1. ”心理学に触れる” 一日一語
  2. #682 大都市に住むといろいろ..
2025-06-18 12:38

#682 大都市に住むといろいろな音楽を聴くようになる (Lee et al., 2025)

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【本日の論文】
Lee, H., Jacoby, N., Hennequin, R., & Moussallam, M. (2025). Mechanisms of cultural diversity in urban populations. Nature Communications, 16(5192). https://doi.org/10.1038/s41467-025-60538-2

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サマリー

大都市に住んでいることによって、音楽の好みが多様化することが研究されています。特に、教育水準が高い人々ほど音楽の多様性が高いとされています。これは、都市の文化的要因や環境要因が影響している可能性があると考えられています。大都市に住むことで、さまざまな音楽を楽しむ機会が増え、個人の性格や趣味にも影響を与える要因が考察されています。また、音楽研究の広がりや交流の重要性にも触れられています。

音楽の多様性と都市
おはようございます、心理学者のじんぺーです。
今日も論文の紹介をしていきたいと思います。
歩きながら外で撮っておりますが、音声大丈夫でしょうか?
今日は音楽の話をしてみたいと思います。
ネイチャーコミュニケーションズという雑誌に最近載った論文が面白かったので、それを紹介したいと思います。
音楽、いろんなジャンルを聴くと思うんですけど、そうじゃないかな?
聴く人もいれば聴かない人もいると思うんですけど、それが何によって説明できるかというのを調べたような論文になっています。
方法論的にも結構新しいというか、パワープレイのなかなか面白いものになっているかなと思いますので、楽しんでもらえれば嬉しいです。
お知らせを先にさせていただきます。
本日になりましたね、21時から研究トークオンラインでさせていただきます。
ぜひ参加いただけると嬉しいです。
スライドをせっせと作っているんですが、結構新しい話もできるんじゃないのかなと思っていますし、
自分の研究ばっかり話すんじゃなくて、ボイシーみたいな感じでいろんな人の研究が面白いなと僕は思っているので、
それを紹介しながら、自分はこういう方向で研究してきましたよとか、これからこういうことをやっていきたいんですよという話をしたいと思っていますので、
ぜひ遊びに来ていただければ嬉しいです。
スライドをたくさん作っています。
あまり普段研究の話聞かないよという方にも楽しんでもらえるように話したいなと思いますので、ぜひお願いいたします。
概要欄に申し込みのリンク貼っておきます。
申し込みもすごく楽だと思います。
名前とメールアドレスだけかな。
あまり登録とかが必要なくて、いいプラットフォームだなと。
初めて僕も使っているんですけど、思いますので、ぜひよろしくお願いします。
では、英語の部分の話をしたいと思います。
音楽の好み。
僕でいうと、僕はロックミュージックみたいなのが一番好きかな。
特にあまり洋楽を聞くというよりは日本の音楽が好きで、
日本の音楽ね。
だけど、それだけじゃなくて、
なんか詳しくはないですけど、ジャズとかも好きだし、クラシック音楽だって嫌いではない。
ポップスとかね。
いろいろとあると思うんです。
そういう好みを何によって勧めるかという、
今、個人内の話をしたんですけど、
今回、いくつかの都市、フランス、
ちょっと待ってください、忘れた。
ブラジル、フランスと、ちょっと待ってください。
ドイツか。の3カ国で比べてるんですけど、
その国とか、あとは都市によってどういうバラツキがあるかみたいなことを知っていただいて、
その国によってどういうバラツキがあるかみたいなことを調べた研究になっています。
なんでこういうことができるかというと、
リーゼアっていうのかな?
ストリーミングプラットフォームがあるみたいで、
スポーティファイみたいなものだと思うんですけど、
フランス発祥かな?
これを使っているデータっていうのを今回用いていると。
だから、ビッグデータですよね。
254万人のユーザーの2億5000万再生がデータになっていると。
1人の研究者とかが絶対得られないようなデータなのかなと思うんですけど、
おそらくこの会社と協力してこういう研究をしているのかなと思いますが、
フランス、ブラジル、ドイツという3カ国といろんな都市があると思うんですけど、
それらをいろんな変数を持ってどの程度説明できるかということを調べています。
雑多なのでわかりやすいところをかいつまんで紹介していこうと思うんですけど、
例えば、これもう結果ですけど、
都市が大きくなるほど人々の音楽の好みが多様化するという結果が
一番面白いというか、押し出されている結果かなと思います。
大都市に行けば行くほど好みが多様化するということとか、
あとはそれと関連してか、もうわからないですが、
例えば教育水準が高いほど音楽の多様性が高いとか、
音楽の多様性が都市で高いということは、
同じ地域で同じ音楽だけ聴いているんじゃなくて、
いろんな音楽を聴いている、さっきの例だとロックとかポップスとかクラシックとか、
本当にいろんな音楽を聴いている人たちがその地域にいるよということが地域の多様性。
年齢と音楽の好み
これは個人間の多様性で、個人内の多様性というのは、
僕の例が多分わかりやすいと思うんですけど、
僕はロックは好きだけどポップスも聴くしクラシックも聴くしという、
個人内でもこの多様性が高い。
いるじゃないですか、本当にこのアーティストしか聴きませんとか、
私はクラシックしか聴きませんみたいな人は、
個人内の多様性は低いというふうに、
別に低いのが悪いというわけじゃないですよ、
でも低いというふうに言えると。
それが、まず大都市は個人間の多様性が大きいというので、
例えばドイツの大きな都市に行くと、
ロックのミュージックを聴いている人も多いし、
ポップス聴いている人も多いし、レゲエ聴いている人も多いし、
みたいなそういう多様性があるということです。
これは、大都市に行くほど、
例えばライブハウスが近くにあるとか、
コンサートホールが近くにあるとか、
そういった環境要因もそうだと思いますし、
教育を受けているとか、あとはちょっと文化的に、
リソースのある家とかだと、
家に部屋のがあったりとかレコーダーがあったりとか、
小さい時からコンサートに行くような家庭で育ったとか、
そういったいろんな理由があると思うんですけど、
そういったいろんな要因によって、
その多様化が進んでいるんじゃないかということが考察されていました。
ちょっと面白いなと思います。
もう一つ、個人内もそうか、
皆さん一緒にしゃべっていることなんですけど、
都市に住む個人ほど幅広いジャンルの音楽を聴く傾向があるということだそうです。
個人間も個人内も多様性が大きいということです。
あと個人的に面白いなと思ったのは年齢の話ですね。
年齢の個人内の話か。
10代から20代にかけて個人内の多様性が大きくなる。
20代後半に、ちょっとね、もう僕20代後半じゃなくて、
30代になっちゃったから20代後半僕なんですけどとか言えないんですが、
20代後半で個人内多様性がピークを迎えると。
その後は徐々に減っていくということで、
わかりますかね、なんとなくいろんな音楽若い時は聴いていたけど、
趣味思考がまとまってきたというかだいぶ固定されてきて、
最近は最近の音楽よくわからないから、
音楽の多様性と影響
昔好きだったアーティストをずっと聴いているみたいなことってあり得ると思うんですよね。
それが顕著に結果に出ているのかなと思って、
個人的には年齢のデータも面白いなと思って読んでいます。
そんな感じですかね。
WeDieselっていうアプリ、
ストリーミングプラットフォームのデータを使った、
すごく大規模な研究で、
Nature系列のNature Communicationsっていう
ハイインパクトの雑誌に載っている面白い論文かなと思って紹介をしました。
音楽もね、とても僕が好きな音楽です。
こういう研究もいいなと思って読んでいました。
明らかに人の性格とかに影響されているのか、
それが影響して音楽を選んでいるのか、
どっちもあると思いますけど、あると思うので、
人の好きな音楽とか聴くと、
結構その人のことがね、ちょっとわかっているような感じがしちゃう時ってありません?
だからこそ、音楽を聴くときに、
バンプのことが大好きな人たちをゲストに呼んでお話を聞くみたいなね、
ああいうのも趣味思考具が現れているような気がするし、
そういう人たちと同じ好きな音楽の人同士だと、
すごく仲良くなれるような気がするので、
とても研究しがいのあるテーマになっています。
いつかできるかな、どうだろう。
そういう音楽の話も、もっと聞きたいとかあれば言ってもらえればと思います。
論文はたくさんあるはずです。
むしろ音楽とかの研究のほうが、美学とかよりも多いはずなので、
ぜひぜひ聞いてみてください。
それでは、ありがとうございました。
研究者との交流
こういうことどうなってますか、みたいになったら教えてもらえると嬉しいです。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日も良い一日にしていきましょう。
ジムペイでした。
心を込めて、ちょっと研究室に戻りながら雑談しようかな。
最近、研究室の部屋が移動になりまして、
というのも、新しいメンバーがね、
この間も言ったかな、増えて部屋を移動したんですけど、
ズームする部屋がなくなったんですよね。
2人増えて、僕らが移動して、
もともと空いてた部屋に、僕ともう一人のルームメイトというか、
同じ研究室でシェアしている博士家庭の学生の子と移動したんですけど、
そこでズームしてたんですけど、どうしたらいいんでしょうね。
こういう時ってズームとかよくあると思うんですけど、
日本の研究者の子たちとミーティングしたりとかしょっちゅうやってるし、
それが割と悩ましいなと思っています。
今日天気が良くて気持ちいいので、外で歩きながら撮ったりね、
こういうことはできるんですけど、
でもなかなかズームの重要なミーティングとかを歩きながらとかできないと思うので、
どうしようかなと悩んでいます。
最近は大学来ることもだいぶ少なくて、
できたら家で一緒に息子を見たいというところもあるので、
週に2回くらい大学には来て、
ボスにもちゃんと顔を見せて、
フィードバックもらったりしながらやっておるところです。
これもまたゆっくり話せたらいいんですけど、
今日実は日本人の研究者の方が大学に来ていて、
その方がトークをしてくれるんですよね。
日本人といってもウィーン大学で、
僕よりよっぽど長い、何年くらいいるんだろう?
5年以上かな?
もうずっとウィーンで研究されている三国さんという方がね、
三国ジャンさんという方が来られますが、
その人はずっと自分と同じ経験美学とか、
あとは最近はベルビーングの研究とかもよくやってますね。
アートとかがベルビーングに与える影響みたいな、
そういった研究者ですけれども、
来られてお話を聞くというので、とても楽しみにしています。
嬉しいですよね、そういうヨーロッパで、
日本人の研究者でも多分自分と彼女とくらいしか思っていない、
思いつかない、あと誰かいらっしゃるのかな?
実はすごく小さい領域なのでね、
そもそもの人口も少ないんですけど、
その中でも日本人というのが経由中の経由なので、
三国さんとは仲良くさせていただいていて、
とても楽しみです。
またどんな話を聞けたかというのはシェアしたいなと思います。
では終わり。
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