1. ”心理学に触れる” 一日一語
  2. #710 ボードゲームは高齢者に..
2025-07-15 15:01

#710 ボードゲームは高齢者にもいいこと尽くし (Herrero et al., 2025)

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【本日の論文】
Herrero, A. J., Argente, E. C., Lahuerta, A., Jensen-Casado, E., Herrero-Martín, M., Sacristán-Rodríguez, J. M., Bullón-Benito, E., Aldavero, C., & Martínez-Sinovas, R. (2025). Impact of modern board games on executive functions and quality of life in the elderly: A randomized controlled trial. Games for Health Journal. https://doi.org/10.1089/g4h.2024.0195

【過去のボードゲーム論文紹介放送】
ボードゲームで遊ぶと創造性が上がる (Mercier & Lubart, 2023)
https://r.voicy.jp/gJmZQbBpKBP

ボードゲームが創造性をあげる理由 (Mercier et al., 2024)
https://r.voicy.jp/GQVQN10WKkW

自閉症の人はボードゲームをどう体験するか (Zeidan et al., 2024)
https://r.voicy.jp/6d9ADgQMm8y

【研究サポーター募集中!】
https://academist-cf.com/fanclubs/358

サマリー

ボードゲームを使った高齢者への介入研究が行われ、83歳の参加者30名を対象に12週間実施されています。その結果、認知機能やウェルビーイングがポジティブに向上することが示され、高齢者にとってボードゲームが良い影響を与えることがわかります。ボードゲームは高齢者にも有益であり、特に日本のボードゲーム「ボムバスターズ」がドイツ年間ゲーム大賞を受賞したことが話題にされています。このエピソードでは、ボードゲームが持つさまざまなメリットについても触れられています。

ボードゲーム介入の概要
おはようございます、心理学者のじんぺーです。
本日も論文の紹介をしていきたいと思います。
今日もボードゲームの話をしていきたいと思います。
昨日は子ども向けの介入研究の紹介をしたんですが、
今日は一点、高齢者の方に対するボードゲーム介入の話をしようと思います。
年齢が触れ幅がすごくて、昨日は8歳から12歳の子どもを対象にしていた研究で、
今日は平均年齢83歳の方々に対する実験をしているということで、
高齢者の方にはどんな効果があったのかというところを注目して聞いていただければと思います。
お知らせをさせていただきます。
明日16日夜の8時から、ボイシーパーソナリティ、ドクターリンさんとお話をすることになっております。
研究のお話と研究発信のお話を、こっちではしたいなと思っています。
前半が僕のチャンネルで、後半はリンさんのチャンネルに移動してということになります。
リンさんはどんな話を2人でしようと思っているのでしょうか?
まだ打ち合わせはちゃんとできていないですが、その時々で話したいことを話されたらいいのかなと思っています。
自分もいろんな研究を紹介しているんですが、リンさんにこの間コメントをいただいて、
サウラの話とかもいいねとか、ボードゲームもお詳しいみたいで、
本当に守備範囲が広そうなお方なので、一緒に話せたら、いろんな話をできたら嬉しいなと思っています。
同じ日ですね、明日の夜の21時半から、リンさんとの対談終わった後ぐらいに、
今度はインスタの方に移動していただくことになるんですけど、
そこでボードゲームを使って教育活動されている某先生とお話することになっております。
インスタのアカウントは、自分のボイシープロフィールから飛んでいただければと思います。
顔出して話します。当たり前ではないか。
全然顔出しているので、インスタライブでは顔出して話そうと思っておりますので、
たぶん坊さんは出さないかな。だけど、自分はもうこれでもかというほど顔出ししておりますので、
ぜひそちらも遊びに来ていただけると嬉しいなと思っています。よろしくお願いします。
研究の実施と結果
それでは、ボードゲームの話ですね。
先ほども言ったように83歳の高齢者の方、30名を対象にしていると。
高齢者施設でやったというので、老人ホームみたいなところで12週間にわたるボードゲーム介入。
長いですね。3ヶ月くらい。
ボードゲーム、いろんなものをプレイしてもらうということをする人たちが半分くらい。
もう半分が特にそうではなく、12週過ごしてもらう。
その前後でいろんなテストとか質問しに答えてもらうというような研究になっています。
やったボードゲームですね。18種類って言ってたかな。
いくつか知っているのもあって、
英語で言われてもよくわからないし、スペインの実験なんですけど、
スペイン語で言われてもよくわからないんですが、
調べたら日本でも発売されているゲームもいくつかあって、
有名なのだとドブルというゲームね。
これ結構鉄板かもしれないですね。鉄板のボードゲーム。
この絵柄を見て、その位置を見つけて取るみたいなゲームです。
取るだったかな。いろんな遊び方があるんですけど、ドブルというゲームとか、
あとウボンゴというゲームとか、その辺りが特に有名なのかなと思います。
そんなものも含む18種類のゲームを3ヶ月にわたっていろいろやっていくということです。
注目しているのは認知機能とか、あとはウェルビングみたいなところもそうだし、
社会的創設、この社会の一員であるみたいなことも聞いていたりします。
結果なんですけども、概ねポジティブな結果が出ておりまして、
理解力、記憶、注意計算能力、これらが優位に向上したという結果ですね、まずは。
もうこれだけでも素晴らしいなと思うんですけど。
あとウェルビングというかQOLみたいなところで、
感情的なウェルビング、ポジティブな感情を感じやすくなったとかね、
人間関係とか個人の成長、あとさっきちょっと言った社会的創設、社会の一員だよねっていう感覚が高まったという研究結果。
さらには動機づけ、有能さみたいなところで、自分は物事をやり遂げられると感じるとか、
何かの役に立っていると実感できるみたいなそういう感覚も上がったということのようです。
なんでそういうふうなポジティブな結果がいろいろ出たかというと、
ボードゲームをやっている中で協力しないといけない、自分で考えたりとかしないといけない、
あとは瞬発力、83歳のおじいちゃんおばあちゃんなのであまりめちゃくちゃ早いというわけではないと思うんですけど、
でも認知、実行機能を働かせて取らないといけない、抑制したりとか、
シフトさせる、認知と認知をシフトさせるみたいなこととか、記憶を使ってとかね、
そういったゲームの中でいろんな力を使っている、刺激されているという言い方がいいのかなと思うんですけど、
それによって認知機能がポジティブに向上するということとか、
あとはシンプルに楽しいね、楽しいからグルービングが上がったりとかするようなことがあるそうです。
想像できるかなと思うんですけど、これだけクリアに結果が出るというのは素晴らしいことだなと思っていますし、
別に辛い介入じゃないですよね、何か特訓しないといけないとか修行しないといけないということではないので、
ボードゲームをやりながら楽しくいろんな能力を伸ばせる、いろんな能力もそうだし、
今後の研究への期待
QOLみたいなことも上がるというのはすごくいい結果だなというふうに思っております。
日本でも同じような研究あるんでしょうかね、日本こそ高齢者の方がたくさんいて、
この間楽器を使ってその認知機能を低下させないようにする、楽器を長く継続してやっている人というのは
そういう認知機能の低下を防ぐことができるという研究をね、関山先生たちの研究を紹介したんですけど、
そういうのもいいだろうし、今回のボードゲームも楽しくできる、ある種気軽にできるというので、
いい研究だなというふうに思いましたし、日本でも再現できるような研究があったらいいなというふうに思います。
あるのかな、なかったらやりたいね、やりたいことが増えたら増えたら、
やりたいね、やりたいことが増えていくけど、子ども向けにもやりたいし、
そういえば昨日ついてるさんがコメントくださってたけど、教育現場で働かれている先生とか、
共同できる機会があったらね、研究一緒にしたいですよ、本当に。
やっぱり子どものデータも貴重だし、高齢者のデータもね、貴重というとあれですけど取れないんですよ。
よく使っているクラウドワークとか、オンラインでね、アンケートを取ろうと思うと、
大体、自分がよく使っているのだと40歳が平均値、あんまりぶれないですね。
いつも40歳ぐらいが平均年齢ってなるので、80歳の方のデータとかね、8歳の子どものデータとか、
とても貴重だし、特に高齢者かな、これからはね、この社会においてはとても重要になってくるところかなと。
子どももそうか、少子高齢化なので、どちらかというとニーズとしては高齢者の方が高いような気もしなくはないんですが、
でもADHDの子どもとかもそうか、全部大事だね。
何かね、糸口があれば、昨日も言ったと思うんですけど、ボードゲームを個人的にもすごい好きで、
たくさん集めてた、まあたくさんは言い過ぎかな、たくさんって言うとね、
明日話す坊先生とかね、僕お家に何回も行ったことあるんですけど、
ボードゲームの収集と利点
半端ないですよ、なんかね、ボードゲームの壁みたいになってて、部屋の一面がボードゲームなんですよ、壁が。
だからもう、何箱って言ったかな、引っ越しの時に、なんかダンボール30箱とか言ってたかな、それでも足りないみたいな感じだったかな。
そういう人がいるんですよ、この世の中に。だからそういう世界観を見てると、僕あの、多分、結構持ってる方だけど、
ダンボール一個か二個で足りると思うんで、まあちっちゃいのが多いですね、あと僕は。
あの、オインクゲームスっていう、これ前も放送したことあるんですけど、
オインクゲームスっていう、あの日本のボードゲーム会社のボードゲームがすごい好きで、もうそれのコレクターのように集めてましたね。
なんか絶版のやつとかも、メルカリで集めてました。
ちっちゃいし、全部同じ形で可愛いんですよね。
そんな、あの、ところもありまして、集めてたっていう。
ちっちゃいから、なんかね、なんかね、なんかね、
僕たまにミニマリストぶるんですけど、ミニマリストぶってる人でも、なんとか罪悪感がないぐらいで集めれるっていう、
そういうの素敵なボードゲームになっておりますので、興味があればぜひチェックしてみてください。
またオインクゲームスの宣伝しちゃったけど、本当に好きなんで、
広めていきたいなと。
そうねー、ボードゲームの研究、実験したいよねー。
こういうなんか介入とかがいいなと思いますね、ボードゲームに関しては。
調査とかね、もう大事だけど、実験介入するのがいいのかなと思っていますので、
ぜひぜひチェックしてみてくださいね。
はい、ということで、今回の動画はここまでです。
ご視聴ありがとうございました。
また次の動画でお会いしましょう。
さようなら。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
心を込めて。
ボムバスターズの受賞
はい、雑談をします。
ボードゲーム話をね、続けるんですけど。
これ、割とタイムリーで、
14日?昨日?一昨日?
のニュース。
世界最高峰のボードゲーム賞、ドイツ年間ゲーム大賞を、
日本のゲームデザイナー、林隆さんでいいのかな?
制作のボムバスターズが受賞。
日本人制作のゲームが本大賞を取るのは史上初というニュースがね、
飛び込んできました。
この方もちょっとね、存じ上げないぐらい、まだまだ2枠なんですけども。
ドイツってね、すごいボードゲーム大国って言われてて、
ボードゲーム好きはドイツに来たがるっていうね、
ドイツってそんな側面もあったんだっていうね、思うんですけど、
これはね、ぜひプレイしてみたいなというふうに思いました。
ボムバスターズ、ぜひ買ってみてください。
買えるんじゃないかな、どこでも。
目標プレイヤーたちで達成する協力型のゲーム。
いいですね。
各プレイヤーは爆弾処理班のチームとして、
指定されたミッションの爆弾を解除することが目的となる。
プレイ人数は2人から5人。
いいですね。
6,050円、ちょっと高いですね。
そんなもんすか、そんなもんか。
さっき言ったね、オインクゲームズっていうのは、
1個ね、まあ2,000円とか3,000円弱とかで買えるので、
もう少し手軽に集められてたんですけど、
過去にはカタンやドミニオンが受賞するなど、
世界中のゲームデザイナーが目指す賞になっているということでね。
嬉しいですね。
いろんな賞ありますよね。
アカデミー賞とかネグラミー賞とか、
それだけじゃないですね。
こないだだから、
ヘラルボニーが取った、
あれも結構有名か、カンヌライオン。
広告じゃないか、なんか、
あれは何の賞なんだ、
なんかそういうクリエイティブに関する賞みたいなもので、
クリエイティブに関する賞みたいなものもたくさんありますし、
世界で活躍する日本人がたくさんいるんだなというふうに、
思わされるニュースでもあります。
はい、これは、
帰った時に、
ボードさんと一緒にやりたいなと思っています。
明日もまたボードゲームの論文を紹介する予定になっています。
まだどれにするか決めてないんですけど、
ちょっとボードゲーム習慣ということで、
お付き合いいただければと思いますし、
もしお近くにボードゲームがある方は、
この機会にプレイしてみようかなとか、
買ってみようかなとか、
思ってもらえるとすごく嬉しいなと思います。
今のところいいこと尽くしですね、
だと思います。
15:01

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