宗教の重要性
おはようございます、心理学者のじんぺーです。 本日も論文の紹介をしていきたいと思います。
今日は宗教のお話をしていきたいと思います。 宗教とあとは混合感情の話ですね。自分がすごく大好きなテーマです。
とっても 東洋的なテーマだなと思ったんですが、
アメリカの研究で、アメリカとシンガポールの研究かな? になっていて、
正直驚いた部分もあるので、 紹介したいと思ったという次第です。
載った雑誌で言いますと、 パーソナリティ&ソーシャルサイコロジーブリテンという雑誌ですね。
パーソナリティとか社会心理学、ソーシャルサイコロジーという分野に関係するような雑誌なんですけど、
この宗教とかっていうこととか、また宗教性、宗教心、 スピリチュアリティとか、そういった概念って結構この社会心理学とかにあたることが多くて、
今回もこういう社会心理学とかの中ではすごく有名な雑誌なんですけど、 そこで宗教の研究って意外と扱われていて、僕もたまに読んでいたりします。
今回のテーマが宗教性ですね。 自分の持っている宗教性というものが高いと、混合感情、混合感情というのはポジティブでも ネガティブでもないような感情を抱きやすいかどうかということを調べた研究になっています。
シンプルですよね、概念自体は。そんなに難しいこと言っていないのかなと思うんですが、
自分が率直に思うことって、特に一神教、キリスト教とかイスラームとかそういう宗教を信仰している人たちって、
混合感情とか感じにくいんじゃないかというふうに思ったんですよね。それは絶対的な一つのものを信じているから。
教義がカチッとある宗教であればあるほど、混合感情というものとは程遠いのかなというふうに思っていたと。
一方で、日本とか八百万の神とか神道とかというものを信仰しているって明示的にはあまり言わないかもしれないんですけど、
そういうものが根付いているところだと、一方で絶対的な神みたいなものがいないので、
混合感情とかそういう曖昧な思想になりやすいという印象があったので、ありました。
ありました。でもあったのでとか言っちゃうとネタバレなんですけど、たくさん研究やられているんですけど、
この論文で5つの研究があって、合計サンプルサイズ8,414人だそうです。
その中で一貫した結果が得られたと、結果先にほぼ言っちゃってるので言うと、
宗教性が高い個人ほどより多くの混合感情を経験しているというような結果に一貫してなっています。
もう少し具体的に方法を説明していこうと思うんですけど、
アメリカ人がメインかな、シンガポールの人もちょくちょくとっているという感じですが、
まず宗教性を聞く。これも聞き方は研究によって違うんですけど、一番シンプルなところで言うと、
自分の宗教性どれぐらいですかというのは単一項目で聞くと。
1点が宗教性はとても低いですと、7点がとても高いですというような聞き方をしています。
感情の測定で言うと、ポジティブ感情とかネガティブ感情というのをどれぐらい感じますかということを聞くと、
これどれぐらい感じてますかって聞いたのかな、どれぐらいの頻度な気がするんですけど、
ちょっとちゃんと読み切れてないですけど、とりあえず感情をポジティブかネガティブか感じやすいかどうかということで理解してもらっていいと思います。
ポジティブ感情で言うと、喜びとか幸せとか誇り感謝とかそんな感情があって、
ネガティブ感情だと悲しみとか不安とかそんな感情があります。
今後感情はどういうふうに聞いているかというと、幸福と悲しみの今後を感じているとか、いろんなパターンがありますよね。
誇りと不安とか、誇りと怒りとか、安心と恐れとか、そんな聞き方をしているそうです。
どうですかね。この聞き方は確かにありますよね。
これまで自分が今後感情という言葉をたくさんポッドキャストで紹介してきたんですけど、
どんなチャンネルやねんと思うけど自分でも紹介してきたのは、
例えばノスタルジアとか異形の念とかコンパッションとかね、
そういった今後感情って名前が新たについているというパターンもありますけど、
宗教性と感情の関係
今回はそういうふうにポジティブな幸福みたいな感情と、
ネガティブ悲しみみたいな感情を同時に感じてますかということを聞くやり方でメインでやったそうです。
他にも分析方法を併用していたみたいなんですが、メインはそれだそうです。
結構答えにくいなと思いますけどね。
幸福と悲しみ今一緒に感じてますかって聞かれても、いや別に感じてないけどとか思っちゃうけど。
なんとか答えれるんでしょうね。
この辺りは心理学研究の課題感なのかなと思います。
今後というもので、答えれる人と答えるのが苦手な人っていると思うので、課題だと思います。
1個たまに紹介してますが、ポジティブとネガティブをそれぞれ別で聞いて、
それの点数の低い方を今後感情得点にするというやり方があったりしますね。
だからどっちも低かったらもちろん低いし、どっちも高かったら高いんですけど、
高いという感じですね、簡単に言うと。
分かりますかね、どっちもポジティブな感情が高くてネガティブな感情が高いと、
その低い方を取るので、低い方でも高くなると今後感情が高いですよね。
どっちもすごく感じているんだったら、みたいなやり方があったりしますが、
これね、いつも説明がうまくできない。
ずっしりすると一発なんですけど、何となく伝われば大丈夫です。
それも併用しているんですけど、一貫しています。
これも一貫していて、宗教性が高いほど今後感情を感じやすいというのは言えるだろうというのが結果です。
特に再現研究みたいなのも5つの中でやっているので、
ある程度固い結果なのかなというふうに思います。
もう少し詳しく言うと、宗教性が高いとポジティブ感情も感じやすくなります。
これは分かりますよね、宗教性が高いとポジティブ感情が高いと。
何となくイメージできる。
信仰している人ってハッピーな感じがあるというそれです。
分からない、これはもしかしたら自分の直感的な肌感をしゃべっているだけかもしれませんが、
僕は納得感がある結果でした。
一方でネガティブ感情とは特に関係しないというのも面白いですね。
やや関係しそうではあるんですけど、統計的には有意義ではないという感じです。
さっきも言ったように今後感情は感じやすいというのが結果です。
これがなぜかということを4つ目の研究で、
そのメカニズムの一端を研究していて、検討していて、
これが神への恐れというものを聞いています。
これが有意義な媒介変数になっていたということがというと、
宗教性が高いと神への恐れも感じると。
それが今後感情の高さにつながっていったというような関係性ですね。
神というのが救いをもたらしてくれる対象であって、
そこをフォローしていけば自分は幸せになれるであろうというのが、
信仰を持っている宗教性の高い人の基本的な考え方だと思うんですけど、
その一方で宗教性が高くなると神への恐れ、特に罰を与えるとか、
罪、教義に詳しくないけど、
ただただポジティブな何かをしてくれるだけの対象ではないということをより認知する。
それが今後感情につながると。
宗教を信じているという中で時に矛盾を感じたりとか、
葛藤を感じるということがあるはずですと。
神に持たれているみたいな安心感と、
一方で何か自分がそれに反する行為をした時に、
罰が与えられるんじゃないかという、
そういう恐れみたいな感情を抱けると、
これまさに今後感情のそれですよね。
だから宗教性の高さというのが今後感情の発生頻度というか、
感じやすさにつながっているというのが、
主要な解釈、説明、メカニズムなのかなというふうに思います。
ここまで聞くと結構納得感があるというか、
確かにそうだよねって思って僕は読んだので、
とても面白い論文だなと思って見てました。
今回シンガポールでも同じような結果になっていて、
シンガポールすごく多民族というか、
日本の宗教的多様性
本当にキリスト教の方も多いだろうし、
イスラム教の方も多いだろうし、
あと仏教の方も多いだろうし、
すごく宗教的にも多様なところなので、
そこでデータを取るというのはずっと重要だなと思う一方で、
何かこれで東西というふうに言われても、
ややそうなのかなと思っちゃうというところがあります。
僕の後輩で、ここのボイシーでも一緒に対談してくれた林君とかって、
宗教の心理学をずっと3年くらい研究している方がいるんですけど、
彼とかはまさに日本的な曖昧な宗教性みたいなことに着目して研究しているので、
彼の研究とかも今後出てくるのがすごく楽しみだなと、
何かこういった曖昧さみたいなことがキーワードだと言っていたので、
この論文を読んだ瞬間に彼にも送ったんですけど、
また日本とか東アジアの国々でどういうふうな宗教性、
あとは今後感情、曖昧さみたいなことが検証されるかというのはすごく楽しみなところだなと思っています。
個人的な喜びと感謝
だから言いたいのはアメリカとシンガポールで出会ったけど、それだけじゃないよねということです。
日本とかはもっともっと今後感情を感じまくる国だなとも思うので、
自分も研究したいけどね、これ本当大好物のテーマなので出てみたいなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
じゅんぺいでした。心を込めて。
今日も雑談をしていきたいと思います。
もうあの論文の話聞けたらいいよという方はぜひ飛ばしてください。
いつもタラタラと話してしまってますが。
パスポートの件でちょっとへこんだって話はもう昨日したのでその話はいいと思う。
ちょっとね、やっぱり海外生活難しいなと思うからこける話が多いんですけど、
ポジティブな話もしたいなと思うんですよね。
最近僕ちょっと暗いですよね。暗くない?暗くないか。
すごくポジティブなニュースがあって、姉の子供が生まれました最近。
3日前ぐらい?2日前ぐらい?嬉しいですよね。
だから僕らの子供も今年の4月に生まれたから学年で言うと同い年。
日本の学校制度だとか同い年だし、別に学年とか関係なく同じぐらいの時期に
そのいとこがいるっていうのはすごく嬉しいなと思っています。
これで7人目になるのかな。
この兄弟、兄弟群というかなんて言ったらいいんだ。
いとこたちが帰るのが楽しみなんです。
それが一番楽しみかな。
いろんな人に会えるの楽しみだけど、
自慢の息子を早くいろんな人に見てもらいたいなと思っているし、
めでてもらいたいなと思っているし、
その中でも自分の兄弟とか、後は子供ですよね。
1個目1個と自分の子供が並んでいる姿を見たら、
もう何もいらないんじゃないかと思うと思うし、
姉のニュースを聞いただけでとても嬉しくなるような一日でしたね。
だから僕は昨日一昨日と凹んだって、
辛いって話を、悲しいって話をしてたんですけど、
その裏ではそんな良いこともあるし、そっちにだから目を向けたいですよね。
雑談ついでに別な雑談をするんですけど、
アンパン見ていて朝ドラの妻が好きな北村匠さんが出てるからなんですけど、
それだけじゃないか。明らかに今まで朝ドラとか見てなかったと思うから。
ネタバレってことじゃないんですけど、
ネタバレじゃない話は無理なので、
ちょっとだけネタバレあるんですけど、
戦争パートがあるんですよね。
最近その戦争パートが2,3週ぐらい続いてたのかな、もっとかな。
やっぱりその戦地での描写とか、戦地じゃなくても、
その当時の日本の生活とかが映されると、
なんて自分の悩みとかつらいって言ってることは贅沢なんだって思いますよね。
あったかい布団で寝れてるのとか、三食食べれてるのとか本当にありがたいなって思って見てました。
別にそれはアンパンの戦争のシーンとかフィクションの話って言ってはいるものの、
別に戦争とかって結構遠い世界のことのように全く思えないというか、
毎日のようにそういうニュース、あんまり見ないようにしてるんですけど、
見すぎると沈んでしまうから、そのあたりの情報の摂取量は気をつけないとなと思うんですけど、
そんなに遠くない国々でそういった争い事があるっていうのは昔だけの話じゃないなと思うから、
比べるのもあんまり良くないことかもしれないんですけど、
自分の今の生活とかのありがたさをかみしめるってことはとても重要なことなんじゃないのかなと思っているし、
さっきも言ったようにハッピーなこともたくさんあるなと思うので、
それを味わいたいなと思います。
はい、そんな感じ。