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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト、自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上々企業から中小企業まで、エグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つ
セルフコーチングの技術について、分かりやすく解説します。
こんにちは。ナビゲーターの遠藤和樹です。秋山ジョー賢司の
自分の可能性を開放するセルフコーチング、第26回。
長さん、本日もよろしくお願いします。
はい。よろしくお願いします。
今日のテーマ、早速いきたいと思いますが、
自己認識を変える方法というテーマでいきたいと思います。
そうですね。前回のポッドキャストでは、
変えるべきに自己認識と、そうでない自己認識の
仕分け方、仕分け方を紹介したので、
自分のコアビジョン、アウトカム、自分のアウトカムを明確にして、
それに機能していない自己認識が見つかった場合、
どのように変えるとか対応すべきか、ということについて
お話ししたいと思います。
今、一瞬コアビジョンというのがポロンと出るんですが、
せっかくなので、ちょっとだけコアビジョンの解説って可能ですか?
そうですね。コアビジョン。どこかの回でお話ししようと思ったんですけれども。
今日は簡単に全然結構ですね。
アウトカムとすごい似てるんですけれども、
アウトカムって日々の中の一つ一つの欲しいものとして見た場合、
コアビジョンというのは、本当に自分がたどり着きたい場所、
絶対そこに行きたい場所のビジョンみたいなものを
コアビジョンと呼んでいます。
夢みたいなものですか?
夢ではないです。
夢だと叶わなそうですもんね。
ただ、本当に手に入れたい世界みたいなものですか?
そうです。それが次のステージというところと非常にリンクしてくるものですね。
アウトカムというのはそれがもうちょっと、
アウトカムのいろんな複数のアウトカムの中から
まとまって統合されたものがコアビジョンみたいな。
そういうイメージで持っていただけると。
思わず今ポロッと出てしまいましたね。
ポロッと出たんですけれども、強い言葉だったので、
何か強そうな意味がありそうだなと思ったので。
自己認識を変える方法ということで。
改めてなんですが、
次のステージとかアウトカムに対して機能していない
自己認識が見つかった場合、どのように対応するか。
例えばですね、アウトカムがある社長さんだとして、
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自分はみんなを引っ張っていけるリーダーになりたいと。
そういうアウトカムを持ったとしましょう。
だけど僕はできないんですと。
どうしてですかというと、僕優柔不断だからですと。
私は優柔不断であるというのは前回もありましたが、
自己認識ですよね。私のことをそう捉えているということです。
今回の場合はみんなを引っ張っていけるリーダーになりたい
というアウトカムに対して、
私は優柔不断であるというのが機能していなかった
という設定にしたとしましょう。
この場合は機能していないので、
私は優柔不断だという自己認識を変容させていきます。
まず大切なことは思考から変えていきます。
これは前回とか今まで説明した通りに、
自己認識はあなたの考えであって真実ではないということを
確認していくということです。
確認できるものなんですね。
理論ではそうですよね。
そうなんですかね。
私は優柔不断であるというのは、
あなたの考えであって真実かどうかわからないですよねと。
限りなく真実だと思い込んでいるのをどうやって解体するのかな
というのは難しそうですけど。
それは、あなたは自分のことを優柔不断だと思っていますかと聞きますね。
はい、思っていますと答えますよね。
ほらね、思ってるでしょと。
信じてるというのではなくて、
あなたは優柔不断だと思っているんだよと。
そこから崩していくんですね。
でもそういうふうに信じちゃってますって言われればOKなんですよ。
英語っぽく言うと、
そこをちゃんと認識していくというのが最初のステップです。
つまりそれは考えであるよと。
次にこの優柔不断であるというのは考えであるので、
そうではない自己認識だということを
暴く証拠を見つけていきます。
例えば優柔不断とはなかなか決断できないとしたとしましょう。
だとすると、
じゃああなたはいつもどんなときもなかなか決断できないんですかと。
多くの人は当然、いつもじゃないと思いますよと言いますよね。
そうな気がしますよね。
もし僕はいつも決断できないんですと言ってくれたら、
じゃあその服は、今日着ていらっしゃる服はどうしたんですかと。
今日は見上げてきましたかとかそういうレベルでもあるわけですか。
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当然服のことを聞けば、今日僕が選びましたと言いますよね。
万が一、これは彼女が選んだんです。
僕は優柔不断だから決めてませんと。
言えば、じゃあ奥さんに決めてもらうっていうのは誰が選んだんですかと。
いや、彼女が勝手に。
あ、そうですかと。
じゃあ奥さんと結婚するって誰が決めたんですかと。
でもそんな感じでいくと、
必ずいい意味で優柔不断じゃないところの要素がボロが出てくるわけです。
出てきます。
じゃないとそこに存在してないじゃないですか。
そうすると、確かにいつも決断してないっていうわけじゃないのは分かりましたみたいになってくるんですよね。
じゃあ次に優柔不断っていうのはなかなか判断できないということだとすると、
あなたが即決するときはいつですかみたいな。
例えばあれとすると。
例えば分かりませんが、これまで聞いた人は、
いや、僕はラーメンを選ぶときは塩旗って決めてますみたいな。
結構可愛いの出てくるもんですね。
だからその中身のコンテンツは何でもいいわけですよ。
大切なのは私はなかなか判断できないという自分の認識があるので、
それはそうじゃないっていう側面を暴いていくということです。
なるほど。
そうすると確かにその人はね、確かに俺は優柔不断じゃないと決まるなーって思ってくるんです。
だけど優柔不断だと決まるしなーってなりますよね。
なりますよね。
なんかすっきりしないじゃないですか。
それが重要です。
俺は優柔不断だと思ってたのにもかかわらず、あれ優柔不断じゃないとこもあるけどやっぱ優柔不断だしみたいな。
それが重要。
わざわざモゾモゾする感じですか?
私は優柔不断かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
この状態に持っていくのが自己認識を変えるコツなんです。
さなぎでいう溶かすっていう状態ですか?
そうです。
そうすると変わってないじゃないですかって思う人もいますが、
自己認識は今遠藤さんがやったように、自分の中で強く固定されている考え方なので、変えるというよりも溶かすということがまず先決になります。
じゃあ優柔不断じゃないに持っていくわけじゃないんですね。
そうですね。
それを持っていっちゃうと何が残るかというと、強引に優柔不断を否定したとしますよね。
思い込みとか、催眠化しませんか。
じゃあ僕は優柔不断じゃないって10回言いましょうって。
僕は優柔不断じゃない、決断力ある、決断力ある、決断力あるって10回言ったところで、どこかで本当は優柔不断なのにって言ったら残っちゃうわけですよ。
そんな気がしますね。
ですから強引すぎる自己認識の否定っていうのは、人の持っているメカニズムとしてはあまり機能しないんです。
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機能しにくい。
なので溶かす。
けど溶かしてわじわじした、俺はどっちなんだ、私はどっちなんだみたいな状態にされると、これこそ辛そうな気がするんですけど。
そうですね。
そこで前も言ったように、マインドセットが上手い人は、溶けていくモワッとした感覚を怖がらないんですよ。
今回のテーマ、自己認識を変える方法ですけど、この変える方法の変えるの意味は溶かすってことなんですか?
まずはそこが重要ですね。
ここから溶かして、さあどう変えようかって話に行くんじゃなくて、これでもう成功してるんですか?
まずは成功です。溶けていけば。
このわじわじ感でOK?
そうすると溶けていって、つまりニュートラルな状態にしていくんですよ。
自分は優柔不断なような、優柔不断じゃないような、みたいな。
この溶かすっていうことから、変容っていうのが始まるわけですね。
溶けていっていくと、じゃあ次に自分が相応しいものを、ステージを見たときに、どんな自分になりたいかとか、どんな自分と認識したいかっていうことを受け入れられるスペースが作っていくわけですね。
種明かしというか、一つ中身をポロッと言うと、
自己認識を変化させる前に、重要なことはとにかく溶かす。
ここをしっかりやってくれないと、ふさわしい自己認識っていうのは取れない。自分の中に入っていけない。
自己認識をまずは疑うということですね。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないし、どっちかわからないっていうふうに固まっているものを溶かしてあげるということがまず重要になってきます。
溶けてきたら、その後自分が欲しい自己認識っていうのを選べるようになるんですね。
今回でいうと、優柔不断じゃない自分を手に入れるって話でしたよね。
そうですね。
例えば事例として、昔の私の話をしていいですか。
ぜひお願いいたします。
ある会社さんで統括マネージャーをしてたんですけども、その時私の自己認識は割と天狗になった時期なので。
20代とかの話ですか?30代?
30代ですね。
そんな時期が。
その時の自己認識は、私は何でもできるとか優秀であるっていう認識があったんです。
自己認識が。かわいくない自己認識ですね。
いやいや、ただ自分は何でもできるという才能があると。
それで統括マネージャーだったから、私が将棋のコマを動かすように部下を動かしてマネジメントしてたんですよ。
当時はね。
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そこで売り上げがガーンと上がったんですが、ある以上行かなくなっちゃったんですね。
もう様見ろって感じですね。
嫌なこと言いますよね。
なおかつそれでもうまくいかないので、私がみんなをコントロールしかけるっていうのを猛烈に強くやってたんです。
なるほど。
そしたら全く機能しなくなって、部下が言うこと聞かなくなっちゃったんですね。
そうすると、自分も次行きたいのに行けないわけじゃないですか。
そこで自分の自己認識は何かを見た時に、さっき言ったように、私は完璧なくらい優秀であるという。
ところが完璧な優秀な私なのに、チームが機能しないとか何なんだみたいになるわけですよ。
なるほど。
そうすると、いや、俺完璧なくらい優秀だったのに優秀じゃないしって溶けていくわけですよ。
現実が溶かしてくれる感じですね。
そうですね。
そこで次溶けていって、もしかすると俺は完璧な優秀さってないのかなって思ったんです。
30代で気づいたんですか。
遅いですね。
なるほど。
冗談です。
ただし、僕は完璧じゃない、みんなに助けてもらえるぐらい良い人だっていうのを選んだので、優秀さ残したかったんですよ。
ほうほうほう。
だから私がその時やったのは、完璧なくらい優秀だっていうことではなく、それはもう機能しなくなったので、周りのスタッフとか社員の方からサポートを受けるぐらい優秀だっていう自分の意識を手に入れたんですよ。
なるほど。
かわいいさんは変わらないですけども、かわいくないですね。
結果的にその周りからの助けが受けられるぐらい自分は優秀だという自己認識に変えることで、自分が支持するというよりも助けを受ける側に。
そうですね。
ですから、私は周りの人からサポートを受けるぐらい優秀であり良い人だみたいな。
そうすると今までこれやれあれやれっていうのが、これちょっとやっといてもらえるかなとか、これどう思うかなという質問がスムーズにできるわけですよ。
自分に許可できるんですね。
やっぱりその時に自分が本当に思ったのは、自分の自己認識の反対側を強引に入れるということではなく、まず溶かすということと、溶かした後に自分が心地いい自己認識を入れていく。
私の今の昔の例で言うと、完璧なぐらい優秀だを機能しないわけですから。
それをこう、あれ俺完璧じゃないかなみたいな。
じゃあどんな自己認識だったら楽しく、結果的にはその売上をさらに上げていく、家具とかも達成するためにワクワクする自己認識なんだろうとして取ったものが。
取ったものが、人にサポートを受けられるぐらい優秀だみたいな。
楽しいですね、自己認識の変容って意外と。そうやって聞くと。
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今話すと楽しかったですけど、信じられませんでしたからね。
そうですよね。
この完璧な俺が、チームが機能しないって、別に葛藤が起きちゃうわけですよ。
心の中でお前完璧なのにこの現状は何みたいな。
シャイみんなソース感してるぞお前のこと。お前完璧なんだろうみたいな。
ちょっと今聞いてて面白いなと思ったんですけど、
それってその当時当然まだコーチとかNLPだとか柔道制服士とかも含めて全然そういうものは勉強されてない時期ですよね。
にもかかわらずそこを結果的に今思えば自己認識を変えるに至ったんでしょうけど、
それって要は今壁にぶち当たってるっていうことは、
その自己認識を溶かすチャンスというか、
自己認識が機能しなくなっているシグナルが壁がぶつかるみたいな。
そうですね。
っていう捉え方をすればいいんですよね。
もうその通りで、もうちょっとだけこの話するとひどかったんですよ。
その時の私の状況が。
だって部下が120名ぐらいいたんですけども、
私のやり方にみんな合うというか、
ある日突然120名が私に対してソースカウンクラーをしたんですよ。
120名全員がですよ。
話さないみたいな。
そう、同じ同日に。
話しかけても無視する。
オーダー出しても分かりましたみたいに。
何が起きてるのかなみたいな。
何したんですかっていうのも気になるところですけど。
いろんなことをしたんですよね。
パニックになって、
ですからその場合はもう自己認識を変えるゼラ追えなかったですね。
でも数日間は抵抗してましたよ。
いやあいつら全員悪いんだみたいな。
さすがに120名にソースカウンクラウドを
いやひょっとして悪いのは俺かなって思うわけですよ。
遅い。
なるほどね。
ですから一つは今遠藤さんが言ってくれたように
自分が大きな壁にぶつかったというときは
自己認識を変えていくチャンスっていうのは
本当にそのとき実感しました。
なるほど。
そうすると最後に今回重要だったことはということで
簡単にまとめていただいてもよろしいですか。
自分が変えたい自己認識が見つかったらば
それを疑えるような事実を自分の中で発見していくということです。
具体的に言うとある自己認識に対して
それは本当にいつもそうなのとか
そうじゃなかったときはいつがあるのとか
ある前提で探すわけですね。
そうですね。
その質問をたくさん出してくると
自分がよくわからなくなってきます。
もう一つ重要なことは
その自己認識を溶かすとかしたとしても
蝶のことを思い出してください。
それは溶かすだけなので
溶かした後再編して
また新しい自分を作れるということをわかっていれば
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その出てきた言葉を対しても
落ち込まずにそのまま受け入れることはできると思います。
なるほどですね。
今日は蝶さんの今の言葉が全てな気がしますので
今日は終わりたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。