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2015-12-11 14:41

第24回「なぜ、マインドセットが結果に影響を与えるのか?」

第24回「なぜ、マインドセットが結果に影響を与えるのか?」
上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術についてわかりやすく解説する番組です。
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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト、自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上場企業から中小企業まで、エグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つ
セルフコーチングの技術について、分かりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング、第24回。
ジョーさん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
前回覚えておりますでしょうか、マインドセットが重要だという話で、
そのマインドというのは3つからできていると。
1つは自己認識、それと信念と価値観の3つの要素から成り立っているんだけども、
次のステージに行くとか、成功するとか、何か次に行きたいときには
そこにふさわしい今の3つを変容させて変えていかなきゃいけないんだよ
みたいな話があったんですけども、
今日なんですが、本当にマインドセットっていうのは
結果に影響を与えるんでしょうかというところをですね、
若干疑心暗鬼になっておりまして、その辺りを教えていただきたいなと思っておりますが。
そうですね。最近ではよくトップアスリートの間でも、
それからビジネスにおいても、マインドセットが重要って言われてるんですよね。
はい、そうですね。
今、遠藤さんが言ってくれたように、これって本当に結果に影響するの?
みたいなことって当然思うじゃないですか。
思います。
これは答えがありまして、これは明確にイエスですね。
その辺りをどうイエスなのか教えていただかないと納得がいかないんですよね。
まず前置きしていきたいのは、今からお話しすることは、
心理学ではないということで、をちょっとイメージしてください。
ではですね、私は自然ガイドをやってたり、それから柔道征服士っていう資格を持っていまして、
生理学とか生態学っていうのをすごい勉強してきたんですね。
そうですよね。
その視点からお話ししていきますと、例えば動物、何がいいかな。
じゃあ、馬。
馬。
はい。
馬ってよく言われてるのが、生まれてからすぐに歩けるじゃないですか。
そうですね。
あれすごいですよね。
改めて言われますと確かにすごいですね。
我々なんて1年近くかかんないとやってませんしね。
それで学習していくわけですよ、人間の場合は。
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じゃあどうして馬は生まれてからすぐ歩けるんでしょうかというときに。
どうして。
どうやってでもいいですよ。
どっちにしろわかんないですね、なんでなんだろう。
多くの人が答えるのは、いやいやそれ本能だからって。
いやいやそう、僕も言いそうになりましたけど。
あれはそういうプログラムを持ってるということなんです。
生まれてから30分後くらいですか。
そうです。すぐに動けるようになるプログラムというものを持って生まれてきてるんですね。
なんかずるい回答ですね。それはそうだじゃないですかってちょっと思いましたけど。
で、同じように鳥。
鳥。
若干お母さんに教わりはしますけども、ある年齢になるとひな鳥は飛んでいくじゃないですか。
あれもどうやってですかっていうと、そういうプログラムを持ってるからなんです。
才能とかではなくて。
そうです、才能じゃなくてそういうプログラムなんです。
じゃあそのプログラムっていうのは何かっていうと、
動物の場合は生きていくという目標に向けて生理的反応がオートマチックで動いていくだけのことなんですね。
そこに彼ら自身の意図とか意識みたいなものはないでしょうね。
ですから私たちは思考レベルで考えてたら馬は生まれてすぐ歩けるのすごいとか、
鳥はある時が来ると自分で飛べるからすごいっていうのは思考レベルはそうですけども、
プログラム的には最初から仕組まれてるんです。
そのように体のメカニズムがすべてそこに反応していって、
筋肉がついていくとか動いていくとか、
馬の場合はある重力を感じて反射で立ち上がるってことをしていくんですね。
このメカニズムっていうのは人にも当然つながってますよね。
そう信じたいです。
そうですよね。
生まれてから赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲めるのってすごくないですか?
言われてみるとすごいですね。
あれは赤ちゃんがお母さんの乳首を吸うと、その反応として吸うってことをやるわけですよ。
要するに整理的なメカニズムが働いていく。
お母さんがお腹の中で指チュッチュしてるっていうのはその練習だと言われてるんですけどね。
つまり、教わってはないけどもそれができるということはそのプログラムを備わって生まれてきてるんです。
ですから人も生き物ですから、そういうふうに生きていくという本能に対してのプログラムを持っているということです。
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ここからがすごいのは、人間はそれ以外のプログラムを持っているんですよ。
それ以外。自然にできる整理的なメカニズム以外。
そうですね。反応としては整理的なプログラムなんですが、
動物の場合は、生きていくという一つの目的に対して整理的なメカニズムが動いていくというものを持っています。
そして人間も持っています。
人間はそれ以外に、自分で欲しいものを設定して、その設定した通りに整理的なメカニズムが動いていくというプログラムを持っているんですよ。
これは人間の特徴ですね。
確かに鳥がね、私のキャリアは北国だけど、俺は南に行こうかなみたいなね。そういう話にはならないでしょ。
そうですね。
ちょっと飛ぶのやめとくわみたいなね。ないっていう意味では。
そうですね。ですから、人間だけが自分の本当の欲しいものをセットすると、そこに対して全機能がオートマチックで動いていくということが起きていくんですね。
欲しいものというのは、このポッドキャストでもずっとお伝えしてきたアウトカムというやつです。
アウトカム出ましたね。最近ちょっと出てなかったんで、迂闊にも忘れておりましたが。
今日のテーマに戻ると、マインドセットが本当に結果に影響するかということなんですけどね。
マインドセットをすることによってアウトカムが機能しやすくなるわけですよ。
例えば野球選手の方が、プロ野球選手の方が、自分がピンチには強いんだというマインドを持ったとしますよね。
そうすると、生理的な反応としてピンチになってバッターボックスに立つと落ち着いて、振動の心拍数がゆっくりとなり、呼吸が深くなり、結果としてボールがはっきりと見れるようになっていく。
その結果としてヒットをする確率を上げていくんです。
これを多くの方がイメージすると成功するみたいなことで結びつけちゃってるんですが、そこにはきちんとした生理的反応を起こすことによって結果を取りやすくしていくということが起きてるんですね。
変に自分に単純に言い聞かせればうまくいくっていうことは、一つ正しいんでしょうけど、そこには動物のメカニズムがちゃんと機能してるんだよっていう話をされています。
そういう私たちの動物のメカニズムの中で、人間だけは持っているアウトカム設定をして、そこに対してふさわしい自分の生理的反応を起こしていくという機能を持っていますよ。
アウトカム設定をしていくために重要なこととして、マインドセットというのが機能していくわけです。
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例えば、自分がピンチになると打てないという自己認識、マインドセットを持っている人は、そこでピンチでも打てないというアウトカム設定をしづらいんですよ。
打てないと思っていたらできなそうですよね、その方は。
その時に、いや、そんなことはないんだ、俺はそんなことない、そんなことはないと言うと、そんなことがあるということを植え付けていっているので、なかなか難しいんですよ。
なるほど。
そういった意味で、マインドセットというものがまずアウトカム設定に影響を与えていますよと。
アウトカム設定というのは、生理学的なメカニズムに反応していきますので、結果が出てしまうということが起きるんですね。
なるほど。なんとなくイメージわかってきたんですけれども、前回でいう次のステージにふさわしいマインドセットを作るということと、アウトカムというのは、
次のステージに行きたいと思ったこと自体は、例えば3億円から5億円の会社に売り上げにしようと、これアウトカム設定できているという感じですか?
そうですね。アウトカム設定できたとしても、そこにふさわしいマインドになっていなかったら機能しないですよね。
はいはい。
ですから、前回でいう3億円から5億円の社長になりたいというアウトカムを持ちました。
ところが5億円に行くためにふさわしいマインドセットがない限り、生理的反応がうまく起きないわけですよ。
そういうことか。さっきの野球のバッター。
バッターでいうと、ピンチでここでヒットを1本打ちたいと。僕はピンチのときでもヒットを打ちたいというアウトカム設定をしたとしても、
マインドセットとしては、実はピンチにうまいんだよなと思っていれば、そっちの…
ふさわしくないですね。アウトカムに向かない。
そうです。そしてマインドセットにふさわしい生理的反応が起きちゃうわけですよ。
そうすると…
アウトカムにふさわしいじゃなくて、マインドセットにふさわしいピンチでどうせ打てないの方に反応して、結果的にアウトカムが取れないということですか。
その通りなんです。
いよいよそうすると、そのために必要なマインドである信念、価値観、自己認識を変えていくということを、だからやらなきゃいけないって話に繋がるんですね。
そうですね。ですからよく会社でも社長さんとか部長さんが、自信を持って営業してこい、みたいなことを言うわけですよ。
よく聞くようなお話ですが。
ところが営業の方は、自分は人前ではうまく話せないっていう自己認識を持っていると、そのアウトカムを人から与えられたとしても、
マインドセットの方がパワフルですので、人前ではうまく話せないということにふさわしい生理的反応を起こしていくわけですよ。
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なるほど。
ですので、ここで皆さんによくお伝えできたら嬉しいなと思うのは、重要なこととして、これは生理的メカニズムの話なんですよと。
その生理的メカニズムに反応していく一つの大きなキーとして、マインドセットっていうのが強く影響しちゃってると。
ですから一生懸命アウトカム設定したところで、そこにマインドセットがついてこなかった場合は、マインドセットした方にふさわしい生理的反応が起きちゃうということです。
例えば営業の方が自分の今月の売上何%達成だ、120%やるぞ、やるぞ、やるぞって言いずると、一生懸命アウトカムをマインドコントロールのように自分に言い聞かせても、マインドセットがそっちに合ってないと結果的に良い結果を与えられないわけですよね。
その通りです。
そうなるといよいよ、じゃあそのマインドっていうものをどういうふうにふさわしく作り上げていくのかみたいなお話は、ちょっとどっかで教えていただきたいなと。
そうですね。
思ってるんですが、最後にここの話で簡単に何か皆さんに伝えというか、この回をこういうふうに生かして聞いてほしいみたいなお話をちょっとシェアして終わりたいなと思うんですが。
まず自分がどうマインドセットをしていくかということの前に、今自分がそのシチュエーションにおいてどういう生理的反応を起こしているのかということを見ていってください。
例えば、人前でお話をするときに自分はすごい心拍数が上がっているとか、逆にこういうシチュエーションのときには心が穏やかだなと。
つまり自分の生理的反応、生理的メカニズムというのを観察することによって、そこから今自分がどういうマインドセットをしているのかというのが見えてきますので、そこを非常に見ておいてもらえるとまた次回以降の話を有効活用していただけると思います。
まずは自分のマインドセットがどういうものかというのをちょっと見ててほしいと。
はい。そのためにどういうシチュエーションでどういう生理的メカニズムが動いているかということを観察するということがとっても重要です。
自分自身をですね。
はい。
分かりました。ぜひ自分のマインドセットを向き合って一度言葉にしておいてもらった上で次回のお話を聞いていただいたら嬉しいですね。
はい。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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