今回は実験をやっています。
心理学が専門というわけではないと思うんですけど、心理学の実験と似ているような手続かなと思いますので、
やっていることも簡単に紹介したいと思います。
どういう課題をしていたかというと、まずは大学生ですね、大学生対象に実験室で実験をするということをしています。
まず全体の流れとしては、やってもらうこととしては、これから企業家のプロフィールを読んで、
その人のための新しいビジネスアイデアを考えてくださいということを説明されます。
アダム・グラントとかこの研究者たちは、どちらかというとビジネス側、経営学の専門家、マネジメントの専門家であると思うので、
こういう企業家のビジネスアイデアを考えるみたいな実験の枠組みになっています。
実験室でパソコンの前に座って、その企業家のプロフィールをまず見るわけなんですけど、架空の企業家ですね。
名前、年齢とか趣味とか得意なこととか企業の状況とかが書かれている。
ここまではどの参加者も一緒なんですけど、その後の先延ばしをするかどうかというところが3条件に分かれています。
これどうやって操作したかというと、その人がその企業家ですね、架空の企業家が好きなYouTube動画のリンクをつけるということをしました。
そのYouTube動画の数とか、あとはクリックのしやすさ、別にYouTube動画は見ても見なくてもいいよという設定だったらしいんですけど、
先延ばしがすごく短い条件としてはもうYouTubeのリンクの存在感もすごく薄い。
だからその条件では見ない人が実際に多かったみたいなんですけど、という条件。
あとは一番多い条件で言うともうYouTubeリンクがデカデカと紹介されていて、かつその内容も魅力的な内容で時間も長い、数も多いというので、
その一番長い条件でその実験参加者が使った時間というのは大体10分ぐらい、8分から12分とかそれぐらい使ったそうです。
中ぐらいがその真ん中ぐらい、5分ぐらいの時間を使ったというところで、
最初にこういうことをこれからやってもらいますよとビジネスアイデアを考えてもらいますよということを宣言された後でちょっと時間を置く。
そのちょっと時間を置くのの置き具合が参加者によって違うよという、そういう実験になっています。
ある人はもう全く見ずに、文章はさらっと読むけどもせいぜい1分未満とかそれぐらいの時間ですぐにビジネスアイデアの生成に取り組む人たちもいれば、
中には10分以上指示を受けてから実際に自分がビジネスアイデアを出すまでに時間を要した人というのがいるというのがこの研究の面白いところです。
これ実験者側の工夫なんですけど、その先延ばしがアイデアの量とかに影響しているということを知られない方がいいわけですよ。
知られないためにこういう結構、10分時間を置いたり5分時間を置いたりってもっとやりようがありそうじゃないですか。
だけど今回はこのYouTubeの動画を見てもらうか見てもらわないか、見てもらうかどうかは実際にはその人の自由なんですけど、
見てもらいやすさを調整することによってその時間を操作するというところがとても実験者の工夫が出ているところだなと思います。
こういう割とライトなね、ビジネスサイドで考えたら大変かとは思うんですけど、でも自分にプレッシャーかかってないし、
サクッと考えようと思ったら考えられるわけじゃないですか。こういうパターンと人生かかってるような
プロポーザルの提案、何かをしないといけない、比較を出さないといけないみたいなときの締め切りと先延ばしみたいなこととは状況が違うと思うので、
なかなかわからない、一般がどこまでできるかというところではあるんですけど、一つ逆有事ですよね、言ったら。
全然先延ばししないのもダメだし、めちゃくちゃ先延ばしするのも良くない、中程度がいいんだということが一つ面白いところだなと思います。
今回ね、研究校一つしか紹介できないんですけど、実は論文では他の研究、
実際の大学生だけじゃなくて、実際の会社で働いている方とかのデータを取ったりしていて、結構興味深い結果になっているなと思うので、
でもそのおよそ逆有事というところは一貫していたようなので、そこそこがいいんじゃないのかなというところは、ある程度の角度を持って言えることかなというふうには思っています。
結構やらないといけないことが多い人が多いと思うので、参考に少しでもなれば嬉しいなと思っています。
タイムマネジメントは確かに大事だと思いますが、これすらもマネジメントしちゃえばいいのか、そういうタイムマネジメントという言葉は最強ですね。
ただただ仕事が生まれて、それをすぐこなすということだけがいいことじゃないということは、ぜひ覚えておいていただけるといいんじゃないかなと思います。
インキュベーションという言葉でそれを紹介しました。眠らせる、温めておく時期を作るということです。
はい、そんな感じかな。最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。
じんぺいでした。心を込めて。はい、雑談をしたいと思います。
昨日、普通にボイシーの更新を、ボイシーというかボートキャストの更新を休んでしまいまして、失礼しました。
ケヌンとボンに行ってきました。2泊3日の予定だったんですけど、ちょっと体調があまり良くなかったので、急遽電車とホテルをキャンセルして、1泊2日にして、1日で良くなったので行ってきました。
良くなるのが早くて本当に良かったんですけど、そこでね、これまた詳しくしゃべれたらと思うんですけど、
池原のアーティストの金子さんという方にお会いしてきて、ゆっくりとお話を聞かせていただいて、とてもそれが楽しかったし勉強になった。
池原の奥深さというものの、奥深さを感じられるほど時間をかけてるわけじゃないですけど、
でもその一端には触れられたかなと思いますし、ああいうアーティストの方がドイツで活躍されてるってことがとても誇らしいなと嬉しいなと思いましたし、
ドイツにいる間に自分は研究者として、金子さんは池原のアーティストとして、一緒にコラボで研究とかできたらすごい嬉しいなというふうに、
そういう一緒に仕事したいなという思いを強くするような、そんな時間でございました。
あとはケルンはね、ハンブルクほどではないんですけど、大きい歳でクリスマスマーケットに行ってきたりとか、それだけかとかって言ったけど、
ほんと割と時間がない中で弾丸で行ってきたという感じですね。
電車だと5時間くらい、結局ドイツの鉄道はいつも遅れるので、4時間台で行けると思ってたのが5時間くらいかかったんですけど、
でも帰ってこれてよかったかな、むすこが今7ヶ月くらいなんですけど、
自分は割といろんなところに行ったりとか、その時にも一緒に行こうっていうことが多いので、
多分7ヶ月、赤ちゃん界隈ではだいぶ外に行くのに慣れてると思うんですけど、
歩けるというかハイハイできるようになったりとか、つかまり立ちできるようになって、
5時間とか同じ椅子に座っているのが退屈に感じてるんじゃないかなって思うようになってきて、
それはまた新しいフェーズだなと思って、何か対策を考えたいなと思います。
できることも少ないけどね。
ご飯食べれるようになって、電車とかで離任食を食べさせたりとかは、
いい時間の使い方だな、過ごし方だなと思うんですけど、退屈してそうだなと途中思っている。
車窓の外見せたりとか、赤ちゃんはドイツだとめちゃくちゃ声かけられるので、
隣の席のおばさんがめちゃ可愛がってくれて、その時間も楽しかったんですけど、
でもちょっとそれだけじゃ間が持たなくなってきた。
多分足使って自分で動きたいんだろうなって思いました。
そんな週末でございました。
また、生き花の話とかで面白いと思ったこととかをシェアしたいなと思っています。
ありがとうございました。