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2024-04-26 16:40

第459回 経営者と士業のマインドの対立構造とは!?

第459回 経営者と士業のマインドの対立構造とは!?

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

00:03
こんにちは、遠藤和介です。 秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますが、 Spotify、ご存知ですか?
知ってるって言えば知ってる。
あの音楽をね、聴いたりする。 あの中にポッドキャストも入ってるんですけど、
444回、込めたら主体性は引き出せないっていうタイトルであったんですけど、 コメントいただいておりまして、ちょっとご紹介させてください。
相手を操作するのではない、もしかしたら感動するポイントを見つけて良い循環を競争していくって、 なんか合気道っぽくて興味深く学びになりました。
感謝です。このような先生ならではのお話を楽しみにしております。
いいコメントです。
いやいや、でもこの方、合気道やってるってことなんですかね?
ねえ、なんかね、共通ですね。
いやいや、あの合気道とビジネスは親和性高いです。
そう思ってね、始めたんでしょうから。
はい。
そんな合気道をね、やっている秋山先生に、今日の質問いきますか。
はい、お願いします。
ぜひね、なんかこんなコメントもいろいろいただけたら嬉しいです。
いろんなとこにAmazon Musicとか、いろんなとこで出しちゃってるじゃないですか。
どこで何書いてるかわかんなくて、拾うのがちょっと大変なんですけど、ぜひコメントいただけたらと思っております。
コメントとか質問、これどうなってるんですかとか、これわかりませんとか、これやったら失敗しましたみたいなのを、ぜひ欲しいですね。
ねえ、ですよね、この方がね、ここでも回答できますからね。
はい。
ぜひ一緒に作っていけたらなと思います。
ということで、今日の質問ですが、業種はコンサルの方ですね。
うん、うん。
いきましょう。
クライアント先の社長に対して、不採算事業の課題についての問題意識を持ってもらいたいのですが、
それはわかってるから大丈夫と交わされてしまい、どうやっても問題意識を持ってもらえません。
手遅れになる前に、先手でお伝えしているつもりなのですが、何か良いテクニックなどはないものでしょうか。
うーん。
いや、これめちゃめちゃ気持ちわかりますよ。私も仕事上。
そうですよね。
で、テクニックという切り口で、今日は答えしたいと思うんですけども、
まず、私の場合テクニックというと、自分の状態を整えるっていうのがテクニックなんですね。
はいはい。自分の。
はい。つまりステートです。
例えば、何か私たちに物を伝えるときに、自分のステートって伝わっちゃうじゃないですか。
うんうん。
そこは、美味しいラーメン屋さんがあって、このラーメン屋さんを紹介したいってときに、
あそこのラーメン屋があってさ、みたいなのになりますよね。
つまり、そのステートが相手に影響を与えるっていうところを前提にした場合、
03:04
まず最初に、私が意識してるのは、相手の立場に立つってことなんですね。
ほうほうほう。
で、ここのときに、弊社とかリーダーの方に問題意識を持ってもらうとき、
なぜ、どんなステートを立たなくちゃいけないかっていうと、
相手は問題は見たくないんだっていうことを、私たちは知らないといけないんです。
あー。
大前提としてね。
たまにいますけどね。いるのかな?問題大好きおじさんみたいな方はね。
まあ、それは自分のことを変化させたいっていう方で、ポジティブでいいと思います。
で、そのときに、なぜ弊社は問題を見たくないかってことを抑えたいんですよ。
あー。なぜか。現状維持したいからじゃない?
そうなんですよ。
そうなのか。
いや、ひとつは。
そのときにマインド的になぜかってことをちゃんと知ってあげてほしいんですよ。
マインド的になんで問題を見たくないか。
そうそう。
マインド的になぜ見たくないか。
私の中で大きく3つ考えてます。
3つもあるんですか、しかも。
大きくね。
ひとつは、問題っていうのは、経営者にとって自分の間違いだっていうことになりかねないんですよ。
全責任自分。
なりかねないというか、まあそうですからね。
例えば、この不採算事業の課題についてこうですってことは、
何?ということはこれは俺の判断ミスなのかな?
そもそもね。
そうそう。
あとはなぜ判断ミスをしたかっていうと、考えが甘かったからかな。
そこまで考えていなかったからかな。
覚悟が足りてなかったからなっていうことを、
業績の悪さからそこまで考えていくんですよ。
根底から見ていかなきゃいけなくなる。
つまり、コンサルの方がね、間違いを指摘してくれるということは、
そもそも俺が間違ってるとこでしょっていうことを言われるっていう前提なので、
やっぱり常に考えてるんですよ、経営者の方って。
俺判断間違ったのかなとか、考え甘かったのかなって。
それを他者から言われるというのは単純に辛い。
まさにそこをわかってくださっていないと言われたら、
お前好きなことを言いながらってってなりますよね。
そうそうそう。
それが一つ目。
それはわかってるから大丈夫の背景がね、いろいろあるってことですね。
そうなんです。
もう一つは、やっぱりバイアスですね。
バイアス?
やっぱり経営者の方は自分が正しいと思うんですよ。
これ悪いことじゃなくて、自分が正しいと思っていかなかったら経営判断できないじゃないですか。
ですから、社長って自分が正しいと思ってるなって皆さんおっしゃるけども、
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確かにそうなんです。
でもその背景は、自分が正しいと思ってないと判断のやりどころがわくなっちゃうので。
正しいと思ってるかっていうよりも、意思決定したものに対して、
これは行くって決めた以上、いろいろガヤが入ったとしても行くんだっていう信念を持ってる的な意味で、
正しいと思ってるってことではなくて。
そっちだとすると素晴らしい方。
じゃなくて?
そもそも俺の判断は正しいんだ。
そっちですね。
そう思ってないと判断できないと。
その覚悟じゃなくて、自分は今まで成功してきたとか業績上げてきたので、
正しいって思いたいんですよね。
だからやっぱりそもそも自分が正しいっていう前提があるので、
間違ってるってなっちゃうと、自信を失っちゃうのは怖いって思ってしまう場合があるんです。
この先俺は何を判断基準にしていけばいいんだ。
俺は自分のことを信じられないみたいになっちゃうから。
自分が正しいと思い込むことでしかある意味意思決定できない。
そういう局面も持っている。
それは本当はそうじゃなくて、
単純に目的の目とか目標のために何を判断しますかっていうマインドに持ってたらいいんですけどね。
なかなかそうはならないんですね。
自分の根拠となるものが俺は正しいんだっていう前提でやってしまうっていることが多いっていうマインドの傾向があるよということを知ってほしいって意味ですね。
周りから素晴らしいですねって言われちゃうんですから。
俺って正しいのかって思ってる。
だから右腕みたいなピエロみたいな人を受けてるかどうか大事な。
それでアカデミアがメディターっていうタイトルになったのはこの辺に影響するとおりですね。
めちゃめちゃあるんですよ。次回になったんですよね。
3つ目はそれを受け入れたとしましょう。
いや俺が間違ってたと。
俺は今回甘かったってなると何をするかというと、
やり方を変えなくちゃいけなかったりするわけですよ。
そうすると面倒なんですね。
素直ですね。面倒。確かに。
その面倒っていうのは経営者の方っていろんな人にアクセスしてるので、
ごめん俺が間違ってたからやり方変えていくねってことを社員に言うとか、業者の方に言うとか。
場合によってはね、銀行にとかって話になりますからね。
そうなんですよ。
ですから、いや俺は現状を変えていくためにこの手を打ったのにそれが間違いというのかみたいな。
そうすると戻すのかと。
みんなに言ってきたこれどうすればいいの。
そこまで考えてお前言ってくれてるのかみたいなのが起きやすい。
そこまで考えて言ってくれてるのかね。
これは強烈に無意識で受け入れるか受け入れないかに影響するとこです。
ですからこのまず3つっていうのをちゃんと、特に外部のコンサルの方とかはこのことを知っておくということ。
もう一回3つキーワードだけいいですか。
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経営者の方は問題を見たくないというマインドがあるんですよ。
一つ目は自分の間違いだってわかってしまうから。
二つ目は自分の自信を失いたくないから。
三つ目は結局やり方を変えなくちゃいけなくて面倒で大変だから。
これ1と2の2の方の自信を失いたくないからの根底にあるのは自分が正しいと思ってるから。
そうなんです。
と1の自分は間違ってるってことを認めなきゃいけないから。
ここが矛盾してるんですね。
そうなんですよ。矛盾しちゃうんですよ。
葛藤しちゃうよね。
あれ?そうするとキャーシー的に、じゃあ俺はどうしたらいいんだみたいな。
なるよね。考えようとしたときに、でも言ってたら面倒なことが起きるじゃんと。
みんなにシャイに言ったら信頼を失ってしまうんではないかとかね。
あるよね。また朝礼募買みたいなこと言ってるしとかいろいろね。
あそこに振られたスタッフどうなんだみたいな話とかね。
いろいろ出るということとかいうこのもどもどした気持ちをちゃんと分かって言ってくれてるのかなっていうふうにまず大事なテーマがあると。
これが一つ言われる側の経営者の方のマインド。
もう一つは言う側のコンサルのマインドもあるんですよ。
これは真逆で、間違いを指摘したいんです。
コンサルの欲求マインド的にってことですか?
自分の腕の証明になるじゃないですか。
なるほどね。
社長そこ気づいてませんでしたよね。俺気づいてますよ。
ほらね。
これからも俺を雇ったほうがいいですよ。ってなりますって。
なりがちってことですね。
そうすると、間違いを指摘されたくない社長と間違いを指摘したいコンサルがぶちかるわけですよ。
対立構造がマインドで起きてるって話ですね。
そうすると、俺もそういう気持ちあるよなっていうのをコンサルの方も知ってほしいし。
だってわざわざ言ったら今でも、俺また気づき与えちゃったなみたいに思っちゃうこともあるんですね。
マジですか。今いい質問投げかけてすごいの気づかせちゃったぜ俺みたいな。
さすがにあんまないでしょ。
まあでも人間ですからね。
ありましたときも。
ばっかりあると。
はい。
でも正直ね、昔すごい怒ってましたよ。
秋山先生気づきました。ありがとうございます。俺の見えてませんでした。って言うと、よしこれであと半年契約持つなとか。
本当に?
それはでも誇張してね、表現してくださいって言うんですけど。
それぐらい役に立たなくちゃって気持ちが強かったんですよね。
だからそうですよね。役に立ちたい、気づいてほしいっていう気持ちが結局回り回って、自分のためになっちゃってるってところに気づけないと、今みたいな対立構造を無意識で起こしてるのが相手にバレて。
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難しいですね。要は言語を超えたところで対立しちゃってるっていう話ですね。
でもやっぱりコンサルの方は、相手の経営者の方が問題を指摘されたくないのはちょっと嫌だな、でも自分が変わりたいんだ、変わらなくちゃいけないんだっていう人とやっぱり契約してるはずなんですよ。
うんうんうん。
で、それも分かってあげてほしいんです。経営者の方の、いや間違いは指摘されたくないんだけども、間違いを指摘されないといけないんだなーって気持ちもあるんだよと。
それも分かった上で、じゃあコンサルの方がやるそのテクニックとしては、
これだけ盛り盛りのありがたいお話いただいた後に、テクニックまでくださるんですか。
まずこのステートを作るっていうのがテクニックの一つと、あと一つはですね、未来ではなく現状の整備を徹底的に行ってほしいんですよ。
例えば、不採算事業はこうなってます。この後はああなっちゃいますよね、こうなっちゃいますよね。
こうなったらどうするんですか。今から問題意識持ちましょうよっていうと、未来の話をされて詰めていくわけですよ。
でも、無害者の方というか俯瞰して見てる方はそのように捉えることができるんですね。痛みは自分じゃないから。
相手はいきなり現状ダメ出しされて、未来はもっとひどくなります。
じゃあ今から問題意識持ちましょうって言われても、先に行き過ぎちゃってるので、遠い先の話をいきなり振られていくんです。
なるほどね。だから足元の現状からまず一緒に共に整理して見ていくようなプロセスから入るっていうのが一つテクニックとしてある。
そうなんです。ゆっくりと丁寧に、例えば今回のこの事業、一つの事業なんですが、
数字どうなってますか、あ、こうなってますよね。ここはどうなってますか、あ、こうなってますよねっていうのを見ていくと、
相手がちょっとヤバいなって思い始めるんですよ。
自分のね。
例えばなんで健康診断を経営者の方が受けたくないかっていうと、現状を見ちゃうからなんですね。
でも現状を見ると無意識に、あ、自分でヤバいって思うんです。
そんな深い話出さなくても、体重計に乗りたくないってことですよね。
そうそう。あとは私だとすると、向こうにクローゼットがあるんですが、クローゼットの中が荒れてるんですよ。
そんなプライベート開かされても。そうなんですか。
でもそのクローゼット、あ、なんかごちゃごちゃしてんだろうなって思う。でも開けて入ると、あ、こんだけごちゃごちゃしてたんだっていうと、片付けようかなって普通に思える。
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現状を見てね。
この収録終わったら真っ先にクローゼット開けに行ってください。
まあということで、問題共有をするという上での、相手方のそれを受け入れられない、もぞもぞしているこの気持ち3つ、3点いただきましたし、逆にそれは問題を共有したいって側の気持ちもあってぶつかってると。
そのあたったときは、1つ現状について一緒に整理していくと、相手があれ、これまずいかなとかっていう雰囲気になるので、そうなると、え、どこがまずいと思いました?とか、一緒に考えていきましょうよっていうことができる、というふうに私自身はね、アプローチしてます。
またここ問題ですよ、ということを言って気づかせるっていうことそのものがちょっとずれてるかもしれないっていうのもあるかもしれませんね。
そうですね。
ということで、とてもね、まだまだいけそうな話でしたけど、また質問ありましたらぜひお寄せいただけたらと思います。終わりましょう。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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