コンパッションの重要性
おはようございます。心理学者のじんぺーです。本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。
今日のテーマはコンパッションです。 先日コメント返しをしていたときに、ボラスさんだったかな、コメントいただいていて、コンパッションという言葉が出ていたと思うんですけど、
慈悲のことですね。これについて今日お話をしてみたいなと思います。メタ分析なので結構まとまったデータ、大きなサンプルを元にした研究結果になっていますので、
少し信頼性の高い結果かなというふうには思います。
本題に入る前にお知らせをさせていただきたいんですけども、
対談が今週もありまして、
28日だった気がする。
28日って金曜日ですか? 金曜日ですよね。28日の
こっちが日だから、夜10時。結構遅いですね。
山ちゃんと対談します。 今、支援者ケアの
クラウドファンディングをしていて、コーチングをする人とか、カウンセリングする人とかもそうなんですけど、そういうケアをする側の人たちへのケアっていうことが
非常に軽視されているというか、あまりそこまで頭が回ってないと思うんですよね。
そこに注目してというか、そこの問題を解決するために動いていらっしゃる方々がいるんですけど、
山ちゃんもその一人ということで、お話を聞いてみたいなと思って、今回対談をさせてもらうことになりました。
ぜひ遊びに来てもらえると嬉しいです。 あとちょっとちゃんと言えてなかったんですけど、
先週またインタビューの記事が出ております。 エナゴさんといって、学術系の翻訳サービスとか、あとは英文構成のサービスをされている
エナゴさんという会社があるんですけど、そこの記事ですね、結構文字数多く書面回答みたいな感じだったので、
すごい自分の書きたいことをつらつらと書かせていただいて、質問に答えていく形式なので、結構面白いんじゃないかなというふうに思ってますので、
ぜひ読んでみてください。概要欄に貼っておきます。 あと山ちゃんのやっているクラウドファンディングのことも概要欄に貼っておこうと思いますので、
ぜひ今のうちにチェックして、面白そうだなと思ったら、ぜひ本人の話を聞きに来てもらえれば嬉しいなと思います。
研究の方法と介入
では本題、コンパッションの論文に移りたいと思います。 今回の論文、先ほども言ったようにメタ分析の論文なので、
たくさんの研究がまとまっているものになります。 56件の実験、実験だけじゃないかな、
研究。 総サンプル数が6391名だそうなので、結構大きいサンプルかなと思います。
この人たちにコンパッションの介入をする、かもしくは何もしない、か他のカウンセリングとか介入の仕方をする、これ結構重要なところで、
せっかくなので紹介しようかな。 パッシブコントロールとアクティブコントロールというんですけど、コントロールというのは実験群、
何か自分が調べたいものがある、今回で言えばコンパッションの効果が調べたいとなった時に、介入をする群が実験群です。
そうじゃない群を統制群とかコントロール群と言ったりするんですけど、そのコントロールの中にもいくつか種類があって、
パッシブコントロールというのは何もしない群って感じになります。今回で言うとコンパッションの介入をするのが実験群、
パッシブコントロールだとすると何もしない人たちを比べるみたいな感じです。 さらにアクティブコントロールというのは何かをする。
コンパッションの介入じゃないんだけども、何かちょっと似たようなことをする。 例えばコンパッションのことが全く出てこないカウンセリングをするみたいな感じのことが
アクティブコントロールになっていて、想像してもらったらわかるかもしれないんですが、 アクティブコントロールに勝つ方が難しいって感じですよね。
パッシブコントロール、何もしてないコントロールのところに勝つのは結構できなくはない。 何もしてないよりは何かした方がいいわけだから、
それコンパッションもその一つだよねっていうなるだけの可能性があるんですけど、 コンパッションとさらに従来のカウンセリングとか
自己ケア方法を比べて、それでもコンパッションの方が高いってなったら、 それ結構強いじゃないですかっていう、そういう比べ方にもいろいろあるんですけど、
今回はごちゃまずになってますということです。 比べます。どの研究でもちょっとやり方が違いのコンパッションの介入をしている。
具体例があった方がいいと思うので、それも論文内から紹介するんですけど、 例えば、セルフコンパッションに関する教育を行うということ。
セルフコンパッションというのはこういうものであると。 例えば、自己批判とは何かみたいなことを一緒に考えたりとか、
自分で自分を批判しちゃうということあるじゃないですか。 それにまず気づくということが大事であるということを教育したりとか、
あとは共感とか優しいというものの意味を一緒に考えさせる。 思いやりは弱さではなくて、回復力、レジリエンスの源であるということを教育したりすることによって、
確かにこの考え方が変わっていくだろうということがあり得ると。 こういうこともあるし、あとはもうちょっとワーク形式のものもあって、
セルフコンパッションレターというのがあるみたいです。 これは手順がまず自分、まず自己批判からありますね。
これも自己批判とか、あと苦しみを感じた、最近苦しみを感じたなと思うことを思い出すと。 結構これ苦しいですよね、思い出す。
次に理想的な他者、思いやりのある友人とか、他者というものから自分への手紙を書くということをしてもらうと。
そこには共感とか理解とか、自分への励ましとか、共通の人間性の協調とか、いうことを書いてもらうことによって
効果があるんじゃないか、みたいな。このいいですよね、手紙を書いてもらって、なかなか面白い介入方法だなと思って見ていたんですけど、そういうことをしたり。
あとは瞑想チックなこと、慈悲の瞑想というのがあったりするんですよ。 自分が幸せでありますようにとか、苦しみから解放されますようにといったフレーズを
どんどん自分、他者、そして全ての存在へと広げていく、みたいなことをする慈悲の瞑想というのがあるんですけど、
こういうことをしてもらうと。56件の研究があると言ったんですけど、それぞれやっていることは違うと思うんですけど、
おおよそセルフコンパッション、自分に慈悲の目を向けるということでは共通しているのかなと思います。
結果いきましょうかね。結果は想像通りと言ってはあれなんですが、ポジティブですね。ポジティブな結果になりましたと。
うつ症状が小から中程度軽減するの効果があった。 不安も軽減する。ストレスも軽減する。全部ですね。
オールオッケーって感じで、全て軽減する。ネガティブな気分とか感情とか態度というのが
和らぐよということです。かつフォローアップの結果も比較していて、これは
その直後にやるよりやっぱり小さくなってしまうんですけど、うつ症状に関してはフォローアップの結果も持続していたということとか、
不安に関してはほぼ消失したと書いてますね。みたいな感じで、ちょっと数週間後にもう一回撮ってみるというところで、
続いているというのもこのセルフコンパッションの効果としてあるんじゃないかということです。
効果と結果
最初にアクティブコントロール、パッシブコントロールというのを説明したんですけど、やはりアクティブコントロール、他の介入とか治療法と比べるときに効果の大きさというのは小さかった。
でもそれでもセルフコンパッションの介入効果は依然として優位に認められるということだと思います。
パッシブコントロール、何もしない、待機していたとか治療がないという群と比べると効果がより大きくなったということです。
最初に紹介した通り、何かする群と比べるほうがより難しいというところと関係しているかなと思います。
そんな感じです。おおむねポジティブかなというところでございました。
というわけで、今日はセルフコンパッションのメタ分析を紹介させていただきました。
奥が深いことがあって、フィア・オブ・コンパッションという研究領域があるんですよ。
コンパッションへの恐れみたいな概念で、慈悲の気持ちが持てない自分を恐れてしまうとか、他にもいろいろ概念の構造があるんですけど、
そういう研究も結構盛んにされていて、それはそれで一つ面白いですよね。
慈悲の気持ちが全く持てないとか、持てない自分をむしろ嫌いになっちゃうみたいなことが
コンパッションの逆効果として言われていたりする時があったりするので、
単純じゃないよなというのは思ったりはします。これからも勉強していきたいなと思います。
もし興味があればコンパッションの介入方法、いろんなアプリもそうだし、
ウェブ上でも解説とか簡単に導入する方法とか、もちろんプロのカウンセリングとか受けるということもあり得ると思うんですけど、
一つこういうものもあるよというのを覚えておいてもらえるといいんじゃないかなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。
音楽による心の影響
仁平でした。心を込めて。
最後1分だけ雑談をします。
最近レコードを買いました。レコードってレコードです。
ずっと日本にいた時から欲しくて、レコードを再生する機会はないけどレコードは何枚か買うみたいな。
最近、別にレコードに関してだけじゃないんですけど、
古いものというか、ちょっと懐かしい世代への憧れみたいな感情ってあるじゃないですか。
ノスタレジアみたいな話なのかもしれないんですけど、
それでレコードを出すっていうアーティストが結構いるんですよね。
日本のアーティストもそうですし、海外のアーティストもずっとそうなのかな。
こっちに来て、いいタイミングだなと思って買いました。
というのも、いろんな理由があるんですけど、
まず英語をもっと流している環境を作りたいなと思っていて、
だけど、YouTubeとかで流すと、やっぱりどうしても日本の音楽を聴きたくなっちゃったりとか、
他の方に注意が行ったりするので、
自分が気に入っている音楽とかを絶対流す環境を作るっていうのがいいのかなと思うし、
あと子供が一緒に生活するってなった時に、
英語の音楽と一緒に育っていったら楽しそうだなと思って。
自分の趣味とかを押し付けるつもりはさらさらないんですけど、
でも一緒に音楽を楽しめる環境を、
スマホから流すより良さそうじゃないですか。
あんまり変わらないけど、気持ち的には思ったりしました。
田中圭子さんが最近プレミアムだったかもしれない。
やっぱり英語の歌を聴くっていうことは良いんだと。
何が良いかというと、プレミアムだったら申し訳ないですけど、
多分多いによくおっしゃっていることなんですけど、
リズムが英語って独特というか、日本語と大きく違うところだと思うんですよ。
それを身に付けるには、英語の歌を聴くっていうのは、
しかも楽しく学べるから良いんじゃないかという話をされていたので、
そうしていました。
パートナーがディズニーが好きなので、
あと僕はM.R.Watsonが好きなので、
美女と野獣の実写版の方のレコードを買って、
あと昨日コールドプレイの結構新しめのレコードが届いたんですけど、
なんと聴けなかったんですよね。
早速レコードの洗礼を受けてるんですけど。
中古で買ったのが悪かったのはそうなんですけど、
全然聴けるよっていう。
Amazonって中古でもとても良い状態とか、
普通とかってランクがあるじゃないですか。
全然とても良い状態みたいな感じだったので、
これだったら聴けるだろうと思って買ったんですけど、
聴けなくはないけど、めっちゃ音飛びしたりとか雑音入ったりして、
これ厳しいなと思ったので返品手続きをしました。
なかなかこういうのもSpotifyとかYouTubeで聞いてるところだけじゃ出会えない。
不便そうなのかなと思って、こういうのを味わっていきたいなというのも思っていたりします。
あとBeatlesとCarpentersもこれも注文したかな。
聴けれることを祈るばかりなんですけど。
そういう王道ですよね、コールドプレイもそうだし、
その辺りあんまり日に洋楽詳しくないので、
そういう王道の音楽をとりあえず聴きたいなという風に思っています。
