みたいなことって、よくテーマとして上がってくるんですよ。
皆さんもどうですかね、その危機意識持ってないな、この人は、みたいなところっていうのは、感じることってあるんじゃないでしょうか。
経営者の方は必ず、自社の社員団、幹部も含めて、このテーマは少なからずぶつかるんじゃないですか。
自分はね、いざとなったら会社潰れるかどうか自分にかかってるっていうギリギリに立っている人と、やっぱりお給料いただいてるって関係において、危機意識が一緒かって、それは立場上無理なんで、起き得る話ですよね。
じゃあ、それでもやっぱり危機意識を高めていただきたいって気持ちはあるわけですよね。
それはそうですよね。本人たちのためにもですよね。
そうです。そうなってくると、危機意識を高めるためにはっていう話なんですけどもね。今回のアカデミアでまず危機意識っていうのは、今現在日々の業務に対するリスクマネジメントの話と、未来に対する危機意識って大きくテーマって2つあるじゃないですか。
今と未来の危機意識ってことですか。
つながってそうではあるけど。
つながってるんだけども、お話の中心としては未来に対する危機意識というテーマでありました。
正常値バイアスの影響
例えば、事情が本当に変化していくので、今のままでダメだと。現状を変えなくちゃいけないのに、どうしても同じやり方を繰り返してしまうとか、新しいやり方にチャレンジできないということに対しての悩みというか問題についてお話をしてきました。
遠藤さんどうでしょう。周りの人が未来に対する危機意識が持てない。もっと持ってほしいみたいな気持ちってありますか。
私自身ですか。周りがですか。
まず遠藤さん自身。
私自身ですか。秋山先生には報告させていただきましたけど、改めてもうこの時に配信されてるかもしれませんが、世界の有事に向けた知性学の番組を始めることになりましたので、そういう意味で言うと危機意識バリバリあるんで、ちゃんと伝えていかなきゃいけないかなと思って番組やっておるんで。
私自身はすごくありますけど、逆にその意識があんまりない人も多いのかなと思ってたぶん番組やったっていう背景からすると、ない人も多いみたいな感覚はあるかもしれないです。
そうですよね。自分としてはここにいたりして危機意識持ってるんだけど周りの人がない。じゃあこの差はどうやって埋めればいいんだっていうことっていうのを私たちは考えていくじゃないですか。
はいはいはい。そうですね。
そのときにまず危機意識ということについて前提を抑えなくちゃいけなくて。人のメカニズムとしてなかなか危機意識を持てない理由というのがあって。
いわゆる正常値バイアスと言われるように、何か問題が起きると自分にとってストレスがかかったり不安になっていくので、問題を問題として見ないという仕組みがあるわけです。
人間として正常値バイアス?
正常値バイアス。
正常値バイアス。正常で痛い無意識ってことですか?
そうです。ですから私ダイビングのインスタラクターのときにすごい教わったのは、水面で溺れてる人がいると手を振ってわーってやってるのに、スタッフはあの人は楽しそうにこっち手振ってるように絶対見えちゃうんだと。
あーそういうことね。なるほど。
それ聞いてね、いやそんなことあるわけないじゃんと思ったんですよ。
はいはいはい。
でもやっぱり。
いざ目の前。
はい。
へー。
やっぱり無意識で笑顔に見えるんですよ。
なるほどね。でもそういうふうに言われると日常起きてそうですよね。
これはなぜかと言ってみたように、その危機とか問題に飛び込んでいくってやっぱり怖い。解決できなかったらどうしようっていうのがあるので、人間の前提として人は変化を避けたがる。そして人間は問題を見たくないというものが仕組みとしてあるわけですよ。
うーん。人は問題を見たくない。変化を避けたがる。怖いから。まあそうでしょう。
それが本当に来ちゃったら対応できないので、どうしていいかわかんないってあるじゃないですか。
だってこの間私、川上隆先生っていうね、国際政治学者の先生ってやるんですけど、その先生がですよ、戦争が起きるんですか起きないんですかって質問に対して、戦争起きてますって言うんで、もうAIみたいな感じ。
起きたくないですよね。
行きたくないですよね。
行きたくない。
まさに問題を見たくないなって、いや私自身が思いましたもん。
そういうのが人間はあるよねという。
その中で、あるのに問題を見たくない。
じゃあその中でも危機意識が高い人と低い人っていうのは何が違うのかと。
危機意識が高い人と低い人は違い。
言い換えると、危機意識が高い人はどんな人っていうのは定義付けみたいな感じですかね。
怖いと問題として見ないって話とあたりはキーワードでしたよね。
そうですね。
これは危機意識が高い人というのは、組織の問題を発見して、自分から発見して、主体的に解決しようとする人のことを危機意識が高いと。
本当は問題を見たくないんですよ。
レジリエンスの定義
だけども、組織の未来のために問題はどこにあるんだってことを探しに行って、見つけたと思ったらこれ俺解決しますっていう人は危機意識が高いと。
逆に危機意識が低いというのは問題を見ようとしない。
ないない、大丈夫です。
会議でよくあるやつですね。
どんなのが?
ハズレの上司にあたったときに。
これは問題だろうと思って提言しようとした。
絶対これは正面下に収めとけよ。
表に出すと大変なことになるぞみたいな。
ちょっと待って、大変なことになるんだったら解決しようぜみたいな。
言うなよ、表に出すなとか言う気持ちにあたっちゃう。
あとは会社が変わっていかなくちゃいけないんだって。
そうです、営業から変わるべきだみたいな方ってついつい相手のせいにしちゃうとか。
相手、俺には関係ないってやつですね。
あいつが悪いんですよ。
これがいわゆる危機意識が低いということになると、
やっぱりまず私たちが考えなくちゃいけないのは自分にも問いかけなくちゃいけないんですけども、
問題を自ら発見して主体的に解決しようという意識があるかっていう。
問題、組織の問題を発見して主体的に問題解決をしようとするかという意識があるか。
意識があるかっていうのは危機意識じゃん。
なかなか定義としては理想的な人ですね。
その危機意識が高いということをそこに定義した場合、
何がその危機意識の高さを支えてくれるかというと、
今日の一つの話のテーマにあったレジリエンスというのが関係してくるんです。
ここでレジリエンスなんですね。
今の話の流れでいうとレジリエンスというキーワードとの関係は、
危機意識が高い人とはどんな人なのか。
それは組織の問題を発見し主体的に解決しようとする人。
じゃあなぜその人がそういうふうな意識を持てるのかというと、レジリエンスが高いから。
レジリエンスが高い人のことなんですね。
レジリエンスとは何かということだね。
レジリエンスとは何かというと。
レジリエンスって何なんだ?ちょっと待ってください。
皆さん一般的に認識しているのってどんなイメージなんですかね。
勝手な私の、全然これ答え分かっていなくて、
イメージで言うと踏ん張る力みたいな。
そんな漠然とした認識しかできてないですね。
私もね、周りの人から聞くとね、あと使い方によると、確かに我慢する力みたいな。
その感覚があるかも。踏ん張る我慢。
そっちにはあります。
ちょっとずれてて。
確かにレジリエンスっていうのは英単語で言うと、
回復とか、それから耐久力とか、再起力。
ただで起き上がるとかね。
弾力。
これがね、物理学で言うと面白くて、
テニスボールがあって、テニスボールを手でギューッと押し込むと
跳ね返そうとするじゃないですか。
物理学ではこの跳ね返す力のことをレジリエンスと呼んでいるそうです。
我慢っていう感じじゃないですね、確かに。
ビヨーンって跳ね返すみたいな。
心理学ではそちらに近くて、危機とかストレスが起きたときに、
そこに対して自分が跳ね返していくと。
適応していくとか、戦っていくみたいな力として使われてるんです。
なるほど。正常値バイアスって言葉出てたんで。
正常に対して、正常じゃない状況を受け入れ、
正常にちゃんと戻そうと跳ね返す力みたいなのが。
正常値バイアスは正常であるっていう。
思う思う。問題ない。あいつはこれでないみたいな。
だいぶ違いますね。
そうすると、何か自分が危機とかストレスが将来起こるなと思うわけですよ。
さっきの戦争じゃなくて、戦争起こるなーみたいな。
するとギューって落ちちゃうじゃないですか。
そうですね。
落ちるのは悪いことじゃなくて、落ちますからね。
落ちた瞬間、それでもそれでもっていうこの、
跳ね返す力。
戦っていこうっていう跳ね返す力がある方をレジリエンスが高いと呼んでるんですね。
レジリエンスと危機意識の関係
そういう人を、なので問題、発見をして主体的に問題解決する人に繋がります。
そうですね。確かに。
今言ってくれたように、そのレジリエンスと危機意識の関係性っていうのは、
自分自身がレジリエンスが低いと跳ね返せるわけないじゃんと思ってる人は、
問題は見たくないし関わりたくない。
それはそうですね。確かに。
だから、よく上司の方が危機意識あいつないと、
将来のこと不安じゃないのかよとか、将来のこと考えようぜ。
いや、将来のこと不安なんですよ。将来のこと考えてるんですよ。
だけど跳ね返す力がないので考えたくないんですって言ってるんです。
同じことを繰り返したいんですと。
だから不安であることはあるが、その不安の捉え方が全然ずれてるんだ、お互い。
社長はその不安だからこそどうやって跳ね返すか話そうよって言ってるか、
不安だけどその跳ね返すなんて無理なんで、
不安だから今考えたくないんで一生懸命目の前のことを頑張ってますっていう方との違いか。
にもかかわらず社長がお前は先のことを考えてないんだって言われてると、
いや、分かってないなこの人はって思われるんですよ。
でも事実正しいですけどね。考えてないのはそうなんだが、
その人からすると私のこの不安な気持ちはあなた分かってないよねだけはずれちゃってるわけだ。
逆にレジリエンスが高いイコール、自分は跳ね返す力が強いと、
跳ね返せるんだって思えてるので、
じゃあ問題を解決しようとか主体的に解決しようとするんですよ。
これ発見しようとするとか解決しようとすると何が起こるかというと、
能力が高まっちゃうんですね。
リスクに対して敏感にアンテナが張れたり、意思決定ができたり、行動力があったり、
失敗していくので体力がついちゃうんですよ結果として。
ですから一つ注目しなくちゃいけないのは、
単純に危機意識が低いということ、高い低いじゃなくて、
自分自身も相手自身もその人のレジリエンス、
跳ね返す力ってのはどのように認識してるのかってことも一緒に見ていく必要があるんですね。
自分のレジリエンスが高いというふうに認識しているドメインもあるんでしょうかね。
それも多いなります。
秋山先生だったら、たとえばね、もちろんマインドはそうかもしれないけど、何でもいいですけど、
シャロー氏のロームの法律系はちょっと私のレジリエンスじゃないとかありそうじゃないですか。
めちゃめちゃあります。
ですからまず一つはレジリエンスが高い低いっていう考え方を整理していくこと、
あとは自分自身はどこだったら跳ね返す力を持ててると思っているのか、
逆に自分だって跳ね返す力が低いと思っていることもあるわけですよ。
そうするとよく専門家の方とか修行の方に起こりやすいんですけどね。
ここはなんか俺は跳ね返す力があるからどんどん来てくれと。
ここは俺わかんねえ、そっちでやってみたいなことが起きちゃう。
ありますね。
決してレジリエンスが高い人、低い人って言い方ではなくて、
自分の中に高い部分もあれば低い部分もあるというような見方の方が大事なんですかね。
そうなんです。
それを人に見るときに、何だあいつは危機視が低いとかレジリエンスが低いっていうときに、
本人からそうではないはずですよね。
危機意識の高い人の定義
ここについてはめちゃめちゃ低くて怖いんだと。
ここについては、俺社長のアントリーも跳ね返す力あると思ってるよみたいなのが必ずあるはず。
こういうことですよね。
もともと90分お話しくださった中なんで、
それに対してどうやってマインドセットするのかみたいな話もあったのかもしれないですけど、
今日はレジリエンスというテーマを共有したいという意味で、
キーワードで今回のテーマとなるところはどこですかね。
やはりレジリエンスも大切なんですが、
一番私たちが考えたいのは、
危機意識が高い人っていうのはどういう人なのかということをしっかりと自分の中で定義付けとく。
それは私の言葉で言うと、危機意識が高い人というのは、
組織の問題を発見し、主体的に解決しようとする人なんだと。
じゃあ自分自身はそうなってるかとか、スタッフは今そうなってるか、
なってないなったらば、どういうふうに支援していくとそうなれるかということを考えていく必要がありますね。
自分がそうなってるか、そして仲間たちがそうなってるように育てられてるかということのチェックとして。
危機意識が高いっていうのは大事ですよってことですよね。
めちゃめちゃ重要です。
当たり前の問いかけをしてしまいましたけど。
その意味をしっかりと間違わないで、不安がってない人とかね。
あとはあれですよね。
危機意識が高い人の社員さんがいたものに対して潰してないかみたいのもありますよね。
問題言うなよっていうね。
いやいやいや、それってあると思うんですよ。
それ言われちゃうと社長のこっちとしては対応しきれてないから、
それは後回していいんだみたいな。
あと黙ってやっててみたいなね。
社長の方が問題見てないみたいな。
あるんですめちゃめちゃ。
そこも含めて私たちは問われてるということですね。
ということで危機意識をちゃんと高めていくというためにも、
チェックしていただけたらなというところで今日は終わりたいと思います。
山先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では秋山城ケンジへの質問を受け付けております。
ウェブ検索で秋山城と入力し、検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャットのバナーから質問フォームにご入力ください。
またオフィシャルウェブサイトでは無料メルマガも配信中です。
ぜひ遊びに来てくださいね。
17:36

コメント

スクロール